JPH0628138Y2 - 人体のつぼや痛みのある部位などに皮接して使用する皮接治療具 - Google Patents

人体のつぼや痛みのある部位などに皮接して使用する皮接治療具

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JPH0628138Y2
JPH0628138Y2 JP1990020526U JP2052690U JPH0628138Y2 JP H0628138 Y2 JPH0628138 Y2 JP H0628138Y2 JP 1990020526 U JP1990020526 U JP 1990020526U JP 2052690 U JP2052690 U JP 2052690U JP H0628138 Y2 JPH0628138 Y2 JP H0628138Y2
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芳郎 永野
剛志 松尾
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剛志 松尾
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は人の肩こり、腰痛等の軽減或いは治癒を図るた
め、人体のつぼや痛みのある部位等の皮膚に、絆創こう
などにより固定して使用する皮接治療具に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来より、磁石粒を筋肉痛などの部位に皮接固定してそ
の部位に磁力線を作用させることにより筋肉痛を柔らげ
るようにした器具が実用に供されている。
一方、磁力線の代わりに筋肉痛などの部位に電流を流し
てその痛みの症状を解消する治療装置も知られている。
電流を筋肉痛などの部位に流す治療装置としては、高,
低周波治療機が知られているが、この治療装置は高,低
周波発生装置と2個の独立した電極が不可欠で、しか
も、携帯に不便であるため、手軽に何時でも何処ででも
利用できないという難がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、磁力線を利用せずに微弱電流を利用するが、
治療具全体の大きさを人体に貼付できるタイプに構成
し、従来の電気治療装置にある不便さのない治療具を提
供することをその課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決することを目的としてなされた本考案の
構成は、略板状と膨出盤状をなすように形成した夫々の
持つ電位差が異なる2種類の金属材を、前記膨出盤状の
金属材の上に積層状態で導電接合すると共に、接合状態
の両金属が外部に露出した側を、絶縁材を設けることに
より、前記両金属の露出面積に差を付けた皮接面に形成
して成り、前記皮接面を人体の皮膚に貼着により当接さ
せて用いることにしたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案は、一体的に導電接合された2種類の異種金属の
皮接面積が異なることによって生じる温度差により、こ
れら異種金属の端部皮接面間に発生する微弱電流を筋肉
痛などの痛みのある部位に流すことができる。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図に拠り説明する。
第1図は、周縁に起立したフランジ1aを設け全体を皿状
に形成したA金属1の表面に、それより小径のB金属2
を中高2aに形成して、その底面を上記A金属1の腹側に
溶接又は圧接乃至は導電接着剤によって導電接合し、B
金属の外周縁とA金属のフランジ1aの内周縁の間に、合
成樹脂,セラミック、或はガラス質等による絶縁材3を
埋設し、A金属1のフランジ1aの前端面の面積を、B金
属の中高2aの外表面の面積より小さく形成して、これら
の面を皮接面に形成した本考案皮接治療具の一例の正断
面図、第2図はその平面図である。上記A金属1の裏面
(底面の外面)は非皮接面である。
ここで、A,B両金属1,2には、人の皮膚に直接接触
しても害を与えることのない、金,白金,銀,パラジウ
ム,亜鉛,錫などの金属又はこれらの合金、そのほか歯
科の分野で使用され安全性が確認されている金属又はそ
の合金、或は、シリコン,ゲルマニウム等の半導体、若
しくは化合物半導体などを本考案における金属として用
いる。
また、A,B両金属1,2には、それぞれの持つ電位の
差が大きいものが組合せとなるようにして用いる。
尚、絶縁材3も、人体に悪影響のないものであること勿
論であり、その絶縁性は、電気及び熱についてのもので
ある。
上記のように構成した第1図,第2図に示した本考案皮
接治療具を、B金属2における中高2aの側を、人のつぼ
や筋肉痛の部位に当て、非皮接面、即ちA金属1の裏面
側に例えば、絆創こうなどを当てがい人体に止めてやる
と、両金属1,2は人の膚に触れる皮接面(A金属1の
フランジ1aの前端面とB金属の中高2aの外表面)の面積
に差異があるため、両金属1,2に人体から伝導される
熱量に差異が生じ、この結果、両金属1,2間に温度差
が生じる。
この温度差により、両金属1,2の皮接面側における端
部間に電位差が発生するが、この電位差は両金属1,2
間で電子が移動し、この電子の移動によって両金属1,
2の端部間において人体の皮膚を通して微弱な電流を流
し、この電流が人体のつぼ或は痛みの部位に作用して鎮
痛乃至は消炎効果があるものである。尚、B金属2はそ
の中高2aにより指圧効果もある。
上述の本考案治療具は、両金属1,2の皮接面(フラン
ジ1aの前面と中高2aの表面)を通して人体から伝導され
る熱量の差により異種金属の端部間に微弱電流を通じさ
せるものであるが、長時間体に貼着したままで上記作用
を維持させるため、第3図,第4図、及び、第11図,第
12図に示す構造とすることができ、これらは第1図及び
第2図に示すものと同様に指圧効果も発揮させることが
できる。
而して、第3図,第4図に示すものは、本考案治療具の
別例であり、図において31は底部に透孔31bをあけると
共に、上面外周を取付フランジ31aに形成した合成樹脂
やセラミック等による熱及び電気絶縁体による平面円形
状のケースで、縦幅が上記透孔31bの径と同等に形成さ
れた矩形状のA金属11と、該金属11の上面に、上面を中
高21aの円盤状に形成して前記A金属11に溶接又は圧接
若しくは導電接着したB金属21とから形成してあり、A
金属11の露出した前面とB金属21の中高21aが、面積に
差がある皮接面であり、また、A金属11の透孔31bから
露出した裏面が非皮接面である。
第5図乃至第7図に示す治療具は、同一形態のA金属12
とB金属22とを、上記の本考案の実施例のもののように
積層させず、皿状に形成した絶縁材によるケース32上で
突合せて導電接合すると共に、両金属A,Bの外側をケ
ース32のフランジ32aに沿って立上げて両金属A,Bの
外面と立上げ部12a,22aとを皮接面としたものである。
この治療具は、両金属A,Bの皮接面の面積に差異はな
いが、第5図乃至第7図に示したように、A金属12の裏
面に対応したケース32に放熱孔32bを設けてあるので、
皮接面に差を付けた本考案の前記実施例の治療具とほぼ
同様の作用が得られる。なお、両金属12,22が略矩形で
あるのは、それらの加工性と材料節減を図ったからであ
るが、ケース32の内形に則した形でもよい。
第8図乃至第10図に示すものは、前記第5図乃至第7図
に示した治療具に於て、A金属13を大きく形成すると共
に、B金属23を、裏面に放熱孔33bを設けて形成したケ
ース33のフランジ33aに沿って立設した小形のものとす
る一方、該ケース33の上面に、セラミック,合成樹脂、
或は、ガラス等の無機質材によって凸状の膨出体4を形
成し、且つ、ケース33内において該膨出体4の周縁を適
宜の熱,電気絶縁材5で固めて形成した治療具で、第5
図乃至第7図に示した治療具の効能のほか上記膨出部4
により指圧効果も併せて発揮する。
第11図,第12図は本考案治療具の別の例にしたもので、
図の治療具は、A金属14をケース34の上面に全面的に設
ける一方、該A金属14の上面側に設けられる無機質材に
よる膨出体41をB金属24で被覆し、これらA,B両金属
14,24を両者の対向面で導電接合して形成したものであ
る。この実施例で、A金属14の皮接面はその立上り部14
aの前端面、B金属24の皮接面は膨出した外表面の大半
であるから、両金属14,24の皮接面には大きな面積差が
ある。
この例において、A,B両金属14,24は、それぞれケー
ス34の上面側と、膨出体41とにメッキ,ペースト焼付に
より形成したり、箔状のものを張設して形成してもよ
い。34aはケースのフランジである。
以上の実施例に於て、A,B両金属は、両者の皮接面を
形成する面積に差異を付けて導電接合して形成し、必要
に応じて前記構成に加え皮接面積の小さい側の金属の裏
面が外気に触れることができるように形成することによ
り、両金属に人体から伝わる熱に差が付き易いようにし
てある。
上述のように構成される本考案治療具は、全体の外径を
約7mm前後、厚さを約2.5〜3mmに形成し、これを人体
に固定するため上記治療具より大径の貼着用の絆創こう
が付属される。
而して、本考案治療具は、人体のつぼ等にその皮接面を
当接させて固定することにより、導電接合された異種金
属の当該導電接合部から離れ且つ人体に接している部分
の間に、前記両金属の皮接面積の差によって人体から伝
導される熱量に差が生じるので、これによって微弱な電
流が流れ、従って、2つの金属の皮接部を電極とする微
弱電流の刺激作用或は鎮静作用によって、人体の神経や
筋の疼痛や麻痺を軽減,治癒する作用があるものであ
る。
実際に、第1図々示の形態のものを、A金属1に亜鉛、
B金属2にゲルマニウムを使用して製作し、肩こりと腰
痛を訴える複数の者において、痛みを感じる部分に皮接
固定して試作してみたところ、これらの痛みを軽減乃至
は治癒させる効果が得られた。
〔考案の効果〕
本考案は以上の通りであって、電位差が異なる2種類の
異質金属を一体的に導電接合すると共に、この導電接合
部から離れた部位を面積の異なる皮接面に形成し、皮接
面側が人体から吸収する熱量をそれぞれ両金属において
異ならしめて熱起電力を生ぜしめるようにしたので、微
弱ながらも従来の皮接治療具と比べ大きな電流を人体に
流すことができる また、本考案治療具は、その皮接面が人体の皮膚に貼着
されて用いられるから、継続的に人体に微弱電流を流す
ことができる。
従って、本考案治療具は、筋肉痛などの痛み炎症を軽
減,治癒する治療具として有用であることは勿論、構造
が至って簡潔であるから、容易且つ低廉に作製,提供す
ることができるので産業上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案治療具の一例の正断面図、第2図はその
平面図、第3図は本考案治療具の別例の正断面図、第4
図はその平面図、第5図は本考案治療具に類似した構造
の治療具の一例の正断面図、第6図はその平面図、第7
図はその裏面図、第8図は第5図〜第7図に示した治療
具の別例の治療具の正断面図、第9図はその平面図、第
10図はその裏面図、第11図は本考案治療具の他の例の正
断面図、第12図はその平面図である。 1,11,12,13,14……A金属、2,21,22,23,24…
…B金属、3,5……絶縁材、31,32,33,34……絶縁
体によるケース、31b,32b,33b……放熱孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−216067(JP,A) 特開 昭55−26960(JP,A) 実開 昭60−7835(JP,U) 実公 昭25−10778(JP,Y1) 実公 昭58−4494(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略板状と膨出盤状をなすように形成した夫
    々の持つ電位差が異なる2種類の金属材を、前記膨出盤
    状の金属材を板状金属材の上に積層状態で導電接合する
    と共に、接合状態の両金属が外部に露出した側を、絶縁
    材を設けることにより、前記両金属の露出面積に差を付
    けた皮接面に形成して成り、前記皮接面を人体の皮膚に
    貼着により当接させて用いるようにしたことを特徴とす
    る人体のつぼや痛みのある部位に皮接して使用する皮接
    治療具。
JP1990020526U 1990-03-02 1990-03-02 人体のつぼや痛みのある部位などに皮接して使用する皮接治療具 Expired - Lifetime JPH0628138Y2 (ja)

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