JPH06281374A - ピンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法 - Google Patents
ピンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法Info
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- JPH06281374A JPH06281374A JP9188293A JP9188293A JPH06281374A JP H06281374 A JPH06281374 A JP H06281374A JP 9188293 A JP9188293 A JP 9188293A JP 9188293 A JP9188293 A JP 9188293A JP H06281374 A JPH06281374 A JP H06281374A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/124—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and being formed of pins
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 正確なピッチのピンフイン型熱交換器ユニッ
トを安価に製造することができる、ピンフイン型熱交換
器ユニットの製造方法を提供する。 【構成】 ピンフイン群10、10、…が形成されてい
る放熱部2、2、…と、放熱部2、2、…の上下端部か
ら互いに離間する方向に延在している第1、2の脚部
3、4を一体的に形成する。そして第1、2の脚部3、
4の先端部7、8を互いに当接させてピンフイン型熱交
換器ユニットUを得る。そして該ユニットUの第1、2
の脚部3、4に熱媒体が流れるチューブ、ピートパイプ
の凝縮部、被冷却体を取り付けるためのベース等を取り
付ける。
トを安価に製造することができる、ピンフイン型熱交換
器ユニットの製造方法を提供する。 【構成】 ピンフイン群10、10、…が形成されてい
る放熱部2、2、…と、放熱部2、2、…の上下端部か
ら互いに離間する方向に延在している第1、2の脚部
3、4を一体的に形成する。そして第1、2の脚部3、
4の先端部7、8を互いに当接させてピンフイン型熱交
換器ユニットUを得る。そして該ユニットUの第1、2
の脚部3、4に熱媒体が流れるチューブ、ピートパイプ
の凝縮部、被冷却体を取り付けるためのベース等を取り
付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピンフイン群が形成さ
れている放熱部が、前記ピンフイン群が略平行になるよ
うに所定のピッチに配置され、該放熱部の上部あるいは
上下部に熱媒体が流れるチューブ、被冷却体を取り付け
るためのベース等が取り付けられるようになっているピ
ンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法に関す
るものである。
れている放熱部が、前記ピンフイン群が略平行になるよ
うに所定のピッチに配置され、該放熱部の上部あるいは
上下部に熱媒体が流れるチューブ、被冷却体を取り付け
るためのベース等が取り付けられるようになっているピ
ンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】放熱部に形成されているフインが針群す
なわちピン群から構成されている、いわゆるピンフイン
型熱交換器は、例えば実公昭63ー2788号により提
案されている。ピンフイン型熱交換器は、上記公報に記
載されているように、ピンフインが形成されている放熱
部と、偏平管とから構成されている。偏平管はその面が
平行になるように蛇行状に曲げられている。そして蛇行
状に曲げられた偏平管の間に、同様に蛇行状に曲げられ
た放熱部が挿入され、そして放熱部の上下端部に一体的
に設けられているへり部と偏平管が接合されて、ピンフ
イン型熱交換器が形成されている。したがって、偏平管
に例えば冷媒を流し、ピンフイン間に空気を流し両者の
間で熱交換することができる。
なわちピン群から構成されている、いわゆるピンフイン
型熱交換器は、例えば実公昭63ー2788号により提
案されている。ピンフイン型熱交換器は、上記公報に記
載されているように、ピンフインが形成されている放熱
部と、偏平管とから構成されている。偏平管はその面が
平行になるように蛇行状に曲げられている。そして蛇行
状に曲げられた偏平管の間に、同様に蛇行状に曲げられ
た放熱部が挿入され、そして放熱部の上下端部に一体的
に設けられているへり部と偏平管が接合されて、ピンフ
イン型熱交換器が形成されている。したがって、偏平管
に例えば冷媒を流し、ピンフイン間に空気を流し両者の
間で熱交換することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ピンフイン型熱交換器
のピンの径は、上記の公報にも記載されているように、
例えば0.3mm程度と極めて小さく、ピン群として構
成されている。そしてピン群が形成されている放熱部
は、蛇行状に曲げられ放熱部と放熱部との間隔すなわち
放熱部のピッチも、例えば1mm程度と小さいものとな
っている。このように、ピンフイン型熱交換器は、フイ
ンが極細線で群として形成され、放熱部のピッチも小さ
いので、熱交換器としての性能は高い。しかしながら、
ピンフイン型熱交換器は製造工程効率が悪いという欠点
がある。また放熱部のピッチが正確な熱交換器は得られ
にくいという欠点もある。さらに詳しく説明すると、ピ
ンフイン型熱交換器の放熱部のピッチは小さいので、前
述の公報にはどのようにして放熱部のピッチを得るか明
示されていないが、一般に、ピンフインが形成されてい
る放熱部を蛇行状に曲げ、曲げられた放熱部と放熱部と
の間に所定厚さのスペーサを介在させ、そして例えば偏
平管にその上下端部を接合して所定ピッチのピンフイン
型熱交換器を得ている。
のピンの径は、上記の公報にも記載されているように、
例えば0.3mm程度と極めて小さく、ピン群として構
成されている。そしてピン群が形成されている放熱部
は、蛇行状に曲げられ放熱部と放熱部との間隔すなわち
放熱部のピッチも、例えば1mm程度と小さいものとな
っている。このように、ピンフイン型熱交換器は、フイ
ンが極細線で群として形成され、放熱部のピッチも小さ
いので、熱交換器としての性能は高い。しかしながら、
ピンフイン型熱交換器は製造工程効率が悪いという欠点
がある。また放熱部のピッチが正確な熱交換器は得られ
にくいという欠点もある。さらに詳しく説明すると、ピ
ンフイン型熱交換器の放熱部のピッチは小さいので、前
述の公報にはどのようにして放熱部のピッチを得るか明
示されていないが、一般に、ピンフインが形成されてい
る放熱部を蛇行状に曲げ、曲げられた放熱部と放熱部と
の間に所定厚さのスペーサを介在させ、そして例えば偏
平管にその上下端部を接合して所定ピッチのピンフイン
型熱交換器を得ている。
【0004】このように、従来の製法によると所定厚さ
のスペーサを用意し、そして蛇行状に曲げた放熱部と放
熱部との間に挿入保持してから接合しなければならない
ので、スペーサすなわち部品数が増えコスト高になる欠
点がある。またスペーサを挿入保持し、接合後取り出す
工程数が増え、さらにコスト高になる。スペーサを使用
すると、コスト高になるので、単なる治具などを使用し
て接合すると、放熱部のピッチは1mm程度と小さいの
で、正確なピッチのピンフイン型熱交換器は、得られな
くなる。ピンフインの径に比較して放熱部のピッチが大
きすぎると、熱交換媒体である例えば空気が素通りし、
これに対し狭いと、空気の流れ抵抗が大きくなり、所定
の熱交換量が得られなくなる。したがって本発明は、ピ
ンフインが形成されている放熱部のピッチが正確なピン
フイン型熱交換器ユニットを提供することを目的とし、
また正確なピッチのピンフイン型熱交換器ユニットを安
価に製造することができるピンフイン型熱交換器ユニッ
トの製造方法を提供することを目的としている。
のスペーサを用意し、そして蛇行状に曲げた放熱部と放
熱部との間に挿入保持してから接合しなければならない
ので、スペーサすなわち部品数が増えコスト高になる欠
点がある。またスペーサを挿入保持し、接合後取り出す
工程数が増え、さらにコスト高になる。スペーサを使用
すると、コスト高になるので、単なる治具などを使用し
て接合すると、放熱部のピッチは1mm程度と小さいの
で、正確なピッチのピンフイン型熱交換器は、得られな
くなる。ピンフインの径に比較して放熱部のピッチが大
きすぎると、熱交換媒体である例えば空気が素通りし、
これに対し狭いと、空気の流れ抵抗が大きくなり、所定
の熱交換量が得られなくなる。したがって本発明は、ピ
ンフインが形成されている放熱部のピッチが正確なピン
フイン型熱交換器ユニットを提供することを目的とし、
また正確なピッチのピンフイン型熱交換器ユニットを安
価に製造することができるピンフイン型熱交換器ユニッ
トの製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のピンフイン型熱交換器ユニットに関
する発明は、ピンフイン群が形成されている放熱部が、
前記ピンフイン群が略平行になるように所定のピッチに
配置され、該放熱部の上部あるいは上下部に熱媒体が流
れるチューブ、ピートパイプの凝縮部、被冷却体を取り
付けるためのベース等が取り付けられるようになってい
る熱交換器ユニットであって、該熱交換器ユニットは、
前記放熱部の上下端部から直角に互いに離間する方向に
延在している所定幅の脚部を一体的に備え、該脚部の先
端部が互いに当接されて、前記放熱部が所定のピッチに
なるように構成される。請求項2記載の発明は、所定長
さの帯状の放熱部を、該放熱部の上下の両端部から直角
に互いに離間する方向に延在した脚部と一体的に押し出
し成形、シート材の曲げ加工等により成形する素材加工
工程と、前記素材加工工程で得られた放熱部に長さ方向
に対して横切る方向にピンフイン群を打ち抜き加工等に
より形成するピンフイン形成工程と、前記ピンフイン形
成工程でピンフイン群が形成された放熱部を脚部と共に
蛇行状に曲げて、前記脚部の先端部を互いに当接させる
曲げ加工工程とから構成される。そして請求項3記載の
発明は、所定長さの帯状のシート材の幅方向の略中央部
に、長さ方向に対して横切る方向にピンフイン群を打ち
抜き加工等により放熱部を形成する放熱部形成工程と、
前記放熱部形成工程で得られた放熱部の上下の両端部に
互いに離間する方向に直角に延在した脚部を曲げ加工等
により成形する脚部形成工程と、前記放熱部形成工程で
ピンフイン群が形成された放熱部を、前記脚部形成工程
で得られた脚部と共に蛇行状に曲げて、前記脚部の先端
部を互いに当接させる曲げ加工工程とから構成される。
に、請求項1記載のピンフイン型熱交換器ユニットに関
する発明は、ピンフイン群が形成されている放熱部が、
前記ピンフイン群が略平行になるように所定のピッチに
配置され、該放熱部の上部あるいは上下部に熱媒体が流
れるチューブ、ピートパイプの凝縮部、被冷却体を取り
付けるためのベース等が取り付けられるようになってい
る熱交換器ユニットであって、該熱交換器ユニットは、
前記放熱部の上下端部から直角に互いに離間する方向に
延在している所定幅の脚部を一体的に備え、該脚部の先
端部が互いに当接されて、前記放熱部が所定のピッチに
なるように構成される。請求項2記載の発明は、所定長
さの帯状の放熱部を、該放熱部の上下の両端部から直角
に互いに離間する方向に延在した脚部と一体的に押し出
し成形、シート材の曲げ加工等により成形する素材加工
工程と、前記素材加工工程で得られた放熱部に長さ方向
に対して横切る方向にピンフイン群を打ち抜き加工等に
より形成するピンフイン形成工程と、前記ピンフイン形
成工程でピンフイン群が形成された放熱部を脚部と共に
蛇行状に曲げて、前記脚部の先端部を互いに当接させる
曲げ加工工程とから構成される。そして請求項3記載の
発明は、所定長さの帯状のシート材の幅方向の略中央部
に、長さ方向に対して横切る方向にピンフイン群を打ち
抜き加工等により放熱部を形成する放熱部形成工程と、
前記放熱部形成工程で得られた放熱部の上下の両端部に
互いに離間する方向に直角に延在した脚部を曲げ加工等
により成形する脚部形成工程と、前記放熱部形成工程で
ピンフイン群が形成された放熱部を、前記脚部形成工程
で得られた脚部と共に蛇行状に曲げて、前記脚部の先端
部を互いに当接させる曲げ加工工程とから構成される。
【0006】
【作用】請求項1記載のピンフイン型熱交換器ユニット
は、次のように作用する。ピンフイン群が形成されてい
る放熱部の上部あるいは上下部の脚部に例えば熱媒体が
流れるチューブを固定する。そうすると、ピンフイン型
熱交換器ユニットは、チューブにより一体化され、強度
の大きい熱交換器となる。そこでチューブに例えば冷媒
を流す。一方、放熱部は所定幅の脚部を一体的に備え、
該脚部の先端部が互いに当接されているので、脚部によ
って放熱部の間隔すなわち放熱部のピッチは、所定大き
さになっている。したがって、放熱部と放熱部との間に
例えば空気を流す。そうすると、冷媒と空気との間に熱
交換が行われる。
は、次のように作用する。ピンフイン群が形成されてい
る放熱部の上部あるいは上下部の脚部に例えば熱媒体が
流れるチューブを固定する。そうすると、ピンフイン型
熱交換器ユニットは、チューブにより一体化され、強度
の大きい熱交換器となる。そこでチューブに例えば冷媒
を流す。一方、放熱部は所定幅の脚部を一体的に備え、
該脚部の先端部が互いに当接されているので、脚部によ
って放熱部の間隔すなわち放熱部のピッチは、所定大き
さになっている。したがって、放熱部と放熱部との間に
例えば空気を流す。そうすると、冷媒と空気との間に熱
交換が行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。本実施例
に係わる熱交換器素材1は、図1に示されているよう
に、所定長さの帯状の放熱部2と、所定幅の第1、2の
脚部3、4とを有するように、アルミニウムあるいはそ
の合金から押し出し成形法により成形されている。第1
の脚部3は、放熱部2の上端部から図において右方向に
直角に延びている。また第2の脚部4は、放熱部2の下
端部から図において左方向に同様に直角に延びている。
そしてこれらの第1、2脚部3、4の幅Hは等しく、詳
しくは後述するように、放熱部2、2のピッチPの1/
2になっている。熱交換器素材1は、所定ピッチになる
ように蛇行状に曲げられるので、曲げられる部分に相当
する位置の第1、2の脚部3、4には、所定深さの切込
6、6が入れられている。なお、図には切込6、6は、
1個だけ示されている。
に係わる熱交換器素材1は、図1に示されているよう
に、所定長さの帯状の放熱部2と、所定幅の第1、2の
脚部3、4とを有するように、アルミニウムあるいはそ
の合金から押し出し成形法により成形されている。第1
の脚部3は、放熱部2の上端部から図において右方向に
直角に延びている。また第2の脚部4は、放熱部2の下
端部から図において左方向に同様に直角に延びている。
そしてこれらの第1、2脚部3、4の幅Hは等しく、詳
しくは後述するように、放熱部2、2のピッチPの1/
2になっている。熱交換器素材1は、所定ピッチになる
ように蛇行状に曲げられるので、曲げられる部分に相当
する位置の第1、2の脚部3、4には、所定深さの切込
6、6が入れられている。なお、図には切込6、6は、
1個だけ示されている。
【0008】上記のように成形された熱交換器素材1の
放熱部2には、長手方向に直角に直径が零コンマ数ミリ
のピンフイン10、10、…が形成されている。これら
のピンフイン10、10、…は、例えばプレスにより所
定間隔に打ち抜き、ピンフイン10、10、…を残すこ
とにより形成する。ピンフイン10、10、…が形成さ
れた熱交換器素材1を、図2に示されているように、切
込6、6が入れられている部分を中心として蛇行状に折
り曲げる。すなわち第1、2の脚部3、4の面を水平に
した状態で、あるいはピンフイン10、10、…と平行
に、放熱部2が所定長さLに成るように折り曲げる。折
り曲げると、第1の脚部3の先端部7は第1の脚部3の
先端部7に、そして第2の脚部4の先端部8は第2の脚
部4の先端部8に当接する。当接すると、第1、2脚部
3、4の幅Hは1/2ピッチPになっているので、隣合
う放熱部2、2、…の間は所定のピッチPになる。これ
により、図2に示されているように、放熱部2、2、…
が複数個並置されたピンフイン型熱交換器ユニットUが
得られる。このように当接した状態で、治具等で固定し
ブレージングにより、第1の脚部3の先端部7は、第1
の脚部3の先端部7と、第2の脚部4の先端部8は第2
の脚部4の先端部8と接合すると、接合面が小さいので
接合強度は弱いが、仮り止めされた状態のピンフイン型
熱交換器ユニットUが得られる。
放熱部2には、長手方向に直角に直径が零コンマ数ミリ
のピンフイン10、10、…が形成されている。これら
のピンフイン10、10、…は、例えばプレスにより所
定間隔に打ち抜き、ピンフイン10、10、…を残すこ
とにより形成する。ピンフイン10、10、…が形成さ
れた熱交換器素材1を、図2に示されているように、切
込6、6が入れられている部分を中心として蛇行状に折
り曲げる。すなわち第1、2の脚部3、4の面を水平に
した状態で、あるいはピンフイン10、10、…と平行
に、放熱部2が所定長さLに成るように折り曲げる。折
り曲げると、第1の脚部3の先端部7は第1の脚部3の
先端部7に、そして第2の脚部4の先端部8は第2の脚
部4の先端部8に当接する。当接すると、第1、2脚部
3、4の幅Hは1/2ピッチPになっているので、隣合
う放熱部2、2、…の間は所定のピッチPになる。これ
により、図2に示されているように、放熱部2、2、…
が複数個並置されたピンフイン型熱交換器ユニットUが
得られる。このように当接した状態で、治具等で固定し
ブレージングにより、第1の脚部3の先端部7は、第1
の脚部3の先端部7と、第2の脚部4の先端部8は第2
の脚部4の先端部8と接合すると、接合面が小さいので
接合強度は弱いが、仮り止めされた状態のピンフイン型
熱交換器ユニットUが得られる。
【0009】本実施例によると、押し出し成形により正
確に成形された第1、2の脚部3、4により、放熱部2
のピッチPが決められるので、放熱部2のピッチPの正
確なピンフイン型熱交換器ユニットUが得られる。また
放熱部2の上下端部には、第1、2の脚部3、4が一体
的に成形され、これらの脚部3、4が放熱部2から略直
角に延びているので、ピンフイン型熱交換器ユニットU
に大きな力が作用しても変形するようなことはない。し
たがって、薄い素材からピンフイン型熱交換器ユニット
Uを構成することもできる。また、後述するように、取
扱い中にも、また熱媒体が流れるチューブ等を固定する
ときも、ユニットUが変形するようなことはない。
確に成形された第1、2の脚部3、4により、放熱部2
のピッチPが決められるので、放熱部2のピッチPの正
確なピンフイン型熱交換器ユニットUが得られる。また
放熱部2の上下端部には、第1、2の脚部3、4が一体
的に成形され、これらの脚部3、4が放熱部2から略直
角に延びているので、ピンフイン型熱交換器ユニットU
に大きな力が作用しても変形するようなことはない。し
たがって、薄い素材からピンフイン型熱交換器ユニット
Uを構成することもできる。また、後述するように、取
扱い中にも、また熱媒体が流れるチューブ等を固定する
ときも、ユニットUが変形するようなことはない。
【0010】また、本実施例によると、熱交換器素材1
は、押し出し成形により成形されるので、連続成形が可
能で安価である。また第1、2の脚部3、4を互いに当
接させて放熱部2、2、…のピッチを得るので、従来必
要としたスペーサ等が不要で、放熱部2、2、…のピッ
チPが正確なピンフイン型熱交換器ユニットUを低コス
トで製造できる。
は、押し出し成形により成形されるので、連続成形が可
能で安価である。また第1、2の脚部3、4を互いに当
接させて放熱部2、2、…のピッチを得るので、従来必
要としたスペーサ等が不要で、放熱部2、2、…のピッ
チPが正確なピンフイン型熱交換器ユニットUを低コス
トで製造できる。
【0011】上記実施例では、熱交換器素材1は、放熱
部2と第1、2の脚部3、4とを有するように押し出し
成形により一体成形されてから、ピンフイン10、1
0、…が形成されたが、熱交換器素材1は、アルミニウ
ムあるいはその合金製のシート材からも形成することが
できる。このときは、所定長さの帯状の放熱部2と、所
定幅の第1、2の脚部3、4とを有するようにプレス加
工してから、ピンフイン10、10、…を、プレスによ
り打ち抜き加工することもできるし、またシート材の幅
方向の略中央部に、長手方向に直角なピンフイン10、
10、…を、プレスにより打ち抜き加工してから、第
1、2の脚部3、4をプレスにより加工することもでき
る。
部2と第1、2の脚部3、4とを有するように押し出し
成形により一体成形されてから、ピンフイン10、1
0、…が形成されたが、熱交換器素材1は、アルミニウ
ムあるいはその合金製のシート材からも形成することが
できる。このときは、所定長さの帯状の放熱部2と、所
定幅の第1、2の脚部3、4とを有するようにプレス加
工してから、ピンフイン10、10、…を、プレスによ
り打ち抜き加工することもできるし、またシート材の幅
方向の略中央部に、長手方向に直角なピンフイン10、
10、…を、プレスにより打ち抜き加工してから、第
1、2の脚部3、4をプレスにより加工することもでき
る。
【0012】上記のようにして製造あるいは製作された
ピンフイン型熱交換器ユニットUは、色々な用途がある
が、図3には放熱器に、また図4には流体の熱交換器に
適用した例が示されている。図3には、ピンフイン型熱
交換器ユニットUの一方の第2の脚部4、4、…にのみ
熱良導体のベース15が固定された状態が示されてい
る。このように、脚部4、4、…にベース15を固定す
ることにより、放熱部2、2、…が一体化され強度の大
きい放熱器が得られる。ベース15に例えば半導体素子
を取り付け、放熱部2、2、…間に空気を流しあるいは
自然対流させて、半導体素子で発生する熱をピンフイン
型熱交換器ユニットUから放出し、半導体素子を冷却す
ることができる。また図には示されていないが、目的に
応じて第1脚部3、3にも熱良導体のベースを固定し、
このベースにも半導体素子を取り付け、ベース15とベ
ースとの間の放熱部2、2、に強制的に空気を送り半導
体素子を冷却することもできる。さらには一方の第1脚
部3、3には断熱性の板を固定し、この板を他の物体へ
の取り付けベースとすることもできる。
ピンフイン型熱交換器ユニットUは、色々な用途がある
が、図3には放熱器に、また図4には流体の熱交換器に
適用した例が示されている。図3には、ピンフイン型熱
交換器ユニットUの一方の第2の脚部4、4、…にのみ
熱良導体のベース15が固定された状態が示されてい
る。このように、脚部4、4、…にベース15を固定す
ることにより、放熱部2、2、…が一体化され強度の大
きい放熱器が得られる。ベース15に例えば半導体素子
を取り付け、放熱部2、2、…間に空気を流しあるいは
自然対流させて、半導体素子で発生する熱をピンフイン
型熱交換器ユニットUから放出し、半導体素子を冷却す
ることができる。また図には示されていないが、目的に
応じて第1脚部3、3にも熱良導体のベースを固定し、
このベースにも半導体素子を取り付け、ベース15とベ
ースとの間の放熱部2、2、に強制的に空気を送り半導
体素子を冷却することもできる。さらには一方の第1脚
部3、3には断熱性の板を固定し、この板を他の物体へ
の取り付けベースとすることもできる。
【0013】図4には、複数個の冷媒通路22、22、
…が形成されている偏平な冷媒チューブ20を所定間隔
になるように平行に折り曲げ、折り曲げた冷媒チューブ
20間にピンフイン型熱交換器ユニットU、U、…を挿
入し、その第1、2の脚部3、4、…を冷媒チューブ2
0の面に例えばブレージングして熱交換器21を形成し
た例が示されている。この熱交換器21の冷媒チューブ
20に熱媒体を流し、ピンフイン型熱交換器ユニット
U、U、…に例えば空気を流して熱交換できることは明
らかである。また、本実施例に係わるピンフイン型熱交
換器ユニットUは、図には示されていないが、ヒートパ
イプの凝縮部にも適用できることも明らかである。
…が形成されている偏平な冷媒チューブ20を所定間隔
になるように平行に折り曲げ、折り曲げた冷媒チューブ
20間にピンフイン型熱交換器ユニットU、U、…を挿
入し、その第1、2の脚部3、4、…を冷媒チューブ2
0の面に例えばブレージングして熱交換器21を形成し
た例が示されている。この熱交換器21の冷媒チューブ
20に熱媒体を流し、ピンフイン型熱交換器ユニット
U、U、…に例えば空気を流して熱交換できることは明
らかである。また、本実施例に係わるピンフイン型熱交
換器ユニットUは、図には示されていないが、ヒートパ
イプの凝縮部にも適用できることも明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によると、
ピンフイン型熱交換器ユニットは、放熱部の上下端部か
ら互いに離間する方向に延在している所定幅の脚部を一
体的に備え、該脚部の先端部が互いに当接されて、放熱
部が所定のピッチになっているので、放熱部のピッチは
正確である。したがって、本発明によるピンフイン型熱
交換器ユニットに、熱媒体が流れるチューブ、ピートパ
イプの凝縮部、被冷却体を取り付けるためのベース等を
取り付けると、ピンフイン型熱交換器が本来備えている
性能を充分に発揮する熱交換器、放熱器等が得られる。
また、放熱部の上下の両端部には互いに離間する方向に
直角に延在した脚部が一体的に形成されているので、脚
部が補強材の作用も奏し、ピンフイン型熱交換器ユニッ
トの強度は大きい。強度が大きいので、脚部を利用して
冷媒チューブ、放熱用のベース等を取り付けるとき、ピ
ンフイン型熱交換器ユニットが変形するようなこともな
い。請求項2、あるいは3記載の発明は、所定長さの帯
状の放熱部を、該放熱部の上下の両端部から直角に互い
に離間する方向に延在した脚部と一体的に押し出し成
形、シート材の曲げ加工等により成形し、前記放熱部を
脚部と共に蛇行状に曲げて、前記脚部の先端部を互いに
当接させるので、コスト高になるスペーサ等を使用する
ことなく、正確なピッチのピンフイン型熱交換器ユニッ
トを安価に製造することができる。
ピンフイン型熱交換器ユニットは、放熱部の上下端部か
ら互いに離間する方向に延在している所定幅の脚部を一
体的に備え、該脚部の先端部が互いに当接されて、放熱
部が所定のピッチになっているので、放熱部のピッチは
正確である。したがって、本発明によるピンフイン型熱
交換器ユニットに、熱媒体が流れるチューブ、ピートパ
イプの凝縮部、被冷却体を取り付けるためのベース等を
取り付けると、ピンフイン型熱交換器が本来備えている
性能を充分に発揮する熱交換器、放熱器等が得られる。
また、放熱部の上下の両端部には互いに離間する方向に
直角に延在した脚部が一体的に形成されているので、脚
部が補強材の作用も奏し、ピンフイン型熱交換器ユニッ
トの強度は大きい。強度が大きいので、脚部を利用して
冷媒チューブ、放熱用のベース等を取り付けるとき、ピ
ンフイン型熱交換器ユニットが変形するようなこともな
い。請求項2、あるいは3記載の発明は、所定長さの帯
状の放熱部を、該放熱部の上下の両端部から直角に互い
に離間する方向に延在した脚部と一体的に押し出し成
形、シート材の曲げ加工等により成形し、前記放熱部を
脚部と共に蛇行状に曲げて、前記脚部の先端部を互いに
当接させるので、コスト高になるスペーサ等を使用する
ことなく、正確なピッチのピンフイン型熱交換器ユニッ
トを安価に製造することができる。
【図1】 本発明に係わるピンフイン型熱交換器ユニッ
トの素材の実施例を示す斜視図である。
トの素材の実施例を示す斜視図である。
【図2】 本発明に係わるピンフイン型熱交換器ユニッ
トの実施例を示す斜視図である。
トの実施例を示す斜視図である。
【図3】 本実施例に係わるピンフイン型熱交換器ユニ
ットを放熱器に適用した例を示す斜視図である。
ットを放熱器に適用した例を示す斜視図である。
【図4】 本実施例に係わるピンフイン型熱交換器ユニ
ットを熱交換器に適用した例を示す斜視図である。
ットを熱交換器に適用した例を示す斜視図である。
2 放熱部 3 第1
の脚部 4 第2の脚部 7 第1
の脚部の先端部 8 第2の脚部の先端部 10 ピン
フイン
の脚部 4 第2の脚部 7 第1
の脚部の先端部 8 第2の脚部の先端部 10 ピン
フイン
Claims (3)
- 【請求項1】 ピンフイン群が形成されている放熱部
が、前記ピンフイン群が略平行になるように所定のピッ
チに配置され、該放熱部の上部あるいは上下部に熱媒体
が流れるチューブ、ピートパイプの凝縮部、被冷却体を
取り付けるためのベース等が取り付けられるようになっ
ている熱交換器ユニットであって、 該熱交換器ユニットは、前記放熱部の上下端部から直角
に互いに離間する方向に延在している所定幅の脚部を一
体的に備え、該脚部の先端部が互いに当接されて、前記
放熱部が所定のピッチになっいることを特徴とするピン
フイン型熱交換器ユニット。 - 【請求項2】 所定長さの帯状の放熱部を、該放熱部の
上下の両端部から直角に互いに離間する方向に延在した
脚部と一体的に押し出し成形、シート材の曲げ加工等に
より成形する素材加工工程と、 前記素材加工工程で得られた放熱部に長さ方向に対して
横切る方向にピンフイン群を打ち抜き加工等により形成
するピンフイン形成工程と、 前記ピンフイン形成工程でピンフイン群が形成された放
熱部を、脚部と共に蛇行状に曲げて、前記脚部の先端部
を互いに当接させる曲げ加工工程とからなる、ピンフイ
ン型熱交換器ユニットの製造方法。 - 【請求項3】 所定長さの帯状のシート材の幅方向の略
中央部に、長さ方向に対して横切る方向にピンフイン群
を打ち抜き加工等により形成して放熱部を形成する放熱
部形成工程と、 前記放熱部形成工程で得られた放熱部の上下の両端部に
互いに離間する方向に直角に延在した脚部を曲げ加工等
により成形する脚部形成工程と、 前記放熱部形成工程でピンフイン群が形成された放熱部
を、前記脚部形成工程で得られた脚部と共に蛇行状に曲
げて、前記脚部の先端部を互いに当接させる曲げ加工工
程とからなる、ピンフイン型熱交換器ユニットの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09188293A JP3307714B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ピンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09188293A JP3307714B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ピンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06281374A true JPH06281374A (ja) | 1994-10-07 |
JP3307714B2 JP3307714B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=14038938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09188293A Expired - Fee Related JP3307714B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | ピンフイン型熱交換器ユニットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3307714B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP09188293A patent/JP3307714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3307714B2 (ja) | 2002-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |