JPH0628128U - 融雪マット - Google Patents

融雪マット

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Publication number
JPH0628128U
JPH0628128U JP7082592U JP7082592U JPH0628128U JP H0628128 U JPH0628128 U JP H0628128U JP 7082592 U JP7082592 U JP 7082592U JP 7082592 U JP7082592 U JP 7082592U JP H0628128 U JPH0628128 U JP H0628128U
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JP
Japan
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heating element
snow melting
melting mat
mat
carbon powder
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Pending
Application number
JP7082592U
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English (en)
Inventor
昭康 稲葉
Original Assignee
日本ユニックス株式会社
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Publication date
Application filed by 日本ユニックス株式会社 filed Critical 日本ユニックス株式会社
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均一な温度分布、優れた熱伝導及び薄くて
取扱い易い構造を有する融雪マットを提供することを目
的とする。 【構成】 3層からなる融雪マットであって;上層1
を、炭素粉体を混入させた塩化ビニール系樹脂で構成
し;中層3を、ポリエステルフィルムの表面に炭素粉含
有インクを筋状にプリントして筋状発熱体13を設け、
該発熱体13の両端に薄い銅のブスバー19を設け、さ
らにプリントを覆うように別のポリエステルフィルムを
ラミネートした面状発熱体で構成し;下層5を、アルミ
箔17で下面をコーティングした樹脂膜15で構成した
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建造物や車輛・船舶等の屋根や屋上に積った雪を自動的に融かして 流す融雪マットに関する。豪雪地帯では建物の屋根に積った雪の処理は重大問題 である。雪降ろし作業費用として、1戸あたり1冬に約20万円に近い費用を要 する。また、積雪のため家屋の寿命が短くなる場合もある。本考案の融雪マット は、既存の家屋に被せるだけで設置できて、半恒久的に使用可能である。豪雪地 帯の居住者を雪害から解放する画期的な融雪システムである。
【0002】
【従来の技術】
従来の融雪マットは、電気抵抗発熱部としてコイル状の発熱線か幅広の膜状発 熱体を用いていた。そのため、マットの厚さが厚くなって取扱いが不便であった り、幅広の発熱体の一部に過熱されたホッスポットが生じてマットの損傷が生じ ることがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、均一な温度分布、優れた熱伝導及び薄くて取扱い易い構造を有する 融雪マットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の融雪マットは、3層からなる融雪マットであって; 上層を、炭素粉体を混入させた塩化ビニール系樹脂で構成し; 中層を、ポリエステルフィルムの表面に炭素粉含有インクを筋状にプリントして 筋状発熱体を設け、該発熱体の両端に薄い銅のブスバーを設け、さらにプリント を覆うように別のポリエステルフィルムをラミネートした面状発熱体で構成し; 下層を、アルミ箔で下面をコーティングした樹脂膜で構成したことを特徴とす る。
【0005】
【作用】
上層は黒色なので、面状発熱体からの熱の吸収効果が高い。抵抗発熱体が筋状 (好ましくは幅が10mm以下)なのでホットスポットが生じにくい。薄いラミネ ート構造なので取扱いもしやすい。
【0006】
【実施例】
本考案の一実施例に係る図面を参照しつつ説明する。図1は、本考案の一実施 例に係る融雪マットの断面構造を示す図である。図2は、図1の融雪マットの中 層部分のラミネート構造を示す分解斜視図である。
【0007】 上層1は、炭素粉体を混入させて黒色とした塩化ビニール系樹脂層である。上 層1の厚さは1mm前後が好ましい。材質を塩化ビニール系としたのは低温でも柔 軟性があるからである。下層5は底にアルミ箔17をはった樹脂膜15で構成さ れている。樹脂膜15は透明な塩化ビニール系樹脂であって厚さは1mm前後が好 ましい。中層3から出る熱放射をアルミ箔がはね返すので、熱が無意味な下側へ 逃げにくいからである。
【0008】 中層3は、ポリエステルフィルム11の間に筋状発熱体13をはさみ込んだ構 造をしている。筋状発熱体13の厚さは約0.5mm(1mm以下が好ましい)、幅 は約6mm(10mm以下が好ましい)である。筋状発熱体13は、炭素粉含有イン クをポリエステルフィルム11上にプリントして形成する。筋状発熱体13は、 プラスの電気抵抗係数を持っており、各筋の抵抗値のバラツキは+−5%以内と することが好ましい。
【0009】 図2に示すように、筋状発熱体13の両サイドには、ブスバー19が設けられ ている。ブスバー19は錫メッキされた銅膜で形成されており、通常0.077 mmの厚さで約4アンペアの容量を持つブスバー19には、多数の並列回路となっ ている筋状発熱体13が接続されている。筋状発熱体13とブスバー19の接触 部の電気抵抗を小さくして、稼働中もブスバー19の温度が上がらないようにす ることが好ましい。両者の接触部を筋状発熱体13の幅の1.5倍以上とするこ とによって、低抵抗化が達成できる。
【0010】 中層3を構成する面状発熱体は、表面の66%を過熱部分とすることができる 。電圧は12〜277ボルトかけることができ、発熱量は1600ワット/m2ま でとすることができる。また、最高使用温度は90℃である。
【0011】 図3は、本考案の一実施例に係る幅広の融雪マットの平面図である。ある幅で 製作された中層3部分を何枚か横に並べて幅広のマットとしてある。中層3部分 の回りには、上層1と下層5とが直接はり合わされた部分が配設されている。本 考案の融雪マットには、温度調節用のセンサーやタイマー等を取り付けることが できる。降雪量や外気温度に応じてマットの温度を調節することが好ましい。
【0012】 融雪マットを屋根に取り付ける際には、屋根の融雪を要する面積の60%以上 をマットが占めるようにすることが好ましい。また、マットと屋根との間に風が 吹き込まない様にすることが好ましい。降雪期以外は、融雪マットは折りたたん で保管しておくことが好ましい。マットを構成する樹脂材料は紫外線により劣化 しやすいからである。そのようにしておけば、本考案のマットの耐久性は7年以 上が期待できる。
【0013】 ブスバー19への電気接続は、クリンプ式の電線コネクターを使用し、コネク ターは絶縁体でカバーする。または、ブスバーに直接ハンダ付けしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の融雪マットは、均一な温度分布、優 れた熱伝導及び薄くて取扱い易い構造を有する。そのため、豪雪地帯の家屋の屋 根の除雪等にきわめて有効かつ経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る融雪マットの断面構造
を示す図である。
【図2】図1の融雪マットの中層部分のラミネート構造
を示す分解斜視図である。
【図3】本考案の一実施例に係る幅広の融雪マットの平
面図である。
【符号の説明】
1 上層 13 筋状発熱
体 3 中層 15 樹脂膜 5 下層 17 アルミ箔 11 ポリエステルフィルム 19 ブスバ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3層からなる融雪マットであって;上層
    を、炭素粉体を混入させた塩化ビニール系樹脂で構成
    し;中層を、ポリエステルフィルムの表面に炭素粉含有
    インクを筋状にプリントして筋状発熱体を設け、該発熱
    体の両端に薄い銅のブスバーを設け、さらにプリントを
    覆うように別のポリエステルフィルムをラミネートした
    面状発熱体で構成し;下層を、アルミ箔で下面をコーテ
    ィングした樹脂膜で構成したことを特徴とする融雪マッ
    ト。
JP7082592U 1992-09-17 1992-09-17 融雪マット Pending JPH0628128U (ja)

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JP7082592U JPH0628128U (ja) 1992-09-17 1992-09-17 融雪マット

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JP7082592U JPH0628128U (ja) 1992-09-17 1992-09-17 融雪マット

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JPH0628128U true JPH0628128U (ja) 1994-04-15

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ID=13442749

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JP (1) JPH0628128U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217905A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Aoyagi:Kk 省エネ融雪屋根とその施工方法

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