JPH06280751A - 内接歯車ポンプ - Google Patents
内接歯車ポンプInfo
- Publication number
- JPH06280751A JPH06280751A JP9534793A JP9534793A JPH06280751A JP H06280751 A JPH06280751 A JP H06280751A JP 9534793 A JP9534793 A JP 9534793A JP 9534793 A JP9534793 A JP 9534793A JP H06280751 A JPH06280751 A JP H06280751A
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- JP
- Japan
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- teeth
- rotation direction
- suction
- suction port
- internal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 三日月状のシール片を有した内接歯車ポンプ
の吸入性能を向上させる。 【構成】 シール片９の吸入室１０側の端と吸入ポート
１２の回転方向側の端を内歯５と外歯７の噛み合いがは
ずれる位置Ｐよりも回転方向側に置くとともに、吸入ポ
ートはその回転方向側を前記位置Ｐよりも反回転方向側
から始まって回転方向へと漸次浅くした。
の吸入性能を向上させる。 【構成】 シール片９の吸入室１０側の端と吸入ポート
１２の回転方向側の端を内歯５と外歯７の噛み合いがは
ずれる位置Ｐよりも回転方向側に置くとともに、吸入ポ
ートはその回転方向側を前記位置Ｐよりも反回転方向側
から始まって回転方向へと漸次浅くした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内歯付きの外輪と、外
歯付きの内輪との間に外歯と内歯の歯先面が摺接する三
日月状のシール片を設け、このシール片により、外輪内
でシール片の両端側に形成される吸入室と吐出室との間
をシールするようにした内接歯車ポンプに関する。
歯付きの内輪との間に外歯と内歯の歯先面が摺接する三
日月状のシール片を設け、このシール片により、外輪内
でシール片の両端側に形成される吸入室と吐出室との間
をシールするようにした内接歯車ポンプに関する。
【０００２】
【従来の技術】このような内接歯車ポンプは、実公昭４
−３５５８９号公報に記載されている。すなわち、本体
内に設ける内歯を有した中空状の外輪内には、この内歯
と噛み合う外歯を有した内輪が配置されるとともに、内
歯と外歯の歯先面が摺接する三日月状のシール片を設け
ている。そして、外輪内でシール片の周方向の両端側に
は吸入室と吐出室が形成されて、これら両室は、外輪及
び内輪の側方で本体に凹設した吸入ポートと吐出ポート
がそれぞれ通じている。
−３５５８９号公報に記載されている。すなわち、本体
内に設ける内歯を有した中空状の外輪内には、この内歯
と噛み合う外歯を有した内輪が配置されるとともに、内
歯と外歯の歯先面が摺接する三日月状のシール片を設け
ている。そして、外輪内でシール片の周方向の両端側に
は吸入室と吐出室が形成されて、これら両室は、外輪及
び内輪の側方で本体に凹設した吸入ポートと吐出ポート
がそれぞれ通じている。
【０００３】このシール片の吸入室側の端は、内歯と外
歯の噛み合いがはずれる位置から回転方向へ隔てて設け
られ、吸入ポートは、その回転方向側の端を内歯と外歯
の噛み合いがはずれる位置よりシール片側とするよう、
回転方向に延在形成されている。
歯の噛み合いがはずれる位置から回転方向へ隔てて設け
られ、吸入ポートは、その回転方向側の端を内歯と外歯
の噛み合いがはずれる位置よりシール片側とするよう、
回転方向に延在形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、シール片
の吸入室側の端や、吸入ポートの回転方向側の端を内歯
と外歯の噛み合いがはずれる位置より回転方向へ位置さ
せるのは、良好な吸入作用を得ようとすることからであ
る。すなわち、吸入ポートからの作動液は、吸入室の容
積が増大する内歯、外歯の歯溝へ流入して、これが回転
に応じ吐出室へと送られ、ポンプ作用がなされるのであ
るが、回転が高速になると容積増大過程において歯溝が
十分作動液で満たされないまま吸入が終了し、換言すれ
ば吸入不良でキャビテーションが生じ、これにより容積
効率が低下する傾向が大きくなるので、内歯と外歯の噛
み合いがはずれ、両歯の歯溝の容積が増大しなくなった
後も、吸入ポートから歯溝への作動液の流入が得られる
ようにして、高速回転時の容積効率の低下を抑えようと
しているのである。
の吸入室側の端や、吸入ポートの回転方向側の端を内歯
と外歯の噛み合いがはずれる位置より回転方向へ位置さ
せるのは、良好な吸入作用を得ようとすることからであ
る。すなわち、吸入ポートからの作動液は、吸入室の容
積が増大する内歯、外歯の歯溝へ流入して、これが回転
に応じ吐出室へと送られ、ポンプ作用がなされるのであ
るが、回転が高速になると容積増大過程において歯溝が
十分作動液で満たされないまま吸入が終了し、換言すれ
ば吸入不良でキャビテーションが生じ、これにより容積
効率が低下する傾向が大きくなるので、内歯と外歯の噛
み合いがはずれ、両歯の歯溝の容積が増大しなくなった
後も、吸入ポートから歯溝への作動液の流入が得られる
ようにして、高速回転時の容積効率の低下を抑えようと
しているのである。
【０００５】ところがこのような処置によるのみでは、
例えば５０００ｒｐｍ以上のように高速回転させる場
合、容積効率の低下が無視できない問題点があった。本
発明は、かかる問題点を解決するもので、歯溝へ良好に
作動液を流入させて、高い回転数においても容積効率の
低下をまねかない、良好な吸入作用が得られる内接歯車
ポンプを実現するものである。
例えば５０００ｒｐｍ以上のように高速回転させる場
合、容積効率の低下が無視できない問題点があった。本
発明は、かかる問題点を解決するもので、歯溝へ良好に
作動液を流入させて、高い回転数においても容積効率の
低下をまねかない、良好な吸入作用が得られる内接歯車
ポンプを実現するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このため本発明の内接歯
車ポンプは、吸入ポートはその回転方向側が、内歯と外
歯の噛み合いがはずれる位置よりも反回転方向側から始
まって回転方向へと漸次深さを浅く形成するようにして
いる。
車ポンプは、吸入ポートはその回転方向側が、内歯と外
歯の噛み合いがはずれる位置よりも反回転方向側から始
まって回転方向へと漸次深さを浅く形成するようにして
いる。
【０００７】
【作用】このような本発明の内接歯車ポンプによると、
吸入ポートを回転方向に流れる作動液は、吸入ポートの
漸次浅くなる底壁により吸入室側へと変向され、これに
より、内歯、外歯の歯溝へ良好に作動液を流入させるこ
とができて、高い回転数においても容積効率の低下をま
ねかない、良好な吸入作用が得られる。
吸入ポートを回転方向に流れる作動液は、吸入ポートの
漸次浅くなる底壁により吸入室側へと変向され、これに
より、内歯、外歯の歯溝へ良好に作動液を流入させるこ
とができて、高い回転数においても容積効率の低下をま
ねかない、良好な吸入作用が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。１はケース２とカバー３より成る本体で、ケース２
は円筒状の凹部４を一端面に開口して備え、この凹部４
の開口を閉じる如くケース２とカバー３が一体的に取り
付けられて本体１を形成しており、この本体１は、ミッ
ションケース５に取り付けられている。
る。１はケース２とカバー３より成る本体で、ケース２
は円筒状の凹部４を一端面に開口して備え、この凹部４
の開口を閉じる如くケース２とカバー３が一体的に取り
付けられて本体１を形成しており、この本体１は、ミッ
ションケース５に取り付けられている。
【０００９】凹部４内には、内歯５付きで筒状の外輪６
と、外輪６内に外歯７付きの内輪８とが、内接噛合して
回転自在となるよう収容されている。９はその外周を内
歯５の歯先面が、また内周を外歯７の歯先面がそれぞれ
摺接するよう、ケース２と一体的に外輪６内へ突出形成
した三日月状のシール片で、このシール片９の周方向両
端には、それぞれ吸入室１０と吐出室１１が形成されて
いる。
と、外輪６内に外歯７付きの内輪８とが、内接噛合して
回転自在となるよう収容されている。９はその外周を内
歯５の歯先面が、また内周を外歯７の歯先面がそれぞれ
摺接するよう、ケース２と一体的に外輪６内へ突出形成
した三日月状のシール片で、このシール片９の周方向両
端には、それぞれ吸入室１０と吐出室１１が形成されて
いる。
【００１０】１２は吸入室１０へ通じる吸入ポートで、
１３は吐出室１１へ通じる吐出ポートであり、それぞ
れ、カバー３の、外輪６及び内輪８の側方に凹設されて
いる。そして、シール片９の吸入室１０側の端は、図１
に示す如く、回転に伴って内歯５と外歯７との噛み合い
がはずれる位置Ｐから回転方向に隔てており、また、吸
入ポート１２もこの位置Ｐをこえて回転方向に延在しシ
ール片９に達するとともに、シール片９の吸入室１０側
の端をこえてシール片９の内側と外側で一層回転方向へ
延びた半円状の溝部１２Ａ、１２Ｂを有している。
１３は吐出室１１へ通じる吐出ポートであり、それぞ
れ、カバー３の、外輪６及び内輪８の側方に凹設されて
いる。そして、シール片９の吸入室１０側の端は、図１
に示す如く、回転に伴って内歯５と外歯７との噛み合い
がはずれる位置Ｐから回転方向に隔てており、また、吸
入ポート１２もこの位置Ｐをこえて回転方向に延在しシ
ール片９に達するとともに、シール片９の吸入室１０側
の端をこえてシール片９の内側と外側で一層回転方向へ
延びた半円状の溝部１２Ａ、１２Ｂを有している。
【００１１】さらに吸入ポート１２は、図３に示すよう
にシール片９側の端へ向け底壁の深さが漸次浅くなる傾
斜部１２Ｃが、前記位置Ｐよりも反回転方向側の位置Ｓ
を始端として設けている。また、ケース２には、吸入ポ
ート１２と対応する位置に凹部１４が、また吐出ポート
１３と対応する位置に凹部（図示せず）がそれぞれ設け
られ、１５は吸入ポート１２に通じた吸入孔、１６は吐
出ポート１３に通じた吐出孔であり、吸入孔１５と吐出
孔１６は、それぞれミッションケース５の図示しない通
路をへて作動液の消費個所と、作動液のためのタンクへ
通じており、さらに、１７は内輪に駆動連結した駆動軸
である。
にシール片９側の端へ向け底壁の深さが漸次浅くなる傾
斜部１２Ｃが、前記位置Ｐよりも反回転方向側の位置Ｓ
を始端として設けている。また、ケース２には、吸入ポ
ート１２と対応する位置に凹部１４が、また吐出ポート
１３と対応する位置に凹部（図示せず）がそれぞれ設け
られ、１５は吸入ポート１２に通じた吸入孔、１６は吐
出ポート１３に通じた吐出孔であり、吸入孔１５と吐出
孔１６は、それぞれミッションケース５の図示しない通
路をへて作動液の消費個所と、作動液のためのタンクへ
通じており、さらに、１７は内輪に駆動連結した駆動軸
である。
【００１２】次にこの実施例の作動を説明する駆動軸１
７の図１における反時計方向への回転により内輪８と外
輪６も同方向に回転して、吸入室１０側では容積が増大
する内歯５、外歯７の歯溝内へ吸入ポート１２から作動
液が流入して吸入作用が行なわれ、この吸入された作動
液は、吐出室１１側で前記歯溝の容積が減少すること
で、吐出ポート１３へと流出し、吐出作用が行なわれ
る。
７の図１における反時計方向への回転により内輪８と外
輪６も同方向に回転して、吸入室１０側では容積が増大
する内歯５、外歯７の歯溝内へ吸入ポート１２から作動
液が流入して吸入作用が行なわれ、この吸入された作動
液は、吐出室１１側で前記歯溝の容積が減少すること
で、吐出ポート１３へと流出し、吐出作用が行なわれ
る。
【００１３】このとき、吸入ポート１２では、内歯５と
外歯７の容積が増大する歯溝が回転方向に移動すること
により、回転方向に沿う作動液の流れが生じる。このよ
うに回転方向に沿って流れる作動液は、吸入ポート１２
の回転方向側の端部に設けた傾斜部１２Ｃにより、吸入
室１０方向への力を受けて変向され、歯溝内へ押し込ま
れる。このため、回転数の増大により、各歯５、７の歯
溝内が容積増大過程で作動液を満たせない、換言すれ
ば、キャビテーションが生じて吸入不良となる場合で
も、傾斜部１２Ｃによる押し込み作用により、作動液を
歯溝内に流入させることができ、吸入不良を解消して、
これに伴う容積効率の低下や、騒音発生を防止できる。
外歯７の容積が増大する歯溝が回転方向に移動すること
により、回転方向に沿う作動液の流れが生じる。このよ
うに回転方向に沿って流れる作動液は、吸入ポート１２
の回転方向側の端部に設けた傾斜部１２Ｃにより、吸入
室１０方向への力を受けて変向され、歯溝内へ押し込ま
れる。このため、回転数の増大により、各歯５、７の歯
溝内が容積増大過程で作動液を満たせない、換言すれ
ば、キャビテーションが生じて吸入不良となる場合で
も、傾斜部１２Ｃによる押し込み作用により、作動液を
歯溝内に流入させることができ、吸入不良を解消して、
これに伴う容積効率の低下や、騒音発生を防止できる。
【００１４】なお、図４は、実施例のポンプと、傾斜部
１２Ｃを設けず吸入ポート１２を一様な深さとした従来
形のポンプとの比較であり、回転数増大に対し理論吐出
量はＸの如き直線で示されるが、従来形はＹで示すよう
に５０００ｒｐｍ前後で吸入不良により吐出量が頭打ち
状態となった。これに対し、実施例のものでは、このよ
うな状態が生ずる回転数の下限をほぼ１０００ｒｐｍ程
大きくすることができた。
１２Ｃを設けず吸入ポート１２を一様な深さとした従来
形のポンプとの比較であり、回転数増大に対し理論吐出
量はＸの如き直線で示されるが、従来形はＹで示すよう
に５０００ｒｐｍ前後で吸入不良により吐出量が頭打ち
状態となった。これに対し、実施例のものでは、このよ
うな状態が生ずる回転数の下限をほぼ１０００ｒｐｍ程
大きくすることができた。
【００１５】そして、吸入ポート１２の傾斜部１２Ｃ
を、内歯５と外歯７の噛み合いがはずれる位置Ｐより反
回転方向側となるＳから設けているので次の利点があ
る。すなわち、前述の、傾斜部１２Ｃによる作動液体の
歯溝への押し込み作用をもたらす、吸入ポート１２にお
ける回転方向に沿う流れを生じる大きな要因は、歯溝の
容積増大である。そして、前記位置Ｐの回転方向側で
は、歯溝の容積増大はないのでこの容積増大が生じると
ころ程大きな流れはなく、この位置Ｐの回転方向側にの
み傾斜部１２Ｃを設けて効果的な歯溝への作動液体の押
し込みを得ようとすると、吸入ポート１２の回転方向側
の端を回転方向に一層大きく延在して歯溝が吸入ポート
に通じる機会を増す処置が必要となる。ところが実施例
の如きシール片９を有するポンプは、トロコイドポンプ
のように、これを有さないものとは異なって一般に比較
的高圧で用いられ、このように吸入域が広いとシール片
９によるシール域が狭くなり、吐出室１１からの漏れが
増して容積効率の低下をまねくのである。
を、内歯５と外歯７の噛み合いがはずれる位置Ｐより反
回転方向側となるＳから設けているので次の利点があ
る。すなわち、前述の、傾斜部１２Ｃによる作動液体の
歯溝への押し込み作用をもたらす、吸入ポート１２にお
ける回転方向に沿う流れを生じる大きな要因は、歯溝の
容積増大である。そして、前記位置Ｐの回転方向側で
は、歯溝の容積増大はないのでこの容積増大が生じると
ころ程大きな流れはなく、この位置Ｐの回転方向側にの
み傾斜部１２Ｃを設けて効果的な歯溝への作動液体の押
し込みを得ようとすると、吸入ポート１２の回転方向側
の端を回転方向に一層大きく延在して歯溝が吸入ポート
に通じる機会を増す処置が必要となる。ところが実施例
の如きシール片９を有するポンプは、トロコイドポンプ
のように、これを有さないものとは異なって一般に比較
的高圧で用いられ、このように吸入域が広いとシール片
９によるシール域が狭くなり、吐出室１１からの漏れが
増して容積効率の低下をまねくのである。
【００１６】これに対し、本実施例では、歯溝が容積増
大する、前記位置Ｐの反回転方向側となるＳから傾斜部
１２Ｃが設けてあるので、吸入ポート１２での大きな流
れを一部利用して回転方向にさほど大きく延在させない
吸入ポート１２であっても良好に作動液体を歯溝へ押し
込むことができて、シール片９による吐出室１１と吸入
室１０とのシール域が格別狭くならず、吐出室１１から
吸入室１０側への漏れが抑えられて容積効率の低下を防
止できるのである。
大する、前記位置Ｐの反回転方向側となるＳから傾斜部
１２Ｃが設けてあるので、吸入ポート１２での大きな流
れを一部利用して回転方向にさほど大きく延在させない
吸入ポート１２であっても良好に作動液体を歯溝へ押し
込むことができて、シール片９による吐出室１１と吸入
室１０とのシール域が格別狭くならず、吐出室１１から
吸入室１０側への漏れが抑えられて容積効率の低下を防
止できるのである。
【００１７】なお、ケース２における凹部１４の回転方
向側端部を、傾斜部１２Ｃと対応して回転方向に漸次浅
くした傾斜部としてもよい。
向側端部を、傾斜部１２Ｃと対応して回転方向に漸次浅
くした傾斜部としてもよい。
【００１８】
【発明の効果】このように本発明によると、吸入ポート
の作動液が、吸入ポートの漸次浅くなる底壁で吸入室側
へと変向されて内歯、外歯の歯溝へ流入されるので、高
い回転数においても歯溝へ作動液を満たす良好な吸入作
用が得られ、キャビテーションの発生やこれに伴う容積
効率の低下を防止できる。そしてまた、吸入ポートを漸
次浅くする開始位置を、内歯と外歯の噛み合いがはずれ
る位置よりも反回転方向側としたので、吸入ポートを回
転方向に格別大きく延在しなくても良好な吸入作用が得
られ、シール片によるシール域が格別狭くならず吐出室
から吸入室への漏れを良好に抑止してこの漏れに伴う容
積効率の低下を防止できる。
の作動液が、吸入ポートの漸次浅くなる底壁で吸入室側
へと変向されて内歯、外歯の歯溝へ流入されるので、高
い回転数においても歯溝へ作動液を満たす良好な吸入作
用が得られ、キャビテーションの発生やこれに伴う容積
効率の低下を防止できる。そしてまた、吸入ポートを漸
次浅くする開始位置を、内歯と外歯の噛み合いがはずれ
る位置よりも反回転方向側としたので、吸入ポートを回
転方向に格別大きく延在しなくても良好な吸入作用が得
られ、シール片によるシール域が格別狭くならず吐出室
から吸入室への漏れを良好に抑止してこの漏れに伴う容
積効率の低下を防止できる。
【図１】図２の線Ａ−Ａに沿う部分断面図。
【図２】本発明の一実施例を示す断面図。
【図３】本発明の一実施例における吸入ポート部分の拡
大展開図。
大展開図。
【図４】本発明の一実施例と従来形との性能比較図。
５内歯 ６外輪 ７外歯 ８内輪 ９シール片 １２吸入ポート １３吐出ポート Ｐ噛み合いがはずれる位置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１月２１日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 内接歯車ポンプ
Claims (1)
- 【請求項１】 中空状で内歯を有した外輪と、外輪内に
配置して内歯と噛み合う外歯を有した内輪を有し、外歯
と内歯の歯先面が摺接する三日月状のシール片を設けて
外輪内のシール片の周方向両端側に、内輪と外輪の側方
に凹設した吸入ポートと吐出ポートにそれぞれ通じる吸
入室と吐出室を形成し、このシール片の吸入室側の端が
内歯と外歯の噛み合いがはずれる位置から回転方向へ隔
てて設けられるとともに、吸入ポートがその回転方向側
の端を内歯と外歯の噛み合いがはずれる位置よりシール
片側とするよう回転方向に延在形成されている内接歯車
ポンプにおいて、吸入ポートはその回転方向側が、内歯
と外歯の噛み合いがはずれる位置よりも反回転方向側か
ら始まって回転方向へと漸次深さを浅く形成したことを
特徴とする内接歯車ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09534793A JP3537154B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 内接歯車ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09534793A JP3537154B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 内接歯車ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06280751A true JPH06280751A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3537154B2 JP3537154B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=14135148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09534793A Expired - Fee Related JP3537154B2 (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | 内接歯車ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3537154B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP09534793A patent/JP3537154B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3537154B2 (ja) | 2004-06-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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