JPH06280539A - エンジンの潤滑装置 - Google Patents

エンジンの潤滑装置

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JPH06280539A
JPH06280539A JP9375493A JP9375493A JPH06280539A JP H06280539 A JPH06280539 A JP H06280539A JP 9375493 A JP9375493 A JP 9375493A JP 9375493 A JP9375493 A JP 9375493A JP H06280539 A JPH06280539 A JP H06280539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
engine
pan
oil level
oil pan
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9375493A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sekiguchi
徹 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP9375493A priority Critical patent/JPH06280539A/ja
Publication of JPH06280539A publication Critical patent/JPH06280539A/ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の傾斜時においてもオイルパン内のオイ
ルレベルを正確に検出できるようにし、オイル交換期間
の延長をより一層確実にする。 【構成】 オイルパン12の側壁に対向する一対のオイ
ルレベルセンサ24を取付け、夫々の検出値をコントロ
ーラ28に入力する。コントローラ28では、2つの検
出値を比較し、オイルパン12内の水平状態におけるオ
イルレベル及び傾斜状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン、特に車両に
搭載されるエンジン用に好適な潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両に搭載されるエンジンの
メンテナンス性を改善するために、潤滑用オイルの自動
的な補給及び交換期間の延長が要請されている。上記オ
イルの補給及び交換期間を延長するためには、エンジン
のオイルパン容量を増大してオイル量の増大を図る必要
があるが、車両への搭載のためにスペース的制約が厳し
く、通常は上記要請に応え得るほど十分にオイルパン容
量を増大することは困難である。
【0003】このような状況に鑑み、エンジンの外部に
別置きしたオイルタンクとオイルパンとの間をオイル循
環通路で連結し、両者間でオイルを循環させて補給及び
混合を行うようにした装置が、実願平4−46284号
及び実願平4−182782号に開示されている。これ
らの装置によれば、オイルパンのオイル容量にオイルタ
ンクの容量が加算され、しかも両者間の循環によって減
量分の補給や混合による均質化がなされるので、オイル
交換期間を大巾に延長することができる。
【0004】さて、上述した従来装置においては、オイ
ルパンに取付けたオイルレベルセンサの信号に基づいて
オイルポンプ等の作動を制御するように構成されてい
る。そこで、従来のオイルレベルセンサの取付構造を図
3に示して簡単に説明する。
【0005】オイルレベルセンサ1は、オイルパン2の
底面中央付近から上方へ突出して1個取付けられ、少な
くとも予め設定された最高油面OHから最低油面OLま
での範囲を検出できる。こうして検出された油面の信号
は図示省略のコントローラへ入力され、オイルポンプ等
の作動制御に利用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したエ
ンジンの潤滑装置を備えた車両は、常に傾斜の小さい場
所で使用されるとは限らない。特に、建設機械のような
車両は傾斜の大きい場所で使用される頻度が高く、しか
も、傾斜状態のままで仕事を終えて放置され、翌日その
状態からエンジンを始動することも少なくない。
【0007】このような厳しい使用条件では、傾斜によ
って油面が変動するため、オイルパン内のオイルレベル
を1個のオイルレベルセンサで正確に検出するのは困難
となる。従って、実際には最低油面OL以下であっても
オイルの補給がなされず、オイル不足の状態となってエ
ンジンを十分に潤滑できなかったり、反対に十分なオイ
ル量があっても補給が続き、実際には最高油面OHを越
えた量になってしまうことも考えられる。
【0008】また、オイルパン底面から上方へ突出させ
た取付構造では、オイルレベルセンサの全長が長くなる
のは避けられず、破損しやすくなるといった不都合が生
じる。特に、オイルパンはエンジンの振動の影響を受け
やすく、これに対して十分な信頼性を確保するために
は、たとえば図4に示したようにステー31による補強
などが必要となり、関連部品の増加や取付構造の複雑化
が問題となる。なお、取付構造の複雑化は、汎用性の面
でも不利になる。
【0009】そこで、本発明の目的は、車両の傾斜時に
おいてもオイルパン内の正確なオイルレベルを検出でき
るようにし、オイル交換期間の延長をより一層確実なも
のにしたエンジンの潤滑装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するもので、エンジン外部に別置きされたオイルタ
ンクとオイルパンとの間をオイル循環通路で連結し、該
通路に設けたオイルポンプを運転してオイルを循環させ
ることによって、前記オイルタンク及びオイルパンのオ
イルを混合すると共に前記オイルパン内のオイルを補給
するようにしたエンジンの潤滑装置において、前記オイ
ルパンの側壁に対向する一対のオイルレベルセンサを設
け、両センサの検出値を制御手段に入力してオイルパン
内のオイルレベル及び傾斜状態を判定すると共に前記オ
イルポンプの運転制御を行うように構成したことを特徴
とするエンジンの潤滑装置である。
【0011】
【作用】前述の手段によれば、オイルパン内に存在する
オイルのレベルを対向する一対のオイルレベルセンサの
検出値から判定するようにしたので、車両が傾斜面にあ
っても両センサの検出値を比較することによって正確な
オイルレベルが得られる。また、両センサの検出値の差
から車両の傾斜状態を知ることも可能になる。
【0012】なお、対向する一対のオイルレベルセンサ
は、エンジン長手方向の面を形成するオイルパン側壁
(シリンダの配列方向と両センサを結ぶ線とが直交する
ような位置関係)に取付けるのが好ましい。これによ
り、オイルレベルセンサの検知可能範囲が同じ場合、よ
り大きな傾斜に対応できるようになる。
【0013】
【実施例】本発明によるエンジンの潤滑装置の一実施例
を図面に基づいて説明する。
【0014】図2は装置全体の概略構成例を示す図で、
図中符号10は車両に搭載されたエンジンを総括的に示
し、同エンジンは潤滑用のオイルを貯溜するオイルパン
12を具えている。そして、エンジン10外部の適宜ス
ペースに大容量のオイルタンク14が配置され、同オイ
ルタンク14と上記オイルパンとはオイル循環通路16
によって連結されている。
【0015】上記オイル循環通路16は、その一端を上
記オイルパン12の設定最低油面OLより下方の部分で
同オイルパンの側壁に接続され、かつ他端を上記オイル
タンク14の底部に接続されている。このオイル循環通
路16内には、オイルパン12側から順次に電磁作動の
遮断弁18と、電動式の可逆転オイルポンプ20と、オ
イルフィルタ22とが介装されている。
【0016】上記オイルパン12には、その内部に収容
されているオイルの油面を検知する第1のオイルレベル
センサ24が対向して一対設けられ、またオイルタンク
14には、その内部に収容されているオイルの油面を検
知する第2のオイルレベルセンサ26が設けられてい
る。
【0017】上記遮断弁18及び可逆転オイルポンプ2
0は夫々制御手段であるコントローラ28によって制御
され、同コントローラ28は、エンジン10の始動スイ
ッチ30及び上記第1のオイルレベルセンサ24並びに
第2のオイルレベルセンサ26からの信号を受容して上
記遮断弁18、可逆転オイルポンプ20及びアラームラ
ンプ32に対し駆動出力を提供する。なお、符号34は
車載電源である。
【0018】オイルパン12に設けられる第1のオイル
レベルセンサ24は、図1に示す如く、エンジン10の
長手方向(シリンダ配列方向)と同方向の両側壁に対向
して同レベルに設けられている。すなわち、両センサ2
4を結ぶ線はシリンダ配列方向と直交する位置関係とな
り、夫々のセンサ24から独自に検出したオイルレベル
の信号がコントローラ28へ入力される。なお、オイル
レベルセンサ24の取付レベル及び検出可能範囲は、最
高油面OH、最低油面OL及び車両の許容傾斜角度等を
考慮して適宜設定すればよい。
【0019】一方、第2のオイルレベルセンサ26は、
オイルタンク14が通常オイルパン12より大容量にな
ることに加えて、オイル交換又は補給の必要性をドライ
バーに知らせる最低油面TLの検出を目的としているた
め、オイルパン12側ほどの測定精度が要求されること
はない。従って、適当な検出可能範囲を設定した小型の
センサを1個側壁に取付けるだけで通常は十分対応可能
である。
【0020】さて、上述したようにオイルパン12に一
対のオイルレベルセンサ24を設けると、車両が傾斜状
態にある場合、その傾斜方向や傾斜角度に応じて夫々の
センサ24から異なった検出値がコントローラ28へ入
力される。コントローラ28では、入力された検出値を
比較し、オイルパン12の形状等から算出して予め入力
されたデータに基づき、実際のオイルレベル(水平時の
オイルレベル)及び傾斜状態を判定する。
【0021】このようにしてオイルパン12のオイルレ
ベルを検出することにより、車両が傾斜状態にあっても
正確な測定が可能となる。従って、可逆転オイルポンプ
20を所定の手順で運転すれば、オイルパン12のオイ
ルレベルはオイルタンク14からの補給を受けて最高油
面OHから最低油面OLの間に保たれ、これと同時にオ
イルタンク14のオイルレベルが最低油面TLに低下す
るまで両方のオイルが自動的に混合されてオイルの均質
化がなされる。
【0022】
【発明の効果】前述した本発明によれば、車両が傾斜状
態にあってもオイルパン内のオイルレベルを正確に検出
できるようになり、消費したオイルの補給及び混合によ
る均質化が確実に行なわれるので、オイル交換期間の延
長はより一層確実になる。また、オイルレベルセンサの
小型化も可能となり、構造等の簡素化や汎用性の向上に
も効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図2のA−A断面図で
ある。
【図2】装置全体の概略構成を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
【図4】オイルレベルセンサの補強例を示す図である。
【符号の説明】
12 オイルパン 14 オイルタンク 16 オイル循環通路 20 可逆転オイルポンプ(オイルポンプ) 24,26 オイルレベルセンサ 28 コントローラ(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン外部に別置きされたオイルタンク
    とオイルパンとの間をオイル循環通路で連結し、該通路
    に設けたオイルポンプを運転してオイルを循環させるこ
    とによって、前記オイルタンク及びオイルパンのオイル
    を混合すると共に前記オイルパン内のオイルを補給する
    ようにしたエンジンの潤滑装置において、前記オイルパ
    ンの側壁に対向する一対のオイルレベルセンサを設け、
    両センサの検出値を制御手段に入力してオイルパン内の
    オイルレベル及び傾斜状態を判定すると共に前記オイル
    ポンプの運転制御を行うように構成したことを特徴とす
    るエンジンの潤滑装置。
JP9375493A 1993-03-29 1993-03-29 エンジンの潤滑装置 Withdrawn JPH06280539A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9375493A JPH06280539A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 エンジンの潤滑装置

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JP9375493A JPH06280539A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 エンジンの潤滑装置

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JPH06280539A true JPH06280539A (ja) 1994-10-04

Family

ID=14091225

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JP9375493A Withdrawn JPH06280539A (ja) 1993-03-29 1993-03-29 エンジンの潤滑装置

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JP (1) JPH06280539A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063997A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp オイル消費量検出装置
JP2019132342A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 極東開発工業株式会社 特装車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008063997A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp オイル消費量検出装置
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Effective date: 20000530