JPH0628029Y2 - フロッピー収納室付原稿台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、原稿台に係り、特にフロッピーの収納室を設
けた原稿台に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の原稿台は単に原稿を支持するだけの役目をするの
みであった。

〔考案が解決しようとする課題〕

本考案の課題は、ワープロ用のフロッピーを収納できる
原稿台を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本考案の手段、即ち構成は、原稿類を載架する主板の下
端に、フロッピー収納偏平室を形成し、その挿入口を前
端に設け、主板の裏面側に突出する偏平室の後端部は上
面に開口部を形成し、断面鈎形の調節蓋を開口部に着脱
可能に施したことである。

〔実施例〕

図について説明すると、１は合成樹脂製の原稿台主板、
２は主板１の下端に一体に形成したフロッピー収納室で
主板１の正面に僅少突出させ、かつ裏面側に長く突出さ
せる。そして正面の突出部前端にフロッピーの挿入口３
を開設し、裏面側に伸びる収納室２の後端面４の上面に
開口部５を形成する。６は開口部５を被う調節蓋を示
し、断面鈎形に成形し、上面６ａ、後面６ｂ、左右側面
６ｃ，６ｄから成る形状をなし、上面６ａに指かけ孔６
ｅ，６ｅを開設し収納するフロッピーＦの大きさに応じ
て、大きいときは第４図(A)のように後面６ｂを収納室
２の後面４に接するように開口部５を施蓋し、フロッピ
ーＦを収納したときその先は後面６ｂに当たり、その前
部が収納室より突出して容易に取出すことができるよう
にし、フロッピーが小さいときは調節蓋６の後面６ｂを
逆にして第４図(B)のように施す。かくしてフロッピー
の先は前進した後面６ｂに当って小さくてもその前部は
収納室２より突出して取出しに支障を来たすのを防ぐ。
尚図中７，８は調節蓋６の上面６ａに表示した大小のフ
ロッピー収容時の寸法数字目印で収納室２の開口部５に
沿って設けた目印９に合せて使用する。

〔作用〕

フロッピーを収納室に差込み、使用時取出す。その際フ
ロッピーの前部が収納室の挿入口より突出して取出を容
易にする。フロッピーが大形のときは調節蓋を収納室後
面に接するように施し、フロッピーが小形の際は調節蓋
を逆にして後面を前進させる。かくしてフロッピーは大
小に対応して常に取出し易い位置に納まる。

〔効果〕

本考案によれば、原稿台にフロッピーを収容する偏平な
収納室を設けてあるので、作業上便利である。殊に収納
室はフロッピーの大小に応じてその前部が収納室の挿脱
口より少々突出して取出し易い位置に納まるようになっ
ているため一層使い勝手が良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るフロッピー収納室付原稿台の一実施
例を示したもので、第１図は正面図、第２図は側面図、
第３図は裏面側斜視図、第４図(A)(B)はフロッピー収納
室の使用状態を示す縦断側面図である。 １……主板、２……フロッピー収納室、３……挿入口、
４……後端面、５……開口部、６……調節蓋、６ａ……
上面、６ｂ……後面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】原稿類を載架する主板の下端に、フロッピ
   ー収納偏平室を形成し、その挿入口を前端に設け、主板
   の裏面側に突出する偏平室の後端部は上面に開口部を形
   成し、断面鈎形の調節蓋を開口部に着脱可能に施したフ
   ロッピー収納室付原稿台。