JPH06279274A - 懸濁液徐放性製薬組成物 - Google Patents

懸濁液徐放性製薬組成物

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JPH06279274A
JPH06279274A JP5310680A JP31068093A JPH06279274A JP H06279274 A JPH06279274 A JP H06279274A JP 5310680 A JP5310680 A JP 5310680A JP 31068093 A JP31068093 A JP 31068093A JP H06279274 A JPH06279274 A JP H06279274A
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JP
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naproxen
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phthalate
sustained release
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JP5310680A
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Giancarlo Santus
サンタス ジヤンカルロ
Guiseppe Bottoni
ボトニ ジュセッペ
Ettore Bilato
ビラト エットーレ
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Recordati SA
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)ナプロキセン及び賦形剤から成る微粒
子、(b)高分子の親水性及び疎水性物質から成る連続
した4層の被膜(少なくとも第1被膜が予め決められた
放出特性に従い、上記ナプロキセン制御放出を与え
る)、及び(c)液体投与ビヒクルを含むナプロキセン
投与用液体−懸濁徐放性腸溶性製剤。 【効果】 ナプロキセンの経口投与を1日1回の投薬で
行なえ、しかも患者の要求に応じて投薬量を調整でき、
経口摂取を助け、当該薬物の典型的な副作用を最小限に
押さえることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナプロキセン(nap
roxen)投与のための液体状投与形態にある制御放
出性ないし徐放性製剤(controlled−rel
ease pharmaceutical formu
lations)に関する。
【0002】
【従来の技術】(S)−6−メトキシ−α−メチル−2
−ナフタレン酢酸(ナプロキセン、naproxen、
(S)−6−methoxy−α−methyl−2−
naphtaleneacetic acid)は、長
い間知られてきた非ステロイド抗炎症薬であり、鎮痛及
び解熱作用をも有する(米国特許3,904,682及
び4,009,197)。
【0003】ナプロキセンの抗炎症及び鎮痛作用によ
り、それは、慢性関節リウマチ、変形性関節症、強直性
脊椎炎、および痛風関節症(gout arthrop
athy)のような種々の形態の関節炎の治療、および
腰部座骨神経痛(lumbarsciatica)、筋
肉痛、神経痛、根症候群(radicular syn
dromes)、関節周囲炎、筋線維膜炎のような関節
外のリウマチの治療に処方されている。
【0004】治療は一般に、1日当り250mgから
1,000mgの範囲の活性成分を日用量として使用す
ることを包含し、現在投与に使用されている製剤は、錠
剤、カプセル、即時懸濁のための顆粒(経口経路)、坐
薬(直腸経路)、バイアル(筋内注射経路)、ゲル及び
乳濁液(局所経路)を包含する。これら全ての製剤は本
質的に、治療的効果の迅速な開始を確実にするように、
活性成分が体内ですぐに利用されるように設計されてい
る。
【0005】特に経口投与経路に関しては、この治療的
効果を時間的に延長することの要請により、1日1回の
投与ですむように、薬物制御放出製剤が開発された。
【0006】1日1回の投与により、治療期間中の患者
が、推奨投与量により良く従うことが実際に知られてい
る。例えば、薬の服用における「患者の忠実さ(pat
ient compliance)」の度合いは、1日
1回服用の場合の87%から1日4回服用の場合の39
%にまで変動することが報告されている〔J.A.Cr
amer et al.(ジェイ.エー.クレイマー
ら),JAMA It.ed.,601(198
9)〕。
【0007】1日1回の投与に適した製剤の例が報告さ
れているものとしては、活性成分が分散されており、拡
散によって放出されるマトリックスを使用することを記
載している米国特許4,803,079、並びにすぐに
放出される薬量と遅れて放出される薬量の投与のための
徐放型ペレットの使用を記載した欧州特許EP458,
249、およびナプロキセン等の薬剤をゼロオーダーの
速度で徐放出するのに適した固体状投与単位を記載して
いる欧州特許EP250,374がある。
【0008】これら応用全ての主たる欠点は、固体状投
与単位の最終的なサイズにあり、ナプロキセンの場合の
ような高い活性成分量での投薬のためには、特に高重量
と大きいサイズを有する投与形態へと発展する。従っ
て、例えば、米国特許4,803,079の教示を適用
すると、1,000mgの活性成分を含む錠剤は、全体
重量が約1,300mg、直径が約15mm、厚さが約
7mmになるであろう。明らかに、これら性質を有する
投与単位(dosage unit)は、嚥下困難を有
する患者にとっては重大な投与上の困難を伴う。嚥下困
難は、上記タイプの疾患では、ナプロキセンを使用する
患者集団が一般的に高齢の人から構成されていることを
考慮すると小さな問題ではない。
【0009】当該システムが製剤を微小単位(顆粒もし
くはペレット)に細分化することを包含する場合であっ
ても、過剰投与(ナプロキセンの場合には過剰投与が麻
痺、胸焼け、消化不良、吐き気、嘔吐を誘発し得る)を
回避する必要性のために、どんな場合にも該微小単位を
容器(例えばゼラチンカプセル)中に収容することが必
要であり、該容器は結果的には上記と同様の大きさ(d
imensions)を有することになり、従って嚥下
の際の問題は解決されないまま残る。
【0010】ナプロキセンの場合、固体状徐放出性投与
形態の経口投与の他の不利な点は、錠剤もしくはカプセ
ル中に収容されている活性成分が、時として胃腸管の出
血、消化性潰瘍又は大腸炎を生じるかもしれない局所の
胃腸の接触耐性(contact toleranc
e)の問題を引き起こし得るという点である。
【0011】固体状の徐放性投与形態により生ずる問題
の解決法としては、懸濁液の徐放性製剤(liquid
−suspension controlled−re
lease formulation)の使用がある。
これら製剤の内在的な性質のために、それらは望ましい
放出プロフィールを保証する形態で、特に均質で、懸濁
可能で、且つ味わい良いことも要求され、このため、徐
放性懸濁液が上記の要請を満たすようなサイズの粒子か
ら構成されていることが必要となる。
【0012】一般に、このような小さなサイズを要請す
ることは、懸濁に影響を与えず、且つ摂取したときに
「砂のような(sand−like)」感覚を避けるた
め、賦形剤の含有率を低く維持することを意味する。ナ
プロキセンの場合のように、治療条件が高い用量を要求
する場合、微粒子(microgranules)中の
高い活性成分含量を維持することも特に必要である。
【0013】例えば、国際特許出願WO89/8448
に記載の製剤では、腸溶性の膜で覆われた(enter
ic−coated)顆粒は、どんな場合でも、直径が
0.5mmを超えてしまい、従って、液体状製剤中に懸
濁させるには全く不適性である。
【0014】ナプロキセン投与のための懸濁液用にサイ
ズ的に適切な製剤の例は、ベルギー特許BE903,5
40に記載されており、該特許は、サイズが0.1から
125μmの範囲の粒子からなる徐放性粉末をクレーム
しており、これは、ナプロキセン等のいくつかの薬剤の
液状投与(liquid administratio
n)に使用され得る。
【0015】同一出願人による米国特許出願第928,
626号(EP359,195に対応)もまた、ナプロ
キセンを投与するために使用できる液状徐放性製薬組成
物のための治療システムを記載している。このシステム
は、微粒子(microgranules)からなるも
のであり、該微粒子は、まず徐放特性を微粒子に与える
pH非感受性の(内層の)被膜で覆われ、続いて種々の
親油性および親水性の物質で交互に覆われており、該微
粒子全体のサイズは、50から500μmである。この
微粒子は、液状投与ビヒクル中で安定な懸濁液を形成す
る。
【0016】しかしながら、前述の第三者の特許及び出
願の教示内容を適用しても、1日1回の投与でナプロキ
センの治療上有効なレベルを達成可能な懸濁組成物を得
ることができず、更に、上記各特許出願に記載された液
状製剤のいずれも、胃液による溶解という障壁をくぐり
抜けるように設計されたものではない。加えて、前述の
同時係属中の出願928,626は、ナプロキセンを活
性成分として使用した具体的な実施例を全く記載してお
らず、ナプロキセンの1日1回の投与に適切な、ナプロ
キセン用の液状の徐放製剤や、胃液に耐え得るナプロキ
セン含有液状製剤を具体的には何ら開示していない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の研究によれ
ば、特許出願EP359,195に記載されている事項
に従って得られるナプロキセン含有粒状物(granu
les)が、一連の4層のコーティングで被覆され、そ
の際に最初に粒状物に施されるコーティングが常にポリ
エチレングリコールを含有し、同時に最も外側のコーテ
ィングには可塑剤と共にセルロースアセテートフタレー
ト(CAP)、または腸溶性コーティングを形成する特
性を有する他の同様なポリマーを含有するようにした場
合には、上述の技術上の問題点を解決できる製剤が得ら
れることが見い出された。
【0018】従って、本発明の目的は、1日1回のみの
投与で、治療的に活性なナプロキセンの血中レベルを確
保でき、活性成分と胃粘膜との長時間接触により引き起
こされ得る有害な影響を避けるように設計された、懸濁
液形態の徐放性製剤ないし製薬組成物(control
led−release pharmaceutica
l composition)である。
【0019】
【課題を解決するための手段】この組成物は、ナプロキ
センと賦形剤との混合物から成ると共にコーティングの
均一な付着乃至形成を可能とする均等に滑らかな表面
(例えば、実質的に球形の表面)を有する多数の微粒子
(microgranules)であって、本質的に
(i)エチルセルロース、ジエチルフタレート及びポリ
エチレングリコール、(ii)メタクリル酸コポリマ
ー、メチルセルロース又はポリビニルピロリドン、(i
ii)脂肪酸のグリセリド、ワックス等から選ばれる1
種又は2種以上の脂肪物質、及び(iv)セルロースア
セテートフタレート、セルロースアセテートトリメリテ
ート又はヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
トからそれぞれ成る、一連の積層された4層のコーティ
ングで覆われている微粒子を含むものである。
【0020】従って、この製剤は、その中に収容される
投与形態の放出特性を保持可能であり、比較的長い時間
安定性を維持する液体投薬製剤とするか、あるいは、必
要な場合に調製され、その後、治療が行われる期間中を
通して安定性を維持する液体製剤とすることができる。
【0021】本発明により、患者の忠実度(patie
nt compliance)の充分な改善が達成され
るので、投与及び嚥下に対して要請される容易さを維持
しながら、1日の投薬回数を減少できるという利点があ
ることは明らかである。加えて、単に必要とされる懸濁
液の量を測定することにより、投薬量を要求量に調整で
きるので、改善された治療効果を期待することができ
る。最後に、最も外側のコーティングが、胃粘膜に局部
的にナプロキセンが接触することを防ぐので、ナプロキ
センに対する患者の耐性を高め、この結果副作用がより
少なくなる。
【0022】腸粘膜の細胞に到達するナプロキセンの濃
度は、腸の管腔内の該薬剤の濃度及び該薬剤の粘膜毛細
血管の血漿中濃度に依存する。
【0023】脆弱な患者の粘液バリアーは幾分欠陥があ
ると一般に信じられている。ナプロキセンは、この障壁
に浸透し、粘膜壁を維持するプロスタグランジンの形成
を阻害し、これによって胃の塩酸由来の水素イオンを漏
出させて戻し、粘膜を損傷させる。
【0024】上記のことから、分散及び胃及び上部十二
指腸粘膜への局所的接触の問題を回避する薬剤製剤の可
能性が導かれる。このオプションは、低いpHでは安定
であり、高い場合(十二指腸)には分解する腸溶性の被
膜により、達成される。従って、腸溶性製剤に対して、
同等の有効性及び改善された上部胃腸管の安全性を期待
することは合理的である。
【0025】詳細には、本発明は、液状で計量可能な、
腸溶性被覆された徐放性製剤ないし徐放性製薬組成物で
あり、以下を包含する。
【0026】1)50〜500μm(好ましくは、90
〜300μm)の範囲のサイズを有し、長期間、液体中
での懸濁状態を容易に維持できるナプロキセンを徐放出
するための投与形態(dosage forms)であ
って、該投与形態は本質的に以下のものから成る: a)尖った又は不連続な形態を有さず、その上に均質な
コーティングの形成を可能とし、連続的被覆の再現性と
均一な分布を確実にする実質的に均一な表面を有する微
粒子コア(microgranule cores)を
形成するように処理された、ナプロキセンと賦形剤との
混合物; b)pH変化により影響されないバリアーを形成するこ
とを意図し、上記コアに含まれるナプロキセンに徐放特
性を付与する、該微粒子コアに接触する第一コーティン
グ、 c)第一コーティングの表面を被覆する親水性の第二コ
ーティング、 d)第二コーティングの表面を被覆する親油性の第三コ
ーティング、 e)胃液中への溶解には抵抗するが小腸では分解する物
質から成る、「腸溶性」の特徴を有する最も外側のコー
ティング。
【0027】2)上述の徐放性形態(controll
ed−release forms)のためのビヒクル
システムは、代替的に以下のものから成る: a)必要な場合に製剤を再構成することが可能な、沈殿
防止剤(suspending agent)、甘味剤
及び1)に記載の徐放性投与形態からなる乾燥混合物; b)1)に記載の徐放性投与形態が、長時間、懸濁され
最適な放出条件に維持され得る、上述の沈殿防止剤及び
甘味剤の水溶液。
【0028】本発明によれば、被覆後に50〜500μ
m(好ましくは、90〜300μm)の範囲内のサイズ
を有し、均一な表面、好ましくは殆ど球形の形状、30
0〜800g/l(好ましくは500〜600g/l)
の範囲の見掛け密度、及び非常に低い破砕性を有する、
高い含有量(重量で、80〜90%)の活性成分を含む
粒状物が、米国特許出願928,626及びEP35
9,195に記載の公知の技術によって、ナプロキセン
と賦形剤とを湿潤混合して得られることが見い出され
た。
【0029】本発明の目的物である製薬製剤の成分を特
徴づける要素を、以下に記載する。 微粒子コア−1 a) :コアを作るのに使用される賦形
剤は、湿潤混合に一般に使用されるもの、例えば、二塩
基性リン酸カルシウム、ラクトース、ミクロクリスタリ
ンセルロース、デンプン、タルク、糖類、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマ
ー等から選択することができる。混合液体は、水又は水
と混合できる溶媒、例えば、エチルアルコールもしくは
その他一般に使用されるアルコール類、或いは水とアル
コールとの混合物が使用できる。
【0030】更に開示された発明によると、粒状物(g
ranulate)は次いで、既知のコーティング方法
を用いて、異なる組成のコーティングにより順次コート
される。例として、使用される3つの異なるタイプのコ
ーティングを構成する材料は、以下のように報告されて
いる:放出を制御するコーティング−1 b) :第1成分であ
るエチルセルロースのようなセルロース誘導体と、第2
成分として、第一コーティングの全成分(溶媒を除く)
の重量に対して、10〜30重量%の範囲の量のジエチ
ルフタレートのような可塑化成分とを、ポリエチレング
リコールの存在下に混合する。
【0031】溶媒を除いた乾燥重量基準で0.1−5重
量%のポリエチレングリコールを、コーティング混合物
に加えることにより、既知の可塑性性質(plasti
ccharacteristics)やナプロキセンの
ような水に容易には溶けない物質の分散乃至拡散に有用
である親水性の性質に加えて、徐放性の性質を担う膜を
生じることが本発明により見い出された。
【0032】親水性コーティング−1 c):メタクリ
ル酸コポリマー、メチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドンのような親水性物質。
【0033】上記メタクリル酸コポリマーとしては、例
えば、EURAGIT(商品名、Rohm Tech
Inc.、米国、から市販されている)を挙げることが
できる。これは、ジメチルアミノエチルメタクリレート
及び他の中性メタクリル酸エステルから合成されるコポ
リマーである。該ポリマーは、通常、分子量100,0
00以上である。
【0034】化学式は、以下で示される。
【0035】
【化1】
【0036】例えば、EudragitのタイプEは、
1、R3=CH3 、R2=CH2 CH2 N(C
3 2 、R4=CH3 ,C4 9 である。
【0037】親油性コーティング−1 d):炭素数6
〜32の脂肪酸のモノ−、ジ−もしくはトリグリセリ
ド、カルナウバワックス、蜜蝋、カンデリラワックス、
アルコール(特に炭素数6〜32のもの)及び脂肪酸
(特に炭素数6〜32のもの)のような脂肪物質。
【0038】腸溶性コーティング−1 e):腸溶性コ
ーティングは、好ましくは、セルロースアセテートフタ
レート、セルロースアセテートトリメリテート又はヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート等を含む。
【0039】腸溶性コーティング−1 e)を構成する
ものと同じ物質はまた、第二の親水性コーティング1
c)のための成分としても使用され得る。
【0040】好ましくは、可塑剤が、タイプ1 c)及
び1 e)のコーティング材料に添加される。これらコ
ーティングに対する可塑剤の選択は、それが湿潤プロセ
ス(wet process)に使用されるか、有機溶
媒を使用するプロセスに使用されるかに依存する。クロ
ロホルムのような塩素化溶媒、エタノール、メタノール
もしくはイソプロピルアルコールのようなアルコール、
アセトンもしくはメチルエチルケトンのようなケトン及
び上記溶媒の各種混合物も実際に、水と同じくコーティ
ング用溶媒として使用されることができる。
【0041】可塑剤としては、例えば、ジエチルフタレ
ート、ジブチルセバケート(dibutyl seba
cate)、トリアセチン、トリアルキルシトレート、
植物油、アセチル化されたグリセリド、ポリエチレング
リコール又はプロピレングリコールのような使用できる
種々の可塑剤中でも、本発明の目的である組成物のため
に最適なのは、ジエチルフタレートである。
【0042】ジエチルフタレートのような可塑剤は、全
成分(溶媒を除く)の総重量の10から30重量%の範
囲の量でポリマーコーティングに使用するのが好まし
い。
【0043】ビヒクル−2a)及び2b):上記手順に
よって被覆された粒状物(granulate)は、次
に、ビヒクルと結合させて、必要に応じて即座に懸濁さ
れ得る固体状混合物となるか(2a)、すぐにも使用さ
れる懸濁液とされる(2b)。
【0044】徐放出される活性成分の投薬量を含むコー
トされた微粒子の量に加えて、ビヒクルを構成する成分
は: −沈殿防止及び増粘剤、例えば、セルロースエステル、
微結晶セルロース、アルギン酸誘導体、ポリビニルピロ
リドン誘導体等; −スクロースまたはソルビトールのような糖類; −クエン酸及びクエン酸ナトリウム、グリシン及び塩
酸、リン酸ナトリウム及びリン酸カリウムのような緩衝
剤; −保存剤及び静菌剤、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸
エステル; −製剤に一般に使用される、種々の香味料及び甘味料。
【0045】上述の成分に加えて、すぐにも使用に供さ
れる、ビヒクルと結合された投与形態はまた、水又は水
と共溶媒(co−solvents)例えばグリコー
ル、アルコール及びグリセリンとの混合物をも含む。
【0046】以下に示す方法、表及び実施例は、本願を
より良く記載すること、及びその利点と有用性を明示す
ることを意図するのみであって、本発明を限定するもの
ではない。
【0047】
【実施例】実施例1 微粒子(microgranulate)の製造法 ナプロキセン3,200g、ポリビニルピロリドン40
0g及びラクトース400gから成る混合物を、良好な
均質性を確保すべく5分間混合する。2バールの圧力で
噴霧された500mlの水を、上記混合物に流量35m
l/分で撹拌下添加する。さらに10分間混合物を撹拌
し、粒状物(granulate) を球状にする。該球状生成物
を、残留湿度が4−5重量%のレベルに下がるまで、3
5℃の温度制御固定層(temperature-controlled stati
c bed)で、約2時間乾燥する。次いで該球状生成物を、
0.6mmのふるいに掛け、大きさが90から300μ
mの範囲にあり、且つ、不均一な表面粗さのない球状の
粒子を得る。90μmより小さい、又は300μmより
大きいサイズの粒状物は分離され、粉砕機(mill)で微粉
砕し、製造サイクルに再利用する。
【0048】上記微粒子(microgranulate)は、粒度分布
及び密度によって特性づけられる。これら特性は、該微
粒子の表面積の計算に必要である。
【0049】粒度分布のデータを数学的に処理すること
により、粒度分布のdg (平均幾何学的直径、mean geo
metric diameter )及びσg (標準偏差)が計算され
る。そして、dvsが、dg 及びσg から次のようにし
て導き出される: log dvs=log dg −1.151 log2
σg ここで、dvsは、直径体積−表面(diameter volume-s
urface) である。
【0050】表面積は、次式により評価される: 表面積=6/Pg *dvs ここで、Pg は見掛け密
度(apparent density)。
【0051】表面積値を考慮することにより、微粒子上
へ一定量のコーティングを施すことができる。
【0052】実施例2 2バールの圧力下、15ml/分の流量で、500ml
の噴霧された水を、実施例1と同様にして3,560g
のナプロキセン及び440gのポリビニルピロリドンを
混合して成る混合物に加える。粒状物を球状にし、前述
したように、乾燥してふるい分ける。
【0053】実施例3 2バールの圧力下、20ml/分の流量で450mlの
噴霧された水を、実施例1と同様にして3,200gの
ナプロキセン、400gのポリビニルピロリドン及び4
00gの二塩基性リン酸カルシウム二水和物を混合して
成る混合物に加える。次いで、前記と同様にして、粒状
物を球状にし、乾燥してふるい分ける。
【0054】実施例4 2バールの圧力下、15ml/分の流量で500mlの
噴霧された水を、実施例1と同様にして3,200gの
ナプロキセン、400gのポリビニルピロリドン、20
0gのラクトース及び200gの二塩基性リン酸カルシ
ウム二水和物を混合して成る混合物に加える。次いで、
前記と同様にして、粒状物を球状にし、乾燥してふるい
分ける。
【0055】実施例5 微粒子のコーティング(Coating of Microgranulate) コアに接する第1コーティング 実施例1に記載の手順に従って得られた500gの微粒
子を流動層コーティング装置(fluid-bed coating appar
atus) に入れ、40−45℃の温度に加熱された空気を
40−45M3 /時の速度で吹き込み、1分間乱流撹拌
(turbulence stir) する。微粒子は、下記の組成(重量
%)を有する溶液で、2バールの圧力下、16g/分の
流量でスプレーされる。
【0056】 エチルセルロース 3.00 ジエチルフタレート 1.00 ポリエチレングリコール 0.10 エチルアルコール 21.35 クロロホルム 74.55 コーティングに使用される物質量は、コーティングされ
る表面積と関係がある。例えば、1.6g/m2 の表面
積をコーティングするには、上記溶液585gがスプレ
ーされ、また表面積2.0g/m2 をコーティングする
には上記溶液731gを要する。
【0057】実施例6 また、実施例5に記載されているのと同様の操作手順に
従い、微粒子は、下記の組成(重量%)を有する溶液で
コートすることができる。
【0058】 エチルセルロース 2.5 ジエチルフタレート 1.0 ポリエチレングリコール 0.2 エチルアルコール 96.3実施例7 実施例5に記載されているのと同様の操作手順に従い、
微粒子は、下記の組成(重量%)を有する溶液でコート
することができる。
【0059】 エチルセルロース 3.0 ジエチルフタレート 1.0 エチルアルコール 21.0 クロロホルム 75.0実施例8 第2コーティング(親水性コーティング(Hydrophilic C
oating) ) 実施例5に記載した第1コーティングを施すのに使用し
た方法と同一の方法が、親水性コーティングを施す際に
も利用される。下記の組成(重量%)を有する溶液を、
2バールの圧力で、8−10g/分の流量で施す。
【0060】 メタクリル酸コポリマー Eudragit E R 12.5 アセトン 35.0 イソプロピルアルコール 52.5 第2コーティングに使用する溶液の量は、第1コーティ
ングに使用した量と関係がある。例えば、1.6g/m
2 の第1コーティングが施される場合、50gの上記溶
液が使用され、2.0g/m2 が使用される場合、上記
溶液62.4gが必要である。
【0061】実施例9 また、第1コーティングは、下記の組成(重量%)を有
する溶液でコートすることができる。
【0062】 メチルセルロース 3.0 水 97.0実施例10 更に、第2コーティング層に適した他の溶液としては、
下記の組成(重量%)を有する溶液も使用できる。
【0063】 ポリビニルピロリドン 5.0 水 95.0実施例11 第3コーティング(親油性コーティング(Lipophilic Co
ating)) 下記の組成(重量%)の溶液を、実施例5に記載されて
いる第1コーティングについてと同様の圧力及び流量条
件で、第2コーティングに施す。
【0064】 グリセリルモノステアレート 4.50 白みつろう 0.40 セチルアルコール 0.05 ステアリルアルコール 0.05 クロロホルム 89.60 メタノール 5.40 第3コーティングに使用する溶液の量は、第1コーティ
ングに使用した量と関係がある。例えば、第1コーティ
ングが1.6g/m2 の場合、上記溶液を577g使用
し、2.0g/m2 の場合は、上記溶液697gを要す
る。
【0065】実施例12 また、第2コーティングは、下記の組成(重量%)を有
する溶液でコートすることができる。
【0066】 グリセリルモノステアレート 6.5 クロロホルム 93.5実施例13 更に、第3コーティング層に適した他の溶液としては、
下記の組成(重量%)を有する溶液も使用できる。
【0067】 みつろう 6.0 イソプロピルアルコール 5.0 クロロホルム 89.0実施例14 更にもう一つの、第3コーティング層に適した溶液とし
ては、下記の組成(重量%)を有する溶液も使用でき
る。
【0068】 カオメル(KaomelR ) 6.0 メチルアルコール 29.0 クロロホルム 65.0 尚、上記カオメル(KaomelR )は、水素化した非
ラウリン性硬化植物油の混合物、特に、部分水素化され
た綿実油及び/又は大豆植物油である。
【0069】実施例15 その他に下記の組成(重量%)を有する溶液が使用でき
る。
【0070】 カルナウバワックス 5.0 クロロホルム 95.0実施例16 第4コーティング(腸溶性コーティング(Enteric Coati
ng) ) 実施例8で記載した第2コーティングを施すのに使用し
たのと同一の方法が、最後の第4腸溶性コーティングに
も利用される(重量%組成)。
【0071】 セルロースアセテートフタレート 4.0 ジエチルフタレート 1.0 アセトン 71.2 イソプロピルアルコール 23.8 第4コーティングに使用する溶液の量は、第1コーティ
ングに使用した量と関係がある。例えば、1.6g/m
2 の第1コーティングが施された場合、155gの上記
溶液が使用され、2.0g/m2 の場合は上記溶液19
6gを要する。
【0072】実施例17 また、第3コーティングは、下記の組成(重量%)を有
する溶液でもコートすることができる。
【0073】 セルロースアセテートトリメリテート 4.0 (Cellulose acetate trimellitate) ジエチルフタレート 1.5 アセトン 70.0 イソプロピルアルコール 24.5実施例18 更にもう一つの、第4コーティング層に適した溶液とし
ては、下記の組成(重量%)を有する溶液も使用でき
る。
【0074】 ヒドロキシプロピルメチルセルロース フタレート 4.0 ジエチルフタレート 1.0 アセトン 75.0 イソプロピルアルコール 20.0実施例19 徐放性懸濁液の製造 微結晶セルロース5.50g、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム0.50g、クエン酸ナトリウム0.5
0g、クエン酸一水和物0.75g、p−ヒドロキシ安
息香酸メチル0.25g、p−ヒドロキシ安息香酸プロ
ピル0.06g、塩化ナトリウム0.05g、グリシル
リジン化アンモニウム0.02g及び糖65.77g
を、0.4mm平均メッシュ(average mesh)のふるいに
掛けた後、ミキサー造粒機(mixer-granulator)で混合す
る。0.05gの界面活性剤(スパン20(Span 20) )
及び0.20gの泡止め剤(ジメチルポリシロキサン)
を5mlの水に分散後、得られた液体を粉末混合物と混
合し、ミキサー造粒機で粒状化する。最後に、一定の湿
度になるまで乾燥し、得られた顆粒を、1.30gのト
ラガカント(tragacanth)及び0.05gのカンキツ属の
粉末状香味料と混合する。
【0075】実施例1、5、8、11、16と同様にし
て得られた25.0gの徐放性ナプロキセン微粒子を、
最終的にビヒクル顆粒(vehicle granulate) と混合して
製剤100gを得る。これは、最終懸濁液10ml中、
750mgのナプロキセン含量となるのに足る量の水に
容易に懸濁される。
【0076】実施例20 インビトロ(In Vitro)放出試験 米国薬局方第21版(United States Pharmacopoeia E
d.XXI) に記載の装置II(パドル(paddle))を使
用して、下記の組成から成る900mlのリン酸緩衝液
(pH=7.4)中で、50回転/分の運転条件にて試
験する。
【0077】 二塩基性リン酸ナトリウム二水和物 14.40g 一塩基性リン酸ナトリウム二水和物 2.96g 脱塩水 全量を1,000mlとする量 活性成分濃度は、分光光度法又は332nmのU.V.
検出器を用いる高速液体クロマトグラフィーにより測定
される。
【0078】表1は実施例5及び実施例7によりそれぞ
れ調製された第1コーティングに関してのみ互いに異な
る微粒子から放出されたナプロキセンの割合を示す。条
件は、同等にもかかわらず、第1コーティング(実施例
5)の成分の一つであるポリエチレングリコールの使用
により、24時間にわたって、ナプロキセン放出の最適
コントロールが得られることが分かる。
【0079】
【表1】
【0080】実施例21 胃液(Gastric Fluids)に対する抵抗性試験 アメリカ薬局方第22版第1580頁(United States P
harmacopoeia Ed.XXII page 1580)に記載され
ている6つの容器の装置(the six vessel apparatus)を
使用して、胃液に対する抵抗性試験を行う。試験は、
0.1N塩酸750ml中で、37℃、60回転/分で
行う。サンプルは、試験の1時間及び2時間後、回収す
る。実施例1、5、8、11及び16の記載に従って調
製及びコーティング操作を行ってコーティングした微粒
子を使用し、比較として、腸溶性コーティングを施さな
いエチルセルロースの第1層でコーティングした微粒子
を使用する。ナプロキセン溶解量(%)を、個々に測定
し表2に示す。
【0081】完全にコーティングした微粒子から得たデ
ータと部分的にコーティングした微粒子から得たデータ
を比較すると、試験した最初の6個のサンプルのどれに
おいても、溶媒中に溶解した薬剤が、導入された投薬量
の10%を越えていないことを示しており、被試験微粒
子は、上記アメリカ薬局方の腸溶性コーティングの規格
を満足している。
【0082】これに対して、腸溶性コーティングをして
いない6個のサンプルは、最初の1時間の後でさえ、ア
メリカ薬局方の規格を満たしていない。
【0083】
【表2】
【0084】実施例22 溶解安定性の経時試験 表3及び表4は、2つの製剤についての、周囲温度での
安定性を示す。該製剤には、実施例1、5、8、11及
び16と同様にして調製しコーティングされた微粒子を
含み、該製剤は、被覆される表面積に関して、コーティ
ングする際の材料の量のみが互いに異なる。
【0085】 表3=1.6g/m2 、表4=2.0g/m2 ナプロキセンの放出は、実施例20に記載されている溶
解方法を使用して、開始時と30日後において、UV法
により測定される。
【0086】
【表3】
【0087】
【表4】
【0088】いずれの場合も、製剤が1ヵ月経過後で
も、放出性能が変化しないままであること、被覆される
コーティング量が増加する程(表4)活性成分の放出を
減少させることが明らかである。
【0089】実施例23 ビヒクル中での懸濁試験 実施例19に記載の懸濁液を、30秒間の撹拌後、メス
シリンダーに注ぎ、全液体の高さに対する透明な液体の
高さを一定時間毎に測定することにより、ビヒクル中で
の懸濁性を試験した。1時間後、全ての粒子は尚、懸濁
状態にあった。24時間後、透明な液体の高さは、全体
の高さに比べ僅か5%であった。該懸濁組成物は、どの
ような投薬量でも、その内容物は一定不変で均一であ
る。
【0090】実施例24 製剤の生物学的利用能及び治療上の効力 本発明の生物学的利用能及び治療上の効力を試験するた
めに、1回投与を使用し、2種類の期間でクロスオーバ
ーデザインに従い、速度論的試験を行った。
【0091】この試験は、6人の健康な志願者に対して
行われ、この6人の被験者は、下記に示す組成から成る
実施例19で調製された液体徐放性ナプロキセン製剤
(A)を、1回投与(750mg)された。
【0092】 成分 mg ナプロキセン徐放性微粒子 25.00 クエン酸 0.75 クエン酸ナトリウム 0.50 微結晶セルロース 5.50 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.50 トラガカントゴム 1.30 p−ヒドロキシ安息香酸メチル 0.25 p−ヒドロキシ安息香酸プロピル 0.06 ソルビタンモノラウレート 0.05 ジメチルポリシロキサン 0.20 粉末化カンキツ属香味剤 0.05 グリシルリジン化アンモニウム 0.02 (glycyrrhizinated ammonium) 塩化ナトリウム 0.05 糖 65.77 参考として、下記の組成から成る即時放出(immediate-r
elease) 顆粒状ナプロキセン(B)を使用した。
【0093】 成分 mg ナプロキセン 750.0 マンニトール 750.0 ポリビニルピロリドン 75.0 メタクリル酸コポリマー 112.5 サッカリンナトリウム 52.5 レモン香味剤 150.0 クエン酸 130.5 シリカ 7.5 スクロース 2,467.5 血液サンプルを、異なる時間に採血し、ナプロキセンの
血漿濃度を、高速液体クロマトグラフィーで測定した。
表5は、試験で得られた主な薬物動力学的パラメーター
を示す。これらデータから、製剤(A)は、Cmax をか
なり減少させ、Tmax を延ばすことが分かる。このこと
は、相対的生物学的利用能(F)は、参考製剤(B)と
比較して81%に等しいことを示している。
【0094】文献値18μg/ml(〔Clin.Pharm.The
r.31,6 (1982) 〕)は、治療的効力を確実なものにする
ための最小の血漿レベルと考えられており、この値を治
療効果評価のための参考値として用いた。
【0095】図1は、実測された薬物動力学的パラメー
ターに基づいて計算された、5日間における複数投与後
のシミュレートされた定常状態(simulated steady-stat
e)の血中レベルを示すグラフである。図1から分かるよ
うに、本発明は、1日1回の投与でも、治療的レベルを
保持することができ、初期ピーク効果を押さえることが
できるので、それによるいかなる副作用の発生も最小限
に抑えることができる。
【0096】
【表5】
【0097】表5中、 S.D.=標準偏差(Standard deviation) Cmax =(ピーク濃度)は、薬物が投与後に到達する
最も高い血漿濃度である。
【0098】Tmax =(時間濃度)は、Cmax 値に達
するまでに必要な時間である。
【0099】AUC0-∞=(曲線下の面積)は、時間−
濃度プロフィールの全面積を表わし生物学的利用能の尺
度を表わす。
【0100】2種類の異なる放出形態(A及びB)の相
対的生物学的利用能(F)は、同一投与量及び同一投与
経路を使用する場合、次式により与えられる。
【0101】F(相対的生物学的利用能)=AUC
(A)/AUC(B)*100
【図面の簡単な説明】
【図1】実測された薬物動力学的パラメーターに基づい
て計算された、5日間における複数投与後のシミュレー
トされた定常状態(simulated steady-state)の血中レベ
ルを示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 ジュセッペ ボトニ イタリア 24100 ベルガモ ヴィア ド ン ルイジ グアネラ 5 (72)発明者 エットーレ ビラト イタリア 35121 パドヴァ ヴィア エ ス.マッティア 23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 懸濁液の形態でナプロキセンの1日1回
    の投与に適した徐放性製剤投与形態であって、 (1)a)活性成分としてのナプロキセン及び少なくと
    も1種の賦形剤を含む多数の50から500μmの範囲
    のサイズを有する微粒子(microgranule
    s)であって、コーティングする前には実質的には徐放
    特性を有しない微粒子、 該微粒子を被覆する一連の4層からなる連続的なコーテ
    ィングであって、 b)微粒子に直接施された第一のコーティング、 c)親水性の性質を有する第二のコーティング、 d)親油性の性質を有する第三のコーティング、及び e)腸溶性コーティングの性質を有する第四のコーティ
    ングから構成されている一連のコーティング、及び (2)上記被覆された微粒子を懸濁液の形態で投与する
    のに適したビヒクル、を含有し、 上記第一のコーティングが常にポリエチレングリコール
    を含み、第四のコーティングが常にセルロースアセテー
    トフタレート(CAP)又は腸溶性コーティングを構成
    する特性を有する他の同様なポリマーを含むことを特徴
    とする徐放性製剤投与形態。
  2. 【請求項2】 (1)a)賦形剤が、二塩基性リン酸カ
    ルシウム、ラクトース、ミクロクリスタリンセルロー
    ス、デンプン、タルク、糖類、ポリビニルピロリドン及
    びポリビニルピロリドン/酢酸ビニルコポリマーから選
    ばれ、 b)第一のコーティングが、ポリエチレングリコールに
    加えてセルロース誘導体及び可塑剤を含み、 c)第二のコーティングが、可塑剤を伴ったメタクリル
    酸コポリマー、メチルセルロース及びポリビニルピロリ
    ドンから選ばれる物質を含むか、又は第二のコーティン
    グが、セルロースアセテートフタレート、セルロースア
    セテートトリメリテート及びヒドロキシプロピルメチル
    セルロースフタレートから選ばれる物質及び可塑剤を含
    み、 d)第三のコーティングが、脂肪酸のモノ−、ジ−、及
    びトリグリセリド、ワックス、脂肪族アルコール及び脂
    肪酸からなる群から選ばれる1種又は2種以上の物質を
    含み、 e)第四のコーティングが、セルロースアセテートフタ
    レート、セルロースアセテートトリメリテート及びヒド
    ロキシプロピルメチルセルロースフタレートから選ばれ
    る物質及び可塑剤を含み、 (2)ビヒクルが、沈殿防止剤及び甘味料を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の徐放性製剤投与形態。
  3. 【請求項3】 a)賦形剤が、ポリビニルピロリドン、
    ラクトースおよび二塩基性リン酸カルシウムからなる群
    から選ばれ、 b)第一のコーティングが、エチルセルロース、ジエチ
    ルフタレート及びポリエチレングリコールの混合物を含
    み、 c)第二のコーティングが、ジエチルフタレートとメタ
    クリル酸コポリマーとの混合物、メチルセルロース及び
    ポリビニルピロリドンから選ばれる物質を含み、 d)
    第三のコーティングが、脂肪酸のモノ−、ジ−、及びト
    リグリセリド、ワックス、脂肪族アルコール及び脂肪酸
    からなる群から選ばれる1種又は2種以上の物質を含
    み、 e)第四のコーティングが、セルロースアセテートフタ
    レートとジエチルフタレートとの混合物を含み、 (2)ビヒクルが、沈殿防止剤、甘味料、緩衝剤、保存
    剤および香味料を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の徐放性製剤投与形態。
  4. 【請求項4】 前記微粒子が、コーティングの前に50
    重量%を超えるナプロキセン含有量を有し、均質で均一
    に滑らかな表面、実質的に球形の形状、300から80
    0g/lの範囲の見掛け密度、及び低い破砕性を有する
    請求項1に記載の徐放性製剤投与形態。
  5. 【請求項5】 第一のコーティングが、溶媒を除いた第
    一のコーティング混合物の全成分の重量の約10重量%
    から約30重量%の範囲のジエチルフタレートを含み、
    さらに、溶媒を除いた第一のコーティング混合物の総重
    量の約0.1重量%から約5重量%の範囲のポリエチレ
    ングリコールを含む請求項3に記載の徐放性製剤投与形
    態。
  6. 【請求項6】 親水性の第二のコーティングが、溶媒を
    除いた第二のコーティング混合物の全成分の重量の約1
    0重量%から約30重量%の範囲のジエチルフタレート
    を含む請求項3に記載の徐放性製剤投与形態。
  7. 【請求項7】 第四のコーティングが、溶媒を除いた第
    四のコーティング混合物の全成分の重量の約10重量%
    から約30重量%の範囲のジエチルフタレートを含む請
    求項3に記載の徐放性製剤投与形態。
  8. 【請求項8】 前記被覆された微粒子が、90μmから
    300μmの範囲の大きさを有する請求項1から請求項
    7のいずれかに記載の徐放性製剤投与形態。
  9. 【請求項9】 前記被覆された微粒子が、水に懸濁さ
    れ、すぐに使用されるための液状投与製剤の形態にある
    請求項1から請求項8のいずれかに記載の徐放性製剤投
    与形態。
  10. 【請求項10】 前記被覆された微粒子を液体ビビクル
    中に懸濁させた懸濁液が、該微粒子の少なくとも1か月
    間本質的に変化しない放出特性を維持する請求項9に記
    載の製薬組成物。
  11. 【請求項11】 1回の投与で少なくとも24時間の間
    18μg/mlよりも高いナプロキセンの血漿中レベル
    を確保する請求項1から請求項10のいずれかに記載の
    製薬組成物。
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