JPH0627898Y2 - 高圧ガス容器弁 - Google Patents

高圧ガス容器弁

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JPH0627898Y2
JPH0627898Y2 JP1985181670U JP18167085U JPH0627898Y2 JP H0627898 Y2 JPH0627898 Y2 JP H0627898Y2 JP 1985181670 U JP1985181670 U JP 1985181670U JP 18167085 U JP18167085 U JP 18167085U JP H0627898 Y2 JPH0627898 Y2 JP H0627898Y2
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JP
Japan
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valve
pressure gas
spindle
container
valve seat
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JP1985181670U
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JPS6289587U (ja
Inventor
晃三 守屋
次郎 新田
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Neriki Valve Co Ltd
Original Assignee
Neriki Valve Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はダイアフラム形式の高圧ガス容器弁に関し、特
に毒性、可燃性などの危険性を有する高圧ガスの容器に
取付け使用するに適した高圧ガス容器弁に関する。
(従来の技術) 半導体の製造に使用されるアルシン、ホスフイン、シラ
ンなど毒性、可燃性を有するガスは、通常、高圧ガスと
してボンベに収容し、このボンベの1本又は複数本を気
密性を有しかつ排気機能を具えた不燃性構造のボンベボ
ックスに収納し配管を介して使用場所に配送されるよう
にしている。
第2図は従来の高圧ガスボンベすなわち高圧ガス容器の
容器弁の一例としてダイアフラム形式の弁を示す。弁の
主要部材料としては黄銅またはステンレス鋼が使用され
ている。弁の開閉はハンドル10を回転せしめることに
よってスピンドル9′を本体1′(これは図示しない高
圧ガス容器にねじこみ固定されている)およびグランド
ナット8′に対して上下動せしめ、ピース14を介して
可撓性のダイアフラム7を上下動させる、容器側のガス
路15内の圧力とばね5の張力によつて弁シート2及び
弁シート填物3が上方に動くことによって弁が開くよう
になっている。
通常このような容器弁をつけた高圧ガスボンベはボンベ
ボックス内に収容され、ボンベボックス内には高圧ガス
ボンベの外、圧力調整弁、圧力計、切替弁、フイルタお
よび緊急遮断弁などが配管を介して設けられ、ガス洩れ
などの異常時には遠隔操作によりガスの供給を遮断する
ようにしている。
通常、緊急遮断弁は高圧ガスボンベとは別個に配管の途
中に設けられているが、これは高圧ガスボンベと緊急遮
断弁との配管途中の洩れに対処することができないの
で、高圧ガスボンベの容器弁のハンドルをロータリ・ア
クチュエータ等の遠隔操作によって回転させてガスの供
給を緊急遮断するものも実用されている。
(考案が解決しょうとする問題点) 上述の高圧ガスボンベと緊急遮断弁とを離隔した位置に
設けるものは配管途中のガス洩れに対処することができ
ないという問題点があり、ロータリ・アクチュエータを
使用するものは寸法・重量が大であって高価格であると
いう問題点がある。
本考案はこれらの問題点を解決することを目的としてい
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、高圧ガス容器に固定される下部本体内
で可動の弁シートと、下部本体に固定された上部本体
と、上部本体に設けられたシリンダ孔内で可動のピスト
ンと、下部本体と上部本体との間に設けられ下面が弁シ
ートの上端に係合し上面がピストンの下端に接するダイ
アフラムと、上部本体を封止的に貫通してその下端がピ
ストンの上端を押圧するスピンドルと、スピンドルの上
端に設けたハンドルと、上部本体に設けられ緊急操作用
高圧ガスをピストンの上端に作用せしめるためのガス導
入口とを含む高圧ガス容器弁が提供される。
望ましくはシリンダ孔を段つき孔とし、ピストンが大径
の上方部分と小径の下方部分とから成るものとする。
(作用) ハンドル操作によって弁シートが上動して弁が開いてい
る状態でも緊急操作用高圧ガス例えば圧縮窒素をガス導
入口から導入することによって急速に弁を閉じることが
でき、また、緊急操作用高圧ガスを解放すれば従来技術
による高圧ガス容器弁と同様な開閉動作をハンドル操作
によって行うことができる。
段つきのシリンダ孔を設けることにより緊急操作用高圧
ガスの圧力を低くすることができる。
下部本体および可動の弁シートは従来の技術によるもの
と同等のものとすることができ、従って全体として構造
が簡単であり信頼性が高く、安価である。
(実施例) 本考案の実施例を第1図に示すが、第2図と同一又は同
一の部品は同一参照数字で示す。
第2図における本体1′とほぼ同等な構造の下部本体1
には、高圧ガス容器(図示しない)内に連通するガス路
15と高圧ガス配管に連結されるガス路16との間の連
通を開閉する可動の弁シート2と、弁シート2を開方向
に押上げるばね5とが設けられ、弁シート2の上端はダ
イアフラム7の下面に接している。
上部本体18が下部本体の上端に設けたねじ孔にねじこ
み固定され、ダイアフラム7を周縁を上部本体18と下
部本体1との間に挟着固定する。上部本体18には段つ
きのシリンダ孔が設けられ、大径の上方部分と小径の下
方部分とを有する段つきピストン17がシリンダ孔内で
動作する。ピストン17の下端はダイアフラム7の上面
と接し、ピストン17の上端はスピンドル9の下端と接
している。スピンドル9は上部本体17にねじこみ固定
されたグランドナット8にねじ係合し、ハンドル10の
回転によってグランドナット8に対して上下動する。第
2図の場合と異り、スピンドル9とグランドナット8と
の間にシール22が設けられている。なお、グランドナ
ット8と上部本体17との間にはシール21が、段つき
ピストン17の大径部とシリンダ孔との間にはシール2
3がそれぞれ設けられて、これによって封止空間19が
作られる。封止空間19には緊急操作用高圧ガス例えば
高圧窒素を導入するためのガス導入口20が設けられ、
継手24、配管25を介して高圧ガスが導入される。
正常動作時にはハンドル10の回転操作によってスピン
ドル9を上動せしめる。高圧ガスボンベ内のガス圧力が
ガス路15から弁シート2に作用し、このガス圧力とば
ね5の張力とによって弁シート2、ダイアフラム7、ピ
ストン17が上方に動いて弁は開き、ガスはガス路15
からガス路16に流れる。
緊急遮断時には高圧窒素、高圧空気などの緊急操作用高
圧ガスがガス導入口20から空間19内に供給される。
ピストン17はその大径端に作用するガス圧力によって
スピンドル9から離れて下方に動き、弁シート2を閉位
置とする。この高圧ガスの圧力は20〜100kg/c
m2、望ましくは50〜70kg/cm2とするが、ピストン
17の大径部と小径部との面積比を大とすることによっ
てさらに圧力を低くすることもできる。
緊急操作用高圧ガスの導入は手動によって行ってもよ
く、ガス洩れ検知器などの信号によって自動的に導入す
るようにしてもよい。実験によれば圧力60kg/cm2
緊急操作用高圧ガスを手動により導入することによって
瞬時に弁閉状態となり、1〜2秒で弁閉状態から弁開状
態に戻すことができた。
(考案の効果) ハンドル操作によって弁シートが上動して弁が開いてい
る状態でも緊急操作用高圧ガス例えば圧縮窒素をガス導
入口から導入することによって急速に弁を閉じることが
でき、また、緊急操作用高圧ガスを解放すれば従来技術
による高圧ガス容器弁と同様な開閉動作をハンドル操作
によって行うことができる。
ダイアフラム形式であるから毒性、可燃性などの危険性
のある高圧ガスを操作部から完全に遮断した状態で弁の
開閉操作を行うことができる。
段つきのシリンダ孔を設けることにより緊急操作用高圧
ガスの圧力を低くすることができる。
下部本体および可動の弁シートは従来の技術によるもの
と同等のものとすることができ、従って全体として構造
が簡単であり信頼性が高く、安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高圧ガス容器弁の縦断面図、第2
図は従来の技術を示す図。 1:下部本体、18:上部本体、2:弁シート 5:ばね、7:ダイアフラム 8,8′:グランドナット、9,9′:スピンドル 10:ハンドル、15:容器側ガス路 17:ピストン、20:緊急操作用ガス導入路 21,22,23:シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 平2−9162(JP,Y2) 実願昭58−158257号(実開昭60−65488 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクフィルム(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ガス容器に固定され、内部に前記容器
    内部に通じる弁室を備えた下部本体と、前記弁室内に可
    動に設けられ、前記弁室から前記容器内部へ通じる弁口
    を開閉する弁シートと、前記弁シートを前記弁口を開く
    方向へ付勢する付勢手段と、前記下部本体に固定され内
    部にシリンダ孔を有する上部本体と、前記下部本体と上
    部本体との間に設けられたダイアフラムと、前記上部本
    体に封止状態で上下動可能に挿入されたスピンドルと、
    該スピンドルの上端に取り付けられたハンドルとを含ん
    でなり、前記スピンドルを下降させることにより前記ダ
    イアフラムを介して前記封止手段に抗して前記弁シート
    を下降させて前記弁口を閉じ、前記スピンドルを上昇さ
    せると前記弁シートが前記付勢手段により上昇させられ
    前記弁口を開くようになっている高圧ガス容器弁におい
    て、前記シリンダ孔内で前記スピンドルの下にピストン
    を可動に設けて該ピストンの上方にガス導入室を形成
    し、前記上部本体には前記ガス導入室に緊急操作用高圧
    ガスを導入するための導入口を設けたことを特徴とする
    高圧ガス容器弁。
  2. 【請求項2】前記シリンダ孔が段つき孔であって、前記
    ピストンが大径の上方部分と小径の下方部分とからな
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の高圧ガス容器
    弁。
JP1985181670U 1985-11-26 1985-11-26 高圧ガス容器弁 Expired - Lifetime JPH0627898Y2 (ja)

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JP1985181670U JPH0627898Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 高圧ガス容器弁

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JP1985181670U JPH0627898Y2 (ja) 1985-11-26 1985-11-26 高圧ガス容器弁

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JPS6289587U JPS6289587U (ja) 1987-06-08
JPH0627898Y2 true JPH0627898Y2 (ja) 1994-07-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3734644B2 (ja) * 1999-06-23 2006-01-11 日野自動車株式会社 過流防止弁復帰装置
JP2014225282A (ja) * 2014-07-23 2014-12-04 株式会社ニコン 圧弁、加圧装置、重ね合わせ装置、加圧方法および重ね合わせ方法

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JPS6065488U (ja) * 1983-10-13 1985-05-09 大阪バルブ株式会社 燃料タンク用非常遮断弁
JPH0434749Y2 (ja) * 1988-07-01 1992-08-18

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