JP2517781B2 - バルブ - Google Patents

バルブ

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JP2517781B2
JP2517781B2 JP2145759A JP14575990A JP2517781B2 JP 2517781 B2 JP2517781 B2 JP 2517781B2 JP 2145759 A JP2145759 A JP 2145759A JP 14575990 A JP14575990 A JP 14575990A JP 2517781 B2 JP2517781 B2 JP 2517781B2
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隆 定保
功 金子
義郎 佐々木
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Tokyo Gas Co Ltd
Taimei Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
Taimei Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、弁本体の一側部および底部に流体流出入口
を備え、該弁本体内にボール弁子をその垂直軸の周りに
回転自在に配置し、且つ該ボール弁子をその両側で一対
のシートリングによって該弁本体内に密封保持し、該ボ
ール弁子には上記の流体流出入口を連通できるように直
角に曲がる流体通路を形成し、該弁本体上部に垂直に配
置された弁棒の内端を該ボール弁子に係合せしめ、これ
によりバルブの開閉操作を行なう操作部材を構成したバ
ルブに関するもので、特に、都市ガス供給系において地
下埋設型のガバナ等に有利に適用できる上記形式のボー
ルバルブに関するものである。
(従来の技術) 従来、地上ガバナ周りの配管にはフランジ接続のアン
グルボールバルブが用いられている。その一例を第2図
に示す。第2図に示すボールバルブにおいては、弁本体
1の一側部および底部に流体流出入口2および3が設け
られ、該弁本体1内にボール弁子4がその垂直軸の周り
に回転自在に配置され且つ該ボール弁子4をその両側で
一対のシートリング5、6によって弁本体1内に密封保
持されている。該ボール弁子には上記の直角位置にある
流体流出入口2、3を連通できるように直角に曲がる流
体通路7が形成されている。該弁本体1の上部に垂直に
配置された弁棒8の内端が該ボール弁子4に係合し、こ
の弁棒8は、例えばレバー9によって90゜回転すること
によってバルブの開閉操作を行う操作部材を構成してい
る。
球形弁子4の流体流出入口2と反対側の側面に、ボー
ル弁子4に対するシートリングの密封性の増進および解
除の調整のため、シートリング5、6の圧着力を調整す
る調整ネジ機構9′が配置される。
上記の流体流出入口2および3を流体導管に接続する
ために、各流体流出入口2、3には、接続用のフランジ
10、11がそれぞれ形成されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記の形式のボールバルブは、主として、地上ガバナ
周りの配管或いは地上ガバナと同等以上の配管を収容で
きるピット内に配置されるように開発されたもので、比
較的大きい占有面積を必要とし、従って、占有面積をで
きるだけ小さくすることを要求される地下埋設型のガバ
ナには不適当である。
また、従来のアングルボールバルブにおいては、第2
図に示すように、ボール弁子に対するシートリングの密
封性の増進および解除の調整を行う調整ネジ機構が弁本
体の側部に配置されているので、必要の際に調整ネジ機
構を操作するための空間が弁本体の側部に必要で、その
分だけ必要な占有面積が大きくなる。
本発明の第1の目的は、占有面積を必要最小限度にお
さえて地下埋設型のガバナに適用するのに有利な極めて
小型のものとし、且つ、バルブ本体自体を上方から装着
および取り出し可能なカセットとして構成して、必要の
際にはバルブ本体自体を上方にとり出してバルブの点検
或いは部品の交換等を容易に行なうことができるように
したバルブを提供しようとするものである。
本発明の第2の目的は、ボール弁子に対するシートリ
ングの密封性の増進および解除の調整を行なう場合に
は、バルブの開閉機構と同様に上方から操作できる調整
機構によってシートリングとボール弁子の圧接状態を調
整できるようにしたバルブを提供しようとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の従来のボールバルブにおける課題を
解決する手段として、弁本体の一側部および底部に流体
流出入口を備え、該弁本体内にボール弁子をその垂直軸
の周りに回転自在に配置し、且つ該ボール弁子をその両
側で一対のシートリングによって該弁本体内に密封保持
し、該ボール弁子には上記の流体流出入口を連通できる
ように直角に曲がる流体通路を形成し、該弁本体上部に
垂直に配置された弁棒の内端を該ボール弁子に係合せし
め、これによりバルブの開閉操作を行なう操作部材を構
成したバルブにおいて、上記の弁本体の一側部および底
部に設けた流体流出入口の各々に対応する側壁および底
壁に該流体流出入口の各々に接続し得る流体導管が一体
に形成されていて上部が開放したバケットを設け、上記
弁本体は、上記のシートリングとボール弁子との密封状
態を回転操作によって調整する操作部材およびくさび形
部材を有する調整機構を備え、上記のバケットの開放し
た上部から該バケット内に密封状態で着脱可能に設置で
きるカセットとして形成し、バルブの開閉操作を行なう
操作部材と上記調整機構の操作部材とを該カセットの上
部に配置したことである。
(作用) 本発明のボールバルブにおいては、地下埋設型のガバ
ナに適用された場合においても、上方から、すなわち地
上からバルブの開閉操作を行なうことができる。然し
て、バルブの修理、保守点検、維持管理等の場合には、
ガバナ周りの配管を分解する必要なしに、バルブ本体を
上方に取り出した状態で容易に必要な作業を行なうこと
ができる。
また、シートリングの調整を行なう時においても、上
方から容易に操作できる。
(実施例) 本発明の一実施例を第1図に示す。
第1図中、第2図に示す従来型のボールバルブと同様
の部分は同じ符号によって指示し、その詳細な説明は省
略する。
本実施例のバルブは、弁本体1の一側部および底部に
流体流出入口2および3を備え、この弁本体1内にボー
ル弁子4をその垂直軸の周りに回転自在に配置し、且つ
ボール弁子4をその両側で一対のシートリング5、6に
よって弁本体1内に密封保持し、ボール弁子4には上記
の流体流出入口2、3を連通できるように直角に曲がる
流体通路7を形成し、弁本体1上部に垂直に配置された
弁棒8の内端をボール弁子4に係合せしめ、これにより
バルブの開閉操作を行なう操作部材16を構成したバルブ
において、上記の弁本体1の一側部および底部に設けた
流体流出入口2、3の各々に対応する側壁および底壁に
流体流出入口2、3の各々に接続し得る流体導管12及び
13が一体に形成されていて上部が開放したバケット14を
設け、上記弁本体1は、上記のシートリング5とボール
弁子4との密封状態を回転操作によって調整する操作部
材20およびくさび形部材18を有する調整機構を備え、上
記のバケット14の開放した上部からバケット14内に密封
状態で着脱可能に設置できるカセットとして形成し、バ
ルブの開閉操作を行なう操作部材16と上記調整機構の操
作部材20とをこのカセットの上部に配置したものであ
る。
バルブの開閉操作を行なう操作部材16は該カセットの
上方に垂直に配置され、これにより弁棒8を介してボー
ル弁子4をその垂直軸の周りに回転して流体の流れを開
閉する。
一方のシートリング5は弁本体内に摺動自在に配置さ
れたシートリング支持体17に支持され、その背後に配置
されたくさび形部材18に螺合する調整ネジ19を操作部材
20により回転することにより、シートリング5、6とボ
ール弁子4との密封性の増進および解除の調整を行な
う。この調整機械の操作を行なう操作部材20は、バルブ
の開閉を行なう操作部材16と同様に、カセットの上部か
ら操作できる。
(発明の効果) 本発明では、従来弁本体をフランジによって導管に接
続するようにしていた構造を変更し、流体導管を一体に
形成してあるバケットの中に密封状態で着脱自在に設置
できるカセットの形態に弁本体を構成したので、制約さ
れた機構の中に配置されていても、バルブの本体を上方
に引出して容易に保守点検、維持管理、修理を行なうこ
とができる。また、従来側面で操作するように配置され
ていたシートリングとボール弁子との密封状態を調整す
る調整機構を上面で操作できるようにしたので、必要な
占有面積が小さくて済み、また、バルブの開閉動作と同
一の方向からシートリングとボール弁子との密封状態の
調整を行なうことができるので操作に便利である。
特に、このバルブは、地下埋設型のガバナのように箱
型の極めて狭い収容スペースで上面のみ蓋を開閉できる
ようになっている密室内に設置しても、バルブの開閉操
作およびシートリングとボール弁子との密封状態の調整
操作を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るバルブの一実施例を示す断面図、
第2図は従来ボールバルブの一例を示す断面図である。 1……弁本体 2、3……流体流出入口 4……ボール弁子 5、6……シートリング 7……流体通路 8……弁棒 9……レバー 10、11……フランジ 12、13……流体導管 14……バケット 15……Oリング 16……操作部材 17……シートリング支持体 18……くさび形部材 19……調整ネジ 20……操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 義郎 東京都千代田区外神田1―6―1 大明 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−120862(JP,A) 実開 昭51−16234(JP,U) 実開 昭63−104771(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体の一側部および底部に流体流出入口
    を備え、該弁本体内にボール弁子をその垂直軸の周りに
    回転自在に配置し、且つ該ボール弁子をその両側で一対
    のシートリングによって該弁本体内に密封保持し、該ボ
    ール弁子には上記の流体流出入口を連通できるように直
    角に曲がる流体通路を形成し、該弁本体上部に垂直に配
    置された弁棒の内端を該ボール弁子に係合せしめ、これ
    によりバルブの開閉操作を行なう操作部材を構成したバ
    ルブにおいて、上記の弁本体の一側部および底部に設け
    た流体流出入口の各々に対応する側壁および底壁に該流
    体流出入口の各々に接続し得る流体導管が一体に形成さ
    れていて上部が開放したバケットを設け、上記弁本体
    は、上記のシートリングとボール弁子との密封状態を回
    転操作によって調整する操作部材およびくさび形部材を
    有する調整機構を備え、上記のバケットの開放した上部
    から該バケット内に密封状態で着脱可能に設置できるカ
    セットとして形成し、バルブの開閉操作を行なう操作部
    材と上記調整機構の操作部材とを該カセットの上部に配
    置したことを特徴とするバルブ。
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