JPH06278981A - 手摺駆動ローラ - Google Patents

手摺駆動ローラ

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JPH06278981A
JPH06278981A JP6708993A JP6708993A JPH06278981A JP H06278981 A JPH06278981 A JP H06278981A JP 6708993 A JP6708993 A JP 6708993A JP 6708993 A JP6708993 A JP 6708993A JP H06278981 A JPH06278981 A JP H06278981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handrail
drive roller
handrail drive
constant value
wear amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP6708993A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takagi
正則 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP6708993A priority Critical patent/JPH06278981A/ja
Publication of JPH06278981A publication Critical patent/JPH06278981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 手摺駆動ローラ2の手摺1に接触する面に、
一定値に対応する深さを有し摩耗量が一定値に達したか
否かを判定するための切り欠き部13を備えたことを特
徴としている。 【効果】 切り欠き部13の有無を観察することによっ
て、摩耗量が一定値に達したか否かの判定を、ノギス等
を用いずに容易に行うことができるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エスカレータの手摺
に押し付けられて回転することにより、この手摺を摩擦
力によって駆動し、摩耗量が一定値に達したときに新し
いものに交換される手摺駆動ローラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的なエスカレータを示す側断
面図である。図において、1はエスカレータの手摺、
2、3は手摺1を挟み込む手摺駆動ローラ及び加圧ロー
ラである。手摺駆動ローラ2は、手摺1に押し付けられ
て回転することにより手摺1を摩擦力によって駆動す
る。4はチェーン5を介して2つの手摺駆動ローラ2に
駆動力を伝達する中間スプロケット、6はチェーン7を
介して中間スプロケット4を駆動する駆動機である。
【0003】図6は、図5のVI−VI線による断面図であ
り、2aは手摺駆動ローラ2の中心に設けられた開孔
部、8は端部に設けられた突出軸8aが開孔部2aを貫
通する駆動軸、9は締め付けられることによって手摺駆
動ローラ2と駆動軸8とを結合するナット、10は駆動
軸8に取り付けられたスプロケット、11は駆動軸8を
回転自在に支持する軸受け、12は加圧ローラ3を回転
自在に支持する取り付け軸である。この図に示すよう
に、手摺駆動ローラ2は内側から、加圧ローラ3は外側
からそれぞれ手摺1に押し付けられている。そして、手
摺駆動ローラ2が、チェーン7、中間スプロケット4、
チェーン5、スプロケット10及び駆動軸8を介して伝
達される駆動機6の駆動力によって回転し、摩擦力を手
摺1の内側から付与することによって、手摺1が駆動さ
れる。また、手摺駆動ローラ2のうち、2b(斜線を付
した部分)は摩擦力を大きくするための摩擦ゴムであ
り、他の部分は金属製である。
【0004】手摺駆動ローラ2は、手摺1に押し付けら
れて摩擦力によって手摺1を駆動するため、摩擦ゴム2
bが摩耗してその直径が少しずつ小さくなり、一定時間
使用後には交換する必要を生じる。この摩耗による直径
の変化は、目視によるだけでは正確に測定することがで
きない。このため、従来はノギスやマイクロメータによ
って手摺駆動ローラ2の直径を測定していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手摺駆動ローラ
は以上のように構成され、ノギス等によって手摺駆動ロ
ーラ2の直径を測定して手摺駆動ローラ2の交換時期を
判断していた。ところが、手摺駆動ローラ2が配置され
ている場所は手摺1、チェーン5、軸受け11の他、図
示しない構造物が複雑に配置されており、非常に狭くな
っているので、ノギス等をうまく当てることが難しく、
手摺駆動ローラ2の直径の測定作業はやりずらく、正確
な測定をすることが困難であるという課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、手摺駆動ローラの摩耗量をノギ
ス等を用いることなく正確に知ることができ、手摺駆動
ローラの交換時期を容易に判断することができる手摺駆
動ローラを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る手摺駆動ローラは、手摺に接触する面に、一定値に対
応する深さを有し、摩耗量が一定値に達したか否かを判
定するための切り欠き部を備えたものである。
【0008】この発明の請求項2に係る手摺駆動ローラ
は、側面上の一定値に対応する位置に、摩耗量が一定値
に達したか否かを判定するための切り欠き部を備えたも
のである。
【0009】この発明の請求項3に係る手摺駆動ローラ
は、側面上の一定値に対応する位置に、摩耗量が一定値
に達したか否かを判定するための突起部を備えたもので
ある。
【0010】この発明の請求項4に係る手摺駆動ローラ
は、側面上の一定値に対応する位置よりも外側の部分を
構成する素材の色が、内側の部分を構成する素材の色と
は異なっており、色の変化によって摩耗量が一定値に達
したか否かが判定されるものである。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る手摺駆動ローラにお
いては、切り欠き部の有無を観察することによって、摩
耗量が一定値に達したか否かの判定を、ノギス等を用い
ずに容易に行うことができる。
【0012】この発明の請求項2に係る手摺駆動ローラ
においては、摩耗が切り欠き部に達したか否かを観察す
ることによって、摩耗量が一定値に達したか否かの判定
を、ノギス等を用いずに容易に行うことができる。
【0013】この発明の請求項3に係る手摺駆動ローラ
においては、摩耗が突起部に達したか否かを観察するこ
とによって、摩耗量が一定値に達したか否かの判定をノ
ギス等を用いずに容易に行うことができ、また、切り欠
き部を設けないため強度の維持を図ることができる。
【0014】この発明の請求項4に係る手摺駆動ローラ
においては、手摺との接触によって摩耗していく面の色
が変化したか否かを観察することによって、手摺との接
触面全面に渡る広い部分の摩耗量が一定値に達したか否
かの判定を、ノギス等を用いずに一層容易に行うことが
できる。
【0015】
【実施例】
実施例1.この実施例1は、この発明の請求項1に係る
一実施例である。図1は、この発明の実施例1を示す手
摺駆動ローラの断面図であり、図5、図6に示した従来
の手摺駆動ローラと同一又は相当部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図において、13は摩擦ゴム
2bの角に設けられた切り欠き部である。この角は手摺
1に接触する面の一部であるから、この実施例1は請求
項1に係るものである。切り欠き部13の深さx(図1
参照)は、例えば、手摺駆動ローラ2の初期の直径がr
0=131mm、交換すべき直径がr1=130mmのと
きには、x=0.5mmにすればよい。
【0016】そして、手摺駆動ローラ2の交換時期は、
定期的に手摺駆動ローラ2の外観を観察しておき、切り
欠き部13が残っているか否かによって判定すればよ
い。手摺駆動ローラ2の摩擦ゴム2bの摩耗が進んで、
切り欠き部13が無くなったとき、すなわちx=0mm
となったときに、手摺駆動ローラ2の直径が交換すべき
直径r1に一致するからである。従って、ノギス等を用
いることなく目視だけによって、手摺駆動ローラ2の交
換時期を容易に判断することができる。さらに、ノギス
やマイクロメータを使用するにはある程度の技術的な経
験が必要であるが、切り欠き部13の有無を判定するの
はこのような経験のない者も行うことができる。
【0017】なお、切り欠き部13は、手摺駆動ローラ
2の側面上に設けられ、かつ、交換すべき直径r1に対
応した位置に設けられた切り欠き部と見ることもでき
る。この場合、この実施例1は請求項2に係るものとな
る。
【0018】実施例2.この実施例2はこの発明の請求
項1、2に係る別の実施例である。上記実施例1では、
摩擦ゴム2bの角に切り欠き部13を設けるとしたが、
この実施例2では、図2に示すように、手摺駆動ローラ
2の手摺1に接触する面に切り欠き部14を設け、側面
に切り欠き部15a、15bを設けている。そして、切
り欠き部14の深さと、外周面から切り欠き部15a、
15bまでの距離とは、一致している。これらの一致し
た値x(図2参照)は、上述と同様に、手摺駆動ローラ
2の初期の直径がr0=131mm、交換すべき直径が
1=130mmのときには、0.5mmである。
【0019】図2に示した手摺駆動ローラによれば、実
施例1の場合と同様に、ノギス等を用いることなく目視
だけによって手摺駆動ローラ2の交換時期を容易に判断
することができ、ノギス等の使用経験のない者もこの判
断を行うことができる。さらに、切り欠き部としては、
手摺1に接触して摩耗する面の中央に14が設けられ、
この面の両側に15a、15bが設けられているため、
その面が均等に摩耗しておらず、中央部と両側部とで摩
耗量が異なる場合にも、手摺駆動ローラ2の交換時期を
適切に判断することが可能である。
【0020】実施例3.この実施例3は、この発明の請
求項3に係る一実施例である。図3は実施例3を示す手
摺駆動ローラ2の断面図であり、16は側面に設けられ
た突起部である。図3において、手摺1に接触する面か
ら突起部16の位置までの距離xは、実施例1、2の場
合と同様の値である。
【0021】このように、この実施例3では手摺駆動ロ
ーラ2の側面に、上記実施例2における切り欠き部15
a、15bの替わりに突起部16を設けているので、摩
擦ゴム2bが突起部16の位置まで摩擦したことを目視
確認でき、手摺駆動ローラ2の交換時期を容易に判断で
きる。さらに、摩擦ゴム2bに切り欠き部を設ける場合
には、応力集中によって強度が低下する可能性がある
が、突起部16の場合にはそのようなおそれがなく強度
の維持を図ることができる。
【0022】実施例4.この実施例4は、この発明の請
求項4に係る一実施例である。図4は実施例4を示す手
摺駆動ローラ2の断面図であり、17a、17bは摩擦
力を増大させるための摩擦ゴムである。17a、17b
の素材は互いに色が異なっている。これは、異なる材料
を用いてもよいし、同一の材料を異なる色で着色しても
よい。手摺1に接触する面と摩擦ゴム17a、17bの
境界との距離xは、実施例1〜3と同様の値である。
【0023】このように、摩擦ゴムを異なる色の素材か
ら構成し、摩擦ゴムの色の変化を判定することによって
も、摩耗量が交換すべき値に達しているか否かを判定す
ることができる。実施例4の手摺駆動ローラ2では、摩
擦ゴム2bに切り欠き部や突起部を設ける必要がないた
め、摩擦ゴム2bの表面に凹凸を設けることなく、広い
部分の摩耗量の判定を一層容易に行うことができる。
【0024】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果がある。
【0025】この発明の請求項1の手摺駆動ローラによ
れば、手摺に接触する面に、一定値に対応する深さを有
し摩耗量が一定値に達したか否かを判定するための切り
欠き部を備えたので、切り欠き部の有無を観察すること
によって、摩耗量が一定値に達したか否かの判定を、ノ
ギス等を用いずに容易に行うことができるという効果が
ある。
【0026】この発明の請求項2の手摺駆動ローラによ
れば、側面上の一定値に対応する位置に、摩耗量が一定
値に達したか否かを判定するための切り欠き部を備えた
ので、摩耗が切り欠き部に達したか否かを観察すること
によって、摩耗量が一定値に達したか否かの判定を、ノ
ギス等を用いずに容易に行うことができるという効果が
ある。
【0027】この発明の請求項3の手摺駆動ローラによ
れば、側面上の一定値に対応する位置に、摩耗量が一定
値に達したか否かを判定するための突起部を備えたの
で、摩耗が突起部に達したか否かを観察することによっ
て、摩耗量が一定値に達したか否かの判定をノギス等を
用いずに容易に行うことができ、また、切り欠き部を設
けないため強度の維持を図ることができるという効果が
ある。
【0028】この発明の請求項4の手摺駆動ローラによ
れば、側面上の一定値に対応する位置よりも外側の部分
を構成する素材の色が、内側の部分を構成する素材の色
とは異なっており、色の変化によって摩耗量が一定値に
達したか否かが判定されるので、手摺との接触によって
摩耗していく面の色が変化したか否かを観察することに
よって、手摺との接触面全面に渡る広い部分の摩耗量が
一定値に達したか否かの判定を、ノギス等を用いずに一
層容易に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す手摺駆動ローラの断
面図である。
【図2】この発明の実施例2を示す手摺駆動ローラの断
面図である。
【図3】この発明の実施例3を示す手摺駆動ローラの断
面図である。
【図4】この発明の実施例4を示す手摺駆動ローラの断
面図である。
【図5】一般的なエスカレータを示す側断面図である。
【図6】図5のVI−VI線による断面図である。
【符号の説明】
1 手摺 2 手摺駆動ローラ 13、14、15a、15b、16 切り欠き部 17a、17b 摩擦ゴム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの手摺に押し付けられて回
    転することにより前記手摺を摩擦力によって駆動し、摩
    耗量が一定値に達したときに新しいものに交換される手
    摺駆動ローラにおいて、 前記手摺に接触する面に、前記一定値に対応する深さを
    有し、前記摩耗量が前記一定値に達したか否かを判定す
    るための切り欠き部を備えたことを特徴とする手摺駆動
    ローラ。
  2. 【請求項2】 エスカレータの手摺に押し付けられて回
    転することにより前記手摺を摩擦力によって駆動し、摩
    耗量が一定値に達したときに新しいものに交換される手
    摺駆動ローラにおいて、 側面上の前記一定値に対応する位置に、前記摩耗量が前
    記一定値に達したか否かを判定するための切り欠き部を
    備えたことを特徴とする手摺駆動ローラ。
  3. 【請求項3】 エスカレータの手摺に押し付けられて回
    転することにより前記手摺を摩擦力によって駆動し、摩
    耗量が一定値に達したときに新しいものに交換される手
    摺駆動ローラにおいて、 側面上の前記一定値に対応する位置に、前記摩耗量が前
    記一定値に達したか否かを判定するための突起部を備え
    たことを特徴とする手摺駆動ローラ。
  4. 【請求項4】 エスカレータの手摺に押し付けられて回
    転することにより前記手摺を摩擦力によって駆動し、摩
    耗量が一定値に達したときに新しいものに交換される手
    摺駆動ローラにおいて、 側面上の前記一定値に対応する位置よりも外側の部分を
    構成する素材の色が、内側の部分を構成する素材の色と
    は異なっており、色の変化によって前記摩耗量が前記一
    定値に達したか否かが判定されることを特徴とする手摺
    駆動ローラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1739048A1 (de) * 2005-06-07 2007-01-03 Inventio Ag Rad zum Antreiben eines flexiblen Handlaufes
US7398869B2 (en) 2005-06-07 2008-07-15 Inventio Ag Wheel for driving a flexible handrail
KR101133830B1 (ko) * 2006-05-19 2012-04-06 가부시기가이샤쯔바기모도체인 마모 검지형 컨베이어 체인과 그 마모 정도 판별방법

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