JPH0627811U - 折畳みウエブ製造機 - Google Patents

折畳みウエブ製造機

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JPH0627811U JP6482892U JP6482892U JPH0627811U JP H0627811 U JPH0627811 U JP H0627811U JP 6482892 U JP6482892 U JP 6482892U JP 6482892 U JP6482892 U JP 6482892U JP H0627811 U JPH0627811 U JP H0627811U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折畳みウエブ製造機によって、液濡れ状態で
の折畳み積層ウエブを連続して製造し得るようにする。 【構成】 原紙ロールAから繰出される帯状ウエブBを
切断装置2により順次ウエブ走行方向に所定長さづつ切
断し、その切断された定尺ウエブDを折畳み装置4で順
次ジグザグに折畳んで折畳み積層ウエブEを製造し得る
ようにした折畳みウエブ製造機において、切断装置2の
切断位置Pよりウエブ走行方向上手側において帯状ウエ
ブBを水又は薬液等の液体で濡らす液濡らし装置5を備
えるとともに、該液濡らし装置5によって濡らされ且つ
切断装置2によって切断された液濡れ定尺ウエブDを切
断位置Pから折畳み装置4の折り部位置Qまで導くため
のロールとして、外周面に多数の小凹凸部11を形成し
た凹凸面付きロール10を使用した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ジグザグに折畳んだ折畳み積層ウエブを製造するための折畳みウエ ブ製造機に関し、さらに詳しくは水又は薬液等の液体を含浸させて例えば手拭き あるいは濡れぞうきんなどとして使用される折畳みウエットティッシュを製造し 得るようにした折畳みウエブ製造機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水又は薬液等の液体を含浸させて例えば手拭きとして使用し得るようにした折 畳みウエットティッシュは既に市販されているが、従来のこの種の折畳みウエッ トティッシュは、折畳みウエブ製造機により予め乾燥状態の折畳み積層ウエブを 製造しておき、その折畳み積層ウエブに液体をスプレー状に吹き付けたりあるい は液槽内をくぐらせたりして該折畳み積層ウエブを濡らした後、所定枚数づつ包 装して製造されている。
【0003】 ところで、従来のこの種の折畳みウエブ製造機は、例えば図9に示すように、 ウエブ繰出装置1,1によりそれぞれ原紙ロールA,Aから帯状ウエブB,Bを 連続して繰出させ、その各帯状ウエブB,Bを順次切断装置2,2で製品寸法づ つ切断した後、その各定尺ウエブを折畳み装置4で順次ジグザグ状に折畳んで折 畳み積層ウエブE′を製造するように構成されている。
【0004】 又、図9の折畳みウエブ製造機においては、切断装置2は、回転ロール21の 外周面に回転刃を設けた回転刃ロール20と、固定ロール31の外周面に固定刃 を設けた固定刃ロール30とを有し、回転刃ロール20の回転刃が固定刃ロール 30の固定刃に出合ったときに帯状ウエブを切断するようになっている。又、折 畳み装置4は、切断装置2の各回転ロール21,21を兼用してなる一対の折り ロール41,41を有している。尚、この種の折畳みウエブ製造機においては、 回転ロール21(折りロール41)は、外周面を平滑にした平滑面ロールが使用 されている。
【0005】 そして、図9の折畳みウエブ製造機では、各帯状ウエブB,Bの先端側をそれ ぞれ切断装置2,2で切断した後、その切断した各定尺ウエブをそれぞれ回転ロ ール21,21(折りロール41,41)の外周面に吸着させて折畳み装置4の 折り部位置Qまで移送させ、該折り部位置Qにおいて各側の定尺ウエブを相互に ジグザグに折畳んで折畳み積層ウエブE′を製造するようになっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、折畳みウエットティッシュを製造するのに、従来では、図9に示す ような折畳みウエブ製造機を使用して、まず乾燥状態の折畳み積層ウエブE′を 製造しておき、その後に該折畳み積層ウエブE′に水又は薬液等の液体をスプレ ー状に吹き付けたりあるいは液槽内にくぐらせたりして折畳みウエットティッシ ュを製造するようにしているので、該折畳みウエットティッシュを製造するのに 、折畳みウエブ製造機による折畳み積層ウエブ製造工程と、その製造された折畳 み積層ウエブに液体を含浸させる工程とを必要とし、その折畳みウエットティッ シュの製造工程が繁雑となるという問題があった。又、ウエブを折畳んだ後に液 体を吹き付けてウエットティッシュを製造する場合には、折畳み積層ウエブの外 層部分と内層部分とでは湿潤度合が不均一になったり、ときには内層部分に水分 がほとんど届かない場合もあるという問題もあった。
【0007】 尚、折畳みウエブ製造機によって折畳み積層ウエブを製造する際に、予めウエ ブを液体で濡らしておいて、その液濡れウエブを切断装置2で製品寸法づつ切断 し、その後に該液濡れ定尺ウエブを折畳み装置4でジグザグ折りすることが考え られる。ところが、その場合、従来の折畳みウエブ製造機では、切断装置2の回 転ロール21(折畳み装置の折りロール41)として平滑面ロールが使用されて いるので、液濡れ定尺ウエブが該平滑面ロールに密着した状態(ロール面とウエ ブとの接触面積が大きく且つ水分の接着作用で剥がれにくい状態となっている) で折り部位置Qまで移送され、該折り部位置Qで折畳まれた折畳みウエブを折り ロール41,41からうまく剥離させることができない場合があり、従来の折畳 みウエブ製造機で液濡れ状態での折畳み積層ウエブを連続製造することは不可能 であった。
【0008】 本考案は、液濡れ状態での折畳み積層ウエブを連続して製造し得るようにした 折畳みウエブ製造機を提案することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、原紙ロールから繰出される帯状ウエブを切断装置により順次ウエブ 走行方向に所定長さづつ切断し、その切断された定尺ウエブを折畳み装置で順次 ジグザグに折畳んで折畳み積層ウエブを製造し得るようにした折畳みウエブ製造 機において、切断装置の切断位置よりウエブ走行方向上手側において帯状ウエブ を水又は薬液等の液体で濡らす液濡らし装置を備えるとともに、該液濡らし装置 によって濡らされ且つ切断装置によって切断された液濡れ定尺ウエブを切断位置 から折畳み装置の折り部位置まで導くためのロールとして、外周面に多数の小凹 凸部を形成した凹凸面付きロールを使用したことを特徴としている。
【0010】
【作用】
本考案の折畳みウエブ製造機では、原紙ロールから繰出された帯状ウエブは切 断装置部分に達する前に液濡らし装置によって濡らされ、帯状ウエブが液濡れ状 態で切断装置部分に移送される。そして、その液濡れ帯状ウエブは切断装置の切 断位置において製品寸法づつ切断された後、その液濡れ定尺ウエブは順次折畳み 装置の折り部位置に移送されてそこで順次ジグザグに折畳まれて液濡れ状態の折 畳み積層ウエブを形成する。
【0011】 ところで、本考案の折畳みウエブ製造機では、切断装置によって切断した液濡 れ定尺ウエブを折畳み装置の折り部位置まで導くためのロールとして、外周面に 多数の小凹凸部を形成した凹凸面付きロールを使用している。このような凹凸面 付きロールの外周面に液濡れ定尺ウエブが接触した場合には、該ロール外周面と ウエブとの接触面積が小さくなって、該ウエブが液濡れ状態であってもロール外 周面に対して接着作用が小さくなり、その分、液濡れウエブがロール外周面から 剥離し易くなる。従って、切断した液濡れ定尺ウエブを折畳み装置の折り部で折 畳んだ後、該液濡れ折畳みウエブを折り部のロールから剥離せしめるのが容易と なり、液濡れ状態の折畳み積層ウエブを連続して製造し得るようになる。
【0012】
【考案の効果】
このように、本考案の折畳みウエブ製造機によれば、一連の折畳み積層ウエブ の製造工程において、液濡らし装置により帯状ウエブを水又は薬液等の液体で濡 らし、その液濡れ帯状ウエブを切断装置で順次製品寸法づつ切断し、その切断さ れた液濡れ定尺ウエブを折畳み装置で順次ジグザグに折畳んだ後、その液濡れ折 畳みウエブをロールから剥離せしめ得るようになっているので、液濡れ状態の折 畳み積層ウエブを連続して製造し得るという効果がある。又、折畳み装置で折畳 まれた液濡れ折畳みウエブをロールから剥離せしめるのに、該ロールとして、外 周面に多数の小凹凸部を形成した凹凸面付きロールを使用しているので、液濡れ 状態のウエブであってもロール(凹凸面付きロール)から容易に剥離せしめるこ とができ、剥離失敗による保守作業の必要性、不良品の発生等の問題を未然に解 消し得るという効果もある。
【0013】
【実施例】
図1〜図8を参照して本考案のいくつかの実施例を説明すると、図1〜図3に は本考案の第1実施例の折畳みウエブ製造機を示し、図4及び図5にはそれぞれ 第1実施例で使用される凹凸面付きロール10の変形例(第2及び第3実施例) を示し、図6には同じく第1実施例で使用される液濡らし装置5の変形例(第4 実施例)を示し、図7及び図8にはそれぞれ本考案の第5及び第6実施例の折畳 みウエブ製造機を示している。
【0014】 この各実施例の折畳みウエブ製造機では、ぞうきんや手拭き用などとして使用 される折畳みウエットティッシュを製造するためのもので、使用されるウエブは 、比較的耐水強度のあるもの(例えば不織布、厚手の紙、合成繊維入りの紙など )が使用される。
【0015】 図1〜図3に示す第1実施例の折畳みウエブ製造機は、広幅の帯状ウエブを巻 回した2つの原紙ロールA,Aからそれぞれウエブ繰出装置1,1で2系統の帯 状ウエブB,Bを連続して繰出し、その各帯状ウエブB,Bをそれぞれ液濡らし 装置5,5により水又は薬液等の液体で濡らして液濡れ帯状ウエブC,Cとし、 その各側の液濡れ帯状ウエブC,Cをスリッター6,6で製品幅づつ分断し、続 いて各製品幅の液濡れ帯状ウエブC′,C′を切断装置2,2で順次製品長さづ つ切断した後、その各側の液濡れ定尺ウエブD,D(図2参照)を折畳み装置4 で相互にジグザグに折畳んで液濡れ折畳み積層ウエブEを連続して製造し得るよ うになっている。
【0016】 各液濡らし装置5,5は、この第1実施例では、スプレー装置が使用されてお り、各側の帯状ウエブB,Bの上面にそれぞれ各スプレー装置のノズル51,5 1から帯状ウエブの全幅に亘って液体を噴霧して、各帯状ウエブB,Bを液体で 濡らすことができるようにしている。この液濡らし装置5,5からの時間当たり の液体スプレー量は、製造すべきウエットティッシュの種類、使用されるウエブ の紙質、ウエブ走行スピード等により適宜に設定される。
【0017】 液濡らし装置5によって濡らされた液濡れ帯状ウエブC,Cは、スリッター6 ,6で製品幅づつ分断された後、切断装置2,2部分に移送されるが、該各製品 幅の液濡れ帯状ウエブC′,C′は、切断装置2によって切断されるまでは帯状 に連続しているので、ウエブが液濡れ状態であってもロールに巻きつくことがな く、ウエブの移送に何ら支障は生じない。
【0018】 切断装置2は、この第1実施例では、図2に示すようにそれぞれ回転ロール2 1の外周面に角度120°間隔をもって合計3つの回転刃22,22,22を設 けた回転刃ロール20と、固定ロール31における回転刃ロール20に対応する 位置に固定刃32を設けた固定刃ロール30とを有している。そして、この各切 断装置2,2は、回転刃ロール20が回転して各回転刃22,22,22が固定 刃32に出合う度に併走している各液濡れ帯状ウエブC′を同時に製品長さづつ 切断するようになっている。
【0019】 又、この第1実施例の折畳みウエブ製造機では、各回転刃ロール20,20の 回転ロール21,21は、折畳み装置4を構成する一対の折りロール41,41 に兼用している。該各折りロール(回転ロール)41,41の外周面には、それ ぞれウエブを挟み込む合計3つのバイス43,43,43が設けられており、又 、各回転刃22,22,22がウエブをバイス側に押し込むためのタッカーを兼 用している。
【0020】 各側の切断装置2,2の切断位置P,Pで切断された液濡れ定尺ウエブD,D (図2)は、回転ロール21,21に設けたバキューム装置7,7により回転ロ ール外周面に吸着された状態で折畳み装置4の折り部位置Qまで移送される。そ して、この折畳み装置4の折り部位置Qにおいて、各折りロール41,41のバ イス43とタッカー(回転刃22)とが出合ったときに、各側の液濡れ定尺ウエ ブD,Dをバイス43側に保持して折畳み、順次各側の折りロールのバイス43 ,43で交互に折畳んで折畳み積層ウエブEを形成し得るようになっている。尚 、各バイス43,43によって折畳み状態で保持された折畳みウエブは、各パッ カーフインガー44,44で順次交互にロール外周面から剥離せしめられて折畳 み積層ウエブEを形成する。
【0021】 ところで、切断装置2で切断された液濡れ定尺ウエブDは、水分を含浸してい るために回転ロール21(折りロール41)の外周面に密着した状態で折り部位 置Qまで移送されるが、この第1実施例では、回転ロール(折りロール)21と して外周面に多数の小凹凸部11を形成した凹凸面付きロール10が使用されて いる。
【0022】 この第1実施例で使用されている凹凸面付きロール(折りロール)10は、図 3に示すようにロール外周面の全面に亘って多数の横溝11aからなる小凹凸部 11を形成している。このようにロール外周面に多数の小凹凸部11を形成する と、液濡れ定尺ウエブDとロール外周面との接触面積が小さく(図示例では従来 の約1/2の面積)なって、ウエブが液濡れ状態であってもロール外周面に対す る密着度合が大幅に軽減されるようになる。従って、パッカーフインガー44で 液濡れ折畳みウエブをロール外周面から剥離させる際に、容易に剥離させること ができ、液濡れウエブであっても何ら支障なく連続して折畳み積層ウエブEを形 成することができる。
【0023】 図4に示す第2実施例、及び図5に示す第3実施例は、それぞれ図3の凹凸面 付きロール10(回転ロール21、折りロール41となる)の変形例を示してい る。
【0024】 図4の凹凸面付きロール10では、ロール外周面の全面に、ロール長さ方向に 小間隔をもって多数の周溝11bを形成して小凹凸部11としている。
【0025】 又、図5の凹凸面付きロール10では、同じくロール外周面の全面に、多数の 小突起11cを形成して小凹凸部11としている。
【0026】 図4及び図5に示す各実施例の凹凸面付きロール10でも、図3の凹凸面付き ロール10と同様に液濡れウエブの剥離作用が良好となる。尚、図3〜図5にお いて、符号45はパッカーフインガー44が出入りするための環状周溝、46は バイス取付溝、47はタッカー(回転刃)取付溝、71はバキューム装置7のバ キューム穴、72は該バキューム穴71から分岐したウエブ端吸着穴である。
【0027】 図6に示す第4実施例の折畳みウエブ製造機は、第1実施例の液濡らし装置5 の変形例を示しているが、この第4実施例の液濡らし装置5では、液槽52が使 用されており、連続して繰り出される各側の帯状ウエブB,Bをそれぞれ液槽5 2,52内を瞬間的にくぐらせて該ウエブに液体を含浸させるようにしている。 尚、図6において符号53は液槽52内をくぐらせた液濡れウエブを圧搾してウ エブの含浸水分を調整するための圧搾ロールである。
【0028】 図7に示す第5実施例の折畳みウエブ製造機は、基本構造は本出願人が先に特 許出願(特願平3ー267818号)したものであるが、この図7の折畳みウエ ブ製造機では、各切断装置2,2のウエブ走行方向上手側にそれぞれ液濡らし装 置(スプレー装置)5,5を設けるとともに、各切断装置2,2と折畳み装置4 との間にそれぞれ2つのロール(2つ折りロールとリタードロール)8A,8B を介設している。この各ロールのうちの前側のロール8Aは、切断装置2で切断 された液濡れ定尺ウエブを長さ方向に2つ折りにするためのものであり、後側の ロール8Bは、前後の各2つ折りウエブ間の間隔を狭める作用をするためのもの である。そして、この折畳みウエブ製造機では、各側の折畳みウエブの重合幅を 小さくした状態で相互にジグザグに折畳み得るようにしたものである。尚、図7 の折畳みウエブ製造機の詳しい機構については本願にさほど重要ではないので説 明を省略する。
【0029】 この図7の折畳みウエブ製造機では、各切断装置2,2で切断された液濡れ定 尺ウエブは順次ロール8A,8Bに受け渡された後、折畳み装置4の折りロール 41,41まで移送されるが、この場合にも切断された定尺ウエブが液濡れ状態 であると、各ロール8A,8B及び折りロール41,41への液濡れ定尺ウエブ の受け渡しが困難となる。
【0030】 ところで、この図7の折畳みウエブ製造機においては、各切断装置2,2の回 転ロール21、2つ折りロール8A、リタードロール8B、折畳み装置4の折り ロール41,41の各ロールとして、それぞれ図3〜図5に示すように外周面に 多数の小凹凸部11を形成した凹凸面付きロール10を使用しており、それによ って液濡れ定尺ウエブの受け渡しが確実に行えるようにするとともに、折り部位 置Qにおいて液濡れ折畳みウエブを各折りロール41,41から容易に剥離せし め得るようにしている。
【0031】 図8に示す第6実施例の折畳みウエブ製造機は、基本構造は本出願人が先に特 許出願(特願平4ー20321号)したもう一つのものであるが、この図8の折 畳みウエブ製造機では、一系統のウエブでジグザグ折りするようにしたものであ る。この図8の折畳みウエブ製造機では、切断装置2のウエブ走行方向上手側に 液濡らし装置(スプレー装置)5を設けるとともに、切断装置2と折畳み装置4 との間に3つのロール9A,9B,9Cを介設している。この各ロール9A,9 B,9Cは、切断装置2で切断された前後の液濡れ定尺ウエブを順次相互に小長 さ範囲づつ重合させる(先行側ウエブの走行スピードを遅らせることによって行 う)とともに、その重合部分を圧着せしめた状態で折畳み装置4側に移送させる ためのものである。この図8の折畳みウエブ製造機では、相互にジグザグ折りさ れる折畳みウエブの重合幅を小さくした状態で液濡れ折畳み積層ウエブEを形成 し得るものであるが、その詳しい機構については本願にさほど重要ではないので 説明を省略する。
【0032】 この図8の折畳みウエブ製造機でも、切断装置2によって切断された各液濡れ 定尺ウエブは、順次各ロール9A〜9Cに受け渡された後、折畳み装置4の41 ,41まで移送される。ところで、この図8の折畳みウエブ製造機における切断 装置2の回転ロール21、上記3つの各ロール9A〜9C、折畳み装置4の折り ロール41,41の各ロールとして、それぞれ図3〜図5に示すように外周面に 多数の小凹凸部11を形成した凹凸面付きロール10を使用しており、それによ って液濡れ定尺ウエブの受け渡しが確実に行えるようにするとともに、折り部位 置Qにおいて液濡れ折畳みウエブを各折りロール41,41から容易に剥離せし め得るようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例にかかる折畳みウエブ製造
機の概略側面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】図2の凹凸面付きロールの一部斜視図である。
【図4】図3の凹凸面付きロールの変形実施例(第2実
施例)である。
【図5】図3の凹凸面付きロールの一部変形実施例(第
3実施例)である。
【図6】本考案の第4実施例にかかる折畳みウエブ製造
機の概略側面図である。
【図7】本考案の第5実施例にかかる折畳みウエブ製造
機の概略側面図である。
【図8】本考案の第6実施例にかかる折畳みウエブ製造
機の概略側面図である。
【図9】従来の折畳みウエブ製造機の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1はウエブ繰出装置、2は切断装置、4は折畳み装置、
5は液濡らし装置10は凹凸面付きロール、11は小凹
凸部、Aは原紙ロール、Bは帯状ウエブ、Cは液濡れ帯
状ウエブ、Dは液濡れ定尺ウエブ、Eは折畳み積層ウエ
ブ、Pは切断位置、Qは折り部位置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原紙ロール(A)から繰出される帯状ウ
    エブ(B)を切断装置(2)により順次ウエブ走行方向
    に所定長さづつ切断し、その切断された定尺ウエブ
    (D)を折畳み装置(4)で順次ジグザグに折畳んで折
    畳み積層ウエブ(E)を製造し得るようにした折畳みウ
    エブ製造機であって、 前記切断装置(2)の切断位置(P)よりウエブ走行方
    向上手側において前記帯状ウエブ(B)を水又は薬液等
    の液体で濡らす液濡らし装置(5)を備えるとともに、 該液濡らし装置(5)によって濡らされ且つ前記切断装
    置(2)によって切断された液濡れ定尺ウエブ(D)を
    前記切断位置(P)から前記折畳み装置(4)の折り部
    位置(Q)まで導くためのロールとして、外周面に多数
    の小凹凸部(11)を形成した凹凸面付きロール(1
    0)を使用した、 ことを特徴とする折畳みウエブ製造機。
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