JPH06278106A - 送材車 - Google Patents

送材車

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JPH06278106A
JPH06278106A JP6814093A JP6814093A JPH06278106A JP H06278106 A JPH06278106 A JP H06278106A JP 6814093 A JP6814093 A JP 6814093A JP 6814093 A JP6814093 A JP 6814093A JP H06278106 A JPH06278106 A JP H06278106A
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JP
Japan
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clamp
log
stepping
fixing
clamps
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JP6814093A
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JPH0737009B2 (ja
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Senju Oishi
千壽 大石
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ROMATEC KK
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ROMATEC KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原木の回転、歩出しを自動的に行ない得る送
材車を提供する。 【構成】 原木7の長手方向に相対向する一対のクラン
プユニット2の各々に、それぞれ木口に当接して挾持す
る作動位置と退避位置との間で移動可能、かつ当該移動
方向と直角な水平方向に移動可能な固定用兼歩出し用ク
ランプ21,22と、それぞれ原木7の木口に当接して
挾持する作動位置と、原木を解放し得る退避位置との間
で移動可能、かつその中心軸のまわりに回転可能な回転
用クランプ23とを設ける。 【効果】 原木を固定用兼歩出し用クランプ又は回転用
クランプのいずれか一方により常に保持できるので、最
初に芯出ししてその座標を記憶させておくことにより一
連の動作の標準化、自動化が容易で、駆動機構も簡素化
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丸太等の原木を木取製
材する際に、原木の回転、歩出しを自動的に行ない得る
送材車に関する。
【0002】
【従来の技術】原木から木取製材を行なう場合には、送
材車上に搭載した原木を上下方向からクランプし、原木
の中心軸の片側から所定枚数の板材を挽き出した後、原
木を90度もしくは 180度回転させ、クランプし直した上
で別の側から所定枚数挽き出し、更に原木を90度回転さ
せてクランプし直して挽き出すという作業を少なくとも
4回繰り返す必要があり、その都度位置出しを行なう必
要があった。原木を回転させる装置を搭載した送材車も
提供されているが、最終的な位置出しクランプは人手に
よらねばならず、効率が悪かった。特に、原木が大重量
であると取扱いが困難であり、危険も多かった。また、
一連の動作の標準化、自動化が難しく、無人運転は不可
能であった。
【0003】かゝる問題を解決するため、本願出願人は
先に特願平4−176985号において、原木の回転、
歩出し等の一連の動作を自動的に行なうことができ、無
人運転が可能で、効率良く木取製材を行ない得る送材車
を開示した。即ち、当該送材車は、搭載される原木を挟
んでその長手方向に相対向して設けられ、原木の木口に
接離可能な一対のクランプユニットを設け、この一対の
クランプユニットの各々に、原木の木口に当接して原木
を挾持する作動位置と、原木を解放し得る退避位置との
間を移動し得る固定用クランプと、原木の木口に当接し
て原木を挾持する作動位置と、原木を解放し得る退避位
置との間を移動し得ると共に、中心軸のまわりに回転可
能かつその中心軸と直角な水平方向に水平移動可能な回
転歩出し用クランプと、を設けたことを特徴とするもの
であった。しかしながら、この送材車にあっては、回転
歩出し用クランプの駆動機構が複雑となったり、小さい
端材のクランプは困難であるというような問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記特願平
4−176985号で開示された送材車の改良に係り、
その目的とするところは、機構が比較的簡単で、小さい
端材のクランプや、薄切りも可能な送材車を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、搭載され
る原木を挟んでその長手方向に相対向して設けられ、原
木の木口に接離可能な一対のクランプユニットの各々
に、それぞれ原木の木口に当接して原木を挾持する作動
位置と、原木を解放し得る退避位置との間で移動可能、
かつ当該移動方向と直角な水平方向に移動可能な固定用
兼歩出し用クランプと、それぞれ原木の木口に当接して
原木を挾持する作動位置と、原木を解放し得る退避位置
との間で移動可能、かつその中心軸のまわりに回転可能
な回転用クランプと、を設けたことを特徴とする送材車
によって達成し得る。
【0006】一対のクランプユニットの一方を送材車の
台車に固定し、これに向けて他方のクランプユニットを
接離移動させるよう構成し、また、一対のクランプユニ
ットのうち一方のクランプユニットの回転用クランプを
回転駆動せしめ、他方のクランプユニットの回転用クラ
ンプは挾持した原木を介して従動回転し得るよう構成す
ることが推奨される。
【0007】
【作用】上記の如き構成であると、原木の芯出しを行な
って固定用兼歩出し用クランプで両端をクランプし、原
木の片側から所定枚数の板材を挽き出した後、固定用兼
歩出し用クランプを水平方向に所望の位置まで移動さ
せ、回転用クランプで両端をクランプすると共に、固定
用兼歩出し用クランプは解除し、次いで原木を所定角度
回転させた上で再度固定用兼歩出し用クランプにクラン
プし直し、所定の歩出しを行ない、前とは別の側から所
定枚数の板材を挽き出すという動作を所定回数繰り返す
ことにより、原木の木取製材を自動的に行ない得るもの
である。その場合、原木は固定用兼歩出し用クランプも
しくは回転用クランプのいずれか一方により常に保持さ
れているので、原木を最初に芯出ししてクランプした際
の座標を記憶させておくことにより、位置出し及び歩出
しを完全に自動的に且つ正確に行なうことができ、効率
良く木取製材を行ない得るものである。また、歩出し操
作は固定用兼歩出し用クランプを鋸歯へ向けて水平方向
に移動させることにより行なうものであるから、前記特
願平4−176985号の場合のように元来複雑な構造
となりがちな回転用クランプに更に複雑な機構を設けて
歩出し操作まで行なわせるのに比べて比較的簡単な構成
で済み、また、固定用兼歩出し用クランプの形状は回転
用クランプの形状に比べて比較的自由に設定できるた
め、固定用兼歩出し用クランプの形状次第で小さな端材
もクランプ可能となるものである。
【0008】
【実施例】以下図面を参照しつつ本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明に係る送材車の一実施例を示す正面
図、図2はその一方のクランプユニットを図1中A−A
方向から見た説明図、図3は固定用兼歩出し用クランプ
により端材をクランプした状態を示す説明図、図4は小
径の原木のクランプが可能なよう設計された回転用クラ
ンプと固定用兼歩出し用クランプの形状を示す説明図で
ある。
【0009】まず、図1及び図2に示した実施例につい
て説明する。本発明に係る送材車は、大別して、台車1
と、台車上に固定された固定クランプユニット2と、台
車上を固定クランプユニット2に向けて進退移動する移
動クランプユニット3とから構成され、原木7の長さに
応じて移動クランプユニット3が移動して、固定クラン
プユニット2と移動クランプユニット3の間に原木7を
挾持するようになっている。4は移動クランプユニット
3を移動させるモータ、5はモータ4により正逆回転せ
しめられる送りネジ、6はクランプされた原木7を支持
する昇降自在な支台である。
【0010】固定クランプユニット2には、一対の固定
用兼歩出し用クランプ21及び22と、回転用クランプ
23とが設けられている。固定用兼歩出し用クランプ2
1,22は、それぞれ油圧シリンダ21a,22aによ
り軸方向に進退移動可能なよう構成され、更に、図では
省略した駆動機構により、図2に示すように、上記進退
移動方向とは直角な水平方向に移動可能なようになって
いる。一方、回転用クランプ23は、油圧シリンダ23
aにより軸方向に進退移動可能であると共に、図では省
略したモータによりギア23bを介して中心軸のまわり
に回転駆動可能なように構成されている。
【0011】移動クランプユニット3の構成も固定クラ
ンプユニット2のそれと略同様であるが、回転用クラン
プ33が回転のためのモータやギア等を備えず、固定ク
ランプユニット2側の回転用クランプ23の回転駆動に
伴い原木7を介して従動回転し得るようになっている点
だけが異なっている。
【0012】なお、本実施例においては、固定用兼歩出
し用クランプ21及び22を別体としたが、これらを単
一のブロックとして構成することも推奨される。
【0013】上記の如く構成された本発明に係る送材車
の作動について説明すれば、先ず、原木7を別途設けた
チャージャーにプリセットして上下左右の芯出しを行な
った後、原木7をチャージャーにより上記送材車上に搬
入し、移動クランプユニット3を適宜移動させ、固定ク
ランプユニット2の固定用兼歩出し用クランプ21,2
2及び移動クランプユニットの固定用兼歩出し用クラン
プ31,32を進出させて原木7の両端に当接させ、原
木7をしっかりと挾持する。然る後、支台6を上昇させ
て原木7の下面に当接させ、原木7を安定に保持した上
で、送材車全体を帯鋸8へ向けて送って原木7の切断を
行なう。
【0014】次いで、支台6を降下させると共に、固定
用兼歩出し用クランプ21,22,31,32を移動さ
せて、回転用クランプ23及び33が送材車上に残った
原木7の新たな中心位置にくるように調整し、回転用ク
ランプ23及び33を進出させて原木7の両端を保持
し、その状態で固定用兼歩出し用クランプ21,22,
31,32は退行させて原木7を回転用クランプ23及
び33のみで保持するようにした上で、回転用クランプ
23を所定角度(例えば90度)回転させる。次いで、
固定用兼歩出し用クランプ21,22,31,32を進
出させて原木の両端を保持した上で、回転用クランプ2
3及び33を退避させ、次いで固定用兼歩出し用クラン
プ21,22,31,32を水平方向に移動させ所定の
歩出しを行なう。然る後、支台6を上昇させて原木7の
下面に当接させ、前回と同様に送材車全体を帯鋸8へ向
けて送って原木7の切断を行なう。以下同様の作動を繰
り返し、原木7を自動的に回転、歩出ししながら、木取
製材を行なうものである。
【0015】なお、固定用兼歩出し用クランプ21,2
2の一端を、図2及び図3に示すように鉤形に形成して
おくことにより、図3に示すような端材70をもクラン
プでき、薄切りも可能となるものである。
【0016】更にまた、図4に示すように、固定用兼歩
出し用クランプ21,22と回転用クランプ23を形状
を、互いに噛み合うような状態で近接し得るように形成
することにより、比較的小径の原木71もクランプ可能
となるものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は叙上の如く構成されるから、本
発明によるときは、原木7を人手でクランプし直す必要
がなく、原木の回転、歩出し等を自動的に行なうことが
でき、一連の動作のパターン化が可能なため無人運転が
可能で、効率良く木取製材を行ない得ると共に、歩出し
操作は固定用兼歩出し用クランプ21,22,31,3
2を鋸歯8による切断面へ向けて移動させることにより
行なうものであるから、回転用クランプに更に複雑な機
構を設けて歩出し操作まで行なわせるのに比べて比較的
簡単な構成で済み、また、固定用兼歩出し用クランプ2
1,22の形状は回転用クランプ23の形状に比べて比
較的自由に設定できるため、固定用兼歩出し用クランプ
の形状次第で小さな端材70もクランプ可能で、薄切り
も可能となるものである。
【0018】なお、上記の説明では、原木からの木取製
材を中心に説明したが、角材、板材等の製材についても
同様に本発明の送材車を利用し得るものである。また、
本発明の構成は如上の実施例に限定されるものでなく、
本発明の目的の範囲内で上記の説明から当業者が容易に
想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る送材車の一実施例の正面図であ
る。
【図2】その一方のクランプユニットを図1中A−A方
向から見た説明図である。
【図3】固定用兼歩出し用クランプにより端材をクラン
プした状態を示す説明図である。
【図4】小径の原木のクランプが可能なよう設計された
回転用クランプと固定用兼歩出し用クランプの形状を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 台車 2 固定クランプユニット 21,22 固定用兼歩出し用クランプ 21a,22a 油圧シリンダ 23 回転用クランプ 23a 油圧シリンダ 3 移動クランプユニット 31,32 固定用兼歩出し用クランプ 33 回転用クランプ 4 モータ 5 送りネジ 6 支台 7 原木 8 帯鋸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搭載される原木(7)を挟んでその長手方
    向に相対向して設けられ、原木の木口に接離可能な一対
    のクランプユニット(2,3)の各々に、 それぞれ原木(7)の木口に当接して原木を挾持する作
    動位置と、原木を解放し得る退避位置との間で移動可
    能、かつ当該移動方向と直角な水平方向に移動可能な固
    定用兼歩出し用クランプ(21,22,31,32)
    と、 それぞれ原木(7)の木口に当接して原木を挾持する作
    動位置と、原木を解放し得る退避位置との間で移動可
    能、かつその中心軸のまわりに回転可能な回転用クラン
    プ(23,33)と、 を設けたことを特徴とする送材車。
  2. 【請求項2】一対のクランプユニット(2,3)の一方
    (2)を送材車の台車(1)に固定し、これに向けて他
    方のクランプユニット(3)を進退させるよう構成した
    請求項1に記載の送材車。
  3. 【請求項3】一対のクランプユニット(2,3)のうち
    一方のクランプユニット(2)の回転用クランプ(2
    3)を回転駆動せしめ、他方のクランプユニット(3)
    の回転用クランプ(33)は挾持した原木を介して従動
    回転し得るよう構成した請求項1に記載の送材車。
JP6814093A 1993-03-26 1993-03-26 送材車 Expired - Lifetime JPH0737009B2 (ja)

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JP6814093A JPH0737009B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 送材車

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JP6814093A JPH0737009B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 送材車

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JPH06278106A true JPH06278106A (ja) 1994-10-04
JPH0737009B2 JPH0737009B2 (ja) 1995-04-26

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ID=13365147

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JP6814093A Expired - Lifetime JPH0737009B2 (ja) 1993-03-26 1993-03-26 送材車

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JP (1) JPH0737009B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192682A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Akita Prefectural Univ 現場製材装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012192682A (ja) * 2011-03-17 2012-10-11 Akita Prefectural Univ 現場製材装置

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JPH0737009B2 (ja) 1995-04-26

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