JPH0627804Y2 - エンジンの機械式過給機取付構造 - Google Patents

エンジンの機械式過給機取付構造

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JPH0627804Y2
JPH0627804Y2 JP1988047929U JP4792988U JPH0627804Y2 JP H0627804 Y2 JPH0627804 Y2 JP H0627804Y2 JP 1988047929 U JP1988047929 U JP 1988047929U JP 4792988 U JP4792988 U JP 4792988U JP H0627804 Y2 JPH0627804 Y2 JP H0627804Y2
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JP
Japan
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bracket
mechanical supercharger
engine
mounting
supercharger
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JP1988047929U
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JPH01152030U (ja
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敏数 黒川
剛 後藤
良治 阿部
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの機械式過給機取付構造に関する。
(従来技術) 従来、例えば実開昭61−5330号公報に記載されて
いるように、V型エンジンにおいて、左右バンク間の空
間いわゆるVバンク空間に機械式過給機を配設したもの
が知られている。
ところが、スペースの有効利用ということでVバンク空
間等の狭いところに機械式過給機を配設しようとした場
合に、過給機をシリンダブロック等に直接取り付けるの
では、取り付け取り外しやメンテナンスを含めた作業性
の悪化は避けられない。そこで、狭いスペースに機械式
過給機を取り付ける場合にいかに取付性(作業性)の改
善するかが今日重要な技術課題となっている。また、機
械式過給機を用いるについては、内部圧縮タイプの過給
機が高回転駆動されるときの金属音に対する遮音性の向
上も重量な課題であって、これら取付性の改善および遮
音性の向上を併わせて実現できるような過給機取付構造
が求められている。
(考案の目的) 本考案は簡単な構造によりV型エンジンにおける機械式
過給機の取付性の改善と遮音性の向上を併わせて実現す
ることを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、V型エンジンの左右バンク間の空間(Vバン
ク空間)という狭いスペースにブラケットを利用してコ
ンパクトに機械式過給機を取り付けることができるとと
もに、取付作業性の改善と遮音性の向上を併わせて実現
でき、また取付強度を確保できるようにしたものであっ
て、その構成はつぎのとおりである。すなわち、本考案
に係るエンジンの機械式過給機取付構造は、左右バンク
の内側に吸気通路が設けられたV型エンジンにおいて、
断面略U字状のブラケットを設け、該ブラケットの底部
下方にエンジン本体への取付部を設けるとともに、機械
式過給機取付用のボス部を取付状態で各バンクの吸気通
路前後のスペースに位置するよう前記ブラケットの左右
上端部に設け、前記ボス部とブラケット下部をブラケッ
ト外面に形成したリブで連結し、左右バンク間に前記ブ
ラケットおよび機械式過給機を配置して、該機械式過給
機を前記ブラケットを介して前記エンジン本体に取り付
け、前記ブラケットの上方に機械式過給機の上部を覆う
インシュレータを取り付けたことを特徴としている。
(作用) 断面略U字状のブラケットはその底部下方の取付部にお
いてエンジン本体に取り付けられる。そして、機械式過
給機が上方から装着され、左右上端部のボス部において
ブラケットに取り付けられる。このように、まずブラケ
ットをエンジン本体に取り付け、このブラケットを介し
て機械式過給機を取り付ける構造となっており、しか
も、過給機取付用のボス部が取付状態で各バンクの吸気
通路前後のスペースに位置するよう構成されていること
によって、上方への突出を抑えつつVバンク間という狭
いスペースに機械式過給機を配設することができ、ま
た、取付用のボス部が上記のように各バンクの吸気通路
前後に位置することによって、取り付けが容易となり、
メンテナンスを含めた作業性が良好となる。しかも、機
械式過給機の下部はブラケットによって覆われ、U字状
のブラケット自体が遮音部材となるとともに、上部がブ
ラケット上方のインシュレータによって覆われることに
より、遮音性も向上する。また、上記のように取付用の
ボス部が吸気通路前後のスペースに位置することによ
り、ブラケット外面にリブを形成することができ、ブラ
ケットがこのように外面に形成したリブによってボス部
と下部が連結された構造とされたことにより、機械式過
給機の取付強度が確保され、かつ重量の増大が抑えられ
る。
(実施例) 第1図乃至第3図はV型エンジンのVバンク空間に機械
式過給機を配設するものに適用した本考案の一実施例を
示すものであって、第1図はその全体側面図、第2図は
その正面方向要部断面図(II−II断面)、第3図はIII
−III断面図である。
V型エンジンの左右バンク間に位置するシリンダブロッ
ク1の上部には、第2図に示すように左右バンクに沿っ
た形で立ち上がる断面略U字状のブラケット2が配設さ
れている。ブラケット2は、底部下方の取付部3がシリ
ンダブロック1上面にボルト固定される。左右バンクの
シリンダヘッド4,5には、Vバンク内方上部から下方
に延びて燃焼室中心寄りの各吸気ポートに開口する吸気
通路6,7が形成され、左右吸気通路6,7の上部から
延びて外方に湾曲する吸気接続管8,9の湾曲部内側に
はフュエルインジェクタ10,11が装着される。左右
吸気接続管8,9の上端は左右集合管の各枝管部12,
13に接続される。
ブラケット2は、底部下方の取付部3を中心として下方
が肉厚に形成され、これに薄肉の左右立ち上がり部1
4,15が一体鋳造されている。そして、左右立ち上が
り部14,15の上端には左右各2箇所にボルトボス部
16,16;17,17が設けられ、また、各ボス部1
6,16;17,17からブラケット下部に向けてブラ
ケット外面に各2條のリブ18,18;19,19が設
けられている。
ブラケット2には上方から機械式過給機本体20が挿入
される。過給機本体20は、中央部左右の各2箇所の取
付腕部21,21;22,22がブラケット2の前記ボ
ス部16,16;17,17にボルト固定される。この
とき、過給機本体20の周囲には所定の間隙23が形成
される。また、ブラケット2の上方には、過給機本体2
0を覆うように板材を成形した逆U字状のインシュレー
タ24が取り付けられている。インシュレータ24は、
ブラケット2の左右立ち上がり部14,15の上端に位
置決めされ、過給機本体20の上部周囲に所定の間隙2
5を形成する。該間隙25はグラスウール等の遮音材2
6で埋められる。左右取付腕部21,21;22,22
は、それぞれ、各バンクの各吸気通路前後のスペースを
利用する形で設けられている。したがって、また、これ
ら取付腕部21,21;22,22がボルト固定される
ブラケット2側のボス部16,16;17,17は、取
付状態で各吸気通路前後のスペースに位置する。そし
て、これら取付腕部21,21;22,22の位置で
は、第1図および第3図に示すように、インシュレータ
24の下部は一部外方に膨らんだ形となっている。
過給機本体20の前端にはクラッチ27を介して駆動プ
ーリ28が設けられている。吸気は後方入口部29から
入って加圧され、上方吐出部30から吐出されて、イン
タークーラおよび左右の集合管を経て各気筒の吸気通路
6,7に導かれる。
なお、この実施例においてはブラケットの上部に一枚板
で形成したインシュレータを取り付け、過給機とインシ
ュレータの間にグラスウール等遮音材を挟み込むように
しているが、このほか、インシュレータを内外2枚の板
で形成して、その2枚の板の間に遮音材を入れるように
することも可能である。また、過給機下部とブラケット
との間隙にもグラスウール等遮音材を詰め込むようにし
てもよい。
また、必ずしも遮音材を入れる必要はない。過給機の下
部および上部をブラケットおよびインシュレータによっ
て覆い、その間に所定の間隙を設けるだけでもかなりの
遮音効果が得られる。
(考案の効果) 本考案は以上のように構成されているので、V型エンジ
ンのVバンク間という狭いスペースにコンパクトに機械
式過給機を取り付けることができ、また、機械式過給機
の取り付け取り外しの作業性を向上させることができる
とともに、遮音性を向上させることができ、また、取付
強度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体側面図、第2図は第1
図の正面方向要部断面図(II−II断面)、第3図は第1
図のIII−III断面図である。 2:ブラケット、3:取付部、16,17:ボルトボス
部、18,19:リブ、20:機械式過給機本体、2
1,22:取付腕部、24:インシュレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−111117(JP,U) 実公 昭42−21052(JP,Y1) 実公 昭58−33225(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右バンクの内側に吸気通路が設けられた
    V型エンジンにおいて、断面略U字状のブラケットを設
    け、該ブラケットの底部下方にエンジン本体への取付部
    を設けるとともに、機械式過給機取付用のボス部を取付
    状態で各バンクの吸気通路前後のスペースに位置するよ
    う前記ブラケットの左右上端部に設け、前記ボス部とブ
    ラケット下部をブラケット外面に形成したリブで連結
    し、左右バンク間に前記ブラケットおよび機械式過給機
    を配置して、該機械式過給機を前記ブラケットを介して
    前記エンジン本体に取り付け、前記ブラケットの上方に
    機械式過給機の上部を覆うインシュレータを取り付けた
    ことを特徴とするエンジンの機械式過給機取付構造。
JP1988047929U 1988-04-09 1988-04-09 エンジンの機械式過給機取付構造 Expired - Lifetime JPH0627804Y2 (ja)

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JP1988047929U JPH0627804Y2 (ja) 1988-04-09 1988-04-09 エンジンの機械式過給機取付構造

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JP1988047929U JPH0627804Y2 (ja) 1988-04-09 1988-04-09 エンジンの機械式過給機取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01152030U JPH01152030U (ja) 1989-10-19
JPH0627804Y2 true JPH0627804Y2 (ja) 1994-07-27

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ID=31274106

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JP1988047929U Expired - Lifetime JPH0627804Y2 (ja) 1988-04-09 1988-04-09 エンジンの機械式過給機取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4221052Y1 (ja) * 1966-02-02 1967-12-06
JPS5833225U (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 株式会社ボン キルテイング用布地

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Publication number Publication date
JPH01152030U (ja) 1989-10-19

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