JPH06277975A - ワーク移動搬送機構 - Google Patents

ワーク移動搬送機構

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Publication number
JPH06277975A
JPH06277975A JP7223893A JP7223893A JPH06277975A JP H06277975 A JPH06277975 A JP H06277975A JP 7223893 A JP7223893 A JP 7223893A JP 7223893 A JP7223893 A JP 7223893A JP H06277975 A JPH06277975 A JP H06277975A
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JP
Japan
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work
moving
conveyor
conveyor means
stopper
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JP7223893A
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Inventor
Kazuharu Taniyama
和治 谷山
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互いに異なる複数種の作業を所定のワークに
付与するワークステーション群に於いて、正確且つ迅速
に、低コストで加工作業を自動的に行う事の出来るワー
ク移動搬送機構を提供する。 【構成】 所定のワーク5に対して、それぞれ異なる作
業を施す複数個のワークステーション1〜4が連続して
配置されて構成され、且つ、該ワーク5が、順次各ワー
クステーション1〜4を通過して所定の加工作業を受け
る様に構成されたワーク加工システムに於いて、該各ワ
ークステーション1〜4には、当該ワーク5を支持して
Y軸方向に移動可能なY軸テーブル6と、当該ワーク5
に所定の作業を施す加工ツール7を有するX−Y駆動手
段8とが設けられたX−Yテーブル装置101が設けら
れ、然かも、該Y軸テーブル6には、X軸方向に駆動可
能に設けられたコンベア手段11が設けられているワー
ク移動搬送機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク移動搬送機構に
関するものであり、更に詳しくは、複数個のX−Yテー
ブルを有するワークステーションが配列されたワーク加
工システムに於けるワーク移動搬送機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数の隣接配置されたX−Y
テーブル装置を用いて、ワークに所定の加工作業を施す
ワーク加工システムは知られている。即ち、図4は、従
来に於けるワーク加工システムの一例を示す平面図であ
り、図4に示す様に、従来のワーク加工システムに於い
ては、所謂半自動化加工ラインと称されるもので有っ
て、複数台のワークステーション1〜4が、略直列的に
配列されている。
【0003】そして、該各ワークステーション1〜4の
それぞれには、所定の加工作業を受けるワーク5を搭載
し、Y軸方向に、即ち図中矢印Aの方向にのみ摺動する
Y軸テーブル6が設けられると共に、例えば該ワーク5
に所定の加工作業を施す加工ツール7を搭載したX軸方
向移動要素81と該X軸方向移動要素81を搭載したY
軸方向移動要素82とから構成されるX−Y駆動手段8
とで構成されているX−Yテーブル装置101が設けら
れている。
【0004】従って、該ワークステーション1〜4のそ
れぞれに設けられたX−Yテーブル装置101に於いて
は、該Y軸テーブル6と該X−Y駆動手段8に於ける該
X軸方向移動要素81と該Y軸方向移動要素82との摺
動距離の相互組合せによって、該ワーク5の如何なる部
位も該加工ツール7によって所定の加工作業を付与する
事が可能である様に構成されている。
【0005】処で、従来に於いては、該ワークステーシ
ョン1〜4の内、例えば、ワークステーション1及び2
に一人のオペレータ10が配置され、又ワークステーシ
ョン3及び4に別のオペレータ10’が配置され、当該
各ワークステーションで加工処理されるワーク5を各ワ
ークステーションに於いて所定の加工処理が完了する都
度、該オペレータによって該ワークを隣接する別のワー
クステーションに移動させて加工するもので有った。
【0006】つまり、従来に於いては、該オペレータ1
0、10’が、一つのワーク5に所定の加工作業を行わ
せるに当たり、該ワーク5を各ワークステーション1〜
4に対して順次に交換作業を行うものであるので、当該
は非能率であり又生産コストが増大すると言う問題が有
った。一方、係る従来技術の欠点を改良する為、図5に
示す様な、複数個の連続的に配列されたワークステーシ
ョン1〜4に共通のベルトコンベア11を設け、所定の
加工を受けるワーク5を、連続的に移動搬送する方法が
提案されているが、係る方法では、加工ツール7を有す
るX軸方向移動要素81とY軸方向移動要素82とから
構成される該X−Y駆動手段8と該コンベア11との間
を如何にして該ワーク5を移動させるかが問題となるの
で有って、該コンベア手段11から、当該コンベア手段
11に搭載されて所定のワークステーションに移動して
きたワーク5を、適宜の機械装置を用いるか、或いはオ
ペレータによって、該ワーク5を当該加工ツール7の加
工可能領域内に配備設定する必要があり、その為の設備
が余分に必要とされる他、係る設備を開発する為に、か
なりの投資コストの増大を来す事になっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、ワークステーションに於
ける前記X−Yテーブル装置101を利用して、所定の
ワーク5の交換、位置決め、更には該ワークステーショ
ンに対する搬入、搬出作業を自動化する事により、従
来、個別にオペレータによって実行されてきた作業を不
要にすると共に、新たに自動搬送機能付きのX−Yテー
ブル装置を新規に開発するのではなく、従来、使用され
ているワークステーション1〜4のそれぞれに於いて使
用されているX−Yテーブル装置101を活用しなが
ら、各ワークステーションのそれぞれにワーク5の搬
送、搬出、位置決め等の作業を実行するコンベアを取付
ける事により、簡単に当該ワーク5に対する所定の加工
作業を自動化すると同時に、連続して配置された、互い
に異なる複数種の作業を所定のワークに付与するワーク
ステーション群に於いて、正確に、且つ迅速に、又低コ
ストで加工作業を自動的に行う事の出来るワーク移動搬
送機構を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、所定のワークに対して、それぞ
れ異なる作業を施す複数個のワークステーションが連続
して配置されて構成され、且つ、該ワークが、順次各ワ
ークステーションを通過して所定の加工作業を受ける様
に構成されたワーク加工システムに於いて、該各ワーク
ステーションには、当該ワークを支持してY軸方向に移
動可能なY軸テーブルと、当該ワークに所定の作業を施
す加工ツールを有するX−Y駆動手段とが設けられたX
−Yテーブル装置が設けられ、然かも、該Y軸テーブル
には、X軸方向に駆動可能に設けられたコンベア手段が
設けられているワーク移動搬送機構である。
【0009】
【作用】本発明に係るワーク移動搬送機構に於いては、
上記した様な技術構成を用いているので、従来のワーク
ステーションの構成を大幅に変更することなく、従来の
ワークステーションに設けられているX−Yテーブル装
置に於けるY軸テーブルにワークを搬送させるコンベア
手段を併設し、該ワークを複数の連続して配列されたワ
ークステーションのそれぞれを所定の移動通路に沿って
通過移動させると同時に、それぞれのワークステーショ
ンに於いて、該ワークを該コンベア手段に搭載させたま
ま、当該X−Yテーブル装置に於けるX−Y駆動手段に
設けられている加工ツールの加工作業領域に搬送させ、
且つ該X−Y駆動手段と該コンベア手段との相対移動に
基づいて、該ワークの所定の部位に所定の加工作業を施
す事が可能となり、更に、該加工作業が完了すると、該
ワークは、該コンベア手段と共に、当該ワークの移動通
路位置に帰還させ、次いで隣接する他のワークステーシ
ョンに該ワークを送り出す様にしたものである。
【0010】従って、本発明に係るワーク移動搬送機構
に於いては、該ワークの加工作業と移動搬送作業を、完
全に自動化する事が可能となる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るワーク移動搬送機構の
具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、
本発明に係るワーク移動搬送機構100の一具体例の構
成を示す概略図で有って、図1Aは、本具体例に係るワ
ーク移動搬送機構100の平面図であり、又図1Bは、
その正面図である。
【0012】図中、所定のワーク5に対して、それぞれ
異なる作業を施す複数個のワークステーション1〜4が
連続して配置されて構成され、且つ、該ワーク5が、順
次各ワークステーション1〜4を通過して所定の加工作
業を受ける様に構成されたワーク加工システムに於い
て、該各ワークステーション1〜4には、当該ワーク5
を支持してY軸方向に移動可能なY軸テーブル6と、当
該ワーク5に所定の作業を施す加工ツール7を有するX
−Y駆動手段8とが設けられたX−Yテーブル装置10
1が設けられ、然かも、該Y軸テーブル6には、X軸方
向に駆動可能に設けられたコンベア手段11が設けられ
ているワーク移動搬送機構が示されている。
【0013】即ち、従来のワークステーションが、加工
ツール7のみをX−Y駆動手段8に搭載させ、該Y軸テ
ーブルには単に、オペレータ若しくは所定の搬送装置
が、所定の加工されるべきワーク5を搭載させ、該加工
ツール7の加工可能領域内に当該ワーク5を移送させ
て、所定の加工処理を実行させた後、該ワーク5を取り
出して、次のワークステーションにオペレータ若しくは
所定の搬送装置によって、移動させるもので有ったのに
対し、本発明に於ける該ワーク移動搬送機構100は、
複数個の互いに隣接して配列されているワークステーシ
ョン1〜4のそれぞれに設けられたY軸方向に移動可能
なY軸テーブル6に、該Y軸テーブル6の摺動可能方向
と直角の方向であるX軸方向に移動、摺動が可能に構成
されたコンベア手段11を設けたもので有って、然も、
該コンベア手段11は、隣接する各ワークステーション
1〜4に設けられたコンベア手段11との間で、当該ワ
ーク5が搬送される通路が形成される様な位置と、該X
−Yテーブル装置101に於けるX−Y駆動手段8に設
けられている加工ツール7の加工作業領域内に該ワーク
5を配備させるに十分な位置との間を往復しえる様に設
定されているものである。
【0014】本発明に於ける該ワーク移動搬送機構10
0に於いては、該ワーク5が当該ワークステーション1
〜4の所定の通路を通って搬送される方向を、X軸方向
と定義し、該X軸方向と直角の方向をY軸方向と定義し
ている。本発明に係る該ワーク移動搬送機構100に使
用されているX−Yテーブル装置101のX−Y駆動手
段8は、従来から該ワークステーションに於いて使用さ
れている周知の機構を使用するものであり、又Y軸テー
ブル6も従来から該ワークステーションに於いて使用さ
れている周知の機構を使用するものである。
【0015】つまり、係るX−Y駆動手段8と該Y軸テ
ーブル6は、適宜の制御手段102により所定のプログ
ラムに従って駆動制御されるものである。本発明に於い
て、当該各ワークステーション1から4のそれぞれに設
けられた該コンベア手段11は、互いに隣接した他のワ
ークステーションに於ける該コンベア手段11と該ワー
ク5が受渡し可能な程度に互いに近接して配列されてい
る事が望ましく、それによって、各コンベア手段11間
を通して連続した該ワーク5の搬送通路Pが、形成され
る様に構成されるものである。
【0016】その為に、当該コンベア手段11が図1A
に於ける最下端部、つまり一番手前側に移動してきた場
合に、該コンベア手段11の駆動方向に対する中心線O
が、隣接する各ワークステーション1〜4のそれぞれの
コンベア手段11に於ける同一の中心線Oと一致する様
に制御される事が望ましい。一方、該各ワークステーシ
ョン1〜4のそれぞれに設けられた該コンベア手段11
に於けるコンベアベルト111は適宜の駆動手段、例え
ばモーター15とプーリー14とによって、適宜の速度
で駆動されるものである。
【0017】本発明に於いては、一つのワークステーシ
ョンに於ける該コンベアベルト111は、他の隣接する
ワークステーションのコンベアベルト111と互いに同
期した速度で且つ同一方向に駆動される様に設定されて
いる事が望ましく、係る駆動制御は、前記した適宜の制
御手段102により制御されるものである。又、本発明
に於ける該コンベア手段11の該コンベアベルト111
コンベアは、場合によっては、X軸方向に摺動する複数
部分に分割されたベルト群で構成されている事が望まし
い。
【0018】具体的には、例えば、図1に示される様
に、互いに平行して、所定の間隔を於いて配置された2
本の細幅なコンベアベルト112と113とで構成され
たものである。この場合、各細幅なコンベアベルト11
2と113は、それぞれのコンベアベルトを支持してい
るプーリー14を連結シャフト16を介して、同一モー
タ15により同時に回転制御する事が出来る。
【0019】係る構成を採用する場合には、該コンベア
手段11に、該ワーク5の移動を所定の期間禁止し、且
つ所定の位置に正確に保持する為のストッパー機構20
を併用する事が可能となる。即ち、図1A及び図1Bに
例示されている様に、該ストッパー機構20は、該2本
のコンベアベルト112と113との間の空間部に当該
ワーク5の進行方向に対する移動を禁止する第1のスト
ッパー18と当該ワーク5の進行方向と反対方向に対す
る移動を禁止する第2のストッパー19とから構成され
ているものである。
【0020】即ち、本発明に於いては、例えば、ワーク
ステーション2の該コンベア手段11が、所定のワーク
5を隣接するワークステーション1から受け取り、該ワ
ークステーション2内の所定の位置に停止させ、その位
置に固定保持させる場合に、該第1のストッパー18を
該コンベアベルト112と113の表面から突出させて
おき、当該ワーク5を該ストッパー18に当接させて、
その停止保持位置を確定させ、次いで第2のストッパー
19を該コンベアベルト112と113の表面から突出
させ当該ワーク5の後退を防止する様にするものであ
る。
【0021】係るストッパー機構18、19の突出及び
退出は、前記した制御手段102により制御されるもの
である。尚、本発明に係るワーク移動搬送機構100に
於いては、該Y軸テーブル6に於ける該コンベア手段の
移動に伴うワーク5の搬送状態を監視し且つ位置決めを
実行する為、例えばワークセンサー20を配置しておく
事も望ましい。
【0022】又、図2に示された断面図から明らかな様
に、本発明に係る該ワーク移動搬送機構100に於ける
該Y軸テーブル6は、適宜の制御手段102を内蔵する
支持台22にY軸方向に平行に延びているY軸テーブル
6の移動用レール23が配置され、該移動用レール23
上にY軸テーブル6が摺動可能に搭載され、更に該Y軸
テーブル6の上に適宜のコンベアベース24を介して前
記したコンベア手段11が搭載されているものである。
【0023】尚、図2に示す様に、本発明に係る該コン
ベア手段11に於いては、当該コンベアベルト111若
しくはコンベアベルト112と113にワーク5を搭載
して移動させると共に、該コンベア手段11そのものを
該加工ツール7の加工領域内に搬送して、所定の加工作
業を行わせるものであるから、当該ワーク5の上下の位
置関係も厳密に制御される必要があり、従って、該コン
ベア手段11に於いて該ワーク5を保持する面が、下方
に変位する事を防止する為、適宜の材料から構成された
支持板25を当該コンベアベルト111若しくはコンベ
アベルト112と113の下側に配置する事が望まし
い。
【0024】更に、本発明に係る該コンベア手段の該支
持板25は、該コンベアベルトを支持すると共に、該ワ
ーク5の進行方向に対する側部方向の変位を規制する為
の第3のストッパーとしてガイド部26が設けられてい
る事が好ましい。次に、本発明に係る該ワーク移動搬送
機構100の動作に付いて図3を参照しながら詳細に説
明する。
【0025】図3には、本発明に係るワーク移動搬送機
構として、互いに異なる加工作業を実行する3台のワー
クステーション1〜3が直列に連続して配列されてお
り、それぞれのワークステーション1〜3に於けるX−
Yテーブル装置101─1、101─2、101─3の
要部が示されている。先ず、図3Aに示す様に、ワーク
ステーション1に於けるX−Yテーブル装置101─1
に於いて所定のワーク5に所定の加工作業が終了し、該
ワーク5を搭載している該Y軸テーブル6の中心線P′
が、該ワークステーション1に於ける該ワーク5の搬送
通路Pの中心線Oに一致する位置に、戻されている状態
にある。
【0026】係る状態に於いて該ワークステーション1
の制御手段102─1から、隣接するワークステーショ
ン2の制御手段102─2に対し、ワークステーション
1に於ける当該ワーク5の加工作業が終了し、搬出可能
状態となっている旨の情報を送信する。一方、該情報を
受信したワークステーション2は、図3Bに示す様に、
Y軸テーブル6を矢印Cの方向に移動させ、該Y軸テー
ブル6に設けられたコンベア手段11の該コンベアベル
トの中心線P′を、前記したワーク5の搬送通路Pの中
心線Oと一致させる位置に迄移動させ、ワークステーシ
ョン1の対応するコンベアベルトとその中心線が一致す
る様に設定して、当該ワーク5の搬送通路Pが、ワーク
ステーション1と2の間に完成させ、該ワークステーシ
ョン2に於ける該ワーク5の受け入れ状態を完成させる
ものである。
【0027】該ワークステーション2に於けるワーク5
の受け入れ状態が完了したら、該ワークステーション2
から、該ワークステーション1に対して、当該ワーク5
の受け入れ準備完了情報が、送信され、当該情報に基づ
いて、該ワークステーション1に於ける該コンベアベル
ト111が駆動されると同時に、該ワークステーション
2における制御手段102も該ワークステーション2の
コンベアベルト111を駆動させて、該ワークステーシ
ョン1のコンベアベルト111からワーク5をギアワー
クステーション2に於けるコンベアベルト111に搬送
させるものである。
【0028】その際、ワークステーション1に於ける該
コンベア手段11に設けられたストッパー機構に於ける
第1のストッパー18を下降させて該ワーク5が該コン
ベアベルト111の移動に伴って、移動される事を許容
すると同時に、該ワークステーション2に於ける該コン
ベア手段11に設けられたストッパー機構に於ける第1
のストッパー18を上昇させて該ワーク5が該コンベア
ベルト111の移動に伴って、搬送されて来た場合に、
所定の位置に停止させる作用を実行させる。
【0029】次いで、該ワーク5が所定の位置に停止保
持された事を該コンベア手段11に設けられたワークセ
ンサ30が検知すると、当該コンベアベルト111がそ
の駆動を停止され且つ、その情報に応答して、該ストッ
パー機構の第2のストッパー19が上昇して、該ワーク
5が後退して変位する事を禁止する。次に、該Y軸テー
ブル6は、該ワーク5を所定の位置に固定保持したま
ま、矢印Dの方向、つまりY軸方向に移動して、該ワー
ク5を該加工ツール7の加工処理領域に移動させ、それ
によって該ワーク5は所定の加工を受ける事になる。
【0030】その間、ワークステーション3は、図3C
に示されている様に、当該ワークステーション3のY軸
テーブル6は、好ましくは、そのコンベア手段11に於
けるコンベアベルトの中心が、前記したワーク5の搬送
通路の中心線Oに一致する様な位置に待機している事が
望ましい。該ワークステーション2に於いて当該ワーク
5に対する加工作業が終了した以降の工程は、前記した
と同様であるので、省略する。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る該ワーク移動搬送機構に於
いては、上記した様な技術構成を採用しているので、従
来技術に於けるX−Yテーブル装置単体での加工作業を
複数台連結して自動化ラインを構成する事が可能とな
り、従ってオペレータのワーク交換作業の廃止による人
的な面でのコストダウンを図る事が出来、又従来から使
用されているX−Yテーブル装置を活用する事が出来る
ことから、設備開発費用の削減と加工システム開発期間
を大幅に短縮する事が可能となる。
【0032】更に、本発明に係るワーク移動搬送機構に
於いては、互いに異なる複数種の作業を所定のワークに
付与するワークステーション群に於いて、正確に、且つ
迅速に、又低コストで加工作業を自動的に行う事の出来
る自動搬送機能付きのワーク移動搬送機構を提供する事
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワーク移動搬送機構に於
ける一具体例の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1に示された本発明に係るワーク移
動搬送機構に於ける断面図である。
【図3】図3は、本発明に係るワーク移動搬送機構の動
作の例を説明する図である。
【図4】図4は、従来に於けるワーク移動搬送機構の構
成例を説明する図である。
【図5】図5は、従来に於けるワーク移動搬送機構の他
の構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1〜4…ワークステーション 5…ワーク 6…Y軸テーブル 7…加工ツール 8…X−Y駆動手段 11…コンベア手段 111、112、113…コンベアベルト 14…プーリー 15…モータ 16…連結シャフト 18…第1のストッパー 19…第2のストッパー 20…ストッパー機構 22…支持台 23…Y軸方向レール 24…コンベアベース 25…支持板 26…ガイド 30…ワークセンサ 100…ワーク移動搬送機構 101…X−Yテーブル装置 102…制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のワークに対して、それぞれ異なる
    作業を施す複数個のワークステーションが連続して配置
    されて構成され、且つ、該ワークが、順次各ワークステ
    ーションを通過して所定の加工作業を受ける様に構成さ
    れたワーク加工システムに於いて、該各ワークステーシ
    ョンには、当該ワークを支持してY軸方向に移動可能な
    Y軸テーブルと、当該ワークに所定の作業を施す加工ツ
    ールを有するX−Y駆動手段とが設けられたX−Yテー
    ブル装置が設けられ、然かも、該Y軸テーブルには、X
    軸方向に駆動可能に設けられたコンベア手段が設けられ
    ている事を特徴とするワーク移動搬送機構。
  2. 【請求項2】 当該各ワークステーションのそれぞれに
    設けられた該コンベア手段は、互いに隣接した他のワー
    クステーションに於ける該コンベア手段と該ワークが受
    渡し可能な程度に互いに近接して配列されている事を特
    徴とする請求項1記載のワーク移動搬送機構。
  3. 【請求項3】 該各ワークステーションに設けられた該
    コンベア手段に於けるコンベアの駆動方向は、互いに同
    一方向に設定されている事を特徴とする請求項2記載の
    ワーク移動搬送機構。
  4. 【請求項4】 該各ワークステーションに設けられた、
    該コンベア手段の該コンベアの長手方向中心軸は、隣接
    する他のワークステーションに於ける同様のコンベア手
    段の長手方向中心軸と一致する様に配置されている事を
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のワーク移動
    搬送機構。
  5. 【請求項5】 該コンベア手段は、該X−Y駆動手段に
    設けられた加工ツールの作業領域内に入る様に、該Y軸
    テーブルと共にY軸方向に移動可能に構成されている事
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のワーク移
    動搬送機構。
  6. 【請求項6】 当該Y軸テーブルに設けられた該コンベ
    ア手段には、該ワークが所定の位置に固定される様に作
    動するストッパー機構が設けられている事を特徴とする
    請求項1記載のワーク移動搬送機構。
  7. 【請求項7】 該コンベア手段に於ける該コンベアは、
    X軸方向に摺動する複数部分に分割されたベルト群で構
    成されている事を特徴とする請求項1記載のワーク移動
    搬送機構。
  8. 【請求項8】 該ストッパー機構は、当該ワークの進行
    方向に対する移動を禁止する第1のストッパーと当該ワ
    ークの進行方向と反対方向に対する移動を禁止する第2
    のストッパーとから構成されている事を特徴とする請求
    項6記載のワーク移動搬送機構。
  9. 【請求項9】 当該ストッパー機構に於ける該第1と第
    2のストッパーは、当該ワークの進行に応答して駆動状
    態とされるか、非駆動状態とされる様に所定の制御手段
    により制御されるものである事を特徴とする請求項8記
    載のワーク移動搬送機構。
  10. 【請求項10】 該コンベア手段には、当該コンベアを
    支持すると共に、該ワークの進行方向に対する側部方向
    の変位を規制する為の第3のストッパーとから構成され
    ている事を特徴とする請求項8記載のワーク移動搬送機
    構。
JP7223893A 1993-03-30 1993-03-30 ワーク移動搬送機構 Withdrawn JPH06277975A (ja)

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JP7223893A JPH06277975A (ja) 1993-03-30 1993-03-30 ワーク移動搬送機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007530303A (ja) * 2004-03-30 2007-11-01 コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー ワークピース用モジュラー移送システム
JP2008080414A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Nippei Toyama Corp 工作機械による生産システム
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