JPH0627789Y2 - サイレンサ - Google Patents

サイレンサ

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JPH0627789Y2
JPH0627789Y2 JP10416488U JP10416488U JPH0627789Y2 JP H0627789 Y2 JPH0627789 Y2 JP H0627789Y2 JP 10416488 U JP10416488 U JP 10416488U JP 10416488 U JP10416488 U JP 10416488U JP H0627789 Y2 JPH0627789 Y2 JP H0627789Y2
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Inventor
勝実 小島
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株式会社ナブコ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、圧縮空気の排出音を減少するサイレンサに関
する。
(従来技術とその問題点) 空圧機器、例えば、再生可能な乾燥剤を収納し、空気圧
縮装置が吐出した圧縮空気を乾燥して自動車のエアーブ
レーキ回路で消費される乾燥圧縮空気を得る圧縮空気乾
燥装置は、排出弁(ドレン弁)を備えている。これは、
パージサイクル時、空気圧信号により前記排出弁を開弁
させ、圧縮空気乾燥装置の底に溜まっているドレンを排
出口から排出させるとともに、再生用空気貯蔵に貯留し
てある乾燥した圧縮空気を該再生用空気貯蔵から圧縮空
気乾燥装置内の乾燥剤に逆流させて該乾燥剤を再生する
ようにしている。
ところが、前記排出弁の開弁により高圧となっている圧
縮空気乾燥装置内部の圧縮空気を大気に開放するので、
開弁時に大きな破裂音が発生し、特に、自動車が街中を
走っている場合等に前記排出弁の開弁が起こると、自動
車の近くの通行人を驚かせることになる。それゆえ、例
えば実願昭62−159972号に提案しているよう
に、排出口に連絡してサイレンサを設けるようにしてい
る。
このサイレンサは、本体内部に形成され、前記排出弁の
排出口と連通する空所内に円筒状の網目状部材(消音部
材)を配置したものであって、圧縮空気乾燥装置内のド
レンを圧縮空気とともに排出する際に、排出した圧縮空
気を前記網目状部材内に通すことにより排気音を減少さ
せるようにしたものである。また、このサイレンサには
外気温の低下や、圧縮空気乾燥装置より排出された圧縮
空気の断熱膨張により、サイレンサ内部の温度が下が
り、ドレンが網目状部材内で凍結し、圧縮空気およびド
レンの排出を妨げることがあるため、圧縮空気およびド
レンを網目状部材を通さずに直接大気へ排出するための
通路(バイパス)を設けてある。
しかしながら、上記サイレンサの前記通路(バイパス)
は、前記円筒状の網目状部材の内側の空所と外気を直接
連通させるための孔を前記網目状部材の抜け止め用板材
に形成しただけのものであるため、前記網目状部材の内
側の空所にゴミ、ほこり等がたまりやすく、前記網目状
部材の目づまりの原因となるおそれがあった。また、圧
縮空気乾燥装置より排出されるドレンおよび圧縮空気の
ほとんどが前記網目状部材を通過せず、前記通路(バイ
パス)を通って大気に放出されるので、あまり大きな消
音効果が得られなかった。
本考案は上記問題を解決するこめになされたものであっ
て、内部にゴミが侵入しにくく、消音効果も大きいサイ
レンサを提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、空圧機器の排気口に
連絡し、サイレンサ本体内空所の内壁に沿って延びる通
路を前記空所と外気とを連通する開口部まで形成したも
のである。
(作用) 本考案は、空圧機器の排気口に連絡し、サイレンサ本体
内空所の内壁に沿って延びる通路を前記空所と外気とを
連通する開口部まで形成したので、空圧機器の排気口か
ら排出されるドレンおよび圧縮空気の大部分が前記サイ
レンサ本体内空所に配置された網目状部材を通過する。
また、前記通路を通過する圧縮空気も屈曲して排出され
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、1は本体であって、この本体1は下端
に開口部2を有する円筒部3と、この円筒部の上端より
上方へ突出する導管4を有している。導管4の軸方向中
心には、この導管4の上端の取付部5に開口する内孔6
が形成されており、前記円筒部3内に形成された空所7
に通じている。導管4の上部外周にはねじ部8が形成さ
れている。円筒部3内の空所7内部には、上端および下
端を円形の板材に多数の小孔を形成した一対の多孔板9
によって挾圧された網目状部材10が配置されており、
消音部材11を形成している。なお、前記網目状部材1
0は、アルミ箔に多数のスリットを入れ、このアルミ箔
を一但引き伸ばし、その後押し潰して所定の円柱状に成
形したもので、内部に迷路状の空間を形成している。消
音部材11を空所7内部に配置することにより消音部材
11上端側の多孔板9の円周部が空所7上端に環状に形
成された段部12に当接する。これにより消音部材11
上端と空所7上端の間には半径方向に広がる空隙13が
区画される。14はC形状をした抜け止めであって、こ
の抜け止め14を円筒部3の内側壁下端の円周に形成さ
れた溝18にはめ込むことにより消音部材11は抜け落
ちを防止される(第2図参照)。空隙13からは段部1
2を横切って放射線状に延びる複数の横方向通路15が
形成されており、この横方向通路は、円筒部3内側壁の
縦方向に沿って垂直に形成され、開口部2において外気
と通じる縦方向通路16(横方向通路15と同数)と連
通している。なお、縦方向通路16の外気への開口は少
なくとも一つが抜け止め14の切欠き部17の位置と一
致している。(第2図参照) 次に、本実施例の作用について説明する。
サイレンサの本体1は、取付部5のねじ部8を図示しな
い圧縮空気乾燥装置のドレン排出口に形成されたねじ部
に螺合させることにより取り付けられる。圧縮空気乾燥
装置のドレン排出弁が開弁されると圧縮空気乾燥装置内
のドレンおよび圧縮空気は導管4の内孔6を通り、空隙
13内へ吐出される。空隙13内へ吐出されたドレンお
よび圧縮空気の一部は横方向通路15および縦方向通路
16を通って直接大気へ放出され、残りは多孔板9およ
び網目状部材10を通過した後、大気へ放出される。こ
の時、大部分の圧縮空気が網目状部材10および多孔板
9を通過し、網目状部材10内で膨張するため大きな消
音効果が得られる。また、横方向通路15および縦方向
通路16を通って大気に放出される圧縮空気も空隙13
および横方向通路15によって一但横方向に逃げ、その
後、細長い縦方向通路16を通って大気に放出されるの
で、排出音は大きな破裂音とならない。
圧縮空気の断熱膨張や外気温の低下により、サイレンサ
内の温度が低下すると網目状部材10内で圧縮空気乾燥
より排出されたドレンが凍結し、網目状部材10が目づ
まりを起こすことがある。この様な場合、圧縮空気乾燥
装置から排出されたドレンおよび圧縮空気は横方向通路
15および縦方向通路16を通って直接大気に放出され
る。この様な場合でも上記と同様な理由で排出音はあま
り大きくならない。
また、縦方向通路16が細長いため、縦方向通路16の
外部への開口よりゴミ、ほこりが侵入しにくい。もし、
ゴミ、ほこり等が侵入しても圧縮空気の排出とともに再
び外部へ放出される。
また、部品点数も少なく、構造上も簡単であるので組立
ても容易で安価である。
なお、上記実施例では、縦方向通路16の外気への開口
数は限定していないが、縦方向通路16の外気への開口
間の間隔が抜け止め14の切欠き17の幅と同じか、短
かければ、組立てた際に抜け止め17の位置に関係なく
開口が少なくとも一つ、場合によっては2つ以上あるの
で、組立が容易である。
また、網目状部材10は、アルミ箔を使用しなくても、
耐食性に優れ、迷路状の空間を有するものであればよ
い。
本考案は、上記実施例に限定されず、圧縮空気とともに
ドレンを排出する空圧機器であれば同様の効果を得るこ
とができる。
(効果) 本考案は、以上説明した通り、空圧機器の排気口に連絡
し、サイレンサ本体内空所の内壁に沿って延びる通路を
前記空所と外気とを連通する開口部まで形成したことに
より、空圧機器の排出口から排出されるドレンおよび圧
縮空気のほとんどが前記空所内の網目状部材を通過する
ため大きな消音効果が得られる。また、前記通路が細長
く形成できるためゴミ、ほこりが侵入しにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図(一部変位図
示)、第2図は同実施例の底面図である。 1:本体、10:網目状部材 2:開口部、14:抜け止め 5:取付部、15:横方向通路 6:内孔、16:縦方向通路 9:多孔板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空圧機器の排気口への取付部と、上部を前
    記取付部の内孔に連結され下方に外気へ連通する開口部
    を有する空所を形成した本体と、前記空所に一対の多孔
    板により挾圧されて配置される網目状部材と、前記開口
    部に設けられる抜け止めとを有するサイレンサにおい
    て、前記内孔に連絡して前記本体の内壁に沿って延びる
    通路を前記開口部まで形成したサイレンサ。
JP10416488U 1988-08-05 1988-08-05 サイレンサ Expired - Fee Related JPH0627789Y2 (ja)

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JPH0226715U JPH0226715U (ja) 1990-02-21
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