JPH06277446A - 硫化水素の処理方法 - Google Patents
硫化水素の処理方法Info
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- JPH06277446A JPH06277446A JP6502493A JP6502493A JPH06277446A JP H06277446 A JPH06277446 A JP H06277446A JP 6502493 A JP6502493 A JP 6502493A JP 6502493 A JP6502493 A JP 6502493A JP H06277446 A JPH06277446 A JP H06277446A
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- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
-
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/20—Sludge processing
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、メタン発酵法によって生ずる硫化水
素の処理において、後処理の必要のない硫化水素の処理
方法を提供することにある。 【構成】本発明は、メタン発酵によって発生した消化ガ
スから気体分離膜によって分離した硫化水素を、硫化水
素を基質とする微生物の培養槽に注入し、硫化水素を生
物処理するので、後処理することもなく、また従来のよ
うに産業廃棄物を出すこともない。
素の処理において、後処理の必要のない硫化水素の処理
方法を提供することにある。 【構成】本発明は、メタン発酵によって発生した消化ガ
スから気体分離膜によって分離した硫化水素を、硫化水
素を基質とする微生物の培養槽に注入し、硫化水素を生
物処理するので、後処理することもなく、また従来のよ
うに産業廃棄物を出すこともない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消化ガスに含まれる硫
化水素の処理方法に関する。
化水素の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃水や家庭廃水の、下水汚泥などに
含まれている有機物を嫌気性細菌の作用により、メタン
や二酸化炭素に還元分解する処理法の代表としてメタン
発酵法が挙げられる。メタン発酵法は所要動力が少ない
と同時に、回収したガスが利用できるという特徴を持
ち、エネルギー再利用の観点からも注目されている。
含まれている有機物を嫌気性細菌の作用により、メタン
や二酸化炭素に還元分解する処理法の代表としてメタン
発酵法が挙げられる。メタン発酵法は所要動力が少ない
と同時に、回収したガスが利用できるという特徴を持
ち、エネルギー再利用の観点からも注目されている。
【0003】しかし、廃水に硫化物が含まれていると、
微生物汚泥中の硫酸還元菌の働きによって硫化水素が発
生し、メタンや二酸化炭素とともに消化ガスとして回収
される。硫化水素は、悪臭または回収したガスを再利用
する際に使用する機器の腐食の原因となるため、これを
除去する必要がある。
微生物汚泥中の硫酸還元菌の働きによって硫化水素が発
生し、メタンや二酸化炭素とともに消化ガスとして回収
される。硫化水素は、悪臭または回収したガスを再利用
する際に使用する機器の腐食の原因となるため、これを
除去する必要がある。
【0004】従来、メタン発酵の際に排出される消化ガ
スなどに含まれる硫化水素は、酸化鉄との化学反応で処
理されている。そのため、ガスホルダーの前段に脱硫剤
である酸化鉄を充填させた脱硫塔を設ける必要があっ
た。しかしながら、脱硫剤は水分を吸収し易く1ヵ月に
1度は交換する必要があった。しかも使用後の脱硫剤
は、吸収した硫黄のため空気に触れると発熱するので取
扱いにくく、産業廃棄物として処分しなければいけない
という欠点を有していた。また、消化ガスをアルカリ洗
浄し硫化水素を溶解する方法もあるが、二酸化炭素もア
ルカリに溶解し、使用する薬品量が硫化水素に比べ10
倍も多く必要となるため、効率が悪いという問題があっ
た。
スなどに含まれる硫化水素は、酸化鉄との化学反応で処
理されている。そのため、ガスホルダーの前段に脱硫剤
である酸化鉄を充填させた脱硫塔を設ける必要があっ
た。しかしながら、脱硫剤は水分を吸収し易く1ヵ月に
1度は交換する必要があった。しかも使用後の脱硫剤
は、吸収した硫黄のため空気に触れると発熱するので取
扱いにくく、産業廃棄物として処分しなければいけない
という欠点を有していた。また、消化ガスをアルカリ洗
浄し硫化水素を溶解する方法もあるが、二酸化炭素もア
ルカリに溶解し、使用する薬品量が硫化水素に比べ10
倍も多く必要となるため、効率が悪いという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、脱硫
剤を用いた処理方法では1ヵ月に1度は脱硫剤の交換が
必要であり、しかも使用後の脱硫剤は産業廃棄物として
処分しなければならず、また、アルカリ洗浄による処理
方法では二酸化炭素にアルカリが大量に消費され、効率
が悪いという問題があった。
剤を用いた処理方法では1ヵ月に1度は脱硫剤の交換が
必要であり、しかも使用後の脱硫剤は産業廃棄物として
処分しなければならず、また、アルカリ洗浄による処理
方法では二酸化炭素にアルカリが大量に消費され、効率
が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的はメタン発酵法によって生ずる硫
化水素の処理において、後処理の必要のない硫化水素の
処理方法を提供することにある。
れたもので、その目的はメタン発酵法によって生ずる硫
化水素の処理において、後処理の必要のない硫化水素の
処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の硫化水素の処理方法は、メタン発酵によっ
て発生した消化ガスから気体分離膜によって分離した硫
化水素を、硫化水素を基質とする微生物の培養槽に注入
し、硫化水素を生物処理することを特徴とするものであ
る。
に、本発明の硫化水素の処理方法は、メタン発酵によっ
て発生した消化ガスから気体分離膜によって分離した硫
化水素を、硫化水素を基質とする微生物の培養槽に注入
し、硫化水素を生物処理することを特徴とするものであ
る。
【0008】この気体分離膜は膜内圧力差と速度差分離
によって気体を分離するもので、この膜の素材としては
シリコン,ポリイミド,酢酸セルロース等が挙げられ
る。この分離膜を用いると、二酸化炭素と硫化水素は膜
を通過するが、メタンは通過しない。したがって、メタ
ン発酵によって発生した消化ガスから二酸化炭素と硫化
水素を分離した後、硫化水素を基質とする微生物によっ
て硫化水素を生物処理することができる。
によって気体を分離するもので、この膜の素材としては
シリコン,ポリイミド,酢酸セルロース等が挙げられ
る。この分離膜を用いると、二酸化炭素と硫化水素は膜
を通過するが、メタンは通過しない。したがって、メタ
ン発酵によって発生した消化ガスから二酸化炭素と硫化
水素を分離した後、硫化水素を基質とする微生物によっ
て硫化水素を生物処理することができる。
【0009】また、本発明に関わる微生物としては、紅
色硫黄細菌のChromatium属,Thiodic
tyon属,Thiospirillum属,緑色硫黄
細菌のChlorobium属,Prosthecoc
hloris属,Pelodictyon属等が挙げら
れる。これらの微生物は光合成細菌の1種であり、嫌気
性下でのみ光エネルギーを獲得し硫黄化合物を利用して
光合成を行なう。紅色硫黄細菌および緑色硫黄細菌は明
るく、硫化物に富んだ嫌気的な水界に共存し、自然界に
おける分布は実際上重なり合っている。
色硫黄細菌のChromatium属,Thiodic
tyon属,Thiospirillum属,緑色硫黄
細菌のChlorobium属,Prosthecoc
hloris属,Pelodictyon属等が挙げら
れる。これらの微生物は光合成細菌の1種であり、嫌気
性下でのみ光エネルギーを獲得し硫黄化合物を利用して
光合成を行なう。紅色硫黄細菌および緑色硫黄細菌は明
るく、硫化物に富んだ嫌気的な水界に共存し、自然界に
おける分布は実際上重なり合っている。
【0010】
【作用】本発明によれば、硫化水素を基質とする微生物
を用いることにより産業廃棄物を出すことなく、硫化水
素を処理できる。すなわち、硫化水素は菌体内に取り込
まれ、ATP生成に必要な電子供与体として働き、嫌気
的に硫黄元素を経て、最終的には硫酸に酸化される。硫
酸は硫黄源として菌体の生育に利用される。また、二酸
化炭素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同化し生育
に利用される。
を用いることにより産業廃棄物を出すことなく、硫化水
素を処理できる。すなわち、硫化水素は菌体内に取り込
まれ、ATP生成に必要な電子供与体として働き、嫌気
的に硫黄元素を経て、最終的には硫酸に酸化される。硫
酸は硫黄源として菌体の生育に利用される。また、二酸
化炭素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同化し生育
に利用される。
【0011】これらの微生物は光合成細菌の1種であ
り、嫌気性下においてのみ光エネルギーを獲得し硫黄化
合物を利用して光合成を行なう。
り、嫌気性下においてのみ光エネルギーを獲得し硫黄化
合物を利用して光合成を行なう。
【0012】光合成は大要次のような反応式で表され
る。 2CO2 +H2 S+2H2 O→2(CH2 O)+H2 S
O4
る。 2CO2 +H2 S+2H2 O→2(CH2 O)+H2 S
O4
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。 (実施例1)図1は本発明の一実施例である硫化水素の
処理工程の概略図である。図1において、メタン発酵槽
1から発生した消化ガスは、管8を通り気体分離膜ユニ
ット2へ流入する。気体分離膜ユニット2においては、
消化ガスは真空ポンプ5にて減圧透過することにより、
高濃度のメタンと二酸化炭素+硫化水素の混合ガスに分
離される。高濃度のメタンは、管9を通りガスホルダー
4へ送られ温水ボイラ7の燃料となる。また、二酸化炭
素+硫化水素の混合ガスは管10を通り紅色硫黄細菌培
養槽3へ送られる。紅色硫黄細菌は光合成細菌に属する
ため光源6より光エネルギーを得る。紅色硫黄細菌培養
槽3へ送られた硫化水素を二酸化炭素は紅色硫黄細菌の
光合成の代謝に利用される。すなわち、硫化水素は菌体
内に取り込まれ、ATP生成に必要な電子供与体として
働き、嫌気的に硫黄源を経て、最終的には硫酸に酸化さ
れる。硫酸は硫黄源として菌体の生育に利用される。ま
た、二酸化炭素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同
化し生育に利用される。
る。 (実施例1)図1は本発明の一実施例である硫化水素の
処理工程の概略図である。図1において、メタン発酵槽
1から発生した消化ガスは、管8を通り気体分離膜ユニ
ット2へ流入する。気体分離膜ユニット2においては、
消化ガスは真空ポンプ5にて減圧透過することにより、
高濃度のメタンと二酸化炭素+硫化水素の混合ガスに分
離される。高濃度のメタンは、管9を通りガスホルダー
4へ送られ温水ボイラ7の燃料となる。また、二酸化炭
素+硫化水素の混合ガスは管10を通り紅色硫黄細菌培
養槽3へ送られる。紅色硫黄細菌は光合成細菌に属する
ため光源6より光エネルギーを得る。紅色硫黄細菌培養
槽3へ送られた硫化水素を二酸化炭素は紅色硫黄細菌の
光合成の代謝に利用される。すなわち、硫化水素は菌体
内に取り込まれ、ATP生成に必要な電子供与体として
働き、嫌気的に硫黄源を経て、最終的には硫酸に酸化さ
れる。硫酸は硫黄源として菌体の生育に利用される。ま
た、二酸化炭素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同
化し生育に利用される。
【0014】光合成は大要次のような反応式で表され
る。 2CO2 +H2 S+2H2 O→2(CH2 O)+H2 S
O4
る。 2CO2 +H2 S+2H2 O→2(CH2 O)+H2 S
O4
【0015】(実施例2)本実施例が上記実施例と相違
する点は、図1の硫化水素の処理工程の細菌培養槽3で
は紅色硫黄細菌を培養しているが、本実施例では紅色硫
黄細菌と緑色硫黄細菌の混合系を培養していることであ
る。そうすると、細菌培養槽3へ送られた硫化水素と二
酸化炭素は、紅色硫黄細菌と緑色硫黄細菌の光合成の代
謝に利用される。紅色硫黄細菌と緑色硫黄細菌は自然界
における分布は重なりあっており、硫化物に富んだ嫌気
的な水界に共存している。
する点は、図1の硫化水素の処理工程の細菌培養槽3で
は紅色硫黄細菌を培養しているが、本実施例では紅色硫
黄細菌と緑色硫黄細菌の混合系を培養していることであ
る。そうすると、細菌培養槽3へ送られた硫化水素と二
酸化炭素は、紅色硫黄細菌と緑色硫黄細菌の光合成の代
謝に利用される。紅色硫黄細菌と緑色硫黄細菌は自然界
における分布は重なりあっており、硫化物に富んだ嫌気
的な水界に共存している。
【0016】また、本実施例の作用も上記実施例と同様
に行われる。すなわち、硫化水素は菌体内に取り込ま
れ、ATP生成に必要な電子供与体として働き、嫌気的
に硫黄源を経て、最終的には硫酸に酸化される。硫酸は
硫黄源として菌体の生育に利用される。また、二酸化炭
素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同化し生育に利
用される。
に行われる。すなわち、硫化水素は菌体内に取り込ま
れ、ATP生成に必要な電子供与体として働き、嫌気的
に硫黄源を経て、最終的には硫酸に酸化される。硫酸は
硫黄源として菌体の生育に利用される。また、二酸化炭
素は炭素源として菌体内に取り込まれ、同化し生育に利
用される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の硫化水素
の処理方法によれば、メタン発酵法によって発生した消
化ガス中に含まれる硫化水素を、硫化水素を基質とする
微生物により生物処理するので、後処理することなく硫
化水素を処理することができる、という優れた効果を奏
する。
の処理方法によれば、メタン発酵法によって発生した消
化ガス中に含まれる硫化水素を、硫化水素を基質とする
微生物により生物処理するので、後処理することなく硫
化水素を処理することができる、という優れた効果を奏
する。
【図1】本発明の硫化水素の処理工程の概略図。
1…メタン発酵槽、2…気体分離膜ユニット、3…紅色
硫黄細菌培養槽、4…ガスホルダー、5…真空ポンプ、
6…光源、7…温水ボイラ、8,9,10…管。
硫黄細菌培養槽、4…ガスホルダー、5…真空ポンプ、
6…光源、7…温水ボイラ、8,9,10…管。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 1/00 Z 8412−4B //(C12P 1/00 C12R 1:01)
Claims (2)
- 【請求項1】 メタン発酵によって発生する消化ガスか
ら気体分離膜を用いて分離した硫化水素を、硫化水素を
基質とする微生物で前記硫化水素を生物処理することを
特徴とする硫化水素の処理方法。 - 【請求項2】 硫化水素を基質とする微生物は、紅色硫
黄細菌のChromatium属,Thiodicty
on属,Thiospirillum属,緑色硫黄細菌
のChlorobium属,Prosthecochl
oris属,Pelodictyon属である請求項1
記載の硫化水素の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6502493A JPH06277446A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 硫化水素の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6502493A JPH06277446A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 硫化水素の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06277446A true JPH06277446A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=13274998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6502493A Pending JPH06277446A (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | 硫化水素の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06277446A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009024079A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Taiyo Nippon Sanso Corp | バイオガス生成システム |
KR101156160B1 (ko) * | 2009-12-23 | 2012-06-27 | 대한민국 | 황화수소 제거 장치 |
WO2018147421A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 硫化水素除去システム及び硫化水素除去方法 |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP6502493A patent/JPH06277446A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009024079A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Taiyo Nippon Sanso Corp | バイオガス生成システム |
KR101156160B1 (ko) * | 2009-12-23 | 2012-06-27 | 대한민국 | 황화수소 제거 장치 |
WO2018147421A1 (ja) * | 2017-02-09 | 2018-08-16 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 | 硫化水素除去システム及び硫化水素除去方法 |
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