JPH0627737A - 転写材再利用のための消色方法 - Google Patents

転写材再利用のための消色方法

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JPH0627737A
JPH0627737A JP4203224A JP20322492A JPH0627737A JP H0627737 A JPH0627737 A JP H0627737A JP 4203224 A JP4203224 A JP 4203224A JP 20322492 A JP20322492 A JP 20322492A JP H0627737 A JPH0627737 A JP H0627737A
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JP
Japan
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toner
time
erasing
compound
transfer material
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Application number
JP4203224A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Aoki
孝義 青木
Chiaki Suzuki
千秋 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字済の転写材の保存が不要になると、随時
印字を消色して転写材の再使用を可能にする消色方法を
提供しようとするものである。 【構成】 定着されたトナー画像を保持する転写材にト
ナー画像を定着する際の5倍以上の熱エネルギーを加え
ることにより、定着画像は消色される。その熱エネルギ
ー条件は、式 T1 ×t1 ×5≦T2 ×t2 [ここで、
1 は熱定着操作時のヒートロール温度(K°)、t1
はそのニップ滞留時間(ミリ秒)、T2 は消色時のヒー
トロール温度(K°)、t2 はそのニップ滞留時間(ミ
リ秒)である]で表される。また、トナー画像を形成す
るトナーとしては、無色または淡色の電子供与性呈色性
有機化合物、電子受容性化合物、これらの化合物による
発色に対してほぼ不可逆的な消色作用を有する化合物、
および結着樹脂を必須成分とするトナーが使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法、静電記録
法において静電潜像の現像のために使用する静電荷像用
乾式トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物問題および限られた資源の
有効活用が問われている。特にオフィスから排出される
紙、ゴミ等が上記観点より問題とされており、コピー用
紙もその1つである。そこで、用紙の再生紙化が行われ
つつあるが、再生化のコスト高および需要と供給の不均
衡、さらには機密保持等の課題を種々有しており、なか
なか汎用展開されるものではないのが実情である。最
近、コピー用紙を再使用することを目的として、ホトク
ロミック染料と有機ホウ素のアンモニウム塩を必須成分
とするトナーを用いて用紙に印字し、用紙の保存が不要
になると、近赤外光を照射して印字を消色するという手
法が、機能性色素部会資料No17に報告されている。
この手法は、コピー用紙の再利用という点において、オ
フィスで容易に再生化が可能であるので、非常に興味深
い技術といえる。ただし、この手法にはいくつかの課題
があり、次のような問題点が指摘される。まず、近赤外
光により消色するために保存性に劣る。また、トナーの
着色剤がホトクロミック染料(シアニン系色素)に限定
されるために、シアン色でしか印字できない。さらに、
トナーの主要成分の高分子マトリックス(結着樹脂中)
内で近赤外光を照射してラジカルを発生させ、構造変化
により消色させるために、消色スピードが遅い。一方、
特開昭62−14163号、同62−67560号、特
開平1−102481号、同2−71277号公報に
は、熱で変色する電子写真トナーが報告されている。し
かし、これらは再複写防止または多色印字の目的で使用
されており、印字の不可逆的な消色が不可能なため、用
紙の再利用の目的においてはいずれも充分満足できるも
のではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の上述のような実情に鑑みてなされたものである。すな
わち、本発明の目的は、印字済の転写材の保存が不要に
なると、随時印字を消色して転写材の再使用を可能にす
る消色方法を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、転写材の
再利用法について鋭意研究を重ねた結果、乾式トナーを
使用して通常の複写操作を行い、一旦複写された紙また
はその他の転写材を再利用する際に、複写時の定着熱エ
ネルギーの5倍以上の熱エネルギーを加えることによ
り、上記目的が達成されることを見出して、本発明を完
成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、定着されたトナー画
像を保持する転写材を加熱して、定着画像を消色する転
写材再利用のための消色方法において、トナー画像を形
成するトナーが、a)無色または淡色の電子供与性呈色
性有機化合物、b)電子受容性化合物、c)化合物a)
およびb)の組み合わせによる発色に対してほぼ不可逆
的な消色作用を有する化合物、およびd)結着樹脂を必
須成分とするトナーであり、定着画像を消色する際に、
トナー画像を定着する定着熱エネルギーの5倍以上の熱
エネルギーを加えることを特徴とする転写材再利用のた
めの消色方法にある。
【0006】以下、本発明を詳述する。本発明で使用さ
れるトナーは、無色または淡色の電子供与性呈色性有機
化合物a)と電子受容性化合物b)の電子の授受により
発色した色素ドメインの近傍に存在しつつも、ほぼ接触
していない不可逆的な消色作用を有する化合物c)を結
着樹脂d)と共に配合したものである。この乾式トナー
は常温では有色であり、通常の複写操作程度の定着熱エ
ネルギーを印加した後も有色で判読可能であるが、転写
材の保存が不要になった時には、定着熱エネルギーの少
なくとも5倍の熱エネルギーを加えることにより、印字
部分がほとんど消色しまたは淡色化して、未使用転写材
に近い状態になり、再度新たな複写用途に供することが
可能になる。上記転写材としては、コピー用紙等の紙の
他に、ポリプロピレン樹脂、クマロンインデン樹脂、石
油樹脂等の合成樹脂紙、ニトロセルロース等の半合成紙
などが挙げられる。これらの転写材は、通常シートない
しフィルムの形態で用いられるが、平坦な成形品であっ
てもよい。
【0007】トナー成分a)の無色または淡色の電子供
与性呈色性有機化合物としては、例えば、クリスタルバ
イオレットラクトン、マラカイトグリーンラクトン、ク
リスタルバイオレットカルビノール、マラカイトグリー
ンカルビノール、N−(2,3−ジクロロフェニル)ロ
イコオーラミン、N−アセチルオーラミン、N−フェニ
ルオーラミン、N−ベンゾイルオーラミン、ローダミン
−β−ラクタム、N,3,3−トリメチルインドリノベ
ンゾスピロピラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−ジブチルア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエ
チルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−ベンジルオキシフルオラン、1,2−ベンズ
−6−ジエチルアミノフルオラン等が挙げられる。
【0008】成分b)の電子受容性化合物としては、例
えば、ノニルフェノール、ドデシルフェノール、スチレ
ン化フェノール、2,2−メチレン−ビス−(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,4,6−トリク
ロロフェノール、o−フェニルフェノール、p−フェニ
ルフェノール、p−(p−クロロフェニル)フェノー
ル、o−(o−クロロフェニル)フェノール、p−ヒド
ロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ
安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸オクチル、p
−ヒドロキシ安息香酸ドデシル、ビスフェノールA、
1,2−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジヒドロキ
シナフタレン、フェノールフタレイン、o−クレゾール
フタレイン、プロトカテキュー酸プロピル、プロトカテ
キュー酸ブチル、プロトカテキュー酸オクチル、プロト
カテキュー酸ドデシル、2,3,4−トリヒドロキシエ
チルベンゼン、没食子酸メチル、没食子酸エチル、没食
子酸プロピル、没食子酸ブチル、没食子酸ヘキシル、没
食子酸オクチル、没食子ドデシル、没食子酸セチル、没
食子酸ステアリル、2,3,5−トリヒドロキシナフタ
レン、タンニン酸、フェノール樹脂初期縮合物、p−エ
チルフェノール、o−エチルフェノール、p−クレゾー
ル、o−クレゾール、m−クレゾール、2,4−キシレ
ノール、ピロカテコール、レゾルシン、メチルカテコー
ル、エチルカテコール、プロピルカテコール、t−ブチ
ルカテコール、α−ナフトール、チモール、オイゲノー
ル、イソオイゲノール等が挙げられる。
【0009】さらに、成分c)の上記化合物a)および
b)の組み合わせによる発色に対してほぼ不可逆的な消
色作用を有する化合物としては、下記に示すようなアミ
ノ基、イミノ基、アミド基、イミド基等を含有する各種
の脂肪族化合物、芳香族化合物および複素環化合物が挙
げられる。すなわち、ブチルアミン、ヘキシルアミン、
イソヘキシルアミン、ヘプチルアミン、2−ヘプチルア
ミン、オクチルアミン、2−オクチルアミン、ノニルア
ミン、デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミ
ン、トリデシルアミン、テトラデシルアミン、ペンタデ
シルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミ
ン、オクタデシルアミン、ジプロピルアミン、ジブチル
アミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプ
チルアミン、ジ−2−ヘプチルアミン、ジオクチルアミ
ン、ジ−2−オクチルアミン、ジノニルアミン、ジデシ
ルアミン、ジテトラデシルアミン、ジヘキサデシルアミ
ン、ジオクタデシルアミン、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミ
ン、トリヘキシルアミン、トリオクチルアミン、トリデ
シルアミン、トリドデシルアミン、トリヘキサデシルア
ミン、トリオクタデシルアミン、N−メチルオクチルア
ミン、N−メチルヘキサデシルアミン、N,N−ジメチ
ルヘキシルアミン、N,N−ジメチルオクチルアミン、
1,6−ジアミノヘキサン、1,8−ジアミノオクタ
ン、1,10−ジアミノデカン、ヘキサメチレンイミ
ン、トリデカメチレンイミン、テトラデカメチレンイミ
ン、ヘキサデカメチレンイミン、ヘプタデカメチレンイ
ミン、ジエタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ポリオキシエチレンモノアミンモノオール、アニリ
ン、アミノフェノール、ジクロロアニリン、アミノナフ
タレン、インドール、ジフェニルアミン、メトキシアニ
リン、アミノピリジン、ジアミノトルエン、アミノアセ
トアミド、アミノキノリン、ジアミノフェノール、ジブ
ロモアニリン、メチルインドール、3−(2−アミノエ
チル)インドール、アミノアセトアニリド、ジアミノベ
ンゼン、アミノアセトフェノン、ニトロアニリン、ジア
ミノピリジン、トリブロモアニリン、ベンジジン、ジア
ミノジフェニルアミン、アミノフェナントレン、ペンタ
メチルアニリン、アミノフルオレノン、アセトアミド、
カプロンアミド、カプリルアミド、N−メチルミリスト
アミド、N−メチルステアロアミド、ニコチンアミド、
ベンズアミド、ウレア、セミカルバジド、トルアニリ
ド、フェニルアセトアミド、ベンズアニリド、アセトア
ニリド、メトキシアセトアニリド、サクシンイミド、グ
ルタルイミド、フタルイミド等である。これらのほぼ不
可逆的な消色作用を有する化合物c)の中でも、特に融
点が110℃以上のものが好ましく用いられる。
【0010】成分d)の結着樹脂としては、通常用いら
れるスチレン系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン系樹脂等が挙げられ
る。これらの結着樹脂は単独または2種類以上組み合わ
せて使用することができる。
【0011】本発明で使用されるトナーは、キャリア粒
子と組み合わせた2成分系現像剤あるいはキャリア粒子
を用いない一成分現像剤として使用した場合も、共に現
像剤として良好な特性を示すが、トナーを磁性トナーと
して用いる場合には、結着樹脂中に鉄、コバルト、ニッ
ケル等の金属、これらの合金、金属酸化物などの磁性体
粉末を添加させる。また、必要に応じて、界面活性剤、
四級アンモニウム塩、有機錯体構造の含金染料等の帯電
制御剤、可塑剤、粒状または繊維状の有機および無機充
填剤、発泡剤、酸化防止剤等を配合してもよい。本発明
で使用されるトナーは、また、現像剤の流動性、保存安
定性等を改善する目的で、あるいは感光材料へのトナー
フィルミングを防止したり、トナーのクリーニング性を
向上させる等の目的で、他の外部添加剤を加えてもよ
い。これら外部添加剤としては、ステアリン酸等の長鎖
脂肪酸、そのエステル、アミド、金属塩、さらには二硫
化モリブデン、カーボンブラック、グラファイト、フッ
化黒鉛、炭化ケイ素、窒化ホウ素、シリカ、酸化アルミ
ニウム、二酸化チタン、酸化スズ、酸化亜鉛等の微粉
末、フッ素系樹脂等の微粉末、導電性微粉末、多環芳香
族化合物、架橋または非架橋樹脂微粉末などが挙げられ
る。
【0012】また、トナー結着樹脂d)と併せて、各種
ワックスを用いることも効果的である。ワックスの例と
しては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、パラフィンワックス、モンタンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス、カルナウバワックス、ミツロ
ウ、ホロウ、キャンデリラワックス、セレシン等が挙げ
られる。その他、天然および合成の各種エステルワック
ス等も用いることができる。また、ロイコ化合物、顕色
剤、着色剤をワックスに分散させて、これらをトナーの
着色剤として用いてもよい。
【0013】本発明で使用されるトナーを製造する方法
としては、通常のトナー製造法が利用できる。具体的に
は、原料を溶融混練後に粉砕する方法、スプレイドライ
法、直接重合法および各種マイクロカプセル化法等が挙
げられる。トナーの製造の際には、前記化合物a)およ
びb)の組み合わせによる発色物と化合物c)とがなる
べく接触しないように、配合することが重要である。例
えば、溶融混練後に粉砕する方法により乾式トナーを製
造する場合は、化合物a)およびb)と化合物c)とを
それぞれ別個の工程で結着樹脂d)と共に溶融混練して
粉砕し、その後各工程で得られた粉砕物を合体して再び
溶融混練し粉砕する工程よりなる。これらの工程におい
て、ポリプロピレンワックス等のワックス類を添加して
もあるいは添加しなくてもよく、また、前記したような
各種添加剤を必要に応じて配合することができる。
【0014】定着されたトナー画像を保持する転写材を
加熱して定着画像を消色させる際に加えられる熱エネル
ギーは、複写時の定着熱エネルギーの少なくとも5倍を
要する。ここでいう熱エネルギーは、ヒートロール表面
の絶対温度とヒートロールニップ通過時の滞留時間の積
で表され、複写時の熱定着操作時のヒートロール温度を
1 (K°)、そのニップ滞留時間をt1 (ミリ秒)、
消色時のヒートロール温度をT2 (K°)、そのニップ
滞留時間をt2 (ミリ秒)とすると、 式 T1 ×t1 ×5 ≦ T2 ×t2 で表される条件を満足するときに所望の結果が得られ
る。このような条件下において、消色時のヒートロール
表面温度は150〜300℃、好ましくは200〜25
0℃程度であり、その際のニップ滞留時間は、複写時の
温度およびニップ滞留時間により適宜設定される。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 現像剤の調製 3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 85g ビスフェノールA 200g 部分架橋エポキシ樹脂 900g ポリプロピレンワックス 30g 上記配合物をバンバリーミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。 スチレン樹脂 900g ポリプロピレンワックス 10g 3−(2−アミノエチル)インドール 60g 上記配合物をバンバリ−ミキサーにて溶融混合した後、
冷却して1mm以下に粗粉砕した。この粗粉砕物500
gと前記の粗粉砕物500gをヘンシェルミキサーにて
混合した後、エクストルーダーにて溶融混合した。次い
で、溶融混合物を粉砕して平均粒径11μmのものに分
級した後、溶融混合物に対して平均粒径16nmの疎水
性シリカ10gをヘンシェルミサーにて添加混合してト
ナーを得た。得られたトナー50gをポリメチルメタク
リレートを主成分とするコート材で被覆されたフェライ
トキャリア950gと混合して、現像剤を調製した。
【0016】実施例1 調製した現像剤をFX−5039複写機(富士ゼロック
ス株式会社製)を用いて複写を行った。この時の定着ヒ
ートロール温度は180℃(453K°)であり、ニッ
プ滞留時間は20ミリ秒であった。したがって、定着操
作時のヒートロール表面の絶対温度とヒートロールニッ
プ通過時の滞留時間の積(T1 ×t1 )は9060であ
った。得られた複写紙をヒートロール温度180℃およ
びニップ滞留時間100ミリ秒の条件下に機外定着装置
にて熱処理を行い、複写紙の印字を消色した。
【0017】実施例2 消色操作時のヒートロール温度を227℃(500K
°)に代えた以外は、実施例1と同様にして印字を消色
した。 実施例3 消色操作時のヒートロール温度を227℃(500K
°)に、ニップ滞留時間を250ミリ秒に代えた以外
は、実施例1と同様にして印字を消色した。
【0018】比較例1 消色操作時のニップ滞留時間を20ミリ秒に代えた以外
は、実施例1と同様にして熱処理を行った。 比較例2 消色操作時のヒートロール温度を227℃(500K
°)に、ニップ滞留時間を50ミリ秒に代えた以外は、
実施例1と同様にして熱処理を行った。
【0019】実施例1〜3および比較例1、2で得られ
た結果を下記の表1に示す。なお、画像濃度はマクベス
濃度計を用いて測定した。また、初期画像濃度は、1.
0Grayのパッチ原稿を用いて複写したものであり、
いずれも0.92であった。
【表1】
【0020】
【発明の効果】表1から明らかなように、消色時の熱エ
ネルギーが複写時の5倍未満であると、再加熱後に消色
が充分とはいえない部分が若干発生する。一方、定着画
像を消色する際に、トナー画像を定着する定着熱エネル
ギーの5倍以上の熱エネルギーを複写後に加える本発明
の消色方法によれば、再度複写用転写材として別の原稿
を複写可能にまで消色することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 365

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着されたトナー画像を保持する転写材
    を加熱して、定着画像を消色する転写材再利用のための
    消色方法において、トナー画像を形成するトナーが、
    a)無色または淡色の電子供与性呈色性有機化合物、
    b)電子受容性化合物、c)化合物a)およびb)の組
    み合わせによる発色に対してほぼ不可逆的な消色作用を
    有する化合物、およびd)結着樹脂を必須成分とするト
    ナーであり、定着画像を消色する際に、トナー画像を定
    着する定着熱エネルギーの5倍以上の熱エネルギーを加
    えることを特徴とする転写材再利用のための消色方法。
  2. 【請求項2】 定着画像を消色する際に加えられる熱エ
    ネルギーが、 式 T1 ×t1 ×5 ≦ T2 ×t2 [ここで、T1 は熱定着操作時のヒートロール温度(K
    °)、t1 は熱定着操作時のニップ滞留時間(ミリ
    秒)、T2 は消色時のヒートロール温度(K°)、t2
    は消色時のニップ滞留時間(ミリ秒)である。] で表される条件を満足することを特徴とする請求項1記
    載の転写材再利用のための消色方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5574538A (en) * 1994-09-26 1996-11-12 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for removing image forming substance from image holding member forming processing situation mark
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