JPH0627698Y2 - 波板の止金具 - Google Patents

波板の止金具

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JPH0627698Y2
JPH0627698Y2 JP9850688U JP9850688U JPH0627698Y2 JP H0627698 Y2 JPH0627698 Y2 JP H0627698Y2 JP 9850688 U JP9850688 U JP 9850688U JP 9850688 U JP9850688 U JP 9850688U JP H0627698 Y2 JPH0627698 Y2 JP H0627698Y2
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哲男 山田
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Kuraray Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、波板を固定する止金具に関し、特に合成樹脂
製波板を建築物の骨組みに固定する止金具に関する。
〔従来の技術〕 従来より波板、特に合成樹脂製の波板(以下これらを総
称して波板という。)は、建築物の被覆材として広く用
いられている。近年特にアクリル樹脂製の波板は、温室
用としてその需要を増加させている。このような波板を
建築物の骨組に固定するには、一旦孔明け加工を行なっ
た後にフック・ボルト等を用いて固定するか、孔明けせ
ずに止金具を用いて固定する(先に出願した実開昭59
−30433号公報,実開昭59−85823号公報参
照)のが一般的である。この場合には、通常足場等の処
置をして、軒に近い波板の上に乗って施行し、建物の軒
から棟に向って展張していく方法をとっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記従来技術においては、波板の山部に
フック・ボルト・止金具の止め金等の凸部ができるた
め、屋根に直接展張する遮光ネット等の妨げとなった
り、積雪地、特に極寒の積雪地では降雪時雪が波板の山
部に出来た凸部に妨げられて滑落せず、更に積雪が多く
なって波板が破損したり、日射量が減少するなどの問題
点を有していた。また、施行時建物の軒から棟に向って
展張していくため、施行準備が大変であったり、波板の
上に乗って作業することが多いため、波板が破損するな
どの問題があった。
したがって、本考案の目的は、上記課題を解消するた
め、波板の山部に凸部をつくることがなく、建物の棟か
ら軒に向って波板の上に乗って作業することなく展張で
きる波板の止金具を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、波板の受け部1と、この受け部1の一短辺
に下方に連設し、止め金Bの止め部3,3′を有する鉤
状のかかり部2と、上記受け部1の両長辺の端部に下方
に連設し、穿孔された承け部4,4′とを有する固定具
A、および波形に湾曲する止め部6と、湾曲部を設けて
S字形状とし、端部に鉤部12,12′を有するバネ部
とをコの字型に配し線材で構成された止め金Bよりな
り、前記止め金Bは鉤部12,12′により固定具Aの
承け部4,4′の穿孔部5,5′に係合し、該係合部を
中心に回動可能に構成してなる波板の止金具により達成
される。
〔作用および実施例〕
本考案の止金具を構成する材料の材質としては、炭素
鋼、ステンレス鋼など弾性に富む金属が好ましい。全体
の大きさは、波板の谷部が固定される大きさであればと
くに制約はなく、また板材は、厚さ0.5〜3mmのものが
好ましく、線材は、5mm程度迄のものが好ましい。
本考案の止金具を構成する固定具Aは、第1図をもとに
説明すると、波板の受け部1、止め金Bの止め部3,
3′を有する鉤状のかかり部2および穿孔された一対の
承け部4,4′とから構成されており、波板の受け部1
の一短辺の下方に鉤状の上記かかり部2が連設し、また
上記受け部1の両長辺で、かかり部2とは離れた端部下
方に上記承け部4,4′が連設している。かかり部2
は、受け部1と同一の板材で、曲げ加工等で成形されて
いてもよく、あるいは個々に成形した部品を溶接、リベ
ット止めなど公知の方法で固定されていてもよい。また
承け部4,4′もかかり部2と同様に、受け部1と一体
でこれを折り曲げて構成してもよく、あるいは個々に成
形した部品を溶接、リベット止めなどの公知の方法で固
定しても良い。最も好ましくは、受け部1、かかり部2
および承け部4,4′は同一の板材で構成され、折り曲
げ加工等で成形されたものである。承け部4,4′の穿
孔部5,5′は、止め金Bの鉤部12,12′を挿入し
係合するために使用されるものである。またかかり部2
の止め部3,3′は、止め金Bを固定するものであり、
バネ部7,8,9と7′,8′,9′のそれぞれの間お
よびバネ部9,10,11と9′,10′,11′のそ
れぞれの間に波板を挿入後下方に押し下げ、バネ部が止
め部3,3′によって固定され、これにより止め金Bは
承け部4,4′および止め部3,3′の4点で固定具A
にしっかりと固定される。
また、本考案の止金具を構成する止め金Bは、第1図を
もとに説明するとほぼ波形の波形形状に湾曲する止め部
6と、湾曲部8,8′,10,10′を設けてS字形状
とし、端部に鉤部12,12′を有するバネ部とをコの
字型に配し線材で構成されている。バネ部は、直線部
7,7′,9,9′,11,11′と、湾曲部8,
8′,10,10′と、鉤部12,12′とから構成さ
れており、固定具Aを骨組にしっかり固定するために
は、直線部11,11′は固定具Aの波板の受け部1よ
り若干上方になるよう成形することが好ましい。
本考案の波板の止金具は、前記止め金の鉤部12,1
2′により前記固定具Aの承け部4,4′の穿孔部5,
5′に係合し、該係合部を中心に回動可能に構成されて
いるものである。この考案の止め金Bは、弾性のある線
材で前記のように構成されているので、バネ部を両側か
ら押し広げて端部の鉤部12,12′を固定具Aの承け
部4,4′の穿孔部5,5′に容易に取りつけることが
でき、上記のように固定具Aと止め金Bとは一体化され
る。
この考案の止金具の使用方法の一例として、次の実施例
を挙げ、本考案を具体的に説明する。
母屋材として断面C型の軽量型鋼を使用する。上側の波
板の下端谷部を、止め金Bの止め部6と、バネ部の直線
部7,7′、湾曲部8,8′および直線部9,9′とで
構成された空間部分に差し込んだ後、固定具Aのかかり
部2を断面C型の軽量型鋼のリップにかけ、下方に押し
下げてバネ部が固定具Aの止め部3,3′により固定
し、止金具として一体化され、上側の波板が固定され
る。次に、下側の波板の上端谷部を、止め金Bのバネ部
の直線部9,9′、湾曲部10,10′および固定具A
の受け部1とで構成される空間部分に差し込むことによ
り、下側の波板が固定される。このように順次、建物の
棟から軒に向って固定していくことによって、波板の上
に乗ることもなく容易に展張することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の止金具は、波板の受け部1と、
止め金Bの止め部3,3′を有する鉤状のかかり部2
と、穿孔された一対の承け部4,4′とを有する固定具
A、および波形に湾曲する止め部6と、湾曲部を設けて
S字形状とし、端部に鉤部12,12′を有するバネ部
とをコの字型に配し線材で構成された止め金Bよりな
り、前記止め金Bは鉤部12,12′により固定具Aの
承け部4,4′の穿孔部5,5′に係合し、該係合部を
中心に回動可能に構成してなるものであるから、波板の
孔明作業を必要とせず、簡便に、かつ確実に波板を取り
付けることができるだけでなく、波板の表面に露出する
部分を谷部に位置しており、露出部分も少ないので、屋
根に直接展張する遮光ネット等の妨げとなったり、積雪
地、とくに極寒の積雪地での雪の停滞を招くことが少な
く、波板の止金具として有用であり、特に温室用波板の
場合には、上記効果により最適な日射が確保でき有利に
使用される。さらに、上記本考案の止金具を使用するこ
とより、建物の棟から軒に向って波板の上に乗って作業
することもなく展張できるので、波板の破損がなくなり
作業準備、作業性が容易であるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した止金具の拡大斜視図であ
り、第2〜6図はそれぞれ本考案を具体化した止金具の
側面図、平面図、底面図、正面図および背面図である。 1…波板の受け部、2…鉤状のかかり部、3,3′…止
め金Bの止め部、4,4′…承け部、5,5′…穿孔
部、6…止め部、12,12′…鉤部、A…固定具、B
…止め金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】波板の受け部1と、止め金Bの止め部3,
    3′を有する鉤状のかかり部2と、穿孔された一対の承
    け部4,4′とを有する固定具A、および波形に湾曲す
    る止め部6と、湾曲部を設けてS字形状とし、端部に鉤
    部12,12′を有するバネ部とをコの字型に配し線材
    で構成された止め金Bよりなり、前記止め金Bは鉤部1
    2,12′により固定具Aの承け部4,4′の穿孔部
    5,5′に係合し、該係合部を中心に回動可能に構成し
    てなる波板の止金具。
JP9850688U 1988-07-26 1988-07-26 波板の止金具 Expired - Lifetime JPH0627698Y2 (ja)

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JPH0218826U JPH0218826U (ja) 1990-02-07
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