JPH06276813A - 播種装置 - Google Patents

播種装置

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JPH06276813A
JPH06276813A JP6804293A JP6804293A JPH06276813A JP H06276813 A JPH06276813 A JP H06276813A JP 6804293 A JP6804293 A JP 6804293A JP 6804293 A JP6804293 A JP 6804293A JP H06276813 A JPH06276813 A JP H06276813A
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groove
covering
seeding
ridge
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Toshiaki Ikeda
俊朗 池田
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Matsuyama Plow Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各播種溝Cの種子Dを充分に覆土でき、各播
種溝Cの開口部の土を上方から押し固めることが少な
く、種子Dを好気的な状態で覆土でき、種子の発芽上好
ましくする。 【構成】 機枠1にロータリー耕耘体14、畝成形体25及
び覆土体47を順次回転自在に配設する。畝成形体25は回
転軸26に複数の排水溝成形体27及びこの各排水溝成形体
27の間に播種溝成形体28を配設する。覆土体47は畝成形
体25の各播種溝成形体28の後方部に対向位置して回転軸
48に複数の覆土ローラ49を固着する。各覆土ローラ49は
外周部に播種溝Cの断面略V字状の両側壁Eを種子Dに
向かって押し崩す覆土斜面50を有する断面略V字状の覆
土溝51を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は播種装置に係り、水田や
畑地などに、たとえば、稲籾などの種子や蔬菜類の種子
を播種するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の播種装置としては、たと
えば、機枠にロータリー耕耘体を回転自在に設けるとと
もに、前記機枠の左右部に伝動ケース及びブラケットを
相対して後方に向かって突出し、この伝動ケースの後端
部とブラケットの後端部との間に回転軸を軸架し、この
回転軸には軸方向に所定の間隔をおいて複数の排水溝成
形ローラを固着するとともに、この各排水溝成形ローラ
の間に位置して前記回転軸には複数の播種溝成形ローラ
を固着し、この各播種溝成形ローラの後方部に位置して
複数の覆土ローラを回転自在に並設軸架した構造のもの
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構造では、複数の
覆土ローラは各播種溝成形ローラにて成形された播種溝
に沿って回転進行し、この各覆土ローラにて播種後の播
種溝に覆土するものであるが、この各覆土ローラの外周
部は円弧状に形成されているため、この各覆土ローラに
て播種溝に覆土する際には各覆土ローラの円弧状の外周
部にてそれぞれの播種溝の開口部の土を上方から押し固
められることになって、播種溝の種子を充分に覆土する
ことができず、また、種子上の覆土は上方から押し固め
ることにより種子の好気性が損なわれ易く種子の発芽が
阻害されることがある、という問題がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、覆土体の各覆土ローラにて播種溝の種子を充分
に覆土することができ、播種溝の開口部の土を上方から
押し固めることが少なく、種子を好気的な状態で覆土す
ることができ、種子の発芽上好ましい播種装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の播種装置は、ミ
ッションを有する機枠と、この機枠に回転自在に設けら
れ前記ミッションからの出力によって回転駆動されるロ
ータリー耕耘体と、このロータリー耕耘体の後方部に位
置して回転自在に設けられた畝成形体と、この畝成形体
の上方部に位置して配設固定され畝成形体にて成形され
た播種溝に種子を播種する種子ホッパーと、前記畝成形
体の後方部に位置して回転自在に設けられ播種溝の種子
を覆土する覆土体と、を具備し、前記畝成形体は、前記
ロータリー耕耘体の駆動系からの出力によって回転駆動
される回転軸を有し、この回転軸には軸方向に所定の間
隔をおいて断面略V字状の排水溝を形成する複数の排水
溝成形体を一体に固着するとともに、この各排水溝成形
体の間に位置して前記回転軸には断面略V字状の播種溝
を形成する複数の播種溝成形体を固着し、前記覆土体
は、前記ロータリー耕耘体の駆動系からの出力によって
回転駆動される回転軸を有し、この回転軸には前記各播
種溝成形体の後方部に対向位置して軸方向に複数の覆土
ローラを固着し、この各覆土ローラは外周部に前記播種
溝の断面略V字状の両側壁を種子に向かって押し崩す覆
土斜面を有する断面略V字状の覆土溝を形成したもので
ある。
【0006】
【作用】本発明の播種装置では、機枠が牽引進行される
とともに、この機枠のミッションが作動されると、この
ミッションからの出力によってロータリー耕耘体が回転
駆動されるとともに、このロータリー耕耘体の駆動系か
らの出力によって畝成形体が回転駆動され、さらに、ロ
ータリー耕耘体の駆動系からの出力によって覆土体が回
転駆動される。
【0007】そして、ロータリー耕耘体にて圃場の土が
順次耕耘砕土されるとともに、この耕耘土は畝成形体に
て畝立て成形される。すなわち、畝成形体の各排水溝成
形体にて断面略V字状の深い排水溝がそれぞれ連続して
成形されるとともに、畝成形体の各播種溝成形体にて断
面略V字状の浅い播種溝がそれぞれ連続して成形され
る。そして、種子ホッパーから繰り出される種子は各播
種溝に対して順次播種される。
【0008】また、覆土体の各覆土ローラにて播種後の
各播種溝がそれぞれ連続して覆土される。この際、覆土
体の各覆土ローラは外周部にそれぞれ断面略V字状の覆
土溝を有するので、この各覆土ローラの覆土溝の両覆土
斜面にて各播種溝の断面略V字状の両側壁が順次種子に
向かって押し崩され、この両側の崩落土にて種子が確実
に覆土される。また、この覆土に際しては各覆土溝は断
面略V字状に形成されているため、この各覆土溝にて種
子を被覆した各播種溝の覆土は特に強く押し固められる
ようなことがなく、したがって、各播種溝の各種子は発
芽を阻害することがない状態で好気的に覆土される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照
して説明する。
【0010】図1及び図2において、1は機枠で、この
機枠1は左右方向に長い円筒状の主枠2を有し、この主
枠2の中間部には入力軸3を前方に向けて回転自在に突
設したミッション4が設けられている。また、このミッ
ション4の上部にはマスト5が前方に向かって一体に突
設され、このマスト5の前端部には連結部6が形成され
ている。また、前記主枠2の両側左右部にはロワアーム
7が前方に向かって一体に突設され、この左右のロワア
ーム7の前端部にはロワピン8が突設されている。
【0011】前記ミッション4は、前記主枠2に固定さ
れた上下方向に長いケース体9を有し、このケース体9
の上端部には、その前側部に前記入力軸3が回転自在に
突設されているとともに、その左右の両側部間に前記主
枠2内に回転自在に軸架された出力軸10の基端部11が回
転自在に軸架され、この出力軸10の基端部11には前記入
力軸3のベベルギヤ12に噛合したベベルギヤ13が固着さ
れている。
【0012】また、前記ケース体9の下端部にはロータ
リー耕耘体14の中間部が回転自在に軸架されている。こ
のロータリー耕耘体14は前記ケース体9の下端部に回転
自在に軸架された回転軸15を有し、この回転軸15には軸
方向に間隔をおいて多数の耕耘爪16が放射状に突出され
ている。そして、前記ケース体9内において回転軸15は
前記出力軸10の基端部11に連動媒体17を介して連動連結
されている。また、前記ロータリー耕耘体14の上方部は
前記ケース体9及び前記主枠2に固着支持されたカバー
体18にて被覆されている。そして、前記ロータリー耕耘
体14は前記ミッション4からの出力によって回転駆動さ
れるようになっている。
【0013】さらに、前記主枠2の両端部には円筒状の
支持部19が形成され、その一端部の支持部19には前記出
力軸10の出力軸端部20が回転自在に突出されているとと
もに、この一端部の支持部19には伝動ケース21の前端部
が取着されている。また、前記他方の支持部19にはブラ
ケット22の前端部が取着されている。そして、前記伝動
ケース21及び前記ブラケット22は相対して後方に向かっ
て突設され、この伝動ケース21及び前記ブラケット22の
後端内側部には軸受体23がそれぞれ相対して突設され、
この伝動ケース21及びブラケット22はパイプ状の支枠24
にて連結されている。
【0014】つぎに、前記左右の伝動ケース21の軸受体
23と前記ブラケット22の軸受体23との間には前記ロータ
リー耕耘体14の後方部に位置して畝成形体25が回転自在
に軸架されている。この畝成形体25は、前記左右の軸受
体23にて回転自在に軸架された回転軸26を有し、この回
転軸26には軸方向に所定の間隔をおいて多数の大径の排
水溝成形体27がそれぞれ一体に固着され、この多数の排
水溝成形体27のそれぞれの間に位置して前記回転軸26に
は軸方向に多数の小径の播種溝成形体28がそれぞれ一体
に固着され、この各播種溝成形体28と前記各排水溝成形
体27との間には、これらの位置決めを兼ねた畝の表面部
を成形する表面成形体29が一体に嵌合されている。
【0015】前記各排水溝成形体27は、その外周部に深
い排水溝を成形する断面略V字状の溝成形部30を有して
全体的には算盤珠状に形成されている。また、前記各播
種溝成形体28は、その外周部に浅い播種溝を成形する断
面略V字状の溝成形部31を有して全体的には略円盤状に
形成されている。さらに、前記各表面成形体29は、円筒
状に形成され、その各両端部が前記各排水溝成形体27の
両側部に形成されたフランジ32と前記播種溝成形体28の
両側部に形成されたフランジ33に対して一体に嵌合固定
されている。
【0016】また、前記回転軸26の左右両端部に位置す
る排水溝成形体27の外側部には前記左右の軸受体23の内
側部を収容する収容凹部34が形成されている。すなわ
ち、前記各排水溝成形体27は、湾曲して皿状に形成され
た左右の成形板部35,36を互いの外周縁部を重合固着し
て断面略V字状の溝成形部30を有して全体的には算盤珠
状に形成されているが、その両端部に位置する排水溝成
形体27では、図3に示すように、前記左右の軸受体23側
の外側部に位置する成形板部35の中心部に前記内側部の
成形板部36に向かって傾斜した傾斜板部37が形成され、
この傾斜板部37の内端部に前記回転軸26に対して交差す
る垂直板部38が形成され、この傾斜板部37及び垂直板部
38にて前記収容凹部34が形成されている。そして、前記
垂直板部38は前記回転軸26に固着されたフランジ39と前
記軸受体23の内端部に固着された取付板40とにより挟持
されて一体に固着されている。
【0017】また、前記伝動ケース21の後端部内には前
記軸受体23に回転自在に支持された前記回転軸26の一端
部が突出され、この回転軸26の突出端部にはスプロケッ
ト41が固着され、前記伝動ケース21の前端部内に突出さ
れた前記出力軸10の出力軸端部20にはスプロケット42が
固着され、この前後のスプロケット41,42間には無端チ
ェーン43が回行自在に懸架されている。そして、畝成形
体25は前記ミッション4からの出力によって回転駆動さ
れるようになっている。
【0018】つぎに、前記伝動ケース21の後端外側部に
は前記回転軸26の軸線上に位置して支軸44が突設され、
この支軸44及びこの支軸44と反対側に位置する前記回転
軸26の軸端部45にはブラケット46の前端部がそれぞれ上
下方向に回動自在に軸支され、この左右のブラケット46
は相対して後方に向かって突出され、この左右のブラケ
ット46の後端部間には前記畝成形体25の後方部に位置し
て覆土体47が回転自在に軸架されている。
【0019】前記覆土体47は、前記左右のブラケット46
の後端部間に軸受体46a を介して回転自在に軸架された
回転軸48を有し、この回転軸48には前記畝成形体25の各
播種溝成形体28の後方部に対向位置して多数の覆土ロー
ラ49がそれぞれ固着されている。また、前記各覆土ロー
ラ49には、その外周部に後述する播種溝の断面略V字状
の両側壁を種子に向かって押し崩す覆土斜面50を有する
断面略V字状の覆土溝51が形成されている。
【0020】また、前記回転軸26の軸端部45と前記回転
軸48の端部との間には連動媒体52が回行自在に懸架され
ている。そして、前記多数の覆土ローラ49を有する回転
軸48は前記畝成形体25の回転軸26からの出力によって回
転駆動されるようになっている。
【0021】また、前記左右のブラケット46には支持片
53が上方に向かって一体に突出され、この左右の支持片
53は支持杆54にて連結支持されている。また、前記伝動
ケース21と前記ブラケット22の後側部間には門型状の支
持フレーム55が一体に立設され、この支持フレーム55の
水平状部56には支持体57が回動自在に取着されている。
また、前記支持体57には吊持杆58が前後方向に進退自在
に挿通され、この吊持杆58の後端部には前記支持杆54の
左右方向の中間部が支軸59にて上下方向に回動自在に軸
支され、この吊持杆58の前側部には前記支持体57の前方
に位置してストッパー60が突設されている。また、前記
吊持杆58には、この吊持杆58を所定の位置で弾性的に支
持するコイルスプリング61が捲回されている。そして、
前記支持体57、吊持杆58、支持片53、支持杆54及びコイ
ルスプリング61にて前記多数の覆土ローラ49を有する覆
土体47が上下動可能に支持されている。
【0022】さらに、前記支持フレーム55の水平状部56
には種子ホッパー62の基体部63が連結支持され、この基
体部63には種子繰出機構64が内蔵されている。また、前
記種子繰出機構64の繰出部65には多数の種子導管66が連
通接続され、この各種子導管66の播種口67は前記畝成形
体25の各播種溝成形体28の後方部に配設固定されてい
る。
【0023】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0024】トラクタの三点懸架機構にマスト5の連結
部6及び左右のロワアーム7のロワピン8をそれぞれ連
結するとともに、前記トラクタのPTO軸に動力伝達軸
を介してミッション4の入力軸3を連結する。
【0025】つぎに、トラクタにて本機を牽引するとと
もに、このトラクタのPTO軸からの出力によって入力
軸3が回転駆動されると、このミッション4の出力軸10
からの出力によって連動媒体17を介してロータリー耕耘
体14の回転軸15が回転され、このロータリー耕耘体14が
回転駆動される。また、前記出力軸10からの出力によっ
て伝動ケース21内の無端チェーン43を介して畝成形体25
の回転軸26が回転され、この畝成形体25が回転駆動され
る。
【0026】また、畝成形体25の回転軸26が回転される
と、この回転軸26からの出力によって連動媒体52を介し
て覆土体47の多数の覆土ローラ49を有する回転軸48が回
転され、この多数の覆土ローラ49が回転駆動される。さ
らに、図示しない駆動手段からの出力によって種子ホッ
パー62の基体部63の種子繰出機構64が作動され、この種
子繰出機構64から種子が繰り出される。
【0027】そして、ロータリー耕耘体14にて圃場の土
が順次耕耘砕土されるとともに、この耕耘土は畝成形体
25にて複数列の畝Aが順次並列状態に畝立て成形され
る。すなわち、畝成形体25の各排水溝成形体27にて断面
略V字状の深い排水溝Bが順次連続して成形されるとと
もに、畝成形体25の各播種溝成形体28にて断面略V字状
の浅い播種溝Cが順次連続して成形され、畝成形体25の
各表面成形体29にて各列の畝Aの表面部が平らに成形さ
れる。
【0028】この際、各排水溝成形体27、各播種溝成形
体28及び各表面成形体29を有する畝成形体25はミッショ
ン4からの出力によって回転駆動されることにより、こ
の各排水溝成形体27、各播種溝成形体28及び各表面成形
体29は耕耘土に対してスリップして回転駆動され、これ
らによって深い各排水溝B、浅い各播種溝C及び畝Aの
表面部が整然と成形されるとともに、この各排水溝成形
体27、各播種溝成形体28及び各表面成形体29に土が付着
することが防止される。
【0029】また、種子繰出機構64から繰り出される種
子Dは各種子導管66の播種口67から浅い各播種溝C内に
対して順次播種されるとともに、この各播種溝C内の種
子Dは各播種溝Cに沿って回転駆動される覆土体47の各
覆土ローラ49にて順次覆土されて被覆される。
【0030】この際、覆土体47の各覆土ローラ49は外周
部にそれぞれ断面略V字状の覆土溝51を有するので、こ
の各覆土ローラ49の覆土溝51の両側の覆土斜面50にて各
播種溝Cの断面略V字状の両側壁Eが順次種子Dに向か
って切断しつつ押し崩され、この両側の側壁Eからなる
崩落土にて種子Dが確実に覆土される。また、この覆土
に際しては各覆土溝51は断面略V字状に形成されている
ため、この各覆土溝51にて種子Dを被覆した各播種溝C
の覆土は特に強く押し固められるようなことがなく、し
たがって、各播種溝Cの各種子Dは発芽を阻害すること
がない状態で好気的に覆土される。また、覆土体47の各
覆土ローラ49は回転駆動されることにより、この各覆土
ローラ49は土に対してスリップして回転駆動され、この
各覆土ローラ49は土が付着することが防止される。
【0031】つぎに、方向転換した二行程以降の畝成形
作業時には、前行程の場合と同様に、畝成形体25の各排
水溝成形体27にて断面略V字状の深い排水溝Bが順次連
続して成形され、畝成形体25の各播種溝成形体28にて断
面略V字状の浅い播種溝Cが順次連続して成形され、畝
成形体25の各表面成形体29にて各列の畝Aの表面部が平
らに成形される。
【0032】前記各行程の際には、畝成形体25を軸架し
た左右の伝動ケース21及びブラケット22の下端部21a ,
22a は、前行程で畝成形された隣接する畝Aの浅い播種
溝C上の位置から左右両端部の排水溝成形体27側の側方
部に外れた位置において進行され、この伝動ケース21の
下端部21a 及びブラケット22の下端部22a にて前行程で
畝成形された隣接する畝Aの浅い播種溝Cを損壊するこ
とがなく、各排水溝成形体27及び各播種溝成形体28にて
それぞれ深い排水溝B及び浅い播種溝Cが連続的に成形
される。
【0033】そして、種子繰出機構64から繰り出される
種子Dは各種子導管66の播種口67から浅い各播種溝C内
に対して順次播種されるとともに、この各播種溝C内の
種子Dは各播種溝Cに沿って回転駆動される覆土体47の
各覆土ローラ49にて前行程の場合と同様に、順次覆土さ
れて被覆される。したがって、方向転換した二行程以降
の各行程の畝成形作業時には前行程で畝立成形された畝
Aを保全しつつ整然と畝立成形される。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、畝成形体の後方部に位
置して播種溝の種子を覆土する覆土体を回転自在に設
け、この覆土体の回転軸には前記畝成形体の各播種溝成
形体の後方部に対向位置して軸方向に複数の覆土ローラ
を固着し、この各覆土ローラは外周部に前記各播種溝成
形体にて成形された播種溝の断面略V字状の両側壁を種
子に向かって押し崩す覆土斜面を有する断面略V字状の
覆土溝を形成したので、この各覆土ローラの断面略V字
状の覆土溝にて各播種溝の種子を充分に覆土することが
でき、各播種溝の開口部の土を上方から押し固めること
が少なく、種子を好気的な状態で覆土することができ、
種子の発芽上好ましい播種装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す播種装置の一部を切欠
した平面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上覆土ローラと播種溝との関係を示す説明図
である。
【図4】同上覆土状態を示す作動説明図である。
【符号の説明】
1 機枠 4 ミッション 14 ロータリー耕耘体 25 畝成形体 26 回転軸 27 排水溝成形体 28 播種溝成形体 47 覆土体 48 回転軸 49 覆土ローラ 50 覆土斜面 51 覆土溝 62 種子ホッパー A 畝 B 排水溝 C 播種溝 D 種子 E 播種溝の側壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションを有する機枠と、この機枠に
    回転自在に設けられ前記ミッションからの出力によって
    回転駆動されるロータリー耕耘体と、このロータリー耕
    耘体の後方部に位置して回転自在に設けられた畝成形体
    と、この畝成形体の上方部に位置して配設固定され畝成
    形体にて成形された播種溝に種子を播種する種子ホッパ
    ーと、前記畝成形体の後方部に位置して回転自在に設け
    られ播種溝の種子を覆土する覆土体と、を具備し、 前記畝成形体は、前記ロータリー耕耘体の駆動系からの
    出力によって回転駆動される回転軸を有し、この回転軸
    には軸方向に所定の間隔をおいて断面略V字状の排水溝
    を形成する複数の排水溝成形体を一体に固着するととも
    に、この各排水溝成形体の間に位置して前記回転軸には
    断面略V字状の播種溝を形成する複数の播種溝成形体を
    固着し、 前記覆土体は、前記ロータリー耕耘体の駆動系からの出
    力によって回転駆動される回転軸を有し、この回転軸に
    は前記各播種溝成形体の後方部に対向位置して軸方向に
    複数の覆土ローラを固着し、この各覆土ローラは外周部
    に前記播種溝の断面略V字状の両側壁を種子に向かって
    押し崩す覆土斜面を有する断面略V字状の覆土溝を形成
    したことを特徴とする播種装置。
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