JPH0627677Y2 - 布帛の水洗装置 - Google Patents

布帛の水洗装置

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JPH0627677Y2
JPH0627677Y2 JP10231691U JP10231691U JPH0627677Y2 JP H0627677 Y2 JPH0627677 Y2 JP H0627677Y2 JP 10231691 U JP10231691 U JP 10231691U JP 10231691 U JP10231691 U JP 10231691U JP H0627677 Y2 JPH0627677 Y2 JP H0627677Y2
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JP
Japan
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washing
tank
water
cloth
washing tank
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Application number
JP10231691U
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JPH0545087U (ja
Inventor
彰 木下
Original Assignee
京都機械株式会社
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Publication date
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長尺の布帛を連続し
て洗浄するための水洗装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】布帛の水洗装置として、長尺の布帛を前
後に往復させながら下から上へ導き、かつ洗浄水を上か
ら下へ順に流下させるようにした布帛の水平走行式洗浄
装置が知られている(実公平1−43426号公報参
照)。この水洗機では、ケーシング内の前部および後部
にそれぞれ多数本の大径ガイドーラを多段に配列し、こ
れらの各ガイドローラの下方に集液樋を設け、上記の前
後2列に並ぶガイドローラによって長尺の布帛を前後に
往復させながら下から上へジグザグ状に導き、かつ、こ
れらの布帛に対して洗浄水を上から下へ順に流下させて
上記の布帛を洗浄するようになっている。すなわち、下
から上に向かう布帛に対して洗浄水が上から下へ反対向
きに流下するので、オープンソーパに比して洗浄効果が
2〜3倍に向上し、据え付け面積を半分以下に狭くする
ことができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
水平走行式洗浄装置では、ケーシングの側面中央に扉が
設けられ、この扉を作業員が開けて前後の集液樋の間に
入り、この集液樋の掃除や布通し作業を行うようになっ
ていたので、前後の集液樋の間に作業員が入るだけのス
ペースが必要であり、その分だけ据え付け面積が広くな
り、しかも上記のスペースが掃除や布通し作業のために
十分でなく、これらの作業を困難にしていた。
【0004】この考案は、上記の水平走行式洗浄装置の
洗浄効果を下げることなく、装置全体をコンパクト化し
て据え付け面積を一層狭くし、かつ掃除や布通し作業に
際して作業員がケーシング内に入る必要がなく、ケーシ
ングの外から上記の作業を行うことができる布帛の水洗
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る布帛の水
洗装置は、長尺の布帛を前後に往復させながら下から上
へジグザグ状に導き、かつ洗浄水を上から下へ順に流下
させるようにした布帛の水洗装置において、ケーシング
内に小型の水洗槽、該水洗槽内に配置された1〜数本の
浸漬用ローラおよび上記水洗槽上方に配置された1〜数
本の槽外ガイドローラからなる水洗ユニットを上下方向
の多段に配置し、上記の各水洗槽に洗浄水の溢流口を設
け、上記ケーシングの前面および後面にそれぞれ作業用
の扉を設けたことを特徴とする。なお、各水洗槽の溢流
口は、該水洗槽の下に位置する水洗槽の槽外ガイドロー
ラの真上に開口させることが好ましい。
【0006】
【作用】最上段の水洗槽に供給された洗浄水は、溢流し
て下の水洗槽に流下し、以下これを繰り返してケーシン
グの底に達する。また、布帛は、上記の洗浄水とは反対
に下から上に導かれて上記の洗浄水に接触し、効率よく
洗浄される。しかして、ケーシング内に小型の水洗槽、
浸漬用ローラおよび槽外ガイドローラからなる水洗ユニ
ットが上下方向の1列に配列されるので、ケーシングの
長さが短縮される。そして、ケーシングの前面および後
面にそれぞれ扉が設けられるので、この扉を開けると、
ケーシング内の水洗槽、浸漬用ローラおよび槽外ガイド
ローラを掃除することができ、かつ布通しが可能にな
る。
【0007】なお、各水洗槽の溢流口を、該水洗槽の下
に位置する水洗槽の槽外ガイドローラの真上に開口させ
た場合は、上記の水洗槽から溢流する洗浄水が槽外ガイ
ドローラの上に流下するので、この溢流した洗浄水が布
帛を弛ませて窪みを作ることがなく、そのため布帛速度
が上昇して洗浄水の流下量が増大した際にも、布帛にし
わが生じる恐れがない。
【0008】
【実施例】図1において、10は竪形のケーシングであ
り、その前面11および後面12の各内側上下にそれぞ
れ2列のレール13が敷設され、このレール13にアク
リル樹脂からなる透明な扉14が嵌め込まれる。このケ
ーシング10の前面11の下部レール13下側に布帛導
入口15が、また天井に布帛導出口16がそれぞれ開口
し、底板に排水パイプ17が接続される。そして、上記
ケーシング10の布帛導入口15よりも下の底部が洗浄
水Wを溜める大型の水洗槽に形成され、その前部および
後部にそれぞれ浸漬用ローラ18が設置され、これら2
個の浸漬用ローラ18、18の中間上方に槽外ガイドロ
ーラ19が設置され、後面13側に溢流装置20が設け
られる。
【0009】上記の槽外ガイドローラ19の上方に小型
の水洗槽21が4個、上下方向の1列に配置される。こ
の水洗槽21の中央には、中空の壁の上下両端を開口し
てなる溢流壁22(図2および図3参照)が水洗槽21
内を前後に仕切るように立設され、この溢流壁22の前
後にそれぞれ浸漬用ローラ23が、また溢流壁22の上
方に槽外ガイドローラ24がそれぞれ設けられ、これら
の水洗槽21、浸漬用ローラ23および槽外ガイドロー
ラ24で水洗ユニットが構成される。
【0010】そして、最下段の水洗槽21の後縁上方、
下から2段目の水洗槽21の前縁上方、3段目の水洗槽
21の後縁上方および4段目の水洗槽21の前縁上方に
それぞれガイドローラ25が配置され、この4段目の水
洗槽21の後縁上方のガイドローラ25の上に洗浄水W
を噴射するためのシャワ装置26が設けられ、4段目の
槽外ガイドローラ24の上方に出口ガイドローラ27お
よび一対の絞りローラ28が順に配設される。
【0011】上記の構造において、上下4段に並ぶ各小
型の水洗槽21およびケーシング10の底部には、それ
ぞれ洗浄水Wがあらかじめ満たされる。そして、シャワ
装置26から洗浄水Wが最上段の水洗槽21の前縁上方
のガイドローラ25の後面に向かって噴射されると、こ
の洗浄水は、ガイドローラ25上の布帛Fを伝って上記
の水洗槽21に流下し、該水洗槽21の水位が上昇して
溢流壁22を越えると、この溢流壁22から洗浄水Wが
下の3段目の水洗槽21の槽外ガイドローラ24の真上
に流下し、以下順に下の2段目の水洗槽21、最下段の
水洗槽21およびケーシング10の底部に流下し、更に
溢流装置20から排出される。
【0012】一方、長尺の布帛Fは、ケーング10の布
帛導入口15からケーシング10の底部に導かれ、前面
11側の浸漬用ローラ18、槽外ガイドローラ19およ
び後面12側の浸漬用ローラ18に千鳥状に巻き掛けら
れ、次いで最下段の水洗槽21の後縁側ガイドローラ2
5を経て該水洗槽21の後側浸漬用ローラ23、槽外ガ
イドローラ24および前側浸漬用ローラ23に千鳥状に
巻き掛けられ、更に2段目、3段目、4段目の各水洗槽
21にジグザグ状に導かれてケーシング10内を上昇
し、その間に洗浄水Wによって洗浄され、しかるのち出
口側ガイドローラ27および絞りローラ28を経て布帛
導出口16から次の乾燥工程に送り出される。
【0013】上記の実施例は、各段の水洗槽21の中央
に溢流壁22を立設し、この溢流壁22の直下に下段の
水洗槽21の槽外ガイドローラ24またはケーシング1
0の底部の槽外ガイドローラ19を位置させたので、溢
流壁22の中空部を通過する洗浄水Wが槽外ガイドロー
ラ24または19の上に流下する。したがって、洗浄水
の水量が増した場合も、布帛F上に洗浄水が溜まること
はなく、そのため布帛Fにしわが生じることがない。
【0014】
【考案の効果】上記のとおり、この考案は、ケーシング
内に小型の水洗槽、該水洗槽内に配置された1〜数本の
浸漬用ローラおよび上記水洗槽上方に配置された1〜数
本の槽外ガイドローラからなる水洗ユニットを上下方向
の多段に配置し、上記の各水洗槽に洗浄水の溢流口を設
けたものであるから、従来の水平走行式洗浄装置に比べ
装置全体がコンパクトになり、据え付け面積を狭くする
ことができ、かつ前後の扉を開けることにより上記の水
洗槽、浸漬用ローラおよび槽外ガイドローラ等を掃除す
ることができ、作業員がケーシング内に入る必要がな
く、しかも布帛を前後に往復させながら下から上に導
き、かつ洗浄水を各水洗槽から下の水洗槽に溢流させて
上から下へ順に流下させるので、従来の水平走行式洗浄
装置と同様の洗浄効果が得られる。
【0015】また、請求項2に記載した考案は、水洗槽
の溢流口を該水洗槽の下の槽外ガイドローラの真上に開
口させたので、上の水洗槽から溢流する洗浄水が下の槽
外ガイドローラ上に流下する。したがって、布帛速度を
上昇し、洗浄水の流下量が増大した場合にも、流下する
洗浄水で布帛上に窪みができ、布帛にしわが生じること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の縦断面図である。
【図2】水洗槽の拡大断面図である。
【図3】水洗槽の平面図である。
【符号の説明】
10:ケーシング 11:前面 12:後面 13:レール 14:扉 15:布帛導入口 16:布帛導出口 17:排水パイプ 18:浸漬用ローラ 19:槽外ガイドローラ 20:溢流装置 21:水洗槽 22:溢流壁 23:浸漬用ローラ 24:槽外ガイドローラ 25:ガイドローラ 26:シャワ装置 27:出口ガイドローラ 28:絞りローラ W:洗浄水

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の布帛を前後に往復させながら下か
    ら上へジグザグ状に導き、かつ洗浄水を上から下へ順に
    流下させるようにした布帛の水洗装置において、ケーシ
    ング内に小型の水洗槽、該水洗槽内に配置された1〜数
    本の浸漬用ローラおよび上記水洗槽上方に配置された1
    〜数本の槽外ガイドローラからなる水洗ユニットを上下
    方向の多段に配置し、上記の各水洗槽に洗浄水の溢流口
    を設け、上記ケーシングの前面および後面にそれぞれ作
    業用の扉を設けたことを特徴とする布帛の水洗装置。
  2. 【請求項2】 水洗槽の溢流口が該水洗槽の下の槽外ガ
    イドローラの真上に開口している請求項1に記載された
    布帛の水洗装置。
JP10231691U 1991-11-15 1991-11-15 布帛の水洗装置 Expired - Lifetime JPH0627677Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10231691U JPH0627677Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 布帛の水洗装置

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JP10231691U JPH0627677Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 布帛の水洗装置

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Publication Number Publication Date
JPH0545087U JPH0545087U (ja) 1993-06-18
JPH0627677Y2 true JPH0627677Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=14324182

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JP10231691U Expired - Lifetime JPH0627677Y2 (ja) 1991-11-15 1991-11-15 布帛の水洗装置

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