JP3722933B2 - ベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置 - Google Patents

ベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、下水処理施設において汚泥の脱水等に用いるベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置、詳しくは、上ろ布の洗浄に用いた洗浄水が下ろ布上の汚泥に流れ込むことを防止するろ布水切り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水処理施設においては、一般に、スラッジ等の汚泥を濃縮し、この濃縮した汚泥をベルトプレス型脱水機等を用いて脱水し、この後に乾燥や焼却等の処理を行っている。そして、上述した濃縮汚泥の脱水にはベルトプレス型脱水機等が用いられ、従来、この種のベルトプレス型脱水機として図4に示すようなものが知られている。
【0003】
図4において、10は下ろ布、20は下ろ布10の上方に設けられた上ろ布を示す。下ろ布10は、ローラ11上に支持され、上面に濃縮汚泥Cを載せて走行する(走行方向Tl)。上ろ布20は、フレーム30に回転自在に支持されたローラ21に掛装されて走行する。この上ろ布20は、ローラ21より上側(以下、上側部分20aと称する)で下ろ布10と逆方向Tuに、ローラ21より下側(以下、下側部分20bと称する)で下ろ布10と同方向Tlに走行する。これら下ろ布10と上ろ布20の下側部分20bは、走行方向Tlに離間して上下に対向配置された複数対の挟圧ローラ31により挟まれて互いに接近し、下ろ布20上の濃縮汚泥Cを挟圧して脱水する。
【0004】
また、フレーム30には、洗浄器40と点検架台50が上ろ布20の上側部分20aの走行方向Tuに沿って設けられる。洗浄器40は、フレーム30に固設されたケーシング41に上ろ布20のろ布入口42とろ布出口43を対向して形成するとともに、ケーシング41内にスプレーノズル44と水切りロール45を配設して構成される。ろ布入口42の上下縁部にそれぞれリップ状のゴム板42aが、ろ布出口43の上下縁部に水切り用のゴム板43aが取り付けられ、また、水切りロール45がゴム板43aに近接して配設される。ゴム板42aはそれぞれ上ろ布20の上下面と摺接し、また、ゴム板43aと水切りロール45が上ろ布20を挟圧して後述する洗浄水の漏洩を防止する。
【0005】
スプレーノズル44は、ケーシング41内の上部に水切りロール45よりも走行方向Tu後方側に配置される。このスプレーノズル44は、洗浄水供給パイプ46と接続され、洗浄水を上ろ布20の上面に噴射して上ろ布20を洗浄する。点検架台50はフレーム30に洗浄器40の近傍位置で設けられ、この点検架台50上に立って作業員が洗浄器40等を監視する。
【0006】
この従来のベルトプレス型脱水機は、濃縮汚泥Cを下ろ布10上に載せて搬送し、また、上ろ布20を循環走行させ、下ろ布10が上ろ布20と係合するまでの走行区間(重力脱水ゾーンG)において下ろ布10上で濃縮汚泥Cの重力脱水を行い、この濃縮汚泥Cを下ろ布10と上ろ布20との間で挟圧して脱水する。そして、洗浄器40において上ろ布20の上面に洗浄水を吹き付けて洗浄し、この洗浄水の漏れをゴム板43aと水切りロール45により防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のベルトプレス型脱水機においては、上ろ布20と摺接するろ布出口42のゴム板43aが磨耗しやすく、図4中矢印に示すように、このゴム板43aの磨耗により洗浄水が漏洩して上ろ布20上を経て重力脱水ゾーンG上の濃縮汚泥に流れ込むという問題があった。この結果、脱水効果が減殺されるのみならず、脱水後に汚泥Cの剥離性の低下等が生じて汚泥Cをろ布10,20から確実に除去できないという問題を生じていた。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、洗浄水が濃縮汚泥上に流れ込むことを防止できるベルトプレス型脱水機の水切り装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるベルトプレス型脱水機の水切り装置は、汚泥を載せて走行する下ろ布の上方に洗浄器と転換ローラを設け、走行する上ろ布を前記洗浄器により洗浄して前記転換ローラに導き、該転換ローラにより前記上ろ布の走行方向を転換して前記下ろ布と同方向に並行走行させ、該下ろ布上の汚泥を下ろ布と上ろ布との間で挟圧して脱水するベルトプレス型脱水機において、
前記上ろ布の上面に摺接し、該上ろ布の幅方向中間部から両側部に向かって上ろ布走行方向前方側に傾斜する水切り部材を、前記洗浄器よりも走行方向前方側位置に設けた。
【0009】
そして、この発明にかかるベルトプレス型脱水機の水切り装置は、前記水切り部材として前記上ろ布の走行方向後方側に開口する長穴が形成されたパイプを用いる態様(請求項2)に、
また、前記水切り部材の両側方に該水切り部材により前記上ろ布上から導かれる洗浄水を受け止めて排出する樋部材を設ける態様(請求項3)に構成することができる。
【0010】
【作用】
この発明にかかるベルトプレス型脱水機の水切り装置は、上ろ布を洗浄器により洗浄した際に、洗浄水がケーシングのろ布出口のゴム板が磨耗等していると、洗浄水が上ろ布上に漏洩するが、この上ろ布上に漏洩した洗浄水は水切り部材により堰止められて上ろ布上から排出される。このため、洗浄水が上ろ布を経て下ろ布上の濃縮汚泥上に流れ込むことがなく、高い脱水効果を得られ、また、脱水後の汚泥の剥離性が低下することもない。
【0011】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1から図3はこの発明の一の実施の形態にかかるベルトプレス型脱水機の水切り装置を示し、図1が正面図、図2が図1の一部拡大図、図3が一部の平面図である。
なお、前述した図4に示したベルトプレス型脱水機と同一の部分には同一の番号を付して説明を割愛する。
【0012】
図1から図3に示すように、フレーム30には、洗浄器40のろ布出口43に近接してパイプ(水切り部材)91が上ろ布20の上面と摺動可能に設けられ、また、パイプ91の両側にそれぞれ受け皿99が設けられる。パイプ91は、洗浄器40側に凸の略く字形状に屈曲して上ろ布20の上面と摺接し、その両端部が上ろ布0の両側方に延出する。このパイプ91には、洗浄器40側に複数の長穴91aが長手方向に所定間隔を隔て形成され、その両端部が受け皿99上に開口する。
【0013】
受け皿99は、図2に示すように、上部が開口し、下部にドレンホース98が接続する。この受け皿99は、上記パイプ91の端部から流れ出る水を受け止め、ドレンホース98に排出する。ドレンホース98は、図示しないドレンパンに連絡され、受け皿99に流れ込む洗浄水をドレンパンに導く。
【0014】
この実施の形態にあっては、前述したように、下ろ布10が濃縮汚泥Cを上面に載せて走行し、また、上ろ布20が循環走行して洗浄器40により洗浄される。そして、濃縮汚泥Cは、重力脱水ゾーンGにおいて重力で脱水され、この後に、洗浄された上ろ布20と下ろ布10との間で挟圧され脱水される。
【0015】
すなわち、上ろ布20は、洗浄器40において表面にスプレーノズル44から洗浄水が吹き付けられて洗浄され、洗浄後に下ろ布10との間で濃縮汚泥Cを挟圧する。ここで、洗浄器40においてはろ布出口43のゴム板43aが磨耗していた場合等に洗浄水がゴム板43aと上ろ布20表面との間から漏洩し、この漏洩した洗浄水が上ろ布20表面に流れ出る。
【0016】
しかしながら、この実施の形態においては、上ろ布20上には長穴91aを形成されたパイプ91が設けられ、図3中に矢印で示すように、上ろ布20の表面に流れ出た洗浄水は一部がパイプ91の長穴91a内に流れ込みパイプ91を経て受け皿99に導かれ、また、残部がパイプ91に沿って流れ受け皿99に導かれる。すなわち、洗浄器40から漏洩した洗浄水はパイプ91を経て受け皿99に、この受け皿99からドレンホース98を経てドレンパンへ排出される。このため、洗浄器40から漏洩した洗浄水が下ろ布10上の濃縮汚泥C上に流れ落ちることが防止できる。したがって、脱水効果が損なわれることが無く、また、汚泥とろ布10,20の剥離性が低下することも無い。
【0017】
なお、上述した実施の形態では、水切り部材として長穴91aが形成されたパイプ91を例示するが、種々の長尺部材、例えば、断面矩形あるいは三角形形状の中空部材等を用いることも可能であり、また、その平面視形状は上述したく字状に限らず、逆く字状あるいは走行方向に対して直角な直線状等の種々の形状を選択することが可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかるベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置によれば、上ろ布を洗浄する洗浄器のろ布走行方向前方側に上ろ布表面と摺接する水切り部材を設け、洗浄器から漏洩して上ろ布上を流れる洗浄水を排水するように構成したため、洗浄器から漏洩する洗浄水が下ろ布上の濃縮汚泥に流れ込むことを防止でき、優れた脱水効率が得られ、また、脱水後の汚泥のろ布からの剥離性の低下も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係るベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置を模式的に示す正面図である。
【図2】同ろ布水切り装置の一部を拡大した正面図である。
【図3】同ろ布水切り装置の一部の平面図である。
【図4】従来のベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
10 下ろ布
20 上ろ布
30 フレーム
40 洗浄器
43 ろ布出口
43a ゴム板
45 水切りロール
50 点検架台
91 パイプ(水切り部材)
91a 長穴
99 受け皿
Tl 走行方向
Tu 走行方向
W 濃縮汚泥

Claims (3)

  1. 汚泥を載せて走行する下ろ布の上方に洗浄器と転換ローラを設け、走行する上ろ布を前記洗浄器により洗浄して前記転換ローラに導き、該転換ローラにより前記上ろ布の走行方向を転換して前記下ろ布と同方向に並行走行させ、該下ろ布上の汚泥を下ろ布と上ろ布との間で挟圧して脱水するベルトプレス型脱水機において、
    前記上ろ布の上面に摺接し、該上ろ布の幅方向中間部から両側部に向かって上ろ布走行方向前方側に傾斜する水切り部材を、前記洗浄器のろ布出口側前方に設けたことを特徴とするベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置。
  2. 前記水切り部材が、前記洗浄器のろ布出口側に開口する長穴が形成されたパイプである請求項1に記載のベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置。
  3. 前記水切り部材の両側方に該水切り部材により導かれる洗浄水を受け止めて排出する樋部材を設けた請求項1または請求項2に記載のベルトプレス型脱水機のろ布水切り装置。
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