JPH06276652A - ジャンパ装置 - Google Patents
ジャンパ装置Info
- Publication number
- JPH06276652A JPH06276652A JP5087957A JP8795793A JPH06276652A JP H06276652 A JPH06276652 A JP H06276652A JP 5087957 A JP5087957 A JP 5087957A JP 8795793 A JP8795793 A JP 8795793A JP H06276652 A JPH06276652 A JP H06276652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jumper
- holding member
- steel tower
- jumper wire
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 送電容量を大きくするために、ジャンパ線を
横回しできるジャンパ装置を提供する。 【構成】 ジャンパ線と鉄塔の間隔を所定の間隔に保つ
長さを有し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合される
とともに、中間部がその鉄塔に回動自在に取付けられ
た、電気的に不導体に形成された剛性状の間隔保持部材
と、前記間隔保持部材の他端部にその間隔保持部材をほ
ぼ水平状に保つべく設けられたバランスウエイトとから
なる。
横回しできるジャンパ装置を提供する。 【構成】 ジャンパ線と鉄塔の間隔を所定の間隔に保つ
長さを有し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合される
とともに、中間部がその鉄塔に回動自在に取付けられ
た、電気的に不導体に形成された剛性状の間隔保持部材
と、前記間隔保持部材の他端部にその間隔保持部材をほ
ぼ水平状に保つべく設けられたバランスウエイトとから
なる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジャンパ装置に係り、特
に、既設の送電線を利用して大容量の送電を行うときに
好適なものに関する。
に、既設の送電線を利用して大容量の送電を行うときに
好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のジャンパ装置は、送電線
鉄塔(以下、鉄塔という)のアーム先端に設けられたが
いし装置の下方に設けられている。
鉄塔(以下、鉄塔という)のアーム先端に設けられたが
いし装置の下方に設けられている。
【0003】すなわち、がいし装置は、アーム先端から
互いに反対方向に伸びるように一対設けられていて、両
がいし装置の先端部に送電線がそれぞれ張設されてい
る。そして、ジャンパ装置は、両がいし装置の下方に位
置するとともに、その長手方向と平行に設けられてい
て、両がいし装置にそれぞれ張設されている送電線を電
気的に接続するようにしている。
互いに反対方向に伸びるように一対設けられていて、両
がいし装置の先端部に送電線がそれぞれ張設されてい
る。そして、ジャンパ装置は、両がいし装置の下方に位
置するとともに、その長手方向と平行に設けられてい
て、両がいし装置にそれぞれ張設されている送電線を電
気的に接続するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、電気
の需要増大に対処するために、新たなルートを設置する
ことなく、さらに既設の鉄塔を大容量対応型に建設し直
すことなく、既設の鉄塔を利用して、送電容量を増大さ
せることが試みられている。
の需要増大に対処するために、新たなルートを設置する
ことなく、さらに既設の鉄塔を大容量対応型に建設し直
すことなく、既設の鉄塔を利用して、送電容量を増大さ
せることが試みられている。
【0005】この大容量化、すなわち送電電圧の昇圧化
の場合、鉄塔間に張設されている送電線間の間隔の問題
は、送電線間にスペーサを介在させることで解決できる
が、ジャンパ線と鉄塔との間隔を昇圧化に対応できるよ
うにしないと、既設の鉄塔を利用しての大容量化を図る
ことができないという問題点がある。
の場合、鉄塔間に張設されている送電線間の間隔の問題
は、送電線間にスペーサを介在させることで解決できる
が、ジャンパ線と鉄塔との間隔を昇圧化に対応できるよ
うにしないと、既設の鉄塔を利用しての大容量化を図る
ことができないという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ジャンパ装置
と鉄塔との間隔を昇圧化に対処できるようにしたジャン
パ装置を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、ジャンパ装置
と鉄塔との間隔を昇圧化に対処できるようにしたジャン
パ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るジャンパ装
置は、上記目的を達成するために、互いに反対方向に伸
びるように鉄塔に設けられた一対のがいし装置に張設さ
れているそれぞれの送電線を、その鉄塔の外方側に位置
するジャンパ線で接続するようにしたジャンパ装置にお
いて、前記ジャンパ線と前記鉄塔の間隔を所定の間隔に
保つ長さを有し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合さ
れるとともに、中間部がその鉄塔に回動自在に取付けら
れる、電気的に不導体に形成された剛性状の間隔保持部
材と、前記間隔保持部材の他端部にその間隔保持部材を
ほぼ水平状に保つべく設けられたバランスウエイトとを
有することを特徴としている。
置は、上記目的を達成するために、互いに反対方向に伸
びるように鉄塔に設けられた一対のがいし装置に張設さ
れているそれぞれの送電線を、その鉄塔の外方側に位置
するジャンパ線で接続するようにしたジャンパ装置にお
いて、前記ジャンパ線と前記鉄塔の間隔を所定の間隔に
保つ長さを有し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合さ
れるとともに、中間部がその鉄塔に回動自在に取付けら
れる、電気的に不導体に形成された剛性状の間隔保持部
材と、前記間隔保持部材の他端部にその間隔保持部材を
ほぼ水平状に保つべく設けられたバランスウエイトとを
有することを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成において、間隔保持部材は、バランス
ウエイトによりほぼ水平に保たれる。これにより、間隔
保持部材の一端部に結合されているジャンパ線は鉄塔側
の外方に位置し、いわゆる横回しの状態となる。
ウエイトによりほぼ水平に保たれる。これにより、間隔
保持部材の一端部に結合されているジャンパ線は鉄塔側
の外方に位置し、いわゆる横回しの状態となる。
【0009】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、一実施例装置の斜視図であって、図面
を簡略化するために、鉄塔Tの複数のアームA,A…の
うちの一つのアームAに取付けた例を示している。
明する。図1は、一実施例装置の斜視図であって、図面
を簡略化するために、鉄塔Tの複数のアームA,A…の
うちの一つのアームAに取付けた例を示している。
【0010】一対のがいし装置B,Bは、一端部をアー
ムAの先端部分にそれぞれ連結されているとともに、そ
れぞれの他端部が反対方向へ向くように設けられてい
る。すなわち、がいし装置B,Bの他端部には、送電線
L,Lがそれぞれ張設されていて、その送電線L,Lの
張設方向にがいし装置B,Bを方向付けている。
ムAの先端部分にそれぞれ連結されているとともに、そ
れぞれの他端部が反対方向へ向くように設けられてい
る。すなわち、がいし装置B,Bの他端部には、送電線
L,Lがそれぞれ張設されていて、その送電線L,Lの
張設方向にがいし装置B,Bを方向付けている。
【0011】ジャンパ装置1は、電気的に導体のパイプ
材2及びこのパイプ材2の両端部と両送電線L,Lとを
それぞれ接続する導線3,3からなる周知のジャンパ線
4と、剛性状の間隔保持部材5とから構成されている。
材2及びこのパイプ材2の両端部と両送電線L,Lとを
それぞれ接続する導線3,3からなる周知のジャンパ線
4と、剛性状の間隔保持部材5とから構成されている。
【0012】間隔保持部材5は、図2に示されるよう
に、一端部がパイプ材2のほぼ中央部に結合されるとと
もに、中間部がアームAの先端部にヒンジ構造(二点鎖
線で図示)で回動自在に取付られている。
に、一端部がパイプ材2のほぼ中央部に結合されるとと
もに、中間部がアームAの先端部にヒンジ構造(二点鎖
線で図示)で回動自在に取付られている。
【0013】この間隔保持部材5の長さは、ジャンパ線
4と鉄塔Tとの間隔を所定の間隔、つまり、ジャンパ線
4の対地電圧に十分に耐える間隔に決められている。そ
して、間隔保持部材5の中間部分が中実長幹がいし6に
より形成されていて、電気的に不導体(絶縁)構造に構
成されている。
4と鉄塔Tとの間隔を所定の間隔、つまり、ジャンパ線
4の対地電圧に十分に耐える間隔に決められている。そ
して、間隔保持部材5の中間部分が中実長幹がいし6に
より形成されていて、電気的に不導体(絶縁)構造に構
成されている。
【0014】間隔保持部材5の他端側で、鉄塔T(アー
ムA)への取付部よりもジャンパ線4側と反対方向に伸
びた部分には、バランスウエイト7が設けられている。
このバランスウエイト7の重さは、一端部にジャンパ線
4を結合した間隔保持部材5がほぼ水平に保たれるよう
に決められている。
ムA)への取付部よりもジャンパ線4側と反対方向に伸
びた部分には、バランスウエイト7が設けられている。
このバランスウエイト7の重さは、一端部にジャンパ線
4を結合した間隔保持部材5がほぼ水平に保たれるよう
に決められている。
【0015】図1中、8,8はワイヤであって、パイプ
材4の両端部と両がいし装置B,Bの導電側構成部材と
の間にそれぞれ掛け渡されていて、ジャンパ装置1の揺
動を防止する役目を有している。
材4の両端部と両がいし装置B,Bの導電側構成部材と
の間にそれぞれ掛け渡されていて、ジャンパ装置1の揺
動を防止する役目を有している。
【0016】以上のように、本実施例装置は、間隔保持
部材5を用いてジャンパ線4を横回しできるようにした
ので、既設の鉄塔Tを利用し、送電電圧の昇圧化によっ
て送電容量を増加させることが可能となる。
部材5を用いてジャンパ線4を横回しできるようにした
ので、既設の鉄塔Tを利用し、送電電圧の昇圧化によっ
て送電容量を増加させることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係るジャンパ装置は、前記ジャ
ンパ線と前記鉄塔の間隔を所定の間隔に保つ長さを有
し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合されるととも
に、中間部がその鉄塔に取付けられた、電気的に不導体
に形成された剛性状の間隔保持部材と、前記間隔保持部
材の他端部にその間隔保持部材をほぼ水平状に保つべく
設けられたバランスウエイトとからなるので、ジャンパ
線を横回しすることができる。このため、既設の鉄塔で
あっても送電容量を増加させることが可能となる。
ンパ線と前記鉄塔の間隔を所定の間隔に保つ長さを有
し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合されるととも
に、中間部がその鉄塔に取付けられた、電気的に不導体
に形成された剛性状の間隔保持部材と、前記間隔保持部
材の他端部にその間隔保持部材をほぼ水平状に保つべく
設けられたバランスウエイトとからなるので、ジャンパ
線を横回しすることができる。このため、既設の鉄塔で
あっても送電容量を増加させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例装置の斜視図である。
【図2】間隔保持部材の正面図である。
1 ジャンパ装置 4 ジャンパ線 5 間隔保持部材 7 バランスウエイト T 送電線鉄塔(鉄塔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 光男 愛知県豊橋市西子鷹町1丁目11−34
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに反対方向に伸びるように送電線鉄
塔に設けられた一対のがいし装置に張設されているそれ
ぞれの送電線を、その送電線鉄塔の外方側に位置するジ
ャンパ線で接続するようにしたジャンパ装置において、 前記ジャンパ線と前記送電線鉄塔の間隔を所定の間隔に
保つ長さを有し、かつ一端部がそのジャンパ線に結合さ
れるとともに、中間部がその送電線鉄塔に回動自在に取
付けられる、電気的に不導体に形成された剛性状の間隔
保持部材と、 前記間隔保持部材の他端部にその間隔保持部材をほぼ水
平状に保つべく設けられたバランスウエイトと、 を有することを特徴とするジャンパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5087957A JPH06276652A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ジャンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5087957A JPH06276652A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ジャンパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06276652A true JPH06276652A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13929356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5087957A Pending JPH06276652A (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | ジャンパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06276652A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6423708A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-26 | Taisuke Inoue | Transmission line for supporting jamper wire horizontally |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP5087957A patent/JPH06276652A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6423708A (en) * | 1987-07-16 | 1989-01-26 | Taisuke Inoue | Transmission line for supporting jamper wire horizontally |
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