JPH06276246A - 位相差検出方法 - Google Patents

位相差検出方法

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JPH06276246A
JPH06276246A JP8109693A JP8109693A JPH06276246A JP H06276246 A JPH06276246 A JP H06276246A JP 8109693 A JP8109693 A JP 8109693A JP 8109693 A JP8109693 A JP 8109693A JP H06276246 A JPH06276246 A JP H06276246A
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JP
Japan
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unit
data
phase difference
baud
timing
Prior art date
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Pending
Application number
JP8109693A
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English (en)
Inventor
Taketo Iwasaki
健人 岩崎
Satoshi Suzuki
里始 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Publication date
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CCITT勧告V.26bis準拠のモデム
に、CCITT勧告V.27ter準拠のモデムで行っ
ている位相差検出方式を共用化できることを目的とす
る。 【構成】 復調後のベースバンド信号からタイミング再
生部104により抽出した変調タイミング成分のサンプ
リングデータを連続する2ボー間、タイミング再生部1
04内の記憶部に記憶する。その後各ボーの同じサンプ
リング位置にあたるデータをそれぞれ加算して平均化す
る。この処理にて得られる1ボー分のデータを変調タイ
ミング成分の平均値データとしてタイミング再生部の記
憶部に記憶する。この平均値データからエネルギーの最
大となる位置と現状の復調位置との位相差を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期式モデムの位相差
検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CCITT勧告V.27ter準拠のモ
デムに代表されるトレーニング信号を持つモデムにおい
ては、復調したベースバンド信号を絶対値加算すること
により変調タイミング成分を抽出し、1ボー分の変調タ
イミング成分内でのエネルギーの最大となる位置と現状
の復調位置との位相差を求めて、最適な復調位置への位
相合わせを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トレーニン
グ信号の一部にタイミング調整用パターンのあるモデム
の場合には、ベースバンド信号より抽出される変調タイ
ミング成分が毎ボーごとに同じデータとなるため、正確
な位相差を求ることができ、最適な位置での復調が可能
である。
【0004】しかるに、CCITT勧告V.26bis
に準拠するモデムの場合は、タイミング調整用パターン
を持たないため、従来の技術で変調タイミング成分を抽
出すると1ボーおきに振幅の異なるデータとなり、この
ため、エネルギーの最大値を誤って判断してしまう場合
があり、最適な位置での復調ができず、データエラーが
発生してしまう。従ってCCITT勧告V.26bis
準拠のモデムでは、CCITT勧告V.27ter準拠
のモデムにて行っている方式とは異なった位相差検出回
路が必要となる。
【0005】本発明は、上述のような問題を解決するも
のであり、CCITT勧告V.27ter準拠のモデム
とCCITT勧告V.26bisに準拠するモデムとの
位相差検出回路を共用化できる位相検出方法を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】復調後のベースバンド信
号より抽出した変調タイミング成分を連続するNボー間
記憶する。その後各ボーの同じサンプリング位置にあた
るデータをそれぞれ加算し平均化する。この処理にて得
られる1ボー分のデータを変調タイミング成分の平均値
データとして記憶する。この平均値データよりエネルギ
ーの最大となる位置と現状の復調位置との位相差を求め
る。
【0007】
【作用】上記構成により、CCITT勧告V.26bi
sに準拠したモデムのように変調タイミング成分の振幅
が1ボーおきに変化するような場合でも、正確な位相差
の検出が可能であり、CCITT勧告V.27terに
準拠したモデムと位相差検出回路の共用化が可能にな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0009】図1は、本発明の実施例であるモデム受信
部のブロック構成図を示す。図1において、回線100
には、例えば9600Hzにてサンプリングして、アナ
ログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換部101
が接続される。その後段には、位相が90゜異なってい
る二つの搬送波と変調波との乗算を行う復調部102
と、入力された信号のエネルギーが規準値以上かを比較
するキャリア検出部105が接続される。キャリア検出
部105には、端末装置に対して比較した結果を通知す
るキャリア検出信号線110が接続される。復調部10
2の後段には、符号間干渉を抑止するための波形整形部
103が接続され、その後段には、判定領域を有して送
信部よりの信号点の位置を判定する識別部106と、各
種クロックの発生と制御、さらに最適な復調位置を検出
を行っているタイミング再生部104が接続される。
【0010】識別部106の後段には、信号点を受信デ
ータ(RD)に展開する差動復号化部107が接続さ
れ、その後段には、端末装置に対して受信データ(R
D)を送出する為の受信データ信号線108が接続され
る。タイミング再生部104には、端末装置が受信デー
タ(RD)を取り込むためのクロック(RT)を供給す
る受信クロック信号線109が接続されると共に、後段
にはA/D変換部101が接続される。
【0011】図2は、タイミング再生部104のブロッ
ク構成図を示す。
【0012】図2において、A/D変換部101の後段
には復調部102を構成するX軸及びY軸方向の2つの
乗算器(X)200と乗算器(Y)201が接続され
る。復調部102の内部には、搬送波を発生する発振器
OSC205があり、その後段には乗算器(X)200
と、搬送波の位相を90゜変化させる位相シフト部20
2が接続される。位相シフト部202の後段には、乗算
器(Y)201が接続される。乗算器(X)200の後
段には、波形整形部103を構成するロールオフフィル
タの一つであるROF(X)203が接続される。同様
に乗算器(Y)201の後段には、もう一つのロールオ
フフィルタであるROF(Y)204が接続される。
【0013】ROF(X)203及びROF(Y)20
4の後段には、図示せぬ識別部106が接続されると共
に、タイミング再生部104の内部の不要周波数成分を
除去する為のバンドパスフィルタであるBPF(X)2
10とBPF(Y)211が、それぞれ接続される。B
PF(X)210の後段には、絶対値変換をするABS
(X)212が接続され、BPF(Y)211の後段に
も、同様にABS(Y)213が接続される。ABS
(X)212及びABS(Y)213の後段には加算器
214の2つの入力端が接続され、さらにその後段には
現在の復調位置と最適の復調位置との位相差を求める位
相差検出部216が接続される。その出力ライン220
には、サンプリングをするためのクロックを発生するV
CO(S)206及び、受信データを取り込むためのビ
ットレートクロックを発生するVCO(B)207が接
続される。VCO(S)206の後段には、A/D変換
部101が接続される。VCO(B)207には、受信
クロック信号線217が接続される。
【0014】図3は、位相差検出部216のブロック図
を示す。
【0015】図3において、加算器214の出力端21
5には、変調タイミング成分を各ボー毎に記憶するメモ
リ部300が接続される。その後段には、同じサンプリ
ング位置のデータの平均値を算出し、記憶する平均化部
301が接続される。その後段には、1ボー間のデータ
からエネルギーが最大である位置を検出するピーク位置
検出部302が接続され、その後段には、減算器303
の一方の入力端が接続される。さらに減算器303の他
方の入力端には、現状の復調位置を供給する基準位置3
04が接続される。減算器303の後段には、図2に示
すVCO(S)206及びVCO(B)207が接続さ
れる。
【0016】図4は、メモリ部300及び平均化部30
1の機能概略図を示す。
【0017】図4において、1ボー目の変調タイミング
成分の記憶部400の後段には、各サンプリング位置の
データ毎に、平均化部301の内部の加算器部402が
接続される。同様に、2ボー目の変調タイミング成分の
記憶部401の後段にも、各サンプリング位置のデータ
毎に加算器部402が接続される。加算器部402の後
段には除算器部403が接続され、その後段には、平均
値記憶部404が接続される。
【0018】図5は、平均化処理の概要説明図を示す。
【0019】次に、この実施例の動作について説明をす
る。
【0020】送信部からの変調波は、回線100を通し
て受信部に入力され、A/D変換部101によりデジタ
ル信号に変換される。デジタル信号に変換された変調波
は復調部102において、搬送波218と90゜位相シ
フトされた搬送波219とを乗算することにより、X軸
方向の信号とY軸方向の信号とに復調する。復調された
信号は、波形整形部103のROF(X)203及びR
OF(Y)204をそれぞれ通る事により、ベースバン
ドの成分のみ取り出された出力信号(X)208及び出
力信号(Y)209となり、識別部106とタイミング
再生部104に入力される。識別部106では、出力信
号(X)208及び出力信号(Y)209より信号点の
位置を確定した後、その情報を差動復号部107に渡
す。差動復号部107では、その情報をビットに展開
し、端末装置に受信データ(RD)として供給する。
【0021】一方、タイミング再生部104では、BP
F(X)210及びBPF(Y)211にて、出力信号
(X)208及び出力信号(Y)209からボーレイト
以外の不要成分を除去した後、ABS(X)212及び
ABS(Y)213で絶対値変換して、加算器214に
て加算する。
【0022】送信部より同期信号を受信した場合の加算
器214の出力信号を、図5の変調タイミング成分信号
500に示す。この信号の各サンプリング位置でのデー
タを、t11〜t18及びt21〜t28とする。この
信号の場合の最適な復調位置は、信号波形の頂点に当た
る部分t17及びt27の位置であり、つまり7番目の
サンプリング位置になる。しかし、ここで1ボー目のデ
ータt11〜t18だけから最大値を求めると、t11
のデータが最大値であるために、t11のサンプリング
位置が信号波形の頂点に見えてしまい、1番目のサンプ
リング位置を最適の復調位置であると、誤って判断して
しまう。
【0023】そこで、本実施例においては、t11〜t
18及びt21〜t28のデータを、各ボー毎にメモリ
部304の内部にある1ボー目の記憶部400と2ボー
目の記憶部401へそれぞれ記憶する。その後、同じサ
ンプリング位置のデータ毎に、加算器部402及び除算
器部403にて平均値T1〜T8を求め、平均値記憶部
404へ記憶する。
【0024】平均値記憶部404に記憶されるデータ
を、図5の平均値信号501に示す。このT1〜T8の
データでの最大値は、T7の位置のデータである事がわ
かり、最適な復調位置である7番目のサンプリング位置
と一致する。
【0025】このようにして、現状の復調位置と最適な
復調位置との正確な位相差を求めることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、C
CITT勧告V.26bisに準拠したモデムでの位相
差検出を正確に行え、記憶部の記憶領域の数を変更する
だけで、CCITT勧告V.27terに準拠したモデ
ムと位相差検出回路を共用することができる。
【0027】また、変調タイミング成分の振幅が周期的
に変化するような場合、変調タイミング成分を記憶する
ボー数を変化させる事により、正確な位相差の検出が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるモデム受信部のブロック
図である。
【図2】本実施例におけるタイミング再生部のブロック
図である。
【図3】本実施例における位相検出部のブロック図であ
る。
【図4】本実施例におけるメモリ部および平均化部の機
能概略図である。
【図5】本実施例における平均化処理の説明図である。
【符号の説明】
101 A/D変換部 102 復調部 103 波形整形部 104 タイミング再生部 105 キャリア検出部 106 識別部 107 差動復号化部 200 乗算器 201 乗算器 203 ROF(X) 204 ROF(Y) 210 BPF(X) 211 BPF(Y) 212 ABS(X) 212 ABS(Y) 216 位相検出部 300 メモリ部 301 平均化部 302 ピーク位置検出

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 復調後のベースバンド信号からタイミン
    グ再生手段により抽出した変調タイミング成分のサンプ
    リングデータを記憶手段に連続する複数のボー間記憶
    し、各ボーの同一サンプリング位置にあるサンプリング
    データをそれぞれ加算して平均値を求めるとともに、こ
    の各平均値データから最適な復調位置と現在の復調位置
    との位相差を求めることを特徴とする位相差検出方法。
JP8109693A 1993-03-17 1993-03-17 位相差検出方法 Pending JPH06276246A (ja)

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JP8109693A JPH06276246A (ja) 1993-03-17 1993-03-17 位相差検出方法

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