JPH06275973A - バスボード装置の電源供給機構 - Google Patents

バスボード装置の電源供給機構

Info

Publication number
JPH06275973A
JPH06275973A JP5870993A JP5870993A JPH06275973A JP H06275973 A JPH06275973 A JP H06275973A JP 5870993 A JP5870993 A JP 5870993A JP 5870993 A JP5870993 A JP 5870993A JP H06275973 A JPH06275973 A JP H06275973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
connector
bus board
board
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5870993A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoshi Hakamata
直志 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP5870993A priority Critical patent/JPH06275973A/ja
Publication of JPH06275973A publication Critical patent/JPH06275973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/14Structural association of two or more printed circuits

Landscapes

  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の回路基板への電力供給の切換え制御を
自動的且つ迅速に行うことができるバスボード装置の電
源供給機構を提供する。 【構成】 バスボードと、該バスボードに固着される任
意の数のコネクタピンを有する複数個のコネクタとを備
え、夫々のコネクタに回路基板を装着させるバスボード
装置の電源供給機構において、夫々が前記複数個のコネ
クタの夫々の特定列のコネクタピンにのみ割り振られて
接続された夫々電気的に独立した複数個の電源配線と、
所定の電源電圧を発生する電源回路と、切換え制御信号
によって指定された電源配線に上記電源回路の電源電圧
を供給し、指定されない電源配線には上記電源回路の電
源電圧を供給しないように切換え制御する電源切換え制
御回路とを具備する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の回路基板を実装
するためのバスボード装置に関し、特に、夫々の回路基
板への電力供給を任意に選択することができるようにし
たバスボード装置の電源供給機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータ(パソ
コン)等の電子機器にあっては、マイクロプロセッサ等
を有する中央制御回路が組み付けられた中央制御基板
や、半導体メモリが組み付けられた外部メモリ用基板、
画像処理回路が組み付けられたグラフィック用基板や、
アナログ信号とデジタル信号との変換処理を行うアナロ
グデジタル変換回路が組み付けられた信号変換用基板、
電話回線による通信を可能にする通信用基板などのよう
に、機能別の回路基板を開発しておき、データバスとア
ドレスバスとコントロールバス及び電源供給バスが予め
形成されている当該電子機器のバスボードにコネクタを
介してこれらの所望の回路基板を装着することによっ
て、電子機器の機能を拡張したり変更することができる
ようになっている。
【0003】周知のように、このようなバスボード装置
を適用する場合としては、かかるパーソナルコンピュー
タに限らず、電話通信網等における電子交換機や、配電
盤等の電子制御装置その他の電子機器のように、主とし
てコンピュータシステムの構成が適用される電子機器に
おいて広く普及している。
【0004】ところで、このように複数種類の回路基板
をバスボードに実装した電子機器にあっては、動作条件
に応じて実質的に機能しない回路基板が存在する場合が
ある。例えば、大規模の外部記憶容量を予め確保してお
くために多数の外部メモリ用基板をバスボードに実装し
ておき、通常時にはこれらの外部メモリ用基板の内の一
部記憶領域だけが利用されるのみで、残余の記憶領域は
極めて希にしか使用されない場合や、通常時では電話通
信回線を利用しないために通信用基板は待機状態のまま
で実質的には停止した状態にあり、操作者(ユーザー
等)から要求されたときだけその要求命令にしたがって
稼働する場合の如きである。
【0005】ところが、このように機能が実質的に停止
状態にある回路基板であっても、バスボードの電源供給
バスを介して常に電力が供給されることから、無用に電
力を消費するという問題が指摘されていた。
【0006】そこで従来は、各々の回路基板に、バスボ
ードの電源供給バスからの電源供給を断続するための機
械式スイッチを設けておき、稼働をさせるべき回路基板
についてはその機械式スイッチをオン(接続)に切換
え、停止させるべき回路基板についてはその機械式スイ
ッチをオフ(遮断)に切換えることで、消費電力の低減
が図れるようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな機械式スイッチを用いて所望の回路基板にのみ電力
を供給する従来の技術にあっては、操作者(ユーザー
等)が手動操作しなければならないため、電子機器の動
作条件に応じて自動的に電源供給の断続制御を行うこと
ができず、操作者に煩雑な処理操作を強いるという問題
があった。又、機械式スイッチを切換え操作している期
間は、高速動作する電子機器の処理と較べて長期間であ
り、実質的に電子機器全体の動作を停止させることとな
るので、この従来の技術は合理的でないとの指摘があっ
た。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、所望の回路基板への電力供給
の切換え制御を自動的且つ迅速に行うことができるバス
ボード装置の電源供給機構を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、バスボードと、該バスボードに固着
される任意の数のコネクタピンを有する複数個のコネク
タとを備え、夫々のコネクタに回路基板が装着されるバ
スボード装置の電源供給機構において、夫々が前記複数
個のコネクタの夫々の特定列のコネクタピンにのみ割り
振られて接続されて夫々電気的に独立した複数個の電源
配線と、所定の電源電圧を発生する電圧源回路と、切換
え制御信号によって指定された電源配線に上記電圧源回
路の電源電圧を供給し、指定されない電源配線には上記
電圧源回路の電源電圧を供給しないように切換え制御す
る電源切換え制御回路とを具備する構成とした。
【0010】
【作用】かかる構成を有するバスボードの電源供給装置
にあっては、電源切換え制御回路が、指定されたコネク
タに装着された回路基板に対してのみ電源電圧を供給す
るので、消費電力を低減させることができると共に、コ
ンピュータシステム等による自動制御が可能となり、
又、上記切換え制御信号を離れた場所から電源切換え制
御回路へ伝送して供給することが可能となるので、遠隔
制御を実現することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5と
共に説明する。尚、この実施例は、図1に示すように、
バスボード1に固着された複数個のコネクタに、各種の
機能を有する回路基板が装着されることによって、総合
的にある目的の機能を発揮させるバスボード装置であ
り、このバスボード装置に、本発明による電源供給機構
が構成されている。
【0012】バスボード1は、例えば、ガラスエポキシ
樹脂等を支持材料とした平板体であって、且つ面方向に
沿って配線パターン用の第1の導電性金属層(以下、第
1の内層という)と第2の導電性金属層(以下、第2の
内層という)との少なくとも2層が相互に離隔して積層
された多層基板が用いられている。
【0013】図1は、かかるバスボード装置の要部構成
を示している。即ち、バスボード1の第1の内層と第2
の内層を用いて形成された所定形状の電源配線パターン
(形状の詳細は後述する)に電気的に接続されてバスボ
ード1の側端面に固着された複数個の電源供給用コネク
タ(図中には、C1〜C5を代表して示す)と、夫々の
電源供給用コネクタC1〜C5のスロット配列に合わせ
てバスボード1の側端面に固着された複数個の信号用コ
ネクタ(図中には、電源供給用コネクタC4,C5に対
応する信号用コネクタS4,S5を代表して示す)が備
えられ、これらの信号用コネクタは、バスボード1に形
成されたデータバスやコントロールバス及びアドレスバ
スとなる信号配線パターンに電気的に接続されている。
【0014】そして、例えば、ある機能を有する回路が
形成されている回路基板B4の電源供給用の雄コネクタ
BC4を電源供給用コネクタC4に、信号用の雄コネク
タBS4を信号用コネクタS4に夫々装着すると、回路
基板B4がバスボード1の電源配線パターンと信号配線
パターンに接続される。又、他の回路基板B1のよう
に、これらの電源供給用コネクタと信号用コネクタに対
していずれの回路基板も着脱可能であり、更に、上述し
たように電源配線パターンと信号配線パターンは所謂バ
ス構成となっているので、同一のスロット配列に固着さ
れている電源供給用コネクタと信号用コネクタであれ
ば、いずれの回路基板をも任意のスロットのコネクタに
装着することができるようになっている。
【0015】更に、電源配線パターンの一端に電気的に
接続され且つ電源供給用コネクタC1に対し平行にして
バスボード1の側端に固着された電源基板装着用コネク
タC0が設けられ、この電源基板装着用コネクタC0に
は、実装された全ての回路基板に供給するための電源電
圧を発生する電源回路が形成された電源用基板B0が着
脱可能に装着されるようになっている。
【0016】次に、バスボード1に形成された上記の電
源配線パターンの形状を図2及び図3に基づいて説明す
る。尚、電源基板装着用コネクタC0と電源供給用コネ
クタC1〜C5が接続される配線パターンを代表して説
明するものとし、図2は、第1の内層を用いて形成され
る電源配線パターンの要部形状を示し、図3は、第2の
内層を用いて形成される電源配線パターンの要部形状を
示す。
【0017】まず、図2において、電源供給用コネクタ
C1〜C5の夫々に対応して相互に電気的に分離して形
成された矩形状の配線パターンVC1〜VC5と、電源
基板装着用コネクタC0に対応する配線パターンVC0
が形成されている。ここで、配線パターンVC0は、電
源基板装着用コネクタC0のコネクタピンのピッチ間隔
Lpに対応して相互に電気的に分離形成された複数個の
パターン(図中には、パターンb1〜b5を代表して示
す)から成っており、更に夫々のパターンb1〜b5に
は、電源基板装着用コネクタC0のコネクタピンを挿入
するためのスルーホール(図中の●印で示す)が形成さ
れている。
【0018】更に、夫々の配線パターンVC1〜VC5
にも、電源供給用コネクタC1〜C5のコネクタピンを
挿入するためのスルーホール(図中の●印で示す)と貫
通孔(図中の○印で示す)が、電源供給用コネクタC1
〜C5の夫々のコネクタピンのピッチ間隔Lpに合わせ
て形成されている。尚、上記スルーホール群は、夫々対
応する配線パターンb1〜b5,VC1〜VC5に電気
的に接続されているので、スルーホール群に挿入される
電源供給用コネクタC1〜C5の各コネクタピンは、夫
々対応する配線パターンb1〜b5,VC1〜VC5に
電気的に接続される。
【0019】一方、図中に「○」印で示される貫通孔群
は、電源供給用コネクタC1〜C5のコネクタピンが挿
入されても、これらのコネクタピンを電気的に配線パタ
ーンVC1〜VC5に接触させることのないように、そ
の内径riがコネクタピンの外径roよりも大径に形成
されている。即ち、これらのコネクタピンは対応する貫
通孔の中央を貫通するので、ri−roの分の隙間によ
って、これらのコネクタピンと配線パターンVC1〜V
C5が電気的に絶縁されるようになっている。そして、
この実施例では、夫々の配線パターンVC1〜VC5に
は、電源供給用コネクタC1〜C5の第1,第3,第5
列等の奇数列目のコネクタピンを配線パターンVC1〜
VC5に電気的に接続するためにスルーホール群(図中
の●印で示す)が形成され、電源供給用コネクタC1〜
C5の第2,第4列等の偶数列目のコネクタピンを配線
パターンVC1〜VC5に電気的に接続させないための
貫通孔群(図中の○印で示す)が形成されている。
【0020】次に、図3に示す電源配線パターンVb1
〜Vb5は、図2の電源配線パターンVC1〜VC5に
対向し且つ略直交するように形成されている。即ち、電
源配線パターンVb1〜Vb5は、配線パターンVC0
の各パターンb1〜b5のピッチ間隔Lpに合わせて相
互に電気的に分離形成され、第1のパターンVb1は、
パターンb1と配線パターンVC1との間に形成され且
つその両端が図2に示した第1列目のスルーホールを介
して電気的に接続され、第2のパターンVb2は、パタ
ーンb2と配線パターンVC2との間にL字形に形成さ
れ且つその両端が図2に示した第1列目のスルーホール
を介して電気的に接続され、第3のパターンVb3は、
パターンb3と配線パターンVC3との間にL字形に形
成され且つその両端が図2に示した第1列目のスルーホ
ールを介して電気的に接続され、第4のパターンVb4
は、パターンb4と配線パターンVC4との間にL字形
に形成され且つその両端が図2に示した第1列目のスル
ーホールを介して電気的に接続され、第5のパターンV
b5は、パターンb5と配線パターンVC5との間にL
字形に形成され且つその両端が図2に示した第1列目の
スルーホールを介して電気的に接続されている。
【0021】更に、第2〜第5のパターンVb2〜Vb
5には、図2の電源配線パターンVC1〜VC5と交差
する部分に貫通孔群(図3中の○印で示す)が形成さ
れ、これらの貫通孔群の内径は、図2の貫通孔群の内径
riと等しくなっている。
【0022】更に、図4に基づいて図2と図3に示した
電源配線パターンVC1〜VC5,Vb1〜Vb5の対
応関係を詳述する。尚、図4は、図2及び図3中の
「+」印同士と「×」印同士を対向させた状態に相当す
る。
【0023】図示するように、配線パターンVC1〜V
C5の上記奇数列にはスルーホールが形成されると共に
その偶数列には貫通孔が形成され、一方、配線パターン
Vb1〜Vb5の第1列目のみにスルーホールが形成さ
れているので、配線パターンVC1〜VC5と配線パタ
ーンVb1〜Vb5は第1列目のスルーホールを介して
のみ電気的に接続される。
【0024】又、配線パターンVC0は、図2に示した
ように、相互に分離したパターンb1〜b5から成るの
で、夫々のパターンb1〜b5は、対応するスルーホー
ルを介して配線パターンVb1〜Vb5に接続される。
【0025】そして、バスボード1の支持材料には、電
源基板装着用コネクタC0と電源用コネクタC1〜C5
のコネクタピンが挿入されるための孔が、これらのスル
ーホールと貫通孔に対応して穿設されている。
【0026】したがって、電源基板装着用コネクタC0
の各々のコネクタピンは、対応する配線パターンVb1
〜Vb5及びb1〜b5に電気的に接続され、電源用コ
ネクタC1の奇数列のコネクタピンが配線パターンVb
1とVC1に電気的に接続され、電源用コネクタC2の
奇数列のコネクタピンが配線パターンVb2とVC2に
電気的に接続され、電源用コネクタC3の奇数列のコネ
クタピンが配線パターンVb3とVC3に電気的に接続
され、電源用コネクタC4の奇数列のコネクタピンが配
線パターンVb4とVC4に電気的に接続され、電源用
コネクタC5の奇数列のコネクタピンが配線パターンV
b5とVC5に電気的に接続され、以下図示していない
電源用コネクタC6〜についても同様の配線が成されて
いる。
【0027】次に、電源基板装着用コネクタC0に装着
される電源基板B0の回路構成を図5に基づいて説明す
る。まず、この電源基板B0を電源基板装着用コネクタ
C0に装着したときに、配線パターンb1及びVb1に
電気的に接続されるコネクタピンP1に関連する電源切
換え制御回路の構成を説明すると、制御信号入力端子d
1が抵抗R11ないし発光ダイオードPD1を介して第
1の電圧電源端子VCCに接続されると共に、発光ダイオ
ードPD1に対応して受光トランジスタTr11が備え
られている。受光トランジスタTr11のコレクタは第
2の電圧電源端子VDDに接続されると共に、そのエミッ
タが抵抗R12を介してNPNトランジスタTr12の
ベースに接続され、更に、NPNトランジスタTr12
のエミッタがグランド端子で接続されると共に、そのコ
レクタが抵抗R13を介して第2の電圧電源端子VDD
接続されている。
【0028】更に、図示するように、ソースが第2の電
圧電源端子VDDに接続され、ゲートが抵抗R14,R1
5を介してNPNトランジスタTr12のコレクタに接
続され、ドレインが抵抗R16,R17を介してコネク
タピンP1に接続された電力用pチャネルMOS電界効
果トランジスタ(以下、MOSFETという)Q11,
Q12が設けられている。尚、図示していないが、この
実施例では、電源電圧(VCC)と(VDD)は、基板B0
に組み付けられた電圧源回路が出力するようになってい
る。
【0029】そして、制御信号入力端子d1に印加され
る切換え制御信号Cd1が論理“H”のときは、発光ダ
イオードPD1が消灯状態となるので、NPNトランジ
スタTr12がカットオフ状態となり、更にMOSFE
T Q11,Q12がカットオフとなるので、第1列目
のコネクタピンP1には第2の電源電圧(VDD)が発生
しない。一方、切換え制御信号Cd1が論理“L”のと
きは、発光ダイオードPD1が点灯状態となるので、N
PNトランジスタTr12がオン状態となり、更にMO
SFET Q11,Q12がオンとなるので、第1列目
のコネクタピンP1には第2の電源電圧(VDD)が発生
する。したがって、切換え制御信号Cd1の論理レベル
を切換えることによって、第2の電源電圧(VDD)を配
線パターンVb1及びVC1に供給したり供給停止を行
うことができ、この結果、電源供給用コネクタC1に装
着される回路基板への電源供給を切換え制御することが
できる。
【0030】更に、図5に示すように、配線パターンb
2,Vb2以降の配線パターンに関連するコネクタピン
P2,P3,P4,P5〜Pnについても、上記コネク
タピンP1と等しい電源回路が形成されており、制御信
号入力端子d2〜dnの夫々の切換え制御信号Cd2〜
Cdnの夫々の論理レベルを任意に設定することによっ
て、論理“L”に対応するコネクタピンP2,P3,P
4,P5〜Pnに第2の電源電圧(VDD)が供給され
る。したがって、制御信号入力端子d1〜dnと配線パ
ターンVC1〜VCn及び電源供給用コネクタC1〜C
nとは対応関係にあり、これらの制御信号入力端子d1
〜dnに印加される切換え制御信号Cd1〜Cdnの論
理レベルを制御することによって、所望の電源供給用コ
ネクタC1〜Cnだけに電源電圧(VDD)を供給するこ
とができる。
【0031】そして、制御信号入力端子d1〜dnへの
切換え制御信号Cd1〜Cdnを、例えば当該電子機器
に内蔵されるコンピュータシステム等から供給すること
によって、自動的に切換え制御することが可能となる。
そして、動作が実質的に停止する回路基板への電源電圧
(VDD)の供給を停止して、消費電力の低減化を図るこ
とが可能となる。又、電源用基板B0から離れた場所か
ら切換え制御信号Cd1〜Cdnを伝送することによっ
て切換え制御することができるので、遠隔操作が可能と
なる。
【0032】次に、他の実施例を図6〜図8に基づいて
説明する。図1〜図5に示したバスボード装置にあって
は、各列に1個ずつのコネクタピンが配列された最も基
本的なコネクタC1〜Cnを適用した場合であるのに対
し、図6〜図8に示すバスボード装置にあっては、各列
に2個ずつのコネクタピンが配列されたコネクタC1〜
Cnを適用した場合の構造を示す。
【0033】即ち、図7に示すように、第1の内層によ
って形成される配線パターンVC1〜VCnには、奇数
列にコネクタピンのピッチ間隔に合わせて2個ずつのス
ルーホールが形成され、更に偶数列にはコネクタピンの
ピッチ間隔に合わせて2個ずつの貫通孔が形成され、更
に、配線パターンVC0を構成する各々のパターンb1
〜bnにも同様にして各列に2個ずつのスルーホールが
形成されている。
【0034】第2の内層によって形成される配線パター
ンVb1〜Vbnは、図8に示すように、電源基板装着
用コネクタC0のコネクタピンが装着される部分にスル
ーホールが形成されると共に、電源供給用コネクタC1
〜Cnの第1列目のコネクタピンのピッチ間隔に合わせ
て2個ずつのスルーホールは形成され、他の列にはコネ
クタピンのピッチ間隔に合わせて2個ずつの貫通孔が形
成されている。
【0035】そして、電源基板装着用コネクタC0に
は、図5に示したのと同様の電源回路が形成された電源
用基板B0が装着される。
【0036】このような形状の配線パターンVb1〜V
bn及びVC0〜VCnが相互に対向する構造によれ
ば、各列に2ピンずつ配列された電源供給用コネクタC
1〜Cnに装着される回路基板に、選択的に電源電圧
(VDD)を供給することができるので、動作が実質的に
停止する回路基板への電源電圧(VDD)の供給を停止し
て、消費電力の低減化を図ることが可能となる。又、電
源用基板B0から離れた場所から切換え制御信号Cd1
〜Cdnを伝送することによって切換え制御することが
できるので、遠隔操作が可能となる。
【0037】尚、この実施例では、各列に2個ずつのコ
ネクタピンを有するコネクタC1〜Cnを適用する場合
の配線パターンVb1〜Vbn及びVC0〜VCnにつ
いて示したが、各列に3個以上のコネクタピンが配置さ
れているコネクタについても、配線パターンVb1〜V
bn及びVC0〜VCnを同様の考え方に基づいて各列
に3個以上のスルーホール及び貫通孔を形成することに
よって、本発明を適用することができる。
【0038】又、図1〜図8に示す配線パターンVb1
〜Vbn及びVC1〜VCnは、奇数列目のコネクタピ
ンに電源電圧(VDD)を供給する場合について示した
が、これは一例であってかかる配列に限定されるもので
はない。即ち、例えば、図2と図3に示すように、第1
の内層に形成される配線パターンVC1〜VCnの所望
の列にスルーホールを形成し、第2の内層に形成される
配線パターンVb1〜Vbnには、スルーホールに対応
する部分を貫通孔にすることによって、所望のコネクタ
ピンにのみ電源を供給することが可能となる。
【0039】更に、これらの実施例では、電源電圧(V
DD)を供給すべきでないコネクタピンに対応して貫通孔
を形成することによって、コネクタピンが配線パターン
Vb1〜Vbn又はVC1〜VCnと電気的に接触しな
い構成としたが、このような貫通孔によらず、他の形状
によってコネクタピンが配線パターンVb1〜Vbn又
はVC1〜VCnと電気的に接触しない構成としてもよ
い。例えば、配線パターンVC1〜VCnの形状を、貫
通孔の部分を回避するように形成する場合も本発明に含
まれる。
【0040】又、これらの実施例では、各コネクタに電
源電圧を供給するための電源配線を、バスボード1に積
層形成される第1,第2の内層による配線パターンとし
て形成したが、これに限らず、電源配線には線材を用い
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によるスボ
ードの電源供給装置にあっては、電源切換え制御回路
が、指定されたコネクタに装着された回路基板に対して
のみ電源電圧を供給するので、消費電力を低減させるこ
とができると共に、コンピュータシステム等による自動
制御が可能となり、又、上記切換え制御信号を離れた場
所から電源切換え制御回路へ伝送して供給することが可
能となるので、遠隔制御を実現することができる等の優
れた機能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を概略的に示す要
部斜視図である。
【図2】一実施例の電源配線パターンの形状を説明する
ための説明図である。
【図3】一実施例の電源配線パターンの形状を更に説明
するための説明図である。
【図4】図2と図3に示す電源配線パターンの対応関係
を説明するための要部斜視図である。
【図5】電源切換え制御回路の構成を示す回路図であ
る。
【図6】本発明による他の実施例の構成を概略的に示す
要部斜視図である。
【図7】他の実施例の電源配線パターンの形状を説明す
るための説明図である。
【図8】他の実施例の電源配線パターンの形状を更に説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1…バスボード、C0…電源基板装着用コネクタ、C1
〜C5…電源供給用コネクタ、B0…電源基板、B1,
B4…回路基板、VC0〜VC5,b1〜b5,Vb1
〜Vb5…電源配線パターン、P1〜Pn…コネクタピ
ン、d1〜dn…制御信号入力端子、VCC…第1の電圧
電源端子、VDD…第2の電圧電源端子、PD1…発光ダ
イオード、Tr11…受光トランジスタ、Tr12…N
PNトランジスタ、Q11,Q12…MOSFET、R
11〜R17…抵抗。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスボードと、該バスボードに固着され
    る任意の数のコネクタピンを有する複数個のコネクタと
    を備え、夫々のコネクタに回路基板が装着されるバスボ
    ード装置の電源供給機構において、 夫々が前記複数個のコネクタの夫々の特定列のコネクタ
    ピンにのみ割り振られて接続されて夫々電気的に独立し
    た複数個の電源配線と、 所定の電源電圧を発生する電圧源回路と、 切換え制御信号によって指定された電源配線に上記電圧
    源回路の電源電圧を供給し、指定されない電源配線には
    上記電圧源回路の電源電圧を供給しないように切換え制
    御する電源切換え制御回路と、 を具備することをバスボード装置の電源供給機構。
  2. 【請求項2】 前記電圧源回路と電源切換え制御回路
    は、前記バスボードに固着された電源基板装着用コネク
    タに着脱可能に装着される電源基板に形成されると共
    に、前記電源切換え制御回路で切換え制御された上記電
    圧源回路の電源電圧を該電源基板装着用コネクタのコネ
    クタピンを介して前記特定の電源配線へ供給することを
    特徴とする請求項1に記載のバスボード装置の電源供給
    機構。
  3. 【請求項3】 前記電源配線は、前記バスボードに形成
    された配線パターンから成ることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載のバスボード装置の電源供給機構。
  4. 【請求項4】 前記電源配線は、前記バスボードに形成
    された2層以上の配線パターンから成ることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のバスボード装置の電源
    供給機構。
  5. 【請求項5】 前記電源切換え制御回路は、半導体素子
    で構成されることを特徴とする請求項1に記載のバスボ
    ード装置の電源供給機構。
JP5870993A 1993-03-18 1993-03-18 バスボード装置の電源供給機構 Pending JPH06275973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5870993A JPH06275973A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 バスボード装置の電源供給機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5870993A JPH06275973A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 バスボード装置の電源供給機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06275973A true JPH06275973A (ja) 1994-09-30

Family

ID=13092030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5870993A Pending JPH06275973A (ja) 1993-03-18 1993-03-18 バスボード装置の電源供給機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06275973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9240383B2 (en) 2012-02-21 2016-01-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. High frequency switch module
CN109548280A (zh) * 2018-11-09 2019-03-29 天津航空机电有限公司 一种可单独更换的插卡式功率输出电路板卡

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9240383B2 (en) 2012-02-21 2016-01-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. High frequency switch module
CN109548280A (zh) * 2018-11-09 2019-03-29 天津航空机电有限公司 一种可单独更换的插卡式功率输出电路板卡

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3118455B2 (ja) プリント回路基板とプリント回路基板上の電子システムの機器構成方法とプログラマブル連結チップ
US6235997B1 (en) LSI package with equal length transmission Lines
KR0129031B1 (ko) 기능 유닛
JPH05299858A (ja) 多数のプリント配線基板を含む電子装置の構造
JP3319624B2 (ja) 情報機器用モジュールおよびこれに用いられるコネクタ
JP2002158420A (ja) プリント基板の電源線および信号線の接続方法ならびに電気機器
CN115440698A (zh) 显示面板、显示装置及显示面板的制备方法
US5790383A (en) Printed circuit board
US20040124903A1 (en) On chip logic analyzer debug bus
JPH06275973A (ja) バスボード装置の電源供給機構
US4136356A (en) Wiring substrate for a matrix circuit
CN112020213B (zh) 印制电路板及电子设备
CN115828833A (zh) 运用于集成电路的电源网结构
US6798067B2 (en) Switching metal line configurations in metal layer structures
US20060237226A1 (en) Multilayer printed wiring board
KR19990012232A (ko) 계조보정용 전압공급장치
US20030057779A1 (en) Electronic module interconnect system
US5781124A (en) Electrically configurable connection matrix between lines of at least one input/output port for electrical signals
JP2005317964A (ja) 超微細ボルテージアイランドの集積回路
US6104366A (en) Driving device for liquid crystal display with a high yield
ES2280952T3 (es) Suministro de energia electrica por medio de las lineas de datos en redes locales.
TWI816506B (zh) 通道電流校準電路、led顯示驅動晶片、led顯示裝置、以及資訊處理裝置
US11823602B2 (en) Layout arrangement of driver integrated circuit
CN215576609U (zh) 对接插座的引脚电路、用电装置及系统
JP2000133895A (ja) 基板上のパターン配線構造及びその設計方法