JPH062751A - 移動機構およびその防振部材 - Google Patents

移動機構およびその防振部材

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JPH062751A
JPH062751A JP15827292A JP15827292A JPH062751A JP H062751 A JPH062751 A JP H062751A JP 15827292 A JP15827292 A JP 15827292A JP 15827292 A JP15827292 A JP 15827292A JP H062751 A JPH062751 A JP H062751A
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JP
Japan
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moving body
movable body
pin
guide member
moving
Prior art date
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Pending
Application number
JP15827292A
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English (en)
Inventor
Masami Okamoto
正美 岡本
Yoshihiro Koyanagi
祥啓 小柳
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Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】移動体の進退時に振動が発生することを確実に
阻止することができ、しかも小型化かつ安価に製造する
ことを可能にする。 【構成】パルスモータ32と、クランク手段34と、進
退自在な移動体36と、この移動体36を案内するため
のガイド部材38と、前記移動体36とガイド部材38
との間に介装される板ばね部材40とを備える。板ばね
部材40は、樹脂系材料、例えばポリオキシメチレンで
形成されており、ピン52aを挿入するための一組の爪
片60a、60bと、ピン52bに係合する爪片62
と、湾曲する撓曲部64と、この撓曲部64の頂部に設
けられガイド部材38の溝部56aに挿入されるピン部
66とから一体的に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、モアレ防止用
フイルタ部材を支持して進退自在な移動機構およびその
防振部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、平面走査型画像読取装置では、
特に規則的パターンを有する読取原稿をCCD等の固体
撮像素子で読み取る場合、この読取原稿の規則的パター
ンと固体撮像素子、あるいは前記読取原稿の規則的パタ
ーンと出力画像の規則的パターンとによってモアレが発
生し易い。
【0003】そこで、従来より、前記モアレの発生を光
学的に阻止するために、画像情報が担持されている読取
原稿と結像レンズの間、および結像レンズと固体撮像素
子の間の光路に、光透過体(フイルタ部材)を挿入して
光路長を変化させることで、画像情報を含む光を固体撮
像素子に対して僅かにぼけた状態で照射させる工夫がな
されている。
【0004】ところで、上記光透過体を光路上に進退さ
せるための移動機構は、その配置スペースの縮小化等の
要請から小型化が望まれるとともに、その製造コストを
削減させる必要がある。このため、駆動源として安価な
低周波数のパルスモータを使用し、このパルスモータに
クランク手段を介して移動体を連結させ、この移動体に
光透過体を装着するよう構成することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術では、低周波数のパルスモータが駆動される際に振
動が発生し易い。さらに、移動体には、パルスモータの
作用下にクランク手段を介して斜め方向(移動体の進退
方向に対して傾斜する方向)から押圧力が付与されるた
め、この移動体に振動が惹起されてしまう。これによ
り、移動体が振動しながら進退変位することになり、比
較的大きな騒音が発生するという問題が指摘される。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、移動体の進退時に振動が発生することを確実に阻
止することができ、しかも小型化かつ安価に製造するこ
とが可能な移動機構およびその防振部材を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、回転駆動源と、前記回転駆動源に一端
側が連結されるクランク手段と、前記クランク手段の他
端側に係合して進退自在な移動体と、前記移動体を案内
するためのガイド部材と、前記移動体とガイド部材との
間に介装され、該移動体に押圧力を付与して前記移動体
に振動が発生することを阻止可能な樹脂製防振部材と、
を備えることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、駆動手段を介して進退
自在な移動体と前記移動体を案内するためのガイド部材
との間に介装されるとともに、前記移動体に係合する係
止部と、前記ガイド部材に形成された溝部に挿入される
ピン部と、が一体的に設けられた樹脂製板ばね部材から
なることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る移動機構およびその防振部材で
は、該防振部材を介して移動体が押圧されるため、この
移動体とガイド部材との間に隙間が発生することを防止
することができる。このため、回転駆動源の作用下にク
ランク手段を介して移動体が進退変位される際、この回
転駆動源自体に振動が発生したり、移動体にクランク手
段を介して斜め方向から押圧力が付与されても、前記移
動体が振動することを確実に阻止することが可能にな
る。しかも、防振部材が樹脂で形成されており、この防
振部材の摺動性が向上し、これにより移動体を円滑にか
つ騒音なく進退変位させることができるとともに、構成
を簡素化することが可能になる。
【0010】
【実施例】本発明に係る移動機構およびその防振部材に
ついてこれを組み込む画像読取装置との関連で実施例を
挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】図3において、参照符号10は、本実施例
に係る移動機構を組み込む画像読取装置を示す。この画
像読取装置10は、読取原稿12に担持された画像情報
を含む光Lを集光させるための結像光学系14と、前記
結像光学系14により集光された光Lに含まれる画像情
報を光電的に読み取る固体撮像素子であるCCDライン
センサ16と、前記読取原稿12とCCDラインセンサ
16との間に配置されるモアレ防止用フイルタ部材18
と、このフイルタ部材18を光路上に進退変位させるた
めの本実施例に係る移動機構20とを備える。
【0012】読取原稿12は、透明ガラス板21上に配
置されるとともに、この透明ガラス板21の前記読取原
稿12が配置される面と反対側の面に近接して光源ユニ
ット22が配置される。この光源ユニット22は、透明
ガラス板21を透過して読取原稿12に照明光を照射す
る蛍光灯およびハロゲンランプ等からなる光源24a、
24bと、この読取原稿12で反射した光Lの光路を変
更する反射鏡26とを備えるとともに、図示しない駆動
源を介して矢印X方向に進退自在である。
【0013】光源ユニット22から所定の距離だけ離間
して反射鏡ユニット28が配置される。この反射鏡ユニ
ット28は、光Lを光学系14に導くために光路を変更
する反射鏡30a、30bを有し、図示しない駆動源を
介して光源ユニット22と同時に矢印X方向に変位さ
れ、読取原稿12に担持されている画像情報を読み取る
ための走査を行う。
【0014】図1および図2に示すように、移動機構2
0は、回転駆動源である低周波数パルスモータ32と、
このパルスモータ32に一端側が連結されるクランク手
段34と、このクランク手段34の他端側に係合して進
退自在な移動体36と、この移動体36を案内するため
のガイド部材38と、前記移動体36とガイド部材38
との間に介装され該移動体36に振動が発生することを
阻止可能な板ばね部材(防振部材)40とを備える。
【0015】パルスモータ32の回転軸42に、クラン
ク手段34を構成する第1リンク44の一端が固着さ
れ、この第1リンク44の他端が第2リンク46の一端
に回動自在に係合し、この第2リンク46の他端は、移
動体36に回動自在に係合する。移動体36は、屈曲す
る板体であり、この移動体36の幅広な側面に開口部4
8が形成され、この開口部48に対応してフイルタ部材
18が止め板50a乃至50cを介して配設される。こ
のフイルタ部材18としては、白板ガラス、青板ガラス
または水晶板等が使用される。移動体36の上側端面に
ピン52a、52bが固着されるとともに、この移動体
36の下側端面にピン54が固着される。
【0016】ガイド部材38は、屈曲する板体であり、
上下両面に矢印A方向に延びる溝部56a、56bが形
成され、この溝部56aと溝部56bとにピン52a、
52bとピン54とが挿入される。このピン52a、5
2bおよび54の外部に露呈する端部に、樹脂製、例え
ばポリオキシメチレン(POM)製のリング58がそれ
ぞれ装着されている。
【0017】板ばね部材40は、摺動性に優れた樹脂系
材料、例えばポリオキシメチレン(POM)で形成され
ており、ピン52aを挿入するための一組の爪片(係止
部)60a、60bと、ピン52bに係合する爪片(係
止部)62と、湾曲する撓曲部64と、この撓曲部64
の頂部に設けられてガイド部材38の溝部56aに挿入
されるピン部66とから一体的に構成されている。
【0018】次に、このように構成される画像読取装置
10の動作について、本実施例に係る移動機構20との
関連で説明する。
【0019】読取原稿12として、例えば網点で形成さ
れた印刷物原稿、走査画像原稿を有する原稿等が使用さ
れる場合には、読み取られた画像情報にモアレが発生し
易い。また、網目と傷は画面の凹凸により不要な成分が
発生し易い。このため、結像光学系14とCCDライン
センサ16との間にフイルタ部材18を移動させる。す
なわち、パルスモータ32が駆動されて回転軸42が回
動されることにより、クランク手段34を構成する第1
リンク44および第2リンク46を介して移動体36に
押圧力が付与される。従って、移動体36に設けられた
ピン52a、52bおよびピン54とガイド部材38に
形成された溝部56aおよび溝部56bとの案内作用下
に前記移動体36が、図1中、矢印A方向に移動し、フ
イルタ部材18が結像光学系14の光路上に配置される
に至る。
【0020】一方、画像情報が坦持されている読取原稿
12が、透明ガラス板21にその表面を密着して配置さ
れると、光源ユニット22内の光源24a、24bが付
勢されてこの読取原稿12が照射される。この読取原稿
12で反射した光Lは、透明ガラス板21を透過して反
射鏡26に達し、ここで光路が変更された後に、さらに
反射鏡ユニット28内の反射鏡30a、30bに導かれ
て結像光学系14により集光される。この集光された光
Lは、フイルタ部材18を通過することによりぼかされ
るため、モアレの発生が阻止されてCCDラインセンサ
16に導入される。このCCDラインセンサ16の受光
面上に照射された画像情報は、電気信号に変換されて光
電的に読み取られる。
【0021】以上の動作により、光源ユニット22およ
び反射鏡ユニット28が、図3の破線部まで走査された
ときに、読取原稿12に坦持されている画像情報が全て
読み取られることになる。
【0022】なお、フイルタ部材18が使用されない場
合には、パルスモータ32の駆動作用下にクランク手段
34を介して移動体36を矢印A方向とは逆方向に移動
させ、このフイルタ部材18を結像光学系14の光路上
から離脱させればよい。
【0023】この場合、移動機構20全体を可及的に小
型化しかつ経済的に製造すべく、低周波数のパルスモー
タ32とクランク手段34とを採用している。このた
め、パルスモータ32自体に振動が発生するとともに、
移動体36には、図1に示すように、クランク手段34
を構成する第2リンク46を介して矢印A方向に対して
傾斜する方向から押圧力が付与され、これによって前記
移動体36に振動が惹起され易い。
【0024】しかしながら、本実施例では、移動体36
とガイド部材38との間に板ばね部材40が介装されて
いる。従って、板ばね部材40の撓曲部64を介して移
動体36のピン52a、52b側の面がガイド部材38
の溝部56aから離間する方向に押圧され、このピン5
2a、52bに取着されたリング58が、前記ガイド部
材38の上側端面に圧接支持されている。これにより、
パルスモータ32およびクランク手段34に振動が発生
しても、移動体36が振動することを確実に防止するこ
とができ、この移動体36の進退変位に伴って騒音が生
ずることを阻止することが可能になるという効果が得ら
れる。
【0025】さらに、本実施例では、板ばね部材40の
爪片60a、60b間にピン52aが挿入された状態
で、この板ばね部材40が揺動されて爪片62がピン5
2bに係合して移動体36に装着される一方、前記板ば
ね部材40のピン部66がガイド部材38の溝部56a
に挿入されている。このため、板ばね部材40を移動体
36に対して確実に装着することができ、この板ばね部
材40の離脱を有効に防止することが可能になる。
【0026】しかも、板ばね部材40が摺動性に優れた
樹脂系材料で形成されているため、移動体36が矢印A
方向に進退変位する際に、この板ばね部材40がガイド
部材38の摺動面に沿って円滑に摺動することができ
る。その上、移動体36とガイド部材38との間に樹脂
製の板ばね部材40を配設するだけでよく、移動機構2
0の全体構成が複雑化することがなく、この移動機構2
0を簡単かつ経済的に製造することができるという利点
が得られる。
【0027】なお、本実施例では、画像読取装置に組み
込まれた移動機構について説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば、読取原稿に担持されている画
像情報を読み取った後、半導体レーザ等を介してフイル
ムに該画像情報を記録する画像読取再生装置に採用する
ことも可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る移動機構およびその防振部
材によれば、以下の効果が得られる。
【0029】防振部材を介して移動体が押圧されるた
め、この移動体とガイド部材との間に隙間が発生するこ
とを防止することができる。このため、回転駆動源自体
に振動が発生したり、移動体にクランク手段を介して斜
め方向から押圧力が付与されても、前記移動体が振動す
ることを確実に阻止することが可能になる。しかも、防
振部材が樹脂で形成されており、この防振部材の摺動性
が向上し、これにより移動体を円滑にかつ騒音なく進退
変位させることができるとともに、構成を簡素化するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動機構の正面図である。
【図2】前記移動機構の分解斜視図である。
【図3】前記移動機構を組み込む画像読取装置の概略構
成説明図である。
【符号の説明】
10…画像読取装置 12…読取原稿 14…光学系 16…CCDラインセンサ 18…フイルタ部材 20…移動機構 32…パルスモータ 34…クランク手段 36…移動体 38…ガイド部材 40…板ばね部材 44、46…リンク 52a、52b、54…ピン 56a、56b…溝部 58…リング 60a、60b、62…爪片 64…撓曲部 66…ピン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動源と、 前記回転駆動源に一端側が連結されるクランク手段と、 前記クランク手段の他端側に係合して進退自在な移動体
    と、 前記移動体を案内するためのガイド部材と、 前記移動体とガイド部材との間に介装され、該移動体に
    押圧力を付与して前記移動体に振動が発生することを阻
    止可能な樹脂製防振部材と、 を備えることを特徴とする移動機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動機構において、ガイド
    部材は、移動体に設けられたピンを挿入させて前記移動
    体を案内するための溝部を有し、 防振部材は、前記ピンに係合する係止部と、 前記溝部に挿入されるピン部と、 が一体的に設けられた樹脂製板ばね部材からなることを
    特徴とする移動機構。
  3. 【請求項3】請求項2記載の移動機構において、移動体
    は、光学系を構成するフイルタ部材を支持することを特
    徴とする移動機構。
  4. 【請求項4】駆動手段を介して進退自在な移動体と前記
    移動体を案内するためのガイド部材との間に介装される
    とともに、 前記移動体に係合する係止部と、 前記ガイド部材に形成された溝部に挿入されるピン部
    と、 が一体的に設けられた樹脂製板ばね部材からなることを
    特徴とする移動機構の防振部材。
JP15827292A 1992-06-17 1992-06-17 移動機構およびその防振部材 Pending JPH062751A (ja)

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