JPH0627496U - 空圧式水中推進装置 - Google Patents

空圧式水中推進装置

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JPH0627496U
JPH0627496U JP6553492U JP6553492U JPH0627496U JP H0627496 U JPH0627496 U JP H0627496U JP 6553492 U JP6553492 U JP 6553492U JP 6553492 U JP6553492 U JP 6553492U JP H0627496 U JPH0627496 U JP H0627496U
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support flange
propulsion
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義則 森橋
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Kowa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転羽根の駆動を完了した含油空気が直接海
水中に放出されることを防止し、1本のボンベの使用可
能時間を増すこと等を目的としている。 【構成】 エアーモータ収納筒17の一端側に圧縮空気
の入口18aと出口18bを有する盲フランジ18を、
他端側には固定環16により固定された支持フランジ1
5を夫々水密に取り付け、上記支持フランジ15の一端
側に遊星歯車減速装置8を介してエアーモータ1を取り
付けると共に、上記支持フランジ15より他端側に延び
る筒状部15a内に間隔を隔てた2個の軸受16a、1
6bに支承されかつ他端側にスクリュー9を取り付けた
推進軸10を設け、この推進軸10の一端側を上記遊星
歯車減速装置8の出力軸13と着脱自在で相対回転不能
かつ一体回転可能に係合させ、推進軸10と支持フラン
ジ筒状部15aの他端部間にはシールパッキン27を介
在させたことを特徴とする空圧式水中推進装置である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は水中遊泳時に使用する推進装置に係り、特にボンベの圧縮空気を利用 してエアーモータを駆動し、エアーモータの出力軸とは別体かつ同芯の推進軸に 取り付けたスクリューを回転させて進行する空圧式水中推進装置に関する物であ る。
【0002】
【従来の技術】
ボンベの圧縮空気を利用してエアーモータを駆動してスクリューを回転させる 推進装置は、特開昭63ー17196号に開示されている。しかしその物には次 のような不具合がある。 1. エアーモータは通常その回転羽根(ベーン)の出入り部分とシリンダーと の接触部分に潤滑を必要とする。この為適量の潤滑剤を運転前に回転羽根の部分 に供給するか、或いは圧縮空気中に潤滑油を混ぜて送り込む方式とする為、回転 羽根の駆動を完了した含油空気が海水流入防止弁から直接海水中に放出されるこ とになり、海洋汚染の点から好ましくない。 2. エアーモータの出力軸をそのままスクリューの取付推進軸としている為、 推進に見合う駆動トルクを得ようとするとエアーモータの回転羽根を大きくしな ければならないが、大きくすれば空気消費量が大きくなり、1本のボンベ(例え ば容量14l、注入圧力200kg/cm2)の使用可能時間が例えば5分とか、極 端に短くなり、実用的でない。又出力軸と推進軸を共用している為、スクリュー に異物が噛んでスクリューが損傷した時、交換経費が高くなる。 3. 遊泳中常時使用する物でなく、不使用時もある。この不使用時に水圧によ りエアーモータ内にメタルを通して海水が浸入し、回転不能になる恐れがある。
【0003】
【考案の目的】
第1の考案は回転羽根の駆動を完了した含油空気が直接海水中に放出されるこ とを防止し、1本のボンベの使用可能時間を増し、エアーモータ内への海水の浸 入を防止し、製作とメンテナンスを容易にすることを目的としている。 第2の考案は簡単に潤滑油を供給できるようにすると共に、使用済みの含油空 気中の油分をより確実に分離回収できるようにすることを目的としている。
【0004】
【考案の構成】
第1の考案はエアーモータ収納筒17の一端側に圧縮空気の入口18aと出口 18bを有する盲フランジ18を、他端側には固定環16により固定された支持 フランジ15を夫々水密に取り付け、上記支持フランジ15の一端側に遊星歯車 減速装置8を介してエアーモータ1を取り付けると共に、上記支持フランジ15 より他端側に延びる筒状部15a内に間隔を隔てた2個の軸受16a、16bに 支承されかつ他端側にスクリュー9を取り付けた推進軸10を設け、この推進軸 10の一端側を上記遊星歯車減速装置8の出力軸13と着脱自在で相対回転不能 かつ一体回転可能に係合させ、推進軸10と支持フランジ筒状部15aの他端部 間にはシールパッキン27を介在させ、エアーモータ1の排気口7をエアーモー タ収納筒17の内壁面17aに向い開放し、上記出口18bの下流側に逆止弁2 0を配置したことを特徴とする空圧式水中推進装置である。
【0005】 第2の考案は圧縮空気の入口18a又は入口18aに至る配管25上に潤滑油 供給口26を設け、圧縮空気の出口18bの上流側のエアーモータ収納筒17の 内部にフィルター23を設けた請求項1に記載の空圧式水中推進装置である。
【0006】
【実施例】
図1、図3において、1はエアーモータで、外筒2、シリンダ3、回転出力軸 4、回転出力軸4とシリンダ3の間で圧縮空気のシールをする回転羽根5等から 成り、圧縮空気入口6から圧縮空気を流入させれば回転出力軸4が一定方向に回 転する公知の物である。尚7は排気口、4aは回転出力軸4の後端(他端の一例 )に設けた歯車、8は上記歯車4aからの回転を入力とする遊星歯車減速装置で 、その出力軸13に設けた後方に向い開いた六角穴13a(図2)に、スクリュ ー9を後端部に取り付けた推進軸10の前端(一端の一例)の六角形成部10a が着脱自在に嵌合している。従って出力軸13と推進軸10は相対回転不能かつ 一体回転可能である。
【0007】 遊星歯車減速装置8は、内歯歯車11(インターナルギアー)に出力軸13の ケ−ジ部13bにピン27を介して取り付けた遊星歯車12が噛み合い、遊星歯 車12が中央の歯車4aにも噛みあって減速する公知の機構である。14は外筒 2の後端内面の螺子2aに螺合した端部フランジ、15は端部フランジ14を取 り付ける支持フランジで、支持フランジ15の中心には推進軸10が貫通してい る。推進軸10は支持フランジ15の筒状部15aに前後方向の一定距離を保っ て軸受16a、16bにより回転可能に軸支されている。推進軸10と出力軸4 の軸線は一致している。
【0008】 17はエアーモータ収納筒で、その前端(一端側)には、圧縮空気の入口18 a、出口18bを螺設した盲フランジ18がOリング18cにより水密に嵌合し て、抜止めねじ18dにより固定されている。エアーモータ収納筒17の後端部 (他端側)には上記支持フランジ15がOリング15bにより水密に嵌合してい る。16は支持フランジ15の固定環で、エアーモータ収納筒17の後端内面に 設けた螺子17aに螺合して、エアーモータ収納筒17に設けた段付部17bと により支持フランジ15の軸方向前方への移動を阻止している。27は支持フラ ンジ15と上記推進軸10とを水密に保ちかつスクリュー9の近傍に設けたシー ルパッキンである。
【0009】 19はスクリュー9の抜止め環で、推進軸10の後端部に設けた螺子10bと 螺合しており、回り止めねじ28により固定されている。推進軸10の直径方向 の孔29に嵌合したピン30の上下突出端部は、スクリュー9の中央のボス9a の内面に圧入固定されている軸受31の前端の直径方向の溝31aに嵌合し、こ れにより推進軸10とスクリュー9は一体回転可能となっている。20は圧縮空 気の出口18bに直接、又は配管33を介して取り付けた逆止弁で、矢印A方向 の流通のみを許し、即ち海水の逆A方向の流入を防止する方向に取り付けてある 。22は圧縮空気の入口18aか、又は入口18aに至る圧縮空気供給配管25 の途中の潤滑油供給口26から分岐した潤滑油供給配管34上に設けた潤滑油供 給開閉弁である。尚排気の含油分を更に効果的に除去する為に、多孔質金属、紙 、ワイア等より成るフィルター23をエアーモータ収納筒17内の圧縮空気出口 18bの上流端に設けている。
【0010】 ボンベ(図示せず)からの圧縮空気は流量調節弁(図示せず)を有する配管2 5を経て入口18aに導かれ、内部配管21を経て圧縮空気入口6からエアーモ ータ1に流入して回転出力軸4を駆動し、遊星歯車減速装置8で適度の回転数に 減速し(回転トルクは増加する)、推進軸10に伝達されてスクリュー9を回転 する。
【0011】 潤滑油を供給する時は、開閉弁22を開けて、油差し等で潤滑油を配管34、 25、21内に供給し、次いで開閉弁22を閉じて圧縮空気を供給すればエアー モータ1内に潤滑油が供給される。尚開閉弁22の代わりに盲プラグを採用する こともできる。
【0012】
【考案の効果】
(1) 第1の考案によると、エアーモータ1の排気をエアーモータ収納筒17 の内壁面17aに一度衝突させる為、空気中の油分をエアーモータ収納筒17の 内壁面17aに付着捕獲することができ、エアーモータ収納筒17内の広い空間 をフィルター23側へ移動する間に空気中の油分がその自重によりほとんど落下 して分離され、油分の海水への直接流出を可及的に防止することができる。
【0013】 (2) 遊星歯車減速装置8を設けて回転数を落としてトルクを増加させた為、 ボンベの利用時間を延長できる。出願人の実験では、推進力約6kg、回転数90 0rpm で、14lボンベ、200kg/cm2の圧縮空気の連続使用で、約20分持 続した。
【0014】 (3) エアーモータ1の出力軸4とスクリュー9の推進軸10とを分割させた 為、製作もメンテナンスも容易になる。又推進軸10と支持フランジ筒状部15 aの他端部間にシールパッキン27を介在させ、出口18bの下流側に逆止弁2 0を配置したので、エアーモータ収納筒17内への浸水を確実に防止することが できる。圧力10kg/cm2(水深では100mに相当)の実験槽で48時間連続 耐久実験を行ったが、内部への浸水は見られなかった。
【0015】 (4) 第2の考案によると、圧縮空気の入口18a又は入口18aに至る配管 25上に潤滑油供給口26を設けたので、給油の為に一々配管を外す手間がなく なる。又圧縮空気の出口18bの上流側のエアーモータ収納筒17の内部にフィ ルター23を設けたので、排気中の油分の回収効率が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1、第2の考案を採用した空圧式水中推進
装置の縦断側面図である。
【図2】 図1のII−II断面部分図である。
【図3】 図1中のエアーモータと遊星歯車減速装置の
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 エアーモータ 7 排気口 8 遊星歯車減速装置 9 スクリュー 10 推進軸 13 出力軸 15 支持フランジ 15a 筒状部 16 固定環 16a 軸受 16b 軸受 17 エアーモータ収納筒 17a 内壁面 18 盲フランジ 18a 入口 18b 出口 20 逆止弁 23 フィルター 25 配管 26 潤滑油供給口 27 シールパッキン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーモータ収納筒17の一端側に圧縮
    空気の入口18aと出口18bを有する盲フランジ18
    を、他端側には固定環16により固定された支持フラン
    ジ15を夫々水密に取り付け、上記支持フランジ15の
    一端側に遊星歯車減速装置8を介してエアーモータ1を
    取り付けると共に、上記支持フランジ15より他端側に
    延びる筒状部15a内に間隔を隔てた2個の軸受16
    a、16bに支承されかつ他端側にスクリュー9を取り
    付けた推進軸10を設け、この推進軸10の一端側を上
    記遊星歯車減速装置8の出力軸13と着脱自在で相対回
    転不能かつ一体回転可能に係合させ、推進軸10と支持
    フランジ筒状部15aの他端部間にはシールパッキン2
    7を介在させ、エアーモータ1の排気口7をエアーモー
    タ収納筒17の内壁面17aに向い開放し、上記出口1
    8bの下流側に逆止弁20を配置したことを特徴とする
    空圧式水中推進装置。
  2. 【請求項2】 圧縮空気の入口18a又は入口18aに
    至る配管25上に潤滑油供給口26を設け、圧縮空気の
    出口18bの上流側のエアーモータ収納筒17の内部に
    フィルター23を設けた請求項1に記載の空圧式水中推
    進装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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