JPH0627417Y2 - インクジェットプリンタの偏向幅検出機構 - Google Patents

インクジェットプリンタの偏向幅検出機構

Info

Publication number
JPH0627417Y2
JPH0627417Y2 JP1985046135U JP4613585U JPH0627417Y2 JP H0627417 Y2 JPH0627417 Y2 JP H0627417Y2 JP 1985046135 U JP1985046135 U JP 1985046135U JP 4613585 U JP4613585 U JP 4613585U JP H0627417 Y2 JPH0627417 Y2 JP H0627417Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
electrode
detection
deflection width
ink particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985046135U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61162442U (ja
Inventor
昭 安武
春雄 白幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP1985046135U priority Critical patent/JPH0627417Y2/ja
Publication of JPS61162442U publication Critical patent/JPS61162442U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0627417Y2 publication Critical patent/JPH0627417Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ノズルから噴出されたインク粒子を偏向し、
記録画面上に飛着させるようにしたインクジェットプリ
ンタにおいて、インク粒子の偏向幅を検出する偏向幅検
出機構の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
本願出願人は、すでに加圧振動形等のインクジェットプ
リンタにおける偏向幅検出機構を特開昭61−2131
67号公報(特願昭60−55427号)「インクジェ
ットプリンタ」として出願している。これは第3図に示
す如き構成を有するもので、偏向されたインク粒子が通
過する最大および最小偏向位置p1.p2に、その通過位置
をそれぞれ2つの電極により挟むように、3つの検出電
極(ワイヤ電極)61〜63を配置するとともに、インク粒
子の通過によりそれぞれの電極61〜63に誘導される電流
の差を検出し、その出力の大きさによってインク粒子の
偏向量(通過位置)を知るようにしたものである。
図において、1は加圧されたインクが供給されインクを
粒子化して噴出するノズル、2はインクの粒子化のため
にノズル1に振動を与える超音波振動子、3はノズル1
から噴出されたインク粒子を帯電させる帯電電極、4は
インク粒子の帯電量に応じてインク粒子を偏向する偏向
電極、5は荷電電極3に荷電信号を印加する荷電電極駆
動回路、61〜63は検出電極、71〜73は各検出電極61〜63
に流れる誘導電流を電圧信号に変換する電流電圧変換回
路、8は検出電極61〜63に誘導される電流の差を検出す
る検出回路である。検出電極61〜63はそれぞれ所望の偏
向幅と等しい間隔で、しかも、最適の偏向位置p1,p2が
各検出電極61〜63の中間に来るように配置されている。
このように構成されたインクジェットプリンタは加圧振
動形と呼ばれるもので、ノズル1を高速で振動させるこ
とにより、このノズル1から連続的に噴出されるインク
を粒子化することができ、インク粒子はその帯電量に応
じて任意の角度に偏向されて、検出電極61〜63の間を通
過する。したがって、検出電極61〜63にはインク粒子の
通過位置に応じた大きさの電流が誘導され、この電流の
差が検出回路8によって検出される。例えば、インク粒
子が検出電極61〜63との中間を通過した場合には、各検
出電極61,62に誘導される電流の大きさが等しくなり、
検出回路8より得られる2つの電流の差は零または最小
となる。
このように、インク粒子の通過位置に応じて各誘導電流
の大きさが変化するので、検出回路8により検出電極61
〜63に誘導される電流の差を監視し、これが最小となる
ポイントを見つけることにより、インク粒子が検出電極
61と62の中間または62と63の中間を通過したことを検出
して、所望の偏向幅を得るための最適の荷電電圧値を知
ることができる。
このような偏向幅検出機構は、インク粒子の偏向幅を図
外の記録紙から外れた位置で検出するために、既に知ら
れているようにノズル1等を搭載したキャリッジの走査
範囲の一端(ホームポジション)に配置されて用いられ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような偏向幅検出機構においては、
インク粒子の偏向量を検出する際に、インク粒子が検出
電極に衝突することがあり、衝突したインク粒子がイン
ク玉として検出電極に付着して、見かけ上の電極間距離
を変化させてしまい、検出誤差の原因となってしまうこ
とがある。
本考案は、上記のような従来装置の欠点をなくし、イン
ク粒子が検出電極に付着することがなく、インク粒子の
偏向幅を精度良く、しかも安定に検出することのできる
インクジェットプリンタの偏向幅検出機構を簡単な構成
により実現することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のインクジェットプリンタの偏向幅検出機構は、
偏向されたインク粒子の通過位置を挟むように少なくと
も3本のワイヤよりなる検出電極を配置するとともにイ
ンク粒子の通過によりそれぞれの電極に誘導される電流
の差を検出してその通過位置を知るようにしたインクジ
ェットプリンタの偏向幅検出機構において、前記検出電
極の後に一定の空間を隔てその大きさが前記検出電極を
構成するワイヤのうちの両端のワイヤで形成される面積
より大きく前記各ワイヤに付着するインク粒子を吸収す
る網状のインク吸収板を配置するようにしたものであ
る。
〔作用〕
このように、検出電極の後ろに網状のインク吸収板を配
置すると、検出電極に衝突しようとするインク粒子、ま
たは検出電極に衝突したインク粒子を、毛細管現象によ
りインク吸収板側に吸収することができ、インク粒子が
検出電極側に付着するのを防止することができる。
〔実施例〕
第1図は本考案のインクジェットプリンタの偏向幅検出
機構の一実施例を示す構成図である。図において、前記
第3図と同様のものは、同一符号を付して示す。9は検
出電極61〜63の後に空間を隔てて配置された網状のイン
ク吸収板である。ここで、検出電極61〜63とインク吸収
板9との間隔dは、例えば、0.1〜0.3mm程度に選ばれて
いる。インク吸収板9の大きさは、図に示すように3本
の検出電極61〜63の内,両端の電極61と63とで形成され
る面積より大きくいものとなっている。
このように検出電極61〜63の後に一定の空間を隔て、か
つ両端の電極61と63とで形成される面積より大きいイン
ク吸収板9を配置すると、第2図(a)〜(c)に示す
如く、検出電極61〜63に衝突し、インク玉となったイン
ク粒子は、インク吸収板9と接触し、インク吸収板9の
毛細管現象によりインク吸収板9側に吸収される。
したがって、検出電極61〜63側にインク粒子が付着して
残ることがなくなり、検出電極61〜63によりインク粒子
の検出を精度良く行うことができる。
なお、上記の説明においては、3つの検出電極61〜63
よりインク粒子の最大および最小偏向位置を検出する場
合を例示したが、使用する検出電極の数は3本に限られ
るものではなく、これに応じてインク吸収板9の幅およ
び数も適宜選択されるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のインクジェットプリンタ
の偏向幅検出機構では、偏向されたインク粒子が通過す
る偏向位置に、その通過位置を挟むように検出電極(ワ
イヤ電極)を配置すると共に、インク粒子の通過により
それぞれの電極に誘導される電流の差を検出し、その出
力の大きさによってインク粒子の偏向量(通過位置)を
知るようにした偏向幅検出機構において、インク粒子の
通過位置を検出する検出電極の後ろに、網状のインク吸
収板を配置するようにしているので、検出電極に衝突又
は衝突しようとするインク粒子をインク吸収板の毛細管
現象により吸収することができ、インク粒子が検出電極
に付着することがなく、インク粒子の偏向幅を精度良
く、しかも安定に検出することのできるインクジェット
プリンタの偏向幅検出機構を簡単な構成により実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインクジェットプリンタの偏向幅検出
機構の要部の一実施例を示す構成図、第2図はその動作
を説明するための図、第3図はインクジェットプリンタ
の偏向幅検出機構の一例を示す構成図である。 1……ノズル、2……超音波振動子、3……荷電電極、
4……偏向電極、5……荷電電極駆動回路、61〜63……
検出電極、71〜73……電流電圧変換回路、8……検出回
路、9……インク吸収板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−75868(JP,A) 特開 昭58−8662(JP,A) 特開 昭56−101873(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏向されたインク粒子の通過位置を挟むよ
    うに少なくとも3本のワイヤよりなる検出電極を配置す
    るとともにインク粒子の通過によりそれぞれの電極に誘
    導される電流の差を検出してその通過位置を知るように
    したインクジェットプリンタの偏向幅検出機構におい
    て、前記検出電極の後に一定の空間を隔てその大きさが
    前記検出電極を構成するワイヤのうちの両端のワイヤで
    形成される面積より大きく前記各ワイヤに付着するイン
    ク粒子を吸収する網状のインク吸収板を配置してなるイ
    ンクジェットプリンタの偏向幅検出機構。
JP1985046135U 1985-03-29 1985-03-29 インクジェットプリンタの偏向幅検出機構 Expired - Lifetime JPH0627417Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046135U JPH0627417Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 インクジェットプリンタの偏向幅検出機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985046135U JPH0627417Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 インクジェットプリンタの偏向幅検出機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162442U JPS61162442U (ja) 1986-10-08
JPH0627417Y2 true JPH0627417Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=30560253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985046135U Expired - Lifetime JPH0627417Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29 インクジェットプリンタの偏向幅検出機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627417Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4665524B2 (ja) * 2004-02-19 2011-04-06 セイコーエプソン株式会社 液体吐出検査装置、液体吐出検査方法、液体吐出装置、インクジェットプリンタ、プログラム、および液体吐出システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5775868A (en) * 1980-10-31 1982-05-12 Ricoh Co Ltd Detecting method for deflecting position of charged ink particle
JPS588662A (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 Ricoh Co Ltd 偏向制御インクジエツト記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61162442U (ja) 1986-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4323905A (en) Ink droplet sensing means
CA1085483A (en) Impact position transducer for ink jet
US4489335A (en) Ink jet printing apparatus
JPH0343988B2 (ja)
JPS6330870B2 (ja)
US4180225A (en) Ink jet recording apparatus
JPH0117865B2 (ja)
JPH0627417Y2 (ja) インクジェットプリンタの偏向幅検出機構
JPS6280053A (ja) マルチノズルインクジエツト記録装置
JPS62111757A (ja) インクミスト画像記録装置
US4288796A (en) Phase detection in an ink jet system printer of the charge amplitude controlling type
US4365255A (en) Ink jet printer
JP4631164B2 (ja) インクジェット記録装置とその制御方法
JPH0424229B2 (ja)
JPS5842032B2 (ja) インクジエツト装置
US4290073A (en) Ink-jet recording apparatus
JPS588662A (ja) 偏向制御インクジエツト記録装置
JPH0248955A (ja) インクジェット記録装置
US4135196A (en) Grooved charging electrode in an ink jet system printer
JP2727571B2 (ja) インキジェットプリンタ
JPS61213167A (ja) インクジエツトプリンタ
JPS59162062A (ja) インクジエツト記録方法
JPS5923557B2 (ja) インクジェット印写装置における偏向電極
JPS585274A (ja) 偏向制御インクジエツト記録装置
JPS6179671A (ja) 荷電量制御型マルチノズルインクジエツト記録装置における荷電位相制御方法