JPH06274079A - クリーニングブレード - Google Patents

クリーニングブレード

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JPH06274079A
JPH06274079A JP6057093A JP6057093A JPH06274079A JP H06274079 A JPH06274079 A JP H06274079A JP 6057093 A JP6057093 A JP 6057093A JP 6057093 A JP6057093 A JP 6057093A JP H06274079 A JPH06274079 A JP H06274079A
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JP
Japan
Prior art keywords
cleaning blade
modulus
low
temp
young
Prior art date
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Pending
Application number
JP6057093A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Nagatsuka
栄一 永塚
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6057093A priority Critical patent/JPH06274079A/ja
Publication of JPH06274079A publication Critical patent/JPH06274079A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】低温・低湿環境下においてクリーニングブレー
ドのライフ延長・信頼性の向上を図ることである。 【構成】クリーニングブレードの tanδピーク温度を低
温域に移動させ、使用条件に基づき高反発弾性・低ヤン
グ率にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機・同プ
リンター等静電転写プロセスを利用する画像形成装置の
クリーニングブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】転写プロセスにおける無端走行する像担
持体表面のトナー像を転写材に転写し、この時転写に寄
与しない残留トナーを清掃する工程をくりかえす画像形
成装置において、残留トナーを除去する手段として従来
よりゴム質弾性材をクリーニングブレードとして用いて
いる。このクリーニングブレードは、簡単な構成であっ
て、トナー除去機能にすぐれているので、広く実用化さ
れている。
【0003】この種のクリーニング素材は主原料として
熱硬化性ポリウレタンエラストマーを使用することか
ら、従来より tanδピーク温度は0°〜−5℃前後の素
材質で出来上った反発弾性率30〜45%、ヤング率6
0〜70kg/cm2 のクリーニングブレードを使いこなす
技術に終始していた。この為、低温・低湿下での摩耗が
大きく、欠落分子が集合する欠けとして表われていた。
従って、クリーニングブレードをすり抜け、感材上の残
留トナーが増加して次の用紙へ転写する画質不良を生み
出していた。
【0004】特に、セレンドラム感材等において感材表
層に製造・輸送・使用等による突起・凹凸部が形成され
た場合には、ブレード先端の感材との摺擦綾線上に大き
な連続する欠落の発生する現象が多く現われた。特に、
カラー等の小粒径トナーにおいては、画質不良は早期に
顕著に表われた。また、従来、感材への押当て力につい
ては、理論値によらず製造者の管理上都合の良い反発弾
性率が使用されており、感材に摺擦するクリーニングブ
レードの表層固有振動音及び感材との共振による鳴き・
現象・異音トラブルが原因不明のまま多発していた。
【0005】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、素材製作時にク
リーニングブレード素材に対して使用上要求される反発
弾性率・ヤング率・DBC(示差走差熱量計)法による
ガラス転移点等の物性値である管理特性項目・特性値を
明らかにし、この各項目・特性値により低温・低湿環境
下でのクリーニングブレードのライフ延長・信頼性の向
上を図ることである。
【0006】また、本発明の第2の目的は、感材上の突
起物に対しても摺擦するクリーニングブレードの綾線上
の欠落を最少限にとどめることである。さらに、本発明
の第3の目的は、クリーニングブレードに発生する鳴き
・異音とよばれる好ましくない現象も回避することであ
る。尚、本願発明と類似するものとして、特開平第3−
4291号公報に損失係数tanδのピーク温度を0℃以
下にするクリーニングブレードが提案されている。しか
し、単に tanδピーク温度を低温域にするのみでは他素
材特性値はバラバラとなり、実使用上硬質となりすぎ、
前述の異音・鳴きあるいは感材摩耗の加速現象が現われ
る。本願発明の目的は、使用上重要な要素となる感材へ
の摺擦押当て力をつかさどるヤング率と反発弾性率の条
件をも特定するものであり、単に低温・低湿時の耐久性
向上を提供するだけでなく、実使用可能となる耐摩耗性
向上等を提供するものである。
【0007】従って、本願発明は、前記公報と目的・構
成・効果において異なる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明のクリーニングブレードにおいて、 tanδピ
ーク温度を低温領域に移動させ、反発弾性率を高め、そ
してヤング率を低くする。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。本
発明のクリーニングブレードは、低温度・低湿度の環境
(10℃以下・30%以下)において、堆積平均粒径1
5±5μm のブラックトナー及び7μm 以下のカラート
ナーを用いた画像形成装置に適用するものである。
【0010】図1は、本発明のクリーニングブレード3
を感材1に適用して、実装テストを行なったときの様子
を示す図である。このテストは、 tanδピーク温度を低
温領域に移動させ、反発弾性率を高くし、そしてヤング
率を低く設定した条件において行うものである。具体的
には、ブレード綾線摺擦押当力(感材についての接線に
対して直角に押しつける荷重をいう)は4g/mm、感材
面接線取付角度は22°、感材−クリーニングブレード
摺擦速度は200mm/sec である。また、tanδピーク
温度は−13℃〜−15℃、高反発弾性率は57〜67
%、ヤング率は55〜59kg/cm2 である。
【0011】図4は、実装テストの結果を示す。図4示
すように、低温度・低湿度下ではクリーニング性が良好
となり、従来の通紙可能枚数である1万枚の10倍以上
の耐摩耗性が得られることを確認した(通紙可能枚数と
は、実際にコピーがとられたときに複写機内プロセスを
通過する用紙の枚数をいう)。図2は、従来のクリーニ
ングブレード5のブレード摺擦綾線(感材回転時にクリ
ーニングブレード先端部綾線が感材に接触する部分をい
う)をすり抜けてプレード背面にまい上るトナー量を示
す。
【0012】図3は、本発明によるクリーニングブレー
ド3のブレード摺擦綾線をすり抜けてプレード背面にま
い上るトナー量を示す。図3から分かるように、すり抜
けトナー量は激減し、プレード背面でまい上るトナーは
皆無となった。図5は、従来のクリーニングブレード5
が感材表層の突起物又は凹凸部を有する場合、この突起
物等に対応するクリーニングブレード摺擦綾線位置(摺
擦綾線上の長手方向をいう)に連続する大きな欠落部が
発生する様子を示すものである。
【0013】図6は、この従来例に対し、本発明による
クリーニングブレード3においては、突起物等に対応す
る部位に限られた部分的な欠落部が発生する様子を示す
ものである。従って、感材に摺擦するクリーニングブレ
ード綾線よりすり抜けるトナー量は微少であり、画質上
のクリーニング不良現象には至らず、長期間にわたり良
好な性能を示すことが理解できる。
【0014】尚、現実に量産を行い、製造した製品の母
集団から得られた値は、ゴム弾性材の損失係数 tanδピ
ーク温度が−13℃〜−16℃、反発弾性率が62±8
%、ヤング率が55kg/cm2 である。このバラツキは製
造上許容されるべきものである。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明のクリーニング
ブレードによれば、低温・低湿環境下でライフ延長・信
頼性の向上を図ることができるようになる。また、感材
上の突起物に対しても摺擦する綾線上の欠落を最少限に
とどめることができるようになる。
【0016】さらに、、鳴き・異音とよばれる好ましく
ない現象も回避することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニングブレードを使用した場合
を示す。
【図2】従来のクリーニングブレードを使用した場合、
ブレード摺擦綾線をすり抜けてプレード背面にまい上る
トナー量を示す。
【図3】本発明のクリーニングブレードを使用した場
合、ブレード摺擦綾線をすり抜けてプレード背面にまい
上るトナー量を示す。
【図4】本発明のクリーニングブレードを使用した場合
の結果を示すグラフである。
【図5】従来のクリーニングブレードの摺擦綾線位置に
発生した連続する大きな欠落部を示す。
【図6】本発明のクリーニングブレードに発生した部分
的な欠落部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つ又は複数の現像器を有し、その内少
    なくとも1つ以上が15±5μm 又は7μm 以下のトナ
    ーを有する画像形成装置における像担持体のクリーニン
    グ手段として、ゴム弾性材の損失係数 tanδピーク温度
    を−13℃〜−16℃とし、この時の反発弾性率を62
    ±8%、ヤング率を55kg/cm2 以上となるようにした
    ことを特徴とするクリーニングブレード。
JP6057093A 1993-03-19 1993-03-19 クリーニングブレード Pending JPH06274079A (ja)

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