JPH0627392A - ライトガイド - Google Patents

ライトガイド

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Publication number
JPH0627392A
JPH0627392A JP4179945A JP17994592A JPH0627392A JP H0627392 A JPH0627392 A JP H0627392A JP 4179945 A JP4179945 A JP 4179945A JP 17994592 A JP17994592 A JP 17994592A JP H0627392 A JPH0627392 A JP H0627392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
adhesive
light guide
incident end
incident
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4179945A
Other languages
English (en)
Inventor
Sohei Fukunishi
荘平 福西
Yumiko Okada
由美子 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4179945A priority Critical patent/JPH0627392A/ja
Publication of JPH0627392A publication Critical patent/JPH0627392A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】入射端での密封性を維持しつつ受光効率を向上
させることができるライトガイドを提供する。 【構成】本発明のライトガイド21は、照明光を案内す
る複数の光ファイバー11を束ねてある。光ファイバー
11は、照明光が入射される入射端22付近を接着剤2
3、24で相互に接着してあり、接着剤23は、入射端
22に近い部分に設けてあり、光ファイバー11のクラ
ッドよりも屈折率が低い光透過性接着剤で構成してあ
る。また、接着剤24は、入射端22に遠い部分に設け
てあり、耐熱性接着剤で構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡に使用するライ
トガイドに係り、特に、ライトガイドの入射端付近の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、被検者の体腔内を観察するた
めの医療装置であり、ファイバースコープ、電子内視鏡
等がある。
【0003】また、このような内視鏡には、体腔内の患
部を照明する光を案内するライトガイドを設けてある。
【0004】図3(a) は、従来のライトガイドを示した
ものである。
【0005】同図でわかるように、従来のライトガイド
2は、挿入部6の内部に沿って配置してあり、内視鏡の
本体5に配置された光源1で発生した照明光を、挿入部
6の先端7まで案内し、案内してきた光を体腔内の患部
(図示せず)に向けて照射するようになっている。
【0006】図3(b) は、ライトガイド2の入射端3付
近を詳細に示したものであり、図3(c) は、図3(b) の
C−C線に沿う横断面図を示したものである。
【0007】同図でわかるように、ライトガイド2は、
複数の光ファイバー11をパイプ12で束ねてあり、レ
ンズ4で入射端3に集束した光を光ファイバー11で案
内するようになっている。
【0008】また、光ファイバー11は、入射端3の付
近で接着剤13で相互に接着して密封構造としてあり、
ライトガイド2の先端部3も含めた挿入部6の洗浄時に
入射端3から洗浄液等が侵入するのを防止するようにな
っている。
【0009】ここで、光源1からの光入射により、接着
剤13が温度上昇を起こし、ついには熱劣化等を生じて
上述の密封構造が破壊されるおそれがある。
【0010】そのため、接着剤13として耐熱性の接着
剤を用いるのが一般的である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、光源1で発生
させた光を効率的にライトガイド2に導入するため、光
ファイバー11をできるだけ高い密度で配置して、入射
端3での受光効率が高くなるようにしてある。
【0012】しかしながら、光ファイバー11の配置本
数には構造的に自ずと限界がある。
【0013】したがって、光ファイバー11相互の隙間
に充填された耐熱性接着剤13が受光不可能な領域とな
り、入射端3での受光効率を改善できない原因となって
いた。
【0014】耐熱性接着剤の代わりにカバーガラスを用
いたものもあるが、光学的境界面が増加し、受光損失が
大きくなる。
【0015】本出願人による特願平2−159942号
明細書は、接着剤に透過性材料を使用した技術を示して
おり、その技術によれば、接着剤に入った光は、接着剤
を透過した後、光ファイバーに入るので、結果的に入射
端面での受光効率を向上させることができる。
【0016】このような透過性接着剤は、照射光が透過
して光吸収されないため、温度上昇を少なくすることが
できるという利点がある。
【0017】しかしながら、透過性接着剤自身の発熱を
完全に防止することは不可能であるとともに、例えば光
ファイバーを束ねているパイプの内面で光が吸収されて
発熱することにより、結果的に透過性接着剤が温度上昇
を引き起こすおそれもある。
【0018】透過性接着剤が温度上昇を引き起こすと透
過性接着剤に熱劣化等を生じ、ライトガイドの密封構造
を維持することが困難になる。
【0019】また、透過性接着剤の粘性が大きい場合に
はやはり密封性に問題が生じる。
【0020】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、入射端での密封性を維持しつつ受光効率を向
上させることができるライトガイドを提供することを目
的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のライトガイドは請求項1に記載したよう
に、照明光を案内する複数の光ファイバーを束ねたライ
トガイドにおいて、前記光ファイバーは、前記照明光が
入射される入射端付近を接着剤で相互に接着してあり、
前記接着剤のうち、前記入射端に近い部分を、前記光フ
ァイバーのクラッドよりも屈折率が低い光透過性接着剤
で構成し、前記入射端に遠い部分を耐熱性接着剤で構成
したものである。
【0022】
【作用】本発明のライトガイドによれば、入射端に近い
側では光透過性接着剤で光ファイバーを相互に接着した
ので、光ファイバーに直接入射された照明光のみなら
ず、光透過性接着剤から入射された照明光も、光透過性
接着剤を透過した後、間接的に光ファイバーに入る。
【0023】また、接着剤の一部を耐熱性接着剤とした
ので、照射光による温度上昇が生じても、接着剤全体と
しては密封構造が維持される。
【0024】さらに、耐熱性接着剤を入射端に遠い側に
設けたので、耐熱性接着剤に入射される照射光は従来に
比べて相当低減し、耐熱性の負担は軽減される。
【0025】
【実施例】以下、本発明のライトガイドの実施例につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0026】なお、従来技術と実質的に同一の部品につ
いては、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】図1(a) は、本実施例のライトガイド21
の入射端22付近を詳細に示したものである。
【0028】また、図1(b) 、(c) は、各々図1(a) の
A−A,B−B線に沿う横断面図を示したものである。
【0029】同図でわかるように、本実施例のライトガ
イド21は、光源1で発生させた照明光を案内する複数
の光ファイバー11をパイプ12で束ねてある。
【0030】光ファイバー11は、内視鏡の挿入部6の
内部に通してあり、光源1から案内してきた光を挿入部
6の先端7から体腔内の患部に向けて照射するようにな
っている。
【0031】これらの図でわかるように、光ファイバー
11は、入射端22付近を接着剤23、24で相互に接
着してある。
【0032】接着剤23は、入射端22に近い部分に設
けてあり、光ファイバー11のクラッドよりも屈折率が
低い光透過性接着剤、例えばLCR樹脂で構成してあ
る。
【0033】一方、接着剤24は、入射端22に遠い部
分に設けてあり、耐熱性接着剤で構成してある。
【0034】また、光ファイバー11を束ねるパイプ1
2の内面は、鏡面にしてある。
【0035】図2は、光ファイバー11の入射端22に
照射光が入射した場合の光経路を示したものである。
【0036】光ファイバー11は、同図に示すように、
屈折率の高いコア31と、コア31よりも屈折率が低く
かつコア31を取り囲むように配置されたクラッド32
とで構成され、照明光をコア31に沿って案内するよう
になっている。
【0037】光源1から出た照明用の光がレンズ4で集
束されると、集束された照明用の光は、入射端22に入
射する。
【0038】入射光のうち、光ファイバー11に直接入
射した光33は、そのまま光ファイバー11のコア31
に沿って案内される。
【0039】一方、透過性接着剤23に入射された光3
4は、透過性接着剤23を透過した後、間接的に光ファ
イバー11に入る。
【0040】ここで、光透過性接着剤の屈折率は、クラ
ッド32の屈折率よりも低くしてあるため、透過性接着
剤23を透過する光34は、容易に光ファイバー11に
入ることができる。
【0041】また、透過性接着剤23に入射しさらにパ
イプ12の内面35に向かった光36は、内面35を鏡
面状態にしてあるため、内面35で温度上昇を引き起こ
すことなく反射し、光ファイバー11に入る。
【0042】このように、光ファイバー11を入射端2
2付近で光透過性接着剤で相互に接着したため、入射端
22における受光率は100%、すなわち入射端22の
いずれの領域でも受光することができる。
【0043】さらに、パイプ12の内面35を鏡面とし
たため、入射端における受光可能な光方向は100%、
すなわち、いずれの方向から入射してきても受光するこ
とができる。
【0044】したがって、入射端22での全体的な受光
効率は、特願平号に記載したものよりも向上し、耐熱性
接着剤だけを用いた従来のものよりも格段に向上する。
【0045】また、パイプ12の内面35を鏡面とした
ため、パイプ内面での熱発生を抑制することが可能とな
り、光透過性接着剤23が温度上昇して熱劣化等を起こ
すおそれは、特願平2−159942号明細書に記載し
たものよりも少なくなる。
【0046】また、入射端22に遠い側を耐熱性接着剤
24で接着したので、照射光による温度上昇が生じて光
透過性接着剤23が密封機能を低下させたとしても、耐
熱性接着剤24は依然として密封機能を維持するので、
接着剤全体としては密封構造を維持することができる。
【0047】また、入射端22で入射した光のほとんど
は速やかに光ファイバー11に導かれて、耐熱性接着剤
24に到達する光はわずかであるため、耐熱性接着剤2
4で発生する熱は非常に少なくなる。
【0048】そのため、耐熱性接着剤24に必要な耐熱
性を軽減することができる。
【0049】したがって、本実施例で用いた”耐熱性”
の用語の解釈は、透過性接着剤23の性能、内面35の
鏡面状態等を考慮してなされるべきであり、例えば摂氏
数十度の温度に耐えて密封機能を維持可能であればよい
場合も考えられる。
【0050】このように、ライトガイドの光伝送効率が
向上するので、ライトガイドを細くすることができる。
【0051】本実施例では、光透過性接着剤および耐熱
性接着剤を互いに接触させて設けたが、このような配置
に限定されるものではなく、所定の間隔をもって配置し
てもよい。
【0052】また、本実施例では、光透過性接着剤およ
び耐熱性接着剤の境界を明瞭にしたが、入射端の近い部
分から遠い部分まで、接着剤の性質が光透過性から耐熱
性にだんだんと変化するような構成としてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のライトガイ
ドは、照明光を案内する複数の光ファイバーを束ねたラ
イトガイドにおいて、前記光ファイバーは、前記照明光
が入射される入射端付近を接着剤で相互に接着してあ
り、前記接着剤のうち、前記入射端に近い部分を、前記
光ファイバーのクラッドよりも屈折率が低い光透過性接
着剤で構成し、前記入射端に遠い部分を耐熱性接着剤で
構成したので、入射端での密封性を維持しつつ受光効率
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本実施例のライトガイドの入射端を詳細
に示した断面図、(b) は(a) のA−A線に沿う断面図、
(c) は(a) のB−B線に沿う断面図。
【図2】本実施例のライトガイドの作用を説明する図。
【図3】(a) は従来のライトガイドを示した略図、(b)
はライトガイドの入射端を詳細に示した断面図、(c) は
(b) のC−C線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 光源 4 レンズ 11 光ファイバー 12 パイプ(束ね材) 21 ライトガイド 22 入射端 23 光透過性接着剤 24 耐熱性接着剤 35 パイプ内面 31 コア 32 クラッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光を案内する複数の光ファイバーを
    束ねたライトガイドにおいて、前記光ファイバーは、前
    記照明光が入射される入射端付近を接着剤で相互に接着
    してあり、前記接着剤のうち、前記入射端に近い部分
    を、前記光ファイバーのクラッドよりも屈折率が低い光
    透過性接着剤で構成し、前記入射端に遠い部分を耐熱性
    接着剤で構成したことを特徴とするライトガイド。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバーは、内面を鏡面仕上げ
    した束ね材で束ねられた請求項1記載のライトガイド。
JP4179945A 1992-07-07 1992-07-07 ライトガイド Pending JPH0627392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179945A JPH0627392A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 ライトガイド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4179945A JPH0627392A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 ライトガイド

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Publication Number Publication Date
JPH0627392A true JPH0627392A (ja) 1994-02-04

Family

ID=16074696

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JP4179945A Pending JPH0627392A (ja) 1992-07-07 1992-07-07 ライトガイド

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JP (1) JPH0627392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286652A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバアレイ部品及び光部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010286652A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 光ファイバアレイ部品及び光部品

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