JPH0627389A - 観察光学装置 - Google Patents

観察光学装置

Info

Publication number
JPH0627389A
JPH0627389A JP4182415A JP18241592A JPH0627389A JP H0627389 A JPH0627389 A JP H0627389A JP 4182415 A JP4182415 A JP 4182415A JP 18241592 A JP18241592 A JP 18241592A JP H0627389 A JPH0627389 A JP H0627389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
observation
optical system
control means
main body
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4182415A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunobu Ueda
勝宣 上田
Harumi Watanabe
晴美 渡邉
Ryoichi Suzuki
亮一 鈴木
Noboru Takasu
登 高須
Hisataka Komatsu
久高 小松
Seiichiro Murai
誠一郎 村井
Yuzuru Takashima
譲 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4182415A priority Critical patent/JPH0627389A/ja
Publication of JPH0627389A publication Critical patent/JPH0627389A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は撮像方向を容易に切り換えることが
できるようにした観察光学装置を提供することにある。 【構成】装置本体5と、この本体内に設けられた反射ミ
ラ−6と、この反射ミラ−の撮像方向を切換え制御する
モ−タ8と、このモ−タ8によって切換えられた上記反
射ミラ−6のそれぞれの撮像方向の観察像を受光する固
体撮像素子10とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はたとえば人体の血管や
原子力発電装置の冷却細管の内部を観察するためなどの
観察光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体の血管や原子力発電装置の冷却細管
などの細管内を観察する場合、自走式のロボットが用い
られる。上記ロボットは撮像光学系およびこの撮像光学
系による観察像を受光する受光部などからなる観察光学
装置を有し、上記受光部からの受光信号を発信部から発
信させ、上記細管の外部に設置された受信部で受信して
上記細管の内部の観察像を得るようになっている。
【0003】従来、このようなロボットに設けられる上
記観察光学装置は、その視野方向が一方向となってい
た。そのため、視野方向を変換したい場合には、上記ロ
ボットの向きを変えなければならないから、細管内では
容易なことでなく、しかもその作業に多大な手間や時間
が掛かるなどのことがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の観
察装置はその視野方向が一方向であるため、視野方向の
変換を容易に行えないということがあった。
【0005】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、撮像光学系による撮像方
向を容易かつ確実に変換することができるようにした観
察光学装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明は、装置本体と、この本体内に設けられた撮
像光学系と、この撮像光学系の撮像方向を切換え制御す
る制御手段と、この制御手段によって切換えられた上記
撮像光学系のそれぞれの撮像方向の観察像を受光する受
光部とを具備したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、撮像光学系の撮像方向を制
御手段によって切換え制御することで、本体の向きを変
えずに撮像方向を変えることができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0009】図1と図2はこの発明の第1の実施例で、
図2は細管Pの内部を走行する自走式のロボット1を示
す。このロボット1は駆動部2と、この駆動部2の一端
側に設けられた観察光学装置3とから構成されている。
上記駆動部2の外面には圧電素子によって形成された多
数の脚4が設けられている。この脚4は細管Pの外部か
らの駆動信号によって蠕動運動し、それによって上記ロ
ボット1は上記細管P内を矢印Xで示す前進方向あるい
は逆の後退方向に走行できるようになっている。
【0010】上記観察光学装置3は図2に示すように透
光性の材料によって作られた筒状の装置本体5を備えて
いる。この本体5の先端部内には反射ミラ−6が上記本
体5の軸線に対して45度の角度で傾斜して配設されて
いる。この反射ミラ−6の裏面側には駆動軸7の一端が
連結されている。この駆動軸7は上記本体5の先端部内
に設けられたモ−タ8によって回転駆動されるようにな
っている。それによって、上記反射ミラ−6はその反射
面5aが上記本体5の内周面に対して45度の角度で傾
斜して回転するようになっている。
【0011】上記反射ミラ−6が回転することで、上記
本体5の周方向に沿う像、つまり細管Pの内周面の像が
観察像としてその反射面6aに入射する。この反射面6
aの反射方向である本体5の軸方向には集光レンズ7が
配設されている。この集光レンズ7で収束された上記観
察像は受光部である固体撮像素子10に入射し、電気信
号に変換される。この固体撮像素子10からの電気信号
は第1の送受信部9に送られる。この第1の送受信部9
では、エンコ−ダ11によって上記モ−タ8の回転と同
期させて固体撮像素子10からの電気信号を画像信号に
変換し、細管Pの外部へ発信出力する。
【0012】細管Pの外部には第2の送受信部12が設
けられている。この第2の送受信部12は上記第1の送
受信部9からの発信信号を受信し、その信号にもとずく
画像をモニタ13に写し出すようになっている。
【0013】上記第2の送受信部12には操作部14が
接続されている。それによって、上記第2の送受信部1
2は第1の送受信部9からの発信信号を受信するだけで
なく、上記操作部13によって上記駆動部2の脚4を蠕
動運動させてこの駆動部2を細管P内で前進あるいは後
退させたり、上記モ−タ8を作動させて反射ミラ−6を
回転駆動するなどの信号を上記第1の送受信部9に向け
て発信出力できるようになっている。
【0014】上記構成のロボット1によって細管P内を
観察する場合には、操作部14を操作して第2の送受信
部12からモ−タ8と脚4とに駆動信号を出力する。そ
れによって、反射ミラ−6が回転駆動されて細管Pの内
周面の観察像が固体撮像素子10に入射し、電気信号に
変換される。固体撮像素子10からの電気信号は、エン
コ−ダ11により上記モ−タ8の回転と同期して第1の
送受信部9から画像信号として発信出力される。また、
反射ミラ−6が回転させられると同時に、脚4が駆動さ
れて蠕動運動する。それによって、駆動部2は細管P内
をX方向に沿って移動する。
【0015】上記第1の送受信部9から発信出力された
画像信号は第2の送受信部12で受信され、モニタ13
に写し出される。モニタ13には、上記反射ミラ−6が
回転し、上記ロボット1が細管P内を前進方向に走行す
ることで、上記細管Pの内周面を螺旋状に走査した展開
画像が写し出される。したがって、細管Pの内周面全体
を観察することができる。すなわち、反射ミラ−6が回
転駆動されることで、観察方向に制限を受けることがな
いばかりか、細管Pの内周面を展開像として観察するこ
とができる。
【0016】上記反射ミラ−6を所定の回転角度で停止
させれば、その部位だけの観察を行うことができる。し
たがって、上記反射ミラ−6を所定角度回転させるごと
に停止すれば、その位置における観察を順次間欠的に行
うこともできる。
【0017】図3はこの発明の第3の実施例を示す。こ
の第3の実施例は上記第1の実施例とほぼ同様の構成で
あるが、細管Pの内周面を撮像する手段として反射ミラ
−6に代わり光ファアイバ15を用いるようにしてい
る。すなわち、上記光ファイバ15はほぼL字状に折曲
されていて、その一端は軸受部16に回転自在に支持さ
れ、他端は本体5の内周面に対向している。この光ファ
イバ15は上記軸受部16に支持された一端部を支点と
してモ−タ8により回転駆動されるようになっている。
また、光ファイバ15の一端部にはフォトトランジスタ
によって構成された光電変換部17が対向して配置され
ている。それによって、上記光ファイバ15からの光信
号が上記光電変換部17で電気信号に変換されて第1の
送受信部9から外部へ発信出力されるようになってい
る。
【0018】上記構成によれば、光ファイバ15をその
一端部を支点として回転駆動し、他端面を細管Pの内周
面に沿って走査させるとともに、本体2を矢印A方向に
沿って蠕動運動させれば、上記第1の実施例と同様、モ
ニタ13に上記細管Pの内周面を展開像として写し出し
て観察することができる。
【0019】なお、上記第1の実施例の反射ミラ−ある
いは第2の実施例の光ファイバに代わり自光式の光ピッ
クアップを用いるようにしてもよい。また、第1の実施
例における固体撮像素子10はエリアセンサあるいはラ
インセンサのいずれであってもよい。
【0020】図4はこの発明の第3の実施例を示す。こ
の実施例は上記第1、第2の実施例のようにモ−タを用
いることなく、光学的に視野方向を変換できるようにし
たものである。すなわち、観察光学装置3の本体5内に
は照明光としてのレ−ザ光Lを出射する光源としてのレ
−ザ発振器21が配設されている。このレ−ザ発振器2
1から出力されたレ−ザ光Lは偏光板22で所定の偏光
成分に偏光されてファラデ素子からなる偏光子23に入
射する。この偏光子23にはコイル24が巻回され、こ
のコイル24に印加する電圧によりレ−ザ光Lの偏光面
を制御できるようになっている。
【0021】上記偏光子23で所定の偏光面に偏光され
たレ−ザ光Lは、ビ−ムスプリッタ25に入射する。こ
のビ−ムスプリッタ25はレ−ザ光Lの偏光面(波面)
が90度の時に透過し、0度の時に反射するようになっ
ている。レ−ザ光Lの透過方向(細管Pの前方)には第
1の1/4波長板26と第1の対物レンズ27とが順次
配置され、反射方向(細管Pの側方)には第2の1/4
波長板28と第2の対物レンズ29とが順次配置されて
いる。
【0022】上記レ−ザ光Lの偏光面がビ−ムスプリッ
タ25を透過する状態に制御されている場合、第1の1
/4波長板26と第1の対物レンズ27とを透過して前
方の被写体Xを照射するレ−ザ光Lは上記第1の1/4
波長板26によって波面が45度回転させられる。上記
被写体Xで反射して再度、1/4波長板26を透過して
ビ−ムスプリッタ25に戻るレ−ザ光Lはさらに偏光面
が45度回転させられる。したがったて、ビ−ムスプリ
ッタ25を透過し、被写体Xで反射して戻るレ−ザ光L
1 は偏光面が最初の状態から90度回転するため、上記
ビ−ムスプリッタ25を透過せずに反射する。
【0023】上記ビ−ムスプリッタ25で反射したレ−
ザ光L1 は上記第1、第2の実施例と同様、固体撮像素
子10に入射し、電気信号に変換されて第1の送受信部
9から発振出力される。
【0024】上記偏光子23に印加する電圧を変え、レ
−ザ光Lの偏光面を上記ビ−ムスプリッタ25で反射す
る状態に制御すると、ビ−ムスプリッタ25で反射した
レ−ザ光Lは第2の1/4波長板28と第2の対物レン
ズ29とを透過して側方の被写体Yを照射する。上記被
写体Yで反射して再度、第2の1/4波長板28を透過
したレ−ザ光L2 は最初の状態から偏光面が90度回転
させられることになるから、上記ビ−ムスプリッタ25
を透過して上記固体撮像素子10に入射する。
【0025】このような構成の観察光学装置3によれ
ば、偏光子23に設けられたコイル24に印加する電圧
を制御し、レ−ザ発振器21から出力されてビ−ムスプ
リッタ25に入射するレ−ザ光Lの偏光面を変換すれ
ば、レ−ザ光Lを細管Pの前方あるいは側方のいずれか
一方の被写体XあるいはYへ選択的に導き、その被写体
で反射するレ−ザ光L1 あるいはL2 を固体撮像素子1
0で受光することができる。すなわち、上記構成によれ
ば、偏光子24に印加する電圧を制御することで、観察
方向を細管Pの前方あるいは側方のいずれかに切換える
ことができる。
【0026】図5はこの発明の第4の実施例を示し、上
記第3の実施例と同様、視野方向を光学的に変換するよ
うにしたもので、上記第3の実施例と同一部分には同一
記号を付して説明を省略する。すなわち、レ−ザ発振器
21から出力されたレ−ザ光Lはコリメ−タレンズ31
を介して偏光板22に入射し、その偏光面がビ−ムスプ
リッタ25を透過する、90度に偏光させられる。
【0027】上記ビ−ムスプリッタ25を透過したレ−
ザ光Lは1/4波長板32を通過してハ−フミラ−33
に入射し、このハ−フミラ−33を透過する第1のレ−
ザ光L1 と、反射する第2のレ−ザ光L2 とに分光され
る。ハ−フミラ−33を透過した第1のレ−ザ光L1
進行方向には第1の液晶シャッタ34と第1の対物レン
ズ35とが配置され、ハ−フミラ−33で反射する第2
のレ−ザ光L2 の進行方向には第2の液晶シャッタ36
と第2の対物レンズ37とが配置されている。
【0028】上記第1、第2の液晶シャッタ34、36
は第1の送受信部9からの駆動信号によって開閉制御さ
れるようになっている。第1の液晶シャッタ34が開い
ていると、第1のレ−ザ光L1 は第1の対物レンズ35
を透過して本体5の前方の被写体Xを照射して反射し、
ハ−フミラ−33および1/4波長板32を透過してビ
−ムスプリッタ25に戻る。ビ−ムスプリッタ25に戻
った第1のレ−ザ光L1 は偏光面が90度回転させられ
ているから、上記ビ−ムスプリッタを透過せずに反射
し、その反射方向に配置された反射ミラ−38で反射し
て集光レンズ部39で集光されて固体撮像素子10に入
射する。この固体撮像素子10で電気信号に変換された
被写体Xの画像信号は第1の送受信部9から発振出力さ
れる。
【0029】上記第1の液晶シャッタ34を閉じ、第2
の液晶シャッタ36を開いた状態でレ−ザ光Lを出力す
ると、上記ハ−フミラ−33で反射した第2のレ−ザ光
2が第2の液晶シャッタ36および第2の対物レンズ
37を透過して本体5の側方の被写体Yを照射して反射
する。この被写体Yで反射した第2のレ−ザ光L2 は、
ハ−フミラ−33および1/4波長板32を介してビ−
ムスプリッタ25に入射する。ビ−ムスプリッタ25に
入射した第2のレ−ザ光L2 は出射時に比べて偏光面が
90度回転させられているから、このビ−ムスプリッタ
25および反射ミラ−38で反射し、集光レンズ部39
で収束されて固体撮像素子10に入射する。この固体撮
像素子10で電気信号に変換された被写体Yの画像信号
は第1の送受信部9から発信出力される。
【0030】このような構成によれば、第1の液晶シャ
ッタ34あるいは第2の液晶シャッタ36のいずれか一
方を開いて他方を閉じれば、開いた方向の被写体Xまた
はYのいずれかを選択的に観察することができる。すな
わち、細管Pの観察を前方あるいは側方に切り換えるこ
とができる。なお、上記第3、第4の実施例において、
シャッタは液晶式に代わり機械式のものであってもよ
い。
【0031】図6はこの発明の第5の実施例を示す。こ
の実施例は観察光学装置3の本体5の前端開口に反射ミ
ラ−41の一端部が支軸42によって回転自在に支持さ
れている。この反射ミラ−41の反射面に対向する上記
本体5の内部には観察光学系43と固体撮像素子10と
が順次配設されている。
【0032】さらに、上記本体5内にはモ−タ44が配
設され、このモ−タ44の回転軸と支軸42とにはタイ
ミングベルト45が張設されている。上記モ−タ44が
作動すれば、上記反射ミラ−41は図に実線で示す本体
5の軸線に対して45度の角度をなした状態から破線で
示す軸線とほぼ平行な状態へ回動させることができるよ
うになっている。
【0033】上記反射ミラ−41が45度の状態におい
ては、本体5の側方の被写体Yを上記反射ミラ−41で
反射させて固体撮像素子10に入射させることができ、
破線で示す状態に回動させて、本体5の前端面を開放す
れば、前方の被写体Xを固体撮像素子10に入射させて
観察することができる。
【0034】図7はこの発明の第6の実施例を示す。こ
の実施例は上記第5の実施例とほぼ同じであるが、本体
5の先端面から一対の支持片40(一方のみ図示)を突
出し、この支持片40に支軸42を回転自在に設ける。
この支軸42には、反射ミラ−41の幅方向中途部が上
記支軸42に取付けられている。
【0035】このように、上記反射ミラ−41の中途部
を支軸42によって支持するようにすれば、この反射ミ
ラ−41の慣性質量が減るから、その切換え制御を迅速
に行うことができるばかりか、モ−タ44の出力を小さ
くすることができる。
【0036】図8はこの発明の第7の実施例を示す。こ
の実施例は図6に示す第5の実施例の変形例である。す
なわち、この実施例は観察光学系43を取付枠46に設
け、この取付枠46を本体5内の軸方向に沿ってスライ
ド自在に設ける。上記取付枠46には電磁石47にが設
けられ、この電磁石47は反射ミラ−41の内面に設け
られた磁性部48に磁気的に結合するようになってい
る。
【0037】上記反射ミラ−41を45度の角度で回動
させる場合、上記電磁石47にも通電される。それによ
って、上記観察光学系43は反射ミラ−41の回動に連
動してスライドする。したがって、前方と側方との観察
方向の違いにより、フォ−カスがずれるような場合、上
記観察光学系43を反射ミラ−41の回動に連動させる
ことで、プリフォ−カスすることができる。
【0038】図9に示す第8の実施例は、図8に示す第
7の実施例の変形例であり、この実施例は観察光学系4
3の周方向に90度間隔で4つの電磁石47を設けるよ
うにした。このような構成によれば、観察光学系43が
周方向に回転しても、4つの電磁石47のいずれかを反
射ミラ−41の磁性部47に磁気的に結合させることが
できるから、上記観察光学系43を確実にプリフォ−カ
スすることができる。
【0039】図10はこの発明の第9の実施例を示す。
この実施例は第7の実施例の変形例であり、反射ミラ−
51としてその反射面51aが三次元曲面に形成された
ものを用いるようにした。そのような反射ミラ−51を
用いれば、細管Pのように内面が曲面である被写体を観
察する場合、その被写体を歪みのない像として観察する
ことが可能となる。
【0040】図11(a)、(b)はこの発明の第10
の実施例を示す。この実施例は固体撮像素子10の入射
面側に、撮像時における本体5の姿勢を検出できる検出
器61を設けるようにしたものである。この検出器61
は、透光性の材料によって上記固体撮像素子10とほぼ
同じ大きさに形成された容器62を有する。この容器6
2の内部には同じく透光性のガスや液体などの流体63
およびこの流体63よりも比重が重く、しかも非透光性
の材料で作られた球形状の遊動体64が収容されてい
る。
【0041】このような容器62を固体撮像素子10の
入射面側に設ければ、上記遊動体64が本体5の姿勢に
係わらず、図11(b)に示すよう常に容器62の最も
下部に位置する。
【0042】したがって、非透光性の材料によって形成
された上記遊動体64は、モニタ13に黒点として写し
出されるから、上記遊動体64の位置から本体5の姿勢
に係わらず、撮像時における重力方向を確実に検知する
ことができる。
【0043】図12(a)、(b)はこの発明の第11
の実施例を示す。この実施例は上記第10の実施例とほ
ぼ同じであるが、容器62内には流体63よりも軽い気
体、流体あるいは金属などで、しかも非透光性の物質か
らなる遊動体64aが収容されている。
【0044】上記遊動体64aは本体5の姿勢に係わら
ず、容器62内の最上部に位置することになるから、上
記第10の実施例と同様、その位置から重力方向を知る
ことができる。
【0045】図13(a)〜(d)はこの発明の第12
の実施例を示す。この実施例は固体撮像素子10の入射
側に設けられる容器62aに奥行き寸法を持たせ、内部
には上記第10、第11の実施例と同様、その内部の流
体63と異なる比重で、非透光性の材料からなる遊動体
64bを収容した。この実施例においては、遊動体64
bは流体63より重い比重の物質からなるものが用いら
れている。なお、この実施例において、容器62a内に
は流体63を入れなくてもよい。
【0046】上記構成によれば、本体5が下方を向いて
いる場合には、遊動体64bは容器62aの奥行き方向
前方に位置し、固体撮像素子10結像面から遠くなるか
ら、モニタ13には図13(b)に示すように上記遊動
体64bの像64b´が実際の大きさよりも大きく写し
出される。
【0047】上記本体5が上方を向いていると、上記遊
動体64bが固体撮像素子10の結像面に近づくから、
図13(d)に示すように遊動体64bの像64b''が
実際の大きさよりも小さく写し出される。すなわち、第
12の実施例によれば、モニタ13に写し出される遊動
体64bの大きさによって本体5の撮像時における上下
方向の向きを知ることができる。
【0048】図14はこの発明の第13の実施例を示
し、この実施例は固体撮像素子10の結像面側の下部
に、透光性の材料によって細長い箱型状に形成された容
器62bを設け、この容器62b内に揺動体65を収容
した。この揺動体65は長さ方向中心部が支持部66に
よって揺動自在に支持された非透光性の材料からなるバ
−67と、このバ−67の両端に吊られた重り68とか
ら形成されている。
【0049】このような構成によれば、本体5が図14
(a)の状態から(b)に示すように左右方向に傾く
と、その傾きに係わらず、上記揺動体65は水平状態を
維持し、容器62bに対し相対的に傾く。つまり、固体
撮像素子10の撮像面に対して傾斜する。したがって、
モニタ13には上記揺動体65が傾斜して写し出される
から、それによって、上記本体5の左右方向の傾き状態
を知ることができる。
【0050】図15はこの発明の第14の実施例を示
す。この実施例はロボット1が検査する被検査体71に
形成された内部通路72が複雑な迷路である場合、上記
ロボット1の位置を知るために上記被検査体71の両側
に、電磁波や超音波あるいは音、熱、電圧などによって
上記ロボット1を外部から検知することができる複数の
検出器73が所定間隔で配置されている。
【0051】各検出器73のアドレスを予め定めてお
き、検出器73が検出するロボット1の位置と、モニタ
13に写し出されるロボット1からの画像信号による画
像とを同期させれば、被検査体71の内部通路72が複
雑であっても、モニタ13に写し出される画像がどの位
置に対応するかを知ることができる。
【0052】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明は、装置本体
に設けられた撮像光学系による撮像方向を制御手段によ
って切り換えることができるようにするとともに、上記
制御手段によって切り換えられた各撮像方向の観察像を
受光手段によって受光できるようにした。そのため、装
置本体の向きを変えることなく撮像方向を制御すること
ができるから、その切り換えを確実かつ迅速に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すロボットの概略
図。
【図2】同じく観察光学装置の構成図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図4】この発明の第3の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図5】この発明の第4の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図6】この発明の第5の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図7】この発明の第6の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図8】この発明の第7の実施例を示す観察光学装置の
構成図。
【図9】この発明の第8の実施例を示す観察光学装置の
正面図。
【図10】この発明の第9の実施例を示す観察光学装置
の構成図。
【図11】(a)はこの発明の第10の実施例を示す固
体撮像素子の側面図、(b)は同じく正面図。
【図12】(a)はこの発明の第11の実施例を示す固
体撮像素子の側面図、(b)は同じく正面図。
【図13】(a)〜(d)はこの発明の第12の実施例
を示し、(a)は固体撮像素子が下を向いた状態の平面
図、(b)は同じくそのときのモニタに写し出された画
像、(c)は固体撮像素子が上を向いた状態の平面図、
(d)は同じくそのときのモニタに写し出された画像。
【図14】(a)はこの発明の第13の実施例を示す固
体撮像素子の正面図、(b)は同じく左右方向に傾いた
状態の正面図。
【図15】この発明の第14の実施例を示す被検査体の
説明図。
【符号の説明】
5…装置本体、6…反射ミラ−(撮像光学系)、7…集
光レンズ(撮像光学系)、8…モ−タ(制御手段)、9
…第1の送受信部(制御手段)、10…固体撮像素子
(受光部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高須 登 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 小松 久高 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 村井 誠一郎 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内 (72)発明者 高島 譲 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、この本体内に設けられた撮
    像光学系と、この撮像光学系の撮像方向を切換え制御す
    る制御手段と、この制御手段によって切換えられた上記
    撮像光学系のそれぞれの撮像方向の観察像を受光する受
    光部とを具備したことを特徴とする観察光学装置。
  2. 【請求項2】 上記撮像光学系は反射ミラ−で、上記制
    御手段は上記反射ミラ−を回転駆動するモ−タであるこ
    とを特徴とする[請求項1]記載の観察光学装置。
  3. 【請求項3】 上記撮像光学系は光ファイバで、上記制
    御手段は上記光ファイバを回転駆動するモ−タであるこ
    とを特徴とする[請求項1]記載の観察光学装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段による上記撮像光学系の撮
    像方向の切換えと、上記受光部により受光された観察像
    とを、同期させて画像処理するための同期手段が設けら
    れていることを特徴とする[請求項1]記載の観察光学
    装置。
  5. 【請求項5】 上記撮像光学系は、観察部位を照明する
    照明光を出射する光源と、この照明光を上記観察部位に
    照射する複数の対物光学系とを有し、上記制御手段は、
    上記照明光の偏光面を制御する偏光制御手段と、この偏
    光制御手段によって偏光面が制御された照明光を複数の
    対物光学系の1つに導くとともにその対物光学系からの
    反射光を上記受光部に入射させる偏光光学素子とを有す
    ることを特徴とする[請求項1]記載の観察光学装置。
  6. 【請求項6】 上記撮像光学系は、観察部位を照明する
    照明光を出射する光源と、この照明光を上記観察部位に
    照射する複数の対物光学系とを有し、上記制御手段は、
    上記対物光学系に対する上記照明光の入出射を制御する
    シャッタと、上記照明光の偏光面を制御し上記対物光学
    系からの照明光を上記受光部に入射させる偏光制御手段
    とを有することを特徴とする[請求項1]記載の観察光
    学装置。
  7. 【請求項7】 上記撮像光学系は上記本体に回動自在に
    設けられたミラ−からなり、上記制御手段は上記ミラ−
    を回動駆動する駆動機構からなることを特徴とする[請
    求項1]記載の観察光学装置。
  8. 【請求項8】 上記ミラ−の反射面は三次元曲面からな
    ることを特徴とする[請求項7]記載の管内検査装置。
  9. 【請求項9】 上記受光素子の入射面側には、撮像時に
    おける上記本体の姿勢を検出する姿勢検出手段が設けら
    れていることを特徴とする[請求項1]記載の観察光学
    装置。
  10. 【請求項10】 上記姿勢検出手段は、内部に透光性の
    流体が収容された透光性の容器と、この容器内に移動自
    在に収容されているとともに上記受光素子に撮像される
    上記流体と異なる比重の遊動体とからなることを特徴と
    する[請求項9]記載の観察光学装置。
  11. 【請求項11】 上記姿勢検出手段は、透光性の容器
    と、この容器内に揺動自在に設けられ上記本体の揺動に
    連動するとともに上記受光素子に撮像される揺動体から
    なることを特徴とする[請求項9]記載の観察光学装
    置。
JP4182415A 1992-07-09 1992-07-09 観察光学装置 Pending JPH0627389A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182415A JPH0627389A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 観察光学装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182415A JPH0627389A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 観察光学装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0627389A true JPH0627389A (ja) 1994-02-04

Family

ID=16117893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4182415A Pending JPH0627389A (ja) 1992-07-09 1992-07-09 観察光学装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627389A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297414A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡
JP2009297415A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡及び画像処理プログラム
JP2009297416A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡及び画像処理プログラム
WO2011099441A1 (ja) * 2010-02-10 2011-08-18 Funada Masaki 内視鏡および内視鏡装置
WO2016194612A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 撮像ユニット

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297414A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡
JP2009297415A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡及び画像処理プログラム
JP2009297416A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Fujinon Corp 電子内視鏡及び画像処理プログラム
WO2011099441A1 (ja) * 2010-02-10 2011-08-18 Funada Masaki 内視鏡および内視鏡装置
WO2016194612A1 (ja) * 2015-06-01 2016-12-08 オリンパス株式会社 撮像ユニット
JPWO2016194612A1 (ja) * 2015-06-01 2017-06-22 オリンパス株式会社 撮像ユニット
CN107209438A (zh) * 2015-06-01 2017-09-26 奥林巴斯株式会社 摄像单元
US9958668B2 (en) 2015-06-01 2018-05-01 Olympus Corporation Image pickup unit
CN107209438B (zh) * 2015-06-01 2019-07-19 奥林巴斯株式会社 摄像单元

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4987710B2 (ja) 走査型撮像装置
US7190465B2 (en) Laser measurement system
US3287559A (en) Infrared thermogram camera and scanning means therefor
US6930302B2 (en) Method and apparatus for scanning an optical beam using an optical conduit
US8254023B2 (en) Optical tomography system with high-speed scanner
KR19990076786A (ko) 수중 레이저 텔레비전 및 수중 레이저 영상인식장치
KR100501075B1 (ko) 광학현미경장치
JP2007114542A (ja) 顕微鏡観察装置および顕微鏡観察方法
JPH05172541A (ja) モアレ輪郭作像装置
EP0283256A2 (en) Scanning optical microscope
CN109425296A (zh) 三维测量装置
JPH0627389A (ja) 観察光学装置
KR19980042586A (ko) 주사형 촬상장치와 주사형 레이저 수광장치
JP2525305B2 (ja) 対象物体結像装置
JPH1068901A (ja) 2次元スキャナ装置
JPH05224127A (ja) 共焦点走査型微分干渉顕微鏡
JP2565748B2 (ja) 自動追尾方式の光波距離計測装置
JP2613130B2 (ja) 共焦点走査型位相差顕微鏡
JPS6219725B2 (ja)
RU2025752C1 (ru) Сканирующее устройство
JPH09218101A (ja) 熱撮像器の基準システム
JPH0231345B2 (ja)
JPH0787393A (ja) 赤外線映像装置
JPS6222838Y2 (ja)
JPS6198317A (ja) 光学走査装置