JPH0787393A - 赤外線映像装置 - Google Patents

赤外線映像装置

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JPH0787393A
JPH0787393A JP5227001A JP22700193A JPH0787393A JP H0787393 A JPH0787393 A JP H0787393A JP 5227001 A JP5227001 A JP 5227001A JP 22700193 A JP22700193 A JP 22700193A JP H0787393 A JPH0787393 A JP H0787393A
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JP
Japan
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lens
infrared
imaging lens
fixing
image forming
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Withdrawn
Application number
JP5227001A
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English (en)
Inventor
Sumihiro Uchida
澄広 内田
Hironori Ishizuka
広法 石塚
Koji Hara
浩二 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は垂直走査ミラーを用いなくとも被撮像
体の垂直走査を行うことができるを目的とする。 【構成】被撮像体18から放射される赤外線光束19を
赤外線レンズ11,12を介して取り込んだ後、リニア
アレイ素子17の配列方向と直交する水平走査及び先の
配列方向である垂直走査を行い、リニアアレイ素子17
の赤外線検知器25に結像させる赤外線映像装置におい
て、垂直走査を行う手段を、リニアアレイ素子17への
結像を行う結像レンズ13及び結像レンズ13の駆動手
段とから成る結像レンズ部100とし、また結像レンズ
13を、リニアアレイ素子17のピッチxを結像レンズ
13の焦点距離fで除した値Δθ″を回転角としてリニ
アアレイ素子17の配列方向に往復回転運動させるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリニアアレイ素子の赤外
線検知器を用いた赤外線映像装置に関する。赤外線映像
装置に用いられる赤外線検知器の多くは、赤外線を検知
する検知素子が単素子、或いは図16に示すように単素
子1が一定ピッチ(例えば50μm)で一列に配列され
たリニアアレイ素子2であるため、そのままでは2次元
映像を得ることができない。
【0002】2次元映像を得るためには、水平及び垂直
走査を行う必要がある。例えばリニアアレイ素子2を用
いて図16に矢印3で示すように水平方向(H方向)の
みの走査を行ったとすると、図17に示すように、走査
で得られた画像5に矢印6で示すように画素抜けが生じ
る。そこで図16に矢印4で示すように垂直方向(V方
向)にも走査を行う必要がある。
【0003】しかし、垂直走査を行うには、そのための
装置の赤外光学系による透過率の低下、装置重量の増加
並びに構造の複雑化を招くことになる。そこで、そのよ
うな欠点を無くすことが要望されている。
【0004】
【従来の技術】図18は従来の赤外線映像装置の光学系
の概略平面断面図である。図18において、符号11,
12,13は各々、赤外線レンズである。14は水平走
査部であり、15は水平走査ミラー、16は垂直走査ミ
ラーである。17は赤外線検知素子であり、図16に示
したリニアアレイ素子2と同タイプであるとする。
【0005】赤外線レンズ11は背景物体18から放射
される赤外線エネルギー(赤外線光束)19を集光し、
赤外線レンズ12はその集光された光を平行光束にし、
また赤外線レンズ13は結像レンズであり、水平走査ミ
ラー15で反射された平行光束が垂直走査ミラー16を
介して赤外線検知素子2で結像するように集光する。
【0006】但し、背景物体18は赤外線映像装置の正
面、即ち赤外線レンズ11の正面に存在するものとす
る。水平走査部14は、水平走査ミラー15を図示せぬ
駆動アクチュエータで矢印20で示すように水平方向に
往復運動させる。この運動によって背景物体18が水平
走査される。
【0007】垂直走査ミラー16は、赤外線検知素子1
7の素子ピッチに対応する振り角(回転角)だけ駆動ア
クチュエータ(図示せず)により、Z軸21回り、又は
Y軸22回りに往復運動する。
【0008】即ち、図19に示すように、Z軸21の回
りを素子ピッチに対応する回転角Δθ′、又はY軸22
の回りを回転角Δθだけ往復運動する。これによって背
景物体18が垂直走査される。
【0009】この垂直走査の動作を図20〜図24を参
照して説明する。図20は図18の拡大図である。但
し、水平走査ミラー15から赤外線検知素子17までの
光路が一点鎖線で示す鏡像位置に展開してある。符号は
同符号とする。展開したのは光路を分かり易くするため
である。
【0010】図21は図20に示す光学系展開図のA1
矢視図であり、垂直方向に配列された赤外線検知素子1
7を符号17a,17b,17cで示すように3素子示
してある。
【0011】図22は図20に示す赤外線光束19の光
路を立体的に表した図である。但し、光路は結像レンズ
13から赤外線検知素子17a,17bまでが示してあ
り、また赤外線検知素子17a,17bは図21に示し
たものと対応関係にある。
【0012】図21及び図22に破線19′で示すよう
に赤外線検知素子17a,17bの間に結像した光束
は、そのままでは素子が無いため検出されない。このま
までは、図17に符号6で示すように画素抜けが生じ
る。
【0013】そこで、図24に示すように、垂直走査ミ
ラー16を矢印22で示す下方に画素ピッチに対応する
角度Δθだけ回転させる。これによって、画素17aと
17bとの間に結像する光束19′が矢印23で示す下
方に移動し、符号19″(図23も参照)で示すように
画素17bの位置に結像する。
【0014】以降同様に垂直走査ミラー16を角度Δθ
回転させることによって画素抜けを解消することができ
る。但し、Δθは、図23に示すように、垂直走査ミラ
ー16と画素17間の距離をl、画素ピッチをxとした
場合に、約x/lとなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の赤外線映像装置においては、垂直走査を行うために
垂直走査ミラー16を用いなければならない。
【0016】垂直走査ミラー16を用いた場合、赤外線
光学系の透過率の低減、装置重量の増加並びに構造の複
雑化を招くといった問題があった。本発明は、このよう
な点に鑑みてなされたものであり、垂直走査ミラーを用
いなくとも被撮像体の垂直走査を行うことができる赤外
線映像装置を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の赤外線映
像装置の原理説明のための第1図、図2は原理説明のた
めの第2図、図3は第3図である。
【0018】図1は赤外線映像装置の主要光学系部分の
平面断面図である。図2は図1に示す結像レンズ13及
びリニアアレイ素子17の概略構成を三角法で表した図
であり、(イ)が正面図、(ロ)が平面図、(ハ)が側
面図である。図3は図1に示す主要光学系部分の内、水
平走査ミラー15からリニアアレイ素子17までの光路
を鏡像として表現し、これを含む全体を側面から見た場
合の図である。
【0019】図1〜図3に示す赤外線映像装置は、リニ
アアレイ素子17の赤外線検知器25を用いたものであ
る。機能は、被撮像体18から放射される赤外線光束1
9を赤外線レンズ11,12を介して取り込んだ後、リ
ニアアレイ素子17の配列方向と直交する水平走査及び
配列方向である垂直走査を行い、赤外線検知器25に結
像させるものである。
【0020】本発明の特徴は、垂直走査を行う手段をリ
ニアアレイ素子17への結像を行う結像レンズ13及び
その駆動手段から成る結像レンズ手段100としたこと
である。
【0021】また、結像レンズ13を、リニアアレイ素
子17のピッチx〔図2(イ)参照〕を結像レンズ13
の焦点距離fで除した値Δθ″〔図2(ハ)及び図3参
照〕を回転角としてリニアアレイ素子17の配列方向に
沿って往復回転運動させるようにするのが好ましい。
【0022】
【作用】上述した本発明によれば、図4に示す一定周期
Tで、結像レンズ13を回転角Δθ″で垂直方向に沿っ
て上下に振幅させることにより、リニアアレイ素子17
aと17bとの間に結像した赤外線光束19aを素子1
7aに移動することができる。
【0023】例えば図4の時間t1の間に、図3に示す
結像レンズ13によって赤外線光束19を素子17a〜
17cに結像させ、これによって得られる信号を時間t
2の間に図示せぬ画像処理装置で処理することによって
被撮像体の画像を得る。この間に結像レンズ13を回転
角Δθ″回転させておく。そして時間t3の間に、各素
子17aと17b、17bと17cで結像する光束19
aを素子17a〜17cに結像させ、これによって得ら
れる信号を時間t4の間に処理することによって被撮像
体の画像を得る。
【0024】従って、従来のように垂直走査ミラーを用
いなくとも被撮像体の垂直走査が可能となる。つまり、
垂直走査ミラーが必要なくなるので、そのミラーの反射
に応じた赤外線エネルギーの損失を無くすことができ、
これによって光学系全体としての透過率を向上させるこ
とができる。
【0025】また、垂直走査ミラー削減に伴い、その駆
動用アクチュエータも削減することができるので、装置
全体の軽減並びに構造の単純化を図ることが可能とな
る。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図4を参照して前述の「課題を解決
するための手段」及び「作用」の所で本発明の原理を説
明した。
【0027】原理の特徴は、図1に示す結像レンズ13
をリニアアレイ素子17の配列方向に沿って回転角Δ
θ″だけ上下に振ることによって素子間、例えば図3に
示す素子17aと17b間に結像するはずの赤外線光束
19aを素子17bに結像させることである。
【0028】本実施例では結像レンズ13の駆動機構に
ついて説明する。まず、図5及び図6を参照して第1実
施例の説明を行う。図5は第1実施例による結像レンズ
及びその駆動アクチュエータの構成を示す一部断面正面
図であり、図6は図5のA2−A2断面図である。但
し、図5及び図6において図1〜図3に示す発明構成の
各部に対応する部分には同一符号を付す。
【0029】第1実施例はモータにより結像レンズを駆
動する機構である。図5及び図6において、13は結像
レンズ、30はレンズホルダ、31,32はシャフト、
33,34はベアリング、35はハウジング、36はモ
ータである。
【0030】結像レンズ13は、レンズホルダ30に固
定されており、レンズホルダ30の両端にはシャフト3
1,32が固定されている。シャフト31,32の中心
軸は結像レンズ13の水平中心軸37の延長線上となっ
ている。
【0031】シャフト31,32は、ベアリング33,
34に支持されており、ベアリング33,34は、ハウ
ジング35に固定されている。シャフト32の端部には
モータ36が取り付けられている。
【0032】このような構成において、モータ36に電
圧を印加することによって、モータ36が駆動し、回転
角Δθ″でシャフト32が往復運動する。これによって
結像レンズ13が水平中心軸37回りに回転角Δθ″で
上下に往復運動を繰り返す。
【0033】次に、図7〜図9を参照して第2実施例の
説明を行う。図7は第2実施例による結像レンズ及びそ
の駆動アクチュエータの構成を示す一部断面正面図であ
り、図8は図7の一部断面平面図、図9は図7の一部省
略右側面図である。但し、図7〜図9において図1〜図
3に示す発明構成の各部に対応する部分には同一符号を
付す。
【0034】第2実施例はソレノイドコイルにより結像
レンズを駆動する機構である。図7〜図9において、1
3は結像レンズ、40はレンズホルダ、41,42はシ
ャフト、43,44はベアリング、45はハウジング、
46,47は鉄片部、48,49はソレノイドコイルで
ある。
【0035】結像レンズ13は、レンズホルダ40に固
定されており、レンズホルダ40の両端にはシャフト4
1,42が固定されている。シャフト41,42の中心
軸は結像レンズ13の水平中心軸38の延長線上となっ
ている。
【0036】シャフト41,42は、ベアリング43,
44に支持されており、ベアリング43,44は、ハウ
ジング45に固定されている。また、長手方向が中心軸
38と直角に交わる長方形状のレンズホルダ40の長手
両端部中心部分には円盤状の鉄片部46,47が固定さ
れている。
【0037】鉄片部46,47端面の対向位置には、図
9に示すように、ギャップδ1を介してソレノイドコイ
ル48,49が設けられている。ギャップδ1の長さ
は、図示するようにシャフト42の中心からソレノイド
コイル49(又はソレノイドコイル48)の中心までの
長さr1の1/2に回転角Δθ″を掛けた値にしてあ
る。
【0038】このようにギャップδ1を設定するのは、
鉄片部46,47を交互にソレノイドコイル48,49
に接触させることによってレンズホルダ40をシャフト
41,42を中心に回動させた場合に、その回転角がΔ
θ″となるようにするためのである。
【0039】このような構成において、双方のソレノイ
ドコイル48,49に交互に電圧を印加することによっ
て、コイル48,49が交互に励磁され、その磁力の吸
引力によって鉄片部46,47が交互にコイル48,4
9に接触する。
【0040】この動作によって、レンズホルダ40が回
転角Δθ″で往復回動し、結像レンズ13が水平中心軸
38回りに回転角Δθ″で上下に往復運動を繰り返す。
次に、図10〜図12を参照して第3実施例の説明を行
う。
【0041】図10は第3実施例による結像レンズ及び
その駆動アクチュエータの構成を示す一部断面正面図で
あり、図11は図10の一部断面平面図、図12は図1
0の右側面図である。但し、図10〜図12において図
1〜図3に示す発明構成の各部に対応する部分には同一
符号を付す。
【0042】第3実施例はソレノイドコイルにより結像
レンズを駆動する機構である。図10〜図12におい
て、13は結像レンズ、50はレンズホルダ、51,5
2はシャフト、53,54はベアリング、55はハウジ
ング、56,57はソレノイドコイル、58は鉄板部で
ある。
【0043】結像レンズ13は、レンズホルダ50に固
定されており、レンズホルダ50の両端にはシャフト5
1,52が固定されている。シャフト51,52の中心
軸は結像レンズ13の水平中心軸39の延長線上となっ
ている。
【0044】シャフト51,52は、ベアリング53,
54に支持されており、ベアリング53,54は、ハウ
ジング55に固定されている。また、シャフト52の端
部には、図11及び図12に示すように、シャフト52
の長手方向と直交するように薄板状の鉄板部58が固定
されている。
【0045】鉄板部58の端部には、端部を挟んでソレ
ノイドコイル56,57が設けられている。図12に示
すように鉄板部58の片面と一方のソレノイドコイル5
7の端面との間にはδ2のギャップが設けられている。
他方のソレノイドコイル56との間にも同様にギャップ
δ2が設けられている。
【0046】ギャップδ2の長さは、図示するようにシ
ャフト52の中心からソレノイドコイル56(又はソレ
ノイドコイル57)の中心までの長さr2の1/2に回
転角Δθ″を掛けた値にしてある。
【0047】このようにギャップδ2を設定するのは、
鉄板部58をソレノイドコイル56及び57に交互に接
触させてレンズホルダ50をシャフト51,52を中心
に回動させた場合に、その回転角がΔθ″となるように
するためのである。
【0048】このような構成において、双方のソレノイ
ドコイル56,57に交互に電圧を印加することによっ
て、コイル56,57が交互に励磁され、その磁力の吸
引力によって鉄板部58がコイル56,57に交互に接
触する。
【0049】この動作によって、レンズホルダ50が回
転角Δθ″で往復回動し、結像レンズ13が水平中心軸
39回りに回転角Δθ″で上下に往復運動を繰り返す。
次に、図13及び図14を参照して第4実施例の説明を
行う。
【0050】図13は第4実施例による結像レンズ及び
その駆動アクチュエータの構成を示す一部断面正面図で
あり、図14は図13の一部断面平面図である。但し、
図13及び図14において図1〜図3に示す発明構成の
各部に対応する部分には同一符号を付す。
【0051】第4実施例はカム機構により結像レンズを
駆動する構成である。図13及び図14において、13
は結像レンズ、60はレンズホルダ、61,62はフレ
キシブルピボット、65はハウジング、66はバネ板の
カムトレーサ、67はモータ、68はモータの軸、69
は歯車状のカムである。
【0052】結像レンズ13は、レンズホルダ60に固
定されており、レンズホルダ60の中央両端部とこの両
端部に対向するハウジング65の中央両端部にフレキシ
ブルピボット取り付け穴を設け、その穴にフレキシブル
ピボット61,62が取り付けられている。このフレキ
シブルピボット61,62によってレンズホルダ60が
ハウジング65に支持されている。
【0053】また、レンズホルダ60の一端面にはカム
トレーサ66が固定されており、カムトレーサ66の近
傍にモータ67が設置され、モータ67の軸68にカム
69が固定されている。
【0054】カム69のピッチ角は回転角Δθ″に対応
する角度となっている。カム69の山と山との間にはカ
ムトレーサ66が配置されている。このような構成にお
いて、電圧を印加してモータ67を回転させるとカム6
9が回転し、カム69の山でカムトレーサ66が押さ
れ、これによってレンズホルダ60がΔθ″回動する。
また、カムトレーサ66が次の谷に移動した時点で、カ
ムトレーサ66のバネ力によってΔθ″分戻される。
【0055】以降同様な動作が繰り返されることによっ
て、結像レンズ13が回転角Δθ″で上下に往復運動を
繰り返す。以上第1〜第4実施例にて説明した結像レン
ズ13とその駆動アクチュエータ(結像レンズ部10
0)を赤外線映像装置に用いて被撮像体の撮像を行う場
合の動作を図15を参照して説明する。
【0056】但し、図15において図1の原理図の各部
に対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。被撮像体18から放射された赤外線光束19は赤外
線レンズ11及び12を介して水平走査ミラー15で反
射され、結像レンズ13に入射される。ここで、第1〜
第4実施例で説明したように結像レンズ13が垂直動作
を行うことによって、赤外線検知器25のリニアアレイ
素子17に赤外線光束が集光される。
【0057】赤外線検知器25で光/電気信号変換さ
れ、これによって得られる信号がアンプ71に入力され
る。アンプ71で信号増幅が行われ、この増幅信号をビ
デオ回路71が映像信号に変換し、それをモニタ73に
出力することによって、被撮像体の映像がモニタ73に
映し出される。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
垂直走査ミラーを用いなくとも被撮像体の垂直走査を行
うことができる。つまり、垂直走査ミラーが必要なくな
るので、そのミラーの反射に応じた赤外線エネルギーの
損失を無くすことができ、これによって光学系全体とし
ての透過率を向上させることができる効果がある。
【0059】また、垂直走査ミラー削減に伴い、その駆
動用アクチュエータも削減することができるので、装置
全体の軽減並びに構造の単純化を図ることができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための第1の図であ
る。
【図2】本発明の原理を説明するための第2の図であ
る。
【図3】本発明の原理を説明するための第3の図であ
る。
【図4】結像レンズの駆動周期を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例による赤外線映像装置の結
像レンズ部の一部断面正面図である。
【図6】図5に示す結像レンズ部のA2−A2断面図で
ある。
【図7】本発明の第2実施例による赤外線映像装置の結
像レンズ部の一部断面正面図である。
【図8】図7に示す結像レンズ部の一部断面平面図であ
る。
【図9】図7に示す結像レンズ部の一部省略右側面図で
ある。
【図10】本発明の第3実施例による赤外線映像装置の
結像レンズ部の一部断面正面図である。
【図11】図10に示す結像レンズ部の一部断面平面図
である。
【図12】図10に示す結像レンズ部の右側面図であ
る。
【図13】本発明の第4実施例による赤外線映像装置の
結像レンズ部の一部断面正面図である。
【図14】図13に示す結像レンズ部の一部断面平面図
である。
【図15】第1〜第4実施例の結像レンズ部の何れかを
用いた赤外線映像装置で撮影を行う際の動作を説明する
ための図である。
【図16】リニアアレイ素子の構成を説明するための図
である。
【図17】水平走査のみで得られる画像が表示された画
面の図である。
【図18】従来の赤外線映像装置の光学系の概略平面断
面図である。
【図19】図18に示す垂直走査ミラーの回転軸のX軸
又はY軸と回転角を示す概略立体図である。
【図20】図19に示す光学系図の拡大及び一部鏡像図
である。
【図21】図20に示す光学系展開図のA1矢視図であ
る。
【図22】図20に示す赤外線光束19の光路を立体的
に表した図である。
【図23】図21に示す検出不能経路光束19′の経路
変更説明図である。
【図24】図22に示す検出不能経路光束19′の経路
変更説明図である。
【符号の説明】
11,12 赤外線レンズ 13 結像レンズ 15 水平走査ミラー 17 リニアアレイ素子 18 被撮像体 19 赤外線光束 25 赤外線検知器 100 結像レンズ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被撮像体(18)から放射される赤外線光束
    (19)を赤外線レンズ(11,12) を介して取り込んだ後、リ
    ニアアレイ素子(17)の配列方向と直交する水平走査及び
    該配列方向である垂直走査を行い、該リニアアレイ素子
    (17)の赤外線検知器(25)に結像させる赤外線映像装置に
    おいて、 前記リニアアレイ素子(17)への結像を行う結像レンズ(1
    3)及び該結像レンズ(13)の駆動手段とから成る結像レン
    ズ手段(100) により前記垂直走査を行うようにしたこと
    を特徴とする赤外線映像装置。
  2. 【請求項2】 前記結像レンズ(13)を、前記リニアアレ
    イ素子(17)のピッチxを前記結像レンズ(13)の焦点距離
    fで除した値Δθ″を回転角として該リニアアレイ素子
    (17)の配列方向に往復回転運動させるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の赤外線映像装置。
  3. 【請求項3】 前記結像レンズ手段(100) を、 前記結像レンズ(13)と、該結像レンズ(13)を固定するレ
    ンズ保持手段(30)と、該レンズ保持手段(30)の両端に該
    結像レンズ(13)の水平中心線にその中心線が一致するよ
    うに固定された軸(31,32) と、該軸(31,32) を回動自在
    に支持する支持手段(33,34) と、該支持手段(33,34) を
    包容して固定する固定手段(35)と、該軸(31,32) を回動
    させる回動手段(36)とを具備して構成したことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の赤外線映像装置。
  4. 【請求項4】 前記結像レンズ手段(100) を、 前記結像レンズ(13)と、該結像レンズ(13)を固定するレ
    ンズ保持手段(40)と、該レンズ保持手段(40)の両端に該
    結像レンズ(13)の水平中心線にその中心線が一致するよ
    うに固定された軸(41,42) と、該軸(41,42) を回動自在
    に支持する支持手段(43,44) と、該支持手段(43,44) を
    包容して固定する固定手段(45)と、該結像レンズ(13)の
    水平中心線と直交する垂直線上であって、かつ該レンズ
    保持手段(40)の両端部に固定された鉄片部(46,47) と、
    該鉄片部(46,47) の対向位置にギャップ( δ1)を介して
    設置された電磁石(48,49) とを具備して構成したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の赤外線映像装置。
  5. 【請求項5】 前記結像レンズ手段(100) を、 前記結像レンズ(13)と、該結像レンズ(13)を固定するレ
    ンズ保持手段(50)と、該レンズ保持手段(50)の両端に該
    結像レンズ(13)の水平中心線にその中心線が一致するよ
    うに固定された軸(51,52) と、該軸(51,52) を回動自在
    に支持する支持手段(53,54) と、該支持手段(53,54) を
    包容して固定する固定手段(55)と、何れか一方の該軸(5
    1,52) の端部に軸( 例えば52) の長手方向と直交するよ
    うに設けられた鉄板部(58)と、該鉄板部(58)をギャップ
    ( δ2)を介して挟持して設けられた電磁石(56,57) とを
    具備して構成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の赤外線映像装置。
  6. 【請求項6】 前記結像レンズ手段(100) を、 前記結像レンズ(13)と、該結像レンズ(13)を固定するレ
    ンズ保持手段(60)と、該レンズ保持手段(50)を包容して
    固定する固定手段(65)と、該結像レンズ(13)の水平中心
    線上に、該レンズ保持手段(60)と該固定手段(65)とを、
    該レンズ保持手段(60)が該水平中心線と直交する垂直線
    に沿って自在に回動できるように支持する支持手段(61,
    62) と、該レンズ保持手段(60)の一端部に該垂直線に沿
    って固定された弾力性を有す案内棒(66)と、該案内棒(6
    6)が谷と谷との間に配置され、ピッチ角が前記回転角Δ
    θ″に対応している歯車(69)と、該歯車(69)の中心にそ
    の軸が嵌合されている回動手段(67)とを具備して構成し
    たことを特徴とする請求項1又は2に記載の赤外線映像
    装置。
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