JPH06273209A - 粉粒体の流量測定方法 - Google Patents
粉粒体の流量測定方法Info
- Publication number
- JPH06273209A JPH06273209A JP5058891A JP5889193A JPH06273209A JP H06273209 A JPH06273209 A JP H06273209A JP 5058891 A JP5058891 A JP 5058891A JP 5889193 A JP5889193 A JP 5889193A JP H06273209 A JPH06273209 A JP H06273209A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- granular material
- density
- peak power
- flow rate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 移動する粉粒体の流量を測定するにあたり、
移動する粉粒体にビームを照射し、得られる透過または
反射ビームの量を移動方向に配列した複数の検出部にて
検知し、粉粒体の流量を得ることを特徴とする粉粒体の
流量測定方法。 【効果】 移動する粉粒体の流量を,一般的な空間フィ
ルタ装置から得られる流速情報及び密度情報に基づいて
連続的に計測することができる。
移動する粉粒体にビームを照射し、得られる透過または
反射ビームの量を移動方向に配列した複数の検出部にて
検知し、粉粒体の流量を得ることを特徴とする粉粒体の
流量測定方法。 【効果】 移動する粉粒体の流量を,一般的な空間フィ
ルタ装置から得られる流速情報及び密度情報に基づいて
連続的に計測することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉粒体の流量測定方法に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の粉粒体流量計測方法としては、粉
粒体を一時な領域に貯蔵し、その積算重量より計測する
方法や、粉粒体の搬送経路内に計測装置を設け、粉粒体
が計測装置に及ぼす物理的作用より計測する方法等が知
られている。しかしながら、前者の方法においては、粉
粒体の移動を一時的に停止させるため、連続して計測が
できないこと、また,広い設置面積が必要であるため装
置全体のコストが上昇する問題がある。
粒体を一時な領域に貯蔵し、その積算重量より計測する
方法や、粉粒体の搬送経路内に計測装置を設け、粉粒体
が計測装置に及ぼす物理的作用より計測する方法等が知
られている。しかしながら、前者の方法においては、粉
粒体の移動を一時的に停止させるため、連続して計測が
できないこと、また,広い設置面積が必要であるため装
置全体のコストが上昇する問題がある。
【0003】また、後者の方法においては、搬送経路内
に計測装置が存在するため、粉粒体の物性によっては付
着や閉塞といった問題が生じる。
に計測装置が存在するため、粉粒体の物性によっては付
着や閉塞といった問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の設置
コストや付着、閉塞等の問題点を解決するために、非接
触で装置構成の小さい粉粒体計測方法を提供することを
目的とする。
コストや付着、閉塞等の問題点を解決するために、非接
触で装置構成の小さい粉粒体計測方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動する粉粒
体の流量を測定するにあたり、移動する粉粒体にビーム
を照射し、得られる透過または反射ビームの量を移動方
向に配列した複数の検出部にて検知し、粉粒体の流量を
得ることを特徴とする粉粒体の流量測定方法である。
体の流量を測定するにあたり、移動する粉粒体にビーム
を照射し、得られる透過または反射ビームの量を移動方
向に配列した複数の検出部にて検知し、粉粒体の流量を
得ることを特徴とする粉粒体の流量測定方法である。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。図1は本
発明の一構成例を示すブロック図である。ここでは、照
射ビームの透過量を使用する場合を例示する。管路2を
速度vで通過する粉粒体3に管路2に取り付けられた発
光部1よりビームを照射する。ビームとしては赤外光、
軟X線、中性子線、音波、電波、磁気等が使用される
が、特に制限されるものではない。照射されたビームの
経路に粉粒体3が存在すると管路2に発光部1に対面す
るように、図1中Lで示された一定の間隔で取り付けら
れた複数の受光部4で検出する透過量が変化する。それ
ぞれの受光部4からの信号は、空間フィルタ構成部5に
おいて空間フィルタ処理され、処理された空間フィルタ
出力信号が、周波数解析部6に搬送される。
発明の一構成例を示すブロック図である。ここでは、照
射ビームの透過量を使用する場合を例示する。管路2を
速度vで通過する粉粒体3に管路2に取り付けられた発
光部1よりビームを照射する。ビームとしては赤外光、
軟X線、中性子線、音波、電波、磁気等が使用される
が、特に制限されるものではない。照射されたビームの
経路に粉粒体3が存在すると管路2に発光部1に対面す
るように、図1中Lで示された一定の間隔で取り付けら
れた複数の受光部4で検出する透過量が変化する。それ
ぞれの受光部4からの信号は、空間フィルタ構成部5に
おいて空間フィルタ処理され、処理された空間フィルタ
出力信号が、周波数解析部6に搬送される。
【0007】図2に空間フィルタ構成部5の一実施例を
示す。各受光部に上から順に正数の番号を付けたとき、
奇数番目の信号は差動増幅器12を通過した後、差動増
幅器14において加算される。また偶数番目の信号は差
動増幅器13を通過した後、差動増幅器15において加
算される。差動増幅器14、15のそれぞれの信号は差
動増幅器16において差分され増幅され、空間フィルタ
時系列信号に変換される。各受光部からの時系列信号x
n(t)は時刻tにおいて、下記式(1)で表される。
示す。各受光部に上から順に正数の番号を付けたとき、
奇数番目の信号は差動増幅器12を通過した後、差動増
幅器14において加算される。また偶数番目の信号は差
動増幅器13を通過した後、差動増幅器15において加
算される。差動増幅器14、15のそれぞれの信号は差
動増幅器16において差分され増幅され、空間フィルタ
時系列信号に変換される。各受光部からの時系列信号x
n(t)は時刻tにおいて、下記式(1)で表される。
【0008】
【数1】 xn(t) = x(vt − mL) (1) (式中、mは0からnの整数を表す) 空間フィルタ出力の時系列信号y(t)は、式(1)を
用いて、式(2)であらわされる。ただし、この実施例
では、n=8である。
用いて、式(2)であらわされる。ただし、この実施例
では、n=8である。
【0009】
【数2】 (式中、mは0からnの整数を表す) 時系列信号y(t)は、周波数解析部6において、周波
数領域信号Y(jw)に変換され、周波数検出部7にお
いて、ピーク周波数f0が検出される。粉粒体3の速度
vは、このピーク周波数f0と、図1に示された受光部
4の間隔Lから、下記式(3)によって求められる。
数領域信号Y(jw)に変換され、周波数検出部7にお
いて、ピーク周波数f0が検出される。粉粒体3の速度
vは、このピーク周波数f0と、図1に示された受光部
4の間隔Lから、下記式(3)によって求められる。
【0010】
【数3】 v = 2Lf0 (3) この演算は速度検出部8により行なわれる。一方、周波
数解析部6で求められた周波数領域信号Y(jw)か
ら、ピークパワー検出部9において周波数領域信号Y
(jw)のピークパワーが検出される。図3に粉粒体3
の混合比とピークパワーの関係の1例を示す。横軸は粉
粒体3の混合比を、縦軸は、ピークパワーを表してい
る。ここで混合比とは、粉粒体3と空気の重量比を表す
ものであり粉粒体3の密度と等価である。図3に示され
るように、粉粒体3の密度と、ピークパワーの間には、
相関関係が見られるため、あらかじめ相互の関係を数式
的に記述すれば、検出されたピークパワーから一定の数
学的操作によって、粉粒体3の密度ρに変換することが
可能である。この演算は、密度検出部10において行な
われる。なお、本実施例で述べているピークパワーと
は、空間フィルタ出力信号全体のパワーと置き換えても
なんら問題はない。
数解析部6で求められた周波数領域信号Y(jw)か
ら、ピークパワー検出部9において周波数領域信号Y
(jw)のピークパワーが検出される。図3に粉粒体3
の混合比とピークパワーの関係の1例を示す。横軸は粉
粒体3の混合比を、縦軸は、ピークパワーを表してい
る。ここで混合比とは、粉粒体3と空気の重量比を表す
ものであり粉粒体3の密度と等価である。図3に示され
るように、粉粒体3の密度と、ピークパワーの間には、
相関関係が見られるため、あらかじめ相互の関係を数式
的に記述すれば、検出されたピークパワーから一定の数
学的操作によって、粉粒体3の密度ρに変換することが
可能である。この演算は、密度検出部10において行な
われる。なお、本実施例で述べているピークパワーと
は、空間フィルタ出力信号全体のパワーと置き換えても
なんら問題はない。
【0011】上記の操作により、得られた粉粒体3の速
度vと密度ρは、積算部11において積算され、粉粒体
3の流量を測定することができる。
度vと密度ρは、積算部11において積算され、粉粒体
3の流量を測定することができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、移
動する粉粒体の流量を,一般的な空間フィルタ装置から
得られる流速情報及び密度情報に基づいて連続的に計測
することができる。
動する粉粒体の流量を,一般的な空間フィルタ装置から
得られる流速情報及び密度情報に基づいて連続的に計測
することができる。
【図1】本発明の一構成例のブロック図を示す。
【図2】空間フィルタ構成部の一実施例を示す。
【図3】ピークパワーと粉粒体の密度の関係の一例を示
す。
す。
【符号の説明】 1 発光部 2 管路 3 粉粒体 4 受光部 5 空間フィルタ構成部 6 周波数解析部 7 周波数検出部 8 速度検出部 9 ピークパワー検出部 10 密度検出部 11 積算部 12、13、14、15、16 差動増幅器
Claims (1)
- 【請求項1】 移動する粉粒体の流量を測定するにあた
り、移動する粉粒体にビームを照射し、得られる透過ま
たは反射ビームの量を移動方向に配列した複数の検出部
にて検知し、粉粒体の流量を得ることを特徴とする粉粒
体の流量測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5058891A JPH06273209A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 粉粒体の流量測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5058891A JPH06273209A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 粉粒体の流量測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06273209A true JPH06273209A (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=13097414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5058891A Pending JPH06273209A (ja) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | 粉粒体の流量測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06273209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091911A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sinfonia Technology Co Ltd | 搬送装置 |
RU2704634C1 (ru) * | 2018-12-03 | 2019-10-30 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Санкт-Петербургский государственный технологический институт (технический университет)" | Способ периодического измерения непрерывного расхода сыпучих материалов и устройство для его осуществления |
-
1993
- 1993-03-18 JP JP5058891A patent/JPH06273209A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091911A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sinfonia Technology Co Ltd | 搬送装置 |
RU2704634C1 (ru) * | 2018-12-03 | 2019-10-30 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Санкт-Петербургский государственный технологический институт (технический университет)" | Способ периодического измерения непрерывного расхода сыпучих материалов и устройство для его осуществления |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4976154A (en) | Arrangement for contactless measurement of the volume flow or mass flow of a moving medium | |
US4885473A (en) | Method and apparatus for detecting particles in a fluid using a scanning beam | |
CN102853870B (zh) | 一种煤粉输送过程中煤粉质量流量的检测方法及装置 | |
EP0122704B1 (en) | Pipeline pig tracking | |
JPH0415888B2 (ja) | ||
JP2001330486A (ja) | 予め定められた気体の流れの方向への気体の流れの速度を測定するための光フローセンサおよびその方法 | |
CN111351540B (zh) | 一种气力输送过程中颗粒质量流率的检测方法和系统 | |
CN102435237B (zh) | 一种气固两相流参数检测装置 | |
O'Brien et al. | An experimental study of the dynamics of saltation within a three-dimensional framework | |
JPH06273209A (ja) | 粉粒体の流量測定方法 | |
US3727458A (en) | Measurement of rates of flow of gases | |
JPH05501608A (ja) | パイプライン内の欠損箇所検知装置 | |
CN1279394A (zh) | 颗粒物排放流速在线监测装置及其信号处理方法 | |
AU1604483A (en) | Method and apparatus for determining the flow velocity of a molten, radiation-emitting material | |
CN106093187A (zh) | 一种柱塞流输送颗粒回落量的检测方法及装置 | |
JPH09189587A (ja) | 粉体流量計 | |
JP3552389B2 (ja) | 浮遊粉塵測定装置 | |
SU1117492A1 (ru) | Устройство дл измерени физических параметров взвеси | |
US6365901B1 (en) | Relating to monitoring ion sources | |
JP2821607B2 (ja) | 粒数計数装置 | |
CN109211343B (zh) | 一种用于高温强磁场下浓相颗粒流流量测量仪及测量方法 | |
RU2067028C1 (ru) | Устройство для анализа зольности потока угля на ленте конвейера | |
JPH08285648A (ja) | 流量計 | |
JPS60230008A (ja) | 放射線厚さ計 | |
SU1717963A1 (ru) | Устройство дл измерени расхода кислородосодержащих сред |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 6 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |