JPH06273176A - 圧電振動ジャイロ - Google Patents

圧電振動ジャイロ

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JPH06273176A
JPH06273176A JP5059852A JP5985293A JPH06273176A JP H06273176 A JPH06273176 A JP H06273176A JP 5059852 A JP5059852 A JP 5059852A JP 5985293 A JP5985293 A JP 5985293A JP H06273176 A JPH06273176 A JP H06273176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strip
electrode
piezoelectric
piezoelectric ceramic
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP5059852A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshida
哲男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電セラミック円柱の直径が小さい場合にも
帯状電極の寸法精度が優れ、しかも全体が小型化され得
る圧電振動ジャイロを提供するものである。 【構成】 この圧電振動ジャイロに係る圧電振動子で
は、圧電セラミック円柱10の外周面であって、その長
さ方向と平行な位置に3つの帯状電極を形成している。
このうち、第2及び第3の帯状電極2,3は、それぞれ
電気的に接続され、第1の帯状電極1との間で直流の高
電圧を印加することにより分極処理が施される。この
後、第1の帯状電極1はアース電極,第2及び第3の帯
状電極2,3はそれぞれ駆動・検出兼用電極として構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばカメラ一体型V
TRの手振れ防止装置や自動車のナビゲーションシステ
ム等に用いられるジャイロスコープであって、詳しくは
圧電セラミック単体円柱の屈曲振動を用いた圧電振動ジ
ャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に圧電振動ジャイロは、振動してい
る物体に回転角速度が与えられると、その振動方向と直
角な方向にコリオリ力を生ずるという力学現象を利用し
たジャイロスコープに属される。
【0003】このジャイロスコープでは、互いに直交す
る二つの方向の励振とその検出とが可能であるように構
成した振動系において、一方の振動を励振した状態で、
振動子自身を二つの振動面が交わる線と平行な軸を中心
軸として回転させると、上述したコリオリ力の作用によ
り、この振動と直角な方向に力が働き、他方の振動が励
振される。この振動の大きさは、入力側の振動の大きさ
及び回転角速度に比例するため、入力電圧が一定の場合
には、出力電圧の大きさから回転角速度の大きさを求め
ることができる。
【0004】図3は、従来の圧電振動ジャイロの要部,
即ち、圧電振動ジャイロに用いられている圧電振動子の
構造概略図を示したもので、同図(a)はその斜視図
を、同図(b)はその平面図をそれぞれ示している。こ
の圧電振動子は、圧電セラミック円柱10´の外周面上
の円周を6等分する位置にその長さ方向と平行な6本の
帯状電極1′〜6′が形成されている。
【0005】この帯状電極を互いに一つおきに接続する
ことにより、2端子として分極処理を施した後、一つお
きの帯状電極2′,4′,6′を接続して共通アース電
極とすると共に、残りの帯状電極のうちの帯状電極1′
を駆動電極,帯状電極3′及び5′を検出用電極とすれ
ば、圧電振動ジャイロを構成することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧電振動ジャ
イロにおいては、圧電セラミック円柱上に形成される帯
状電極を曲面スクリーン印刷やフォトエッチング等によ
って設けている。
【0007】ところが、圧電セラミック円柱の直径が小
さい場合、圧電セラミック円柱の外周面に形成する各帯
状電極の幅が狭くなるため、帯状電極の寸法精度が悪く
なってジャイロ特性がばらつき易くなってしまう。
【0008】本発明は、かかる問題点を解決すべくなさ
れたもので、その技術的課題は、圧電セラミック円柱の
直径が小さい場合にも帯状電極の寸法精度が優れ、しか
も全体が小型化され得る圧電振動ジャイロを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、圧電セ
ラミック円柱と、圧電セラミック円柱の外周面の一部に
配した第1の帯状電極と、圧電セラミック円柱の外周面
のうち、第1の帯状電極と圧電セラミック円柱の中心軸
線とを含む面に関して互いに対称な位置に配した第2及
び第3の帯状電極とを含み、第1の帯状電極及び第2の
帯状電極の間の分極方向と第1の帯状電極及び第3の帯
状電極の間の分極方向とがそれぞれ揃うように分極処理
を施すことにより、第1の帯状電極はアース電極,第2
及び第3の帯状電極はそれぞれ駆動・検出兼用電極とさ
れた圧電振動ジャイロが得られる。
【0010】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の圧電振動ジャ
イロについて図面を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明の一実施例に係る圧電振動ジャイロの要部,即
ち、圧電振動ジャイロに用いられる圧電振動子に対する
帯状電極の配置を断面図により示したものである。
【0011】この圧電振動ジャイロでは、圧電セラミッ
ク円柱10の外周面であって、この圧電セラミック円柱
10の所定位置には長さ方向と平行な第1の帯状電極1
が形成されている。又、この第1の帯状電極1の長手方
向における中心線と圧電セラミック円柱10の中心軸線
とを含む面に対して互いに対称な位置には、長手方向の
中心線が位置するように第2及び第3の帯状電極2,3
がそれぞれ形成されている。即ち、この圧電振動ジャイ
ロは、圧電セラミック円柱10の長さ方向と平行なその
外周面の所定位置に対し、第1〜第3の帯状電極1〜3
をそれぞれ設けた3本電極型の構成になっている。
【0012】このうち、第2及び第3の帯状電極2,3
は、図1に示すように、それぞれ電気的に接続され、第
1の帯状電極1との間で直流高電圧を印加することによ
り分極処理が施される。これにより、第1〜第3の帯状
電極1〜3は、所定方向(図1に示す破線矢印の方向と
なるが、この逆方向であっても良い)に分極される。要
するに、この3本電極型の圧電振動ジャイロにおいて
は、第1の帯状電極1及び第2の帯状電極2の間の分極
方向と第1の帯状電極1及び第3の帯状電極3の間の分
極方向とがそれぞれ揃うように分極処理が施される。こ
の後、第1の帯状電極1はアース電極,第2及び第3の
帯状電極2,3はそれぞれ駆動・検出兼用電極として構
成される。
【0013】この状態で、図2に示す如く、駆動・検出
兼用帯状電極2,3の間を電気的に接続した抵抗Rに接
続された入力端子INより圧電セラミック円柱10の屈
曲モードの共振周波数にほぼ等しい周波数の交流電圧を
駆動・検出兼用帯状電極2,3に印加すると、圧電セラ
ミック円柱10はアース用帯状電極1の長手方向におけ
る中心線と圧電セラミック円柱10の中心軸線とを含む
面に沿う方向(図中に示す実線矢印の駆動振動方向)に
屈曲振動する。
【0014】又、駆動・検出兼用帯状電極2,3は、そ
れぞれアース用帯状電極1の長手方向における中心線と
圧電セラミック円柱10の中心軸線とを含む面に対して
対称な位置に形成され、しかも駆動振動方向に対して対
称な位置にあるため、これら駆動・検出兼用帯状電極
2,3とアース用帯状電極1との間のインピーダンスは
殆ど同じになる。
【0015】一方、この状態で、圧電セラミック円柱1
0をその中心軸と平行な軸の回りに回転させると、コリ
オリ力の作用によって圧電セラミック円柱10には駆動
振動方向と直角な方向の振動が発生する。この振動は駆
動・検出兼用帯状電極2,3とアース用帯状電極1との
間のインピーダンスをそれぞれ逆極性に変化させ、これ
により駆動・検出兼用帯状電極2,3の電圧は、このイ
ンピーダンスの変化に応じて変化する。従って、駆動・
検出兼用帯状電極2,3をそれぞれ差動増幅回路7の入
力端子に接続すると、差動増幅回路7の出力はコリオリ
力に対応した出力電圧,即ち、回転角速度に比例した電
圧となる。
【0016】表1は、本発明の圧電振動ジャイロに係る
3本の帯状電極を用いた3本電極型圧電振動子における
規格データを、従来の圧電振動ジャイロに係る6本の帯
状電極を用いた6本電極型圧電振動子における規格デー
タと比較して示したものである。
【0017】
【表1】
【0018】表1からは、本発明の圧電振動ジャイロに
係る3本電極型圧電振動子の場合、振動子の直径を従来
のものの80%程度に縮小できる他、帯状電極幅と電極
間隔幅とを1:1としたときに、帯状電極幅の方を従来
の寸法に対して1.5倍に増加できることが判る。この
ように、帯状電極幅が大きいと形成が容易に行い得るの
で、電極の形成精度が従来の場合よりも向上されたもの
となる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、圧電セラミック円柱の外周面に形成される帯状電極
を3本とし、圧電セラミック円柱の直径が小さくても各
帯状電極の形成を簡易に行い得るようにしているので、
帯状電極の寸法精度が優れると共に、従来よりも小型で
高性能な圧電振動ジャイロが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧電振動ジャイロの要
部を示した断面図である。
【図2】図1に示す圧電振動ジャイロの要部構成及びそ
の基本動作を説明するために示したものである。
【図3】従来の圧電振動ジャイロの要部を示したもの
で、同図(a)はその斜視図であり、同図(b)はその
平面図である。
【符号の説明】
10,10′ 圧電セラミック円柱 1〜3,1′〜6′ 帯状電極 7 差動増幅回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミック円柱と、前記圧電セラミ
    ック円柱の外周面の一部に配した第1の帯状電極と、前
    記圧電セラミック円柱の外周面のうち、前記第1の帯状
    電極と前記圧電セラミック円柱の中心軸線とを含む面に
    関して互いに対称な位置に配した第2及び第3の帯状電
    極とを含み、前記第1の帯状電極及び前記第2の帯状電
    極の間の分極方向と前記第1の帯状電極及び前記第3の
    帯状電極の間の分極方向とがそれぞれ揃うように分極処
    理を施すことにより、前記第1の帯状電極はアース電
    極,前記第2及び第3の帯状電極はそれぞれ駆動・検出
    兼用電極とされたことを特徴とする圧電振動ジャイロ。
JP5059852A 1993-03-19 1993-03-19 圧電振動ジャイロ Pending JPH06273176A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8727310B2 (en) 2008-10-24 2014-05-20 Fisher Controls International Llc Packing followers for use with valves

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8727310B2 (en) 2008-10-24 2014-05-20 Fisher Controls International Llc Packing followers for use with valves

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011121