JPH06272809A - 燃焼装置及び燃焼方法 - Google Patents

燃焼装置及び燃焼方法

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JPH06272809A
JPH06272809A JP5056606A JP5660693A JPH06272809A JP H06272809 A JPH06272809 A JP H06272809A JP 5056606 A JP5056606 A JP 5056606A JP 5660693 A JP5660693 A JP 5660693A JP H06272809 A JPH06272809 A JP H06272809A
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water
combustion
ammonia
reducing agent
denitration
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Meiji Ito
明治 伊東
Eiji Omura
栄治 大村
Rikuo Yamada
陸雄 山田
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼により不安定なガス組成の排ガスを生じ
ても、脱硝用還元剤の添加により窒素酸化物濃度がかえ
って増加してしまうことを防止し、無触媒脱硝性能を向
上できる。 【構成】 気化器7には水供給ライン24により水が、
アンモニア水供給ライン25によりアンモニア水が、そ
れぞれ供給される。このアンモニア水と水とは気化器7
で加熱して水蒸気にガス化したアンモニアが混合した混
合蒸気にしてアンモニア添加ライン27を介して焼却炉
1内の燃焼ガスとアンモニアとが反応する燃焼ガス領域
に供給する。温度センサ12による検出温度信号とNO
x濃度検出器13による検出NOx濃度値信号とによ
り、制御器8は、かかる検出温度と検出NOx濃度値と
が、共にそれぞれの基準値より高いときは、制御バルブ
11に水流量制御信号を出して、水供給ライン26から
水を気化器7に送り、混合蒸気中の水蒸気量を大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は脱硝用還元剤を用いる燃
焼装置及び燃焼方法、特にゴミなどの不揃いで組成など
も不均一な塊状物を燃焼するのに好適な燃焼装置及び燃
焼方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴミなどの燃焼に触媒脱硝を用いる場
合、脱硝に最適な温度域である300℃乃至400℃程度の温
度域では有害なダイオキシンが生じ、また、300℃程度
以下の低温では脱硝触媒の耐久性に難がある。そのう
え、不揃いで組成なども不均一な塊状物であるゴミを焼
却すると、排ガスの組成が不安定で窒素酸化物濃度が短
期間に激しく経時変化するので還元剤供給量の調節が事
実上不可能で、脱硝性能と流出アンモニア濃度の点で問
題がある。これに対し、無触媒脱硝は最適な温度域が70
0℃乃至900℃程度で、ゴミ燃焼炉内の状態に適合してい
る。しかも、ゴミ焼却炉は一般に火力発電用のボイラな
どに比べれば機壁面積が小さく、この点で無触媒脱硝に
適している。これらの理由により、ゴミなどの燃焼のた
めに、ゴミ燃焼炉からの排ガスを脱硝する触媒脱硝が用
いられることは比較的少なく、大多数は無触媒脱硝が適
用されている。
【0003】ゴミ焼却炉などにおける無触媒脱硝では、
通例、燃焼炉内にアンモニア水や尿素水を噴霧させて燃
焼ガスに混合させて脱硝用還元剤としている。また、脱
硝用還元剤としてアンモニアを用いる場合に、燃焼ガス
温度を最適反応温度域に保つために、燃焼ガス温度を検
出し、この検出温度に基づいて水や水蒸気を煙道に供給
するなどして燃焼ガス温度を調節する手段が知られてい
る(特開昭55-20379号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ゴミなど不揃
いで組成なども不均一な塊状物を燃焼させる場合、この
燃焼により生じる燃焼ガスの組成は不均一となる。例え
ば流動層ボイラなどで燃焼させる場合なら、かかる塊状
物を流動層上に落下させた場合に、まず、水分が蒸発し
次いで燃焼が始まる。例えば塊状物がプラスチックであ
れば、燃焼は激しくなり、排ガスの温度は急激に上昇
し、かつ、一酸化炭素などの未燃分が炉内を上昇して燃
焼雰囲気が拡大する。布団などのような繊維の塊状物で
あれば、水分が蒸発した後炭化し、燃焼が長く続く。流
動層内の部位によっては空気が吹き抜け、高酸素濃度
で、かつ、低水分濃度のガスが発生する。このように、
ゴミなどの燃焼を続けるうちに、水分濃度が低く酸素濃
度が高い燃焼ガスが局所的、あるいは一時的に発生す
る。かかる部位にアンモニアなどの脱硝用還元剤が添加
されても窒素酸化物濃度が減少せず、かえって、脱硝用
還元剤が高温酸化されて窒素酸化物に転じ、むしろ排ガ
ス中の窒素酸化物濃度が増加するという問題があった。
【0005】本発明は、燃焼により不安定なガス組成の
排ガスを生じても、脱硝用還元剤の添加により窒素酸化
物濃度がかえって増加してしまうことを防止し、無触媒
脱硝性能を向上することができる燃焼装置及び燃焼方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、無触媒脱
硝反応につき各種の実験を行ない、燃焼装置において、
燃焼の中間ラジカルの残存する部位などでは、脱硝用還
元剤の高温酸化による窒素酸化物生成を抑制し、脱硝用
還元剤による脱硝反応を促進するのには水の影響が大き
いことを見出して本発明の想到に至ったもので、本発明
の要旨は、燃焼を行なう燃焼炉と、該燃焼炉内で燃焼ガ
スとアンモニア、アンモニア化合物又は含窒素有機化合
物とが反応する燃焼ガス領域にアンモニア、アンモニア
化合物又は含窒素有機化合物を有する脱硝用還元剤を供
給する脱硝用還元剤供給手段と、前記燃焼炉内に前記脱
硝用還元剤の高温酸化による窒素酸化物の生成を防止す
るための水を供給する給水手段とを備えた燃焼装置にあ
る。
【0007】また、前記脱硝用還元剤の高温酸化による
前記燃焼ガスの窒素酸化物が生成される度合いが一定値
より大きいか否かを検出する検出手段と、該検出手段が
前記度合いは前記一定値より大きいことを検出したとき
は前記給水手段により前記燃焼炉内に供給する前記水の
量を増量する増水手段とを備えた前記の燃焼装置も要旨
とする。
【0008】前記給水手段が供給する前記水を予め蒸気
化し、該蒸気に前記脱硝用還元剤供給手段が供給する前
記脱硝用還元剤を予めガス化して混合した混合蒸気とし
てから該混合蒸気を前記燃焼炉内に供給する混合蒸気供
給手段を備えた前記の何れかの燃焼装置も要旨とする。
【0009】アンモニア、アンモニア化合物又は含窒素
有機化合物を有する脱硝用還元剤を燃焼により生じる燃
焼ガスに供給する工程と、前記燃焼ガスに前記脱硝用還
元剤の高温酸化により窒素酸化物が生成される雰囲気の
部分があるときは少なくとも該部分に水を供給する工程
とを備えた燃焼方法も要旨とする。
【0010】
【作用】本発明者らは、燃焼ガス中に脱硝用還元剤のほ
かに、一定量の水を存在させることで、脱硝用還元剤が
高温酸化されて窒素酸化物に転じるのを防止できること
を無触媒脱硝反応につき各種の実験を行なって検証し
た。従って、燃焼装置の燃焼炉内で燃焼ガスとアンモニ
ア、アンモニア化合物又は含窒素有機化合物とが反応す
る領域に、アンモニア、アンモニア化合物又は含窒素有
機化合物を有する脱硝用還元剤の他、脱硝用還元剤の高
温酸化による窒素酸化物の生成を防止するための水を供
給するすれば、脱硝用還元剤の添加により燃焼ガスの窒
素酸化物濃度がかえって増加してしまうことを防止でき
る。
【0011】検出手段と増水手段とを備えた前記の燃焼
装置の場合は、脱硝用還元剤の高温酸化による前記燃焼
ガスの窒素酸化物が生成される度合いが一定値より大き
いときに、供給する水を増量して、水の不足により燃焼
ガスの窒素酸化物濃度の増大を十分に防止できなくなる
事態を防ぐことができる。
【0012】水を液状のまま供給する場合は、燃焼装置
内で、まずアンモニアが蒸発し、その後水が気化するの
で、アンモニアと水とを共存させにくいが、混合蒸気供
給手段を備えた前記の燃焼装置の場合は、水を予め蒸気
化し、この蒸気に脱硝用還元剤を予めガス化して混合し
た混合蒸気としてから該混合蒸気を燃焼ガスに供給する
のでアンモニアと水とを共存させやすいから、燃焼ガス
の窒素酸化物濃度の増大を十分に防止することができ
る。
【0013】また、上記の燃焼方法によれば、燃焼ガス
に前記脱硝用還元剤の高温酸化により窒素酸化物が生成
される雰囲気の部分に供給される水により、やはり脱硝
用還元剤の添加により燃焼ガスの窒素酸化物濃度がかえ
って増加してしまうことを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、第1の実施例として、本発明の根拠となる無触媒脱
硝反応についての実験結果につき説明する。この実験
は、無触媒脱硝性能におよぼす燃焼ガス中の水と酸素と
の濃度の影響についての実験であり、流動層ボイラの流
動層上部の空間を模擬して、加熱した石英管の中に、C
Oを5000ppm、NOを200ppm、NH3を500ppmとし、一定
の割合でH2OとO2とを含む窒素をベースとした試料ガ
スを流通させて、石英管内の温度を変化させながら石英
管両端部側のNOx濃度変化により脱硝率を測定し、H
2OとO2との混合割合の異なる試料ガス間での脱硝率を
比較するものである。
【0015】試料ガスは試料ガス1乃至5の5種類を用
意した。試料ガス1はH2Oが20%、O2が7%、試料ガ
ス2はH2Oが20%、O2が15%、試料ガス3はH2Oが1
0%、O2が7%、試料ガス4はH2Oが0%、O2が7
%、そして、試料ガス5はH2Oが0%、O2が15%であ
る。
【0016】かかる実験の結果としての石英管内温度と
脱硝率との関係は図2に示す。図2は本実験における石
英管内温度と脱硝率との関係を示すグラフ図である。H
2Oが0%、O2が15%である場合(試料ガス5)には、
石英管内温度が900℃においてNOx濃度は200ppm乃至4
00ppm程度に増加し、脱硝率が−100%近くになるのに対
し、O2が15%存在していてもH2Oが20%存在していれ
ば(試料ガス2)、脱硝率は50%以上となる。一般に、
アンモニアによる無触媒脱硝は750℃以上で生起し、900
℃としても、このように大きな脱硝率上昇は生じないこ
とが知られているが、H2Oを介在させた場合は、この
ように脱硝率を劇的に高められることが確かめられた。
【0017】かかる実験結果から、燃焼ガス中にアンモ
ニアのほかに、一定量の水を存在させることで、アンモ
ニアが高温酸化されて窒素酸化物に転じるのを防止でき
ることがわかる。従って、脱硝用還元剤の高温酸化によ
り窒素酸化物が生成される雰囲気の部分があるときは、
該部分に水を供給するすれば、アンモニアの添加により
窒素酸化物濃度がかえって増加してしまうことを防止
し、無触媒脱硝性能を向上することができる。
【0018】以下では本発明の一実施例にかかる、この
ような燃焼装置の一例について、本発明の第2の実施例
として説明する。図1はかかるゴミ焼却用燃焼装置の系
統図である。同図を参照して、1はゴミを燃焼させる燃
焼炉であり、該炉内にはブロワー6により流動空気と2
次燃焼空気とが供給される。15はNOx濃度検出器で
ある。22はかかる流動空気供給ラインであり、23は
2次燃焼空気供給ラインである。21は燃焼炉1内にゴ
ミを供給するゴミ供給ラインである。2は燃焼炉1で発
生した燃焼ガスを冷却する冷却塔であり、冷却水ライン
24が供給する冷却水を冷却媒体とする。3は煙道、4
は集塵機、5は煙突である。
【0019】7は気化器であり、かかる気化器7には水
供給ライン24により水が、アンモニア水供給ライン2
5により脱硝用還元剤としてのアンモニア水が、それぞ
れ供給される。制御バルブ10は気化器7に供給するア
ンモニア水供給ライン25を流通するアンモニア水の流
量を調節し、制御バルブ11は水供給ライン26を流通
する水の流量を調節し、あるいは流通を停止する。気化
器7に供給されたアンモニア水と水とは気化器7で加熱
して水蒸気にガス化したアンモニアが混合した混合蒸気
にして、該混合蒸気はアンモニア添加ライン27を介し
て焼却炉1内に供給する。かかる混合蒸気が供給される
部位は、燃焼炉1内の燃焼の中間ラジカルの残存する部
位など、燃焼ガスとアンモニアとが反応する燃焼ガス領
域である。
【0020】12は温度センサであり、燃焼炉1内の冷
却塔近くに設けられている。13はNOx濃度を検出す
るNOx濃度検出器であり、煙道3内に設けられてい
る。かかる温度センサ12による検出温度信号とNOx
濃度検出器13による検出NOx濃度値信号とは、それ
ぞれ温度信号ライン31、NOx濃度信号ライン30に
より水流量制御器8に送られる。該制御器8は、かかる
検出温度と検出NOx濃度値とにより燃焼ガスが脱硝用
還元剤としてのアンモニアの高温酸化により窒素酸化物
が生成される度合いが一定値より大きいか否かを判断す
る。すなわち、検出温度と検出NOx濃度値とがとも
に、それぞれの基準値より高いときは、アンモニアの高
温酸化により窒素酸化物が生成される度合いが一定値よ
り大きいと判断し、制御バルブ11に水流量制御ライン
32を介して水流量制御信号を送り、水供給ライン26
から水を気化器7に送り、気化器7で生成される混合蒸
気中の水蒸気量を大きくする。検出温度と検出NOx濃
度値との基準値は燃焼装置の個々の特性や使用目的など
により種々に設定することができるが、検出温度の基準
値については、還元剤酸化を促進する800℃程度にする
のが望ましい。
【0021】また、14は煙道3内の集塵機4下流に設
けられ、燃焼ガスの流量を検出する流量検出器であり、
該検出器14による燃焼ガス流量検出信号は流量信号ラ
イン28を介してアンモニア水制御器9に送られる。ア
ンモニア水制御器9は、この燃焼ガス流量検出信号に基
づいて、アンモニア流量制御信号をアンモニア流量制御
信号ライン29介して制御バルブ10に送り、気化器7
に送られるアンモニア水の流量を調節する。本実施例で
は制御の簡略化のため、必要なアンモニア量は排ガス流
量に比例して増大するとみなし、アンモニア水の流量を
排ガス流量検出値に比例させている。
【0022】つづいて、本実施例にかかる燃焼装置の作
用について説明する。ゴミ供給ライン21から供給され
てきたゴミは燃焼炉1内で燃焼し、この燃焼で生じた80
0℃程度の燃焼ガスは冷却塔2内で冷却水ライン24か
ら供給される冷却水により、400℃程度に冷却され、煙
道3を通り集塵機3で集塵され、煙突5から排出され
る。
【0023】アンモニア水制御器9は、排ガス流量検出
器14による排ガス流量の検出値に比例した量のアンモ
ニア水を、制御バルブ10の調節により気化器7に供給
する。気化器7ではアンモニア水を気化させて混合蒸気
とし、燃焼炉1内の燃焼の中間ラジカルの残存する部位
など、燃焼ガスとアンモニアとが反応する燃焼ガス領域
に供給する。もって、混合蒸気中の水の作用によって脱
硝用還元剤の添加により燃焼ガスの窒素酸化物濃度がか
えって増加してしまうことを防止できる。
【0024】水流量制御器8は、上述のとおり燃焼ガス
が脱硝用還元剤としてのアンモニアの高温酸化により窒
素酸化物が生成される度合いが一定値より大きいか否か
を判断し、大きい場合は制御バルブ11に水流量制御信
号を送り、水供給ライン26から水を気化器7に送り、
かかる水はアンモニア水とともに気化器7で加熱されて
混合蒸気となり、もって、生成される混合蒸気中の水蒸
気量が増大するから、水の不足により燃焼ガスの窒素酸
化物濃度の増大を十分に防止できなくなる事態を防ぐこ
とができる。
【0025】また、水とアンモニアとを燃焼炉1内に供
給する場合、水を液状のまま供給すると燃焼炉1内で、
まずアンモニアが蒸発し、その後水が気化するので、ア
ンモニアと水とを共存させにくいが、本実施例の燃焼装
置の場合は、燃焼炉1内に供給される水とアンモニアと
は、上述のとおり蒸気と該蒸気にアンモニアが混合した
混合蒸気として供給されるから、アンモニアと水とを共
存させやすく、燃焼ガスの窒素酸化物濃度の増大を十分
に防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明の燃焼装置又は燃焼
方法によれば、上述のとおり脱硝用還元剤の添加により
燃焼ガスの窒素酸化物濃度がかえって増加してしまうこ
とを防止できるから、無触媒脱硝性能を向上することが
できる燃焼装置、燃焼方法を提供することができる。
【0027】また、検出手段と増水手段とを備えた前記
の燃焼装置の場合は、上述のとおり水の不足により燃焼
ガスの窒素酸化物濃度の増大を十分に防止できなくなる
事態を防ぐことができるから、無触媒脱硝性能をさらに
向上することができる燃焼装置を提供することができ
る。
【0028】さらに、混合蒸気供給手段を備えた前記の
燃焼装置の場合は、上述のとおりアンモニアと水とを共
存させやすいから、燃焼ガスの窒素酸化物濃度の増大を
十分に防止することができ、もって、この点でも無触媒
脱硝性能をさらに向上することができる燃焼装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2の実施例にかかるゴミ焼却用燃焼
装置の系統図である。
【図2】本発明の第1の実施例たる実験における石英管
内温度と脱硝率との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 燃焼炉 2 冷却塔 3 煙道 7 気化器 8 水流量制御器 10 制御バルブ 11 制御バルブ 12 温度センサ 13 NOx濃度検出器 25 アンモニア水供給ライン 26 水供給ライン 27 アンモニア添加ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼を行なう燃焼炉と、該燃焼炉内で燃
    焼ガスとアンモニア、アンモニア化合物又は含窒素有機
    化合物とが反応する燃焼ガス領域にアンモニア、アンモ
    ニア化合物又は含窒素有機化合物を有する脱硝用還元剤
    を供給する脱硝用還元剤供給手段と、前記燃焼炉内に前
    記脱硝用還元剤の高温酸化による窒素酸化物の生成を防
    止するための水を供給する給水手段とを備えた燃焼装
    置。
  2. 【請求項2】 前記脱硝用還元剤の高温酸化による前記
    燃焼ガスの窒素酸化物が生成される度合いが一定値より
    大きいか否かを検出する検出手段と、該検出手段が前記
    度合いは前記一定値より大きいことを検出したときは前
    記給水手段により前記燃焼炉内に供給する前記水の量を
    増量する増水手段とを備えた請求項1項記載の燃焼装
    置。
  3. 【請求項3】 前記給水手段が供給する前記水を予め蒸
    気化し、該蒸気に前記脱硝用還元剤供給手段が供給する
    前記脱硝用還元剤を予めガス化して混合した混合蒸気と
    してから該混合蒸気を前記燃焼炉内に供給する混合蒸気
    供給手段を備えた請求項1項又は2項記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 アンモニア、アンモニア化合物又は含窒
    素有機化合物を有する脱硝用還元剤を燃焼により生じる
    燃焼ガスに供給する工程と、前記燃焼ガスに前記脱硝用
    還元剤の高温酸化により窒素酸化物が生成される雰囲気
    の部分があるときは少なくとも該部分に水を供給する工
    程とを備えた燃焼方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076033A (ja) * 2010-10-04 2012-04-19 Ushio Inc 排ガスの無触媒脱硝方法および装置
JP2015205272A (ja) * 2015-06-22 2015-11-19 日立造船株式会社 焼却設備における還元剤供給方法
WO2022176275A1 (ja) * 2021-02-19 2022-08-25 株式会社Ihi 燃焼装置およびボイラ

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