JPH0627240A - ２検出器型のシンチレーションカメラ - Google Patents
２検出器型のシンチレーションカメラInfo
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- JPH0627240A JPH0627240A JP18361192A JP18361192A JPH0627240A JP H0627240 A JPH0627240 A JP H0627240A JP 18361192 A JP18361192 A JP 18361192A JP 18361192 A JP18361192 A JP 18361192A JP H0627240 A JPH0627240 A JP H0627240A
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- Japan
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- detector
- frame
- screw shaft
- support frame
- coupling
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各検出器の回転フレームの回動中心に対する
等距離の相対移動を、小動力で確実に行うことができる
２検出器型のシンチレーションカメラの提供。 【構成】 上下一対の検出器を備えた２検出器型のシン
チレーションカメラにおいて、各一端部がカップリング
を介して連結され、回転フレームの一方の側方に沿わせ
て同軸に取り付けられた径およびピッチが同一でねじ山
の巻き方向が反対の右ねじ軸および左ねじ軸と、一方の
検出器支持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する
右ねじナットおよび他方の検出器支持フレームに固着さ
れ前記左ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップ
リングを介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆
動機構とを設ける。
等距離の相対移動を、小動力で確実に行うことができる
２検出器型のシンチレーションカメラの提供。 【構成】 上下一対の検出器を備えた２検出器型のシン
チレーションカメラにおいて、各一端部がカップリング
を介して連結され、回転フレームの一方の側方に沿わせ
て同軸に取り付けられた径およびピッチが同一でねじ山
の巻き方向が反対の右ねじ軸および左ねじ軸と、一方の
検出器支持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する
右ねじナットおよび他方の検出器支持フレームに固着さ
れ前記左ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップ
リングを介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆
動機構とを設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、核医学画像診断装置に
使用される２検出器型のシンチレーションカメラにに係
わり、特に、各検出器の回転フレームの回動中心に対す
る等距離の相対移動を、小動力で確実に行うのに好適な
２検出器型のシンチレーションカメラに関する。
使用される２検出器型のシンチレーションカメラにに係
わり、特に、各検出器の回転フレームの回動中心に対す
る等距離の相対移動を、小動力で確実に行うのに好適な
２検出器型のシンチレーションカメラに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の２検出器型のシンチレーションカ
メラを、図２ないし図５を参照して説明する。図２はそ
の本体構成を示す正面図、図３は図２のIII−III矢視
図、図４は検出器の移動機構説明用の正面図、図５は図
４のＶ−Ｖ矢視図である。
メラを、図２ないし図５を参照して説明する。図２はそ
の本体構成を示す正面図、図３は図２のIII−III矢視
図、図４は検出器の移動機構説明用の正面図、図５は図
４のＶ−Ｖ矢視図である。
【０００３】図において、１はスタンド、２はスタンド
１に回動可能に直立支持された回転フレーム、３，４は
回転フレーム２の回動中心Ａに対して上下に対称配置さ
れている検出器支持フレームで、検出器支持フレーム
３，４の両側には回転フレーム２の左右側方部より該回
転フレーム２の前方に突出させた左右一対のアーム３ａ
および４ａが設けられている。５，６はアーム３ａ，４
ａにそれぞれ支持されている上下一対の検出器である。
７，８は回転フレーム２の左右側面に設けられているガ
イドレール、９，１０はガイドレール７，８に沿って移
動可能な検出器支持フレーム３，４に設けられたガイド
ローラである。１１，１２は検出器支持フレーム３，４
に固着されたナット、１３はナット１１に、また、１４
はナット１２にそれぞれ螺合しているねじ軸、１５はね
じ軸１３を回動するモータ、１６はねじ軸１４を回動す
るモータで、モータ１５，１６は回転フレーム２の左右
側面に取り付けられている。符号１１，１３，１５およ
び１２，１４，１６により検出器５および６の各独立の
送り機構を構成している。
１に回動可能に直立支持された回転フレーム、３，４は
回転フレーム２の回動中心Ａに対して上下に対称配置さ
れている検出器支持フレームで、検出器支持フレーム
３，４の両側には回転フレーム２の左右側方部より該回
転フレーム２の前方に突出させた左右一対のアーム３ａ
および４ａが設けられている。５，６はアーム３ａ，４
ａにそれぞれ支持されている上下一対の検出器である。
７，８は回転フレーム２の左右側面に設けられているガ
イドレール、９，１０はガイドレール７，８に沿って移
動可能な検出器支持フレーム３，４に設けられたガイド
ローラである。１１，１２は検出器支持フレーム３，４
に固着されたナット、１３はナット１１に、また、１４
はナット１２にそれぞれ螺合しているねじ軸、１５はね
じ軸１３を回動するモータ、１６はねじ軸１４を回動す
るモータで、モータ１５，１６は回転フレーム２の左右
側面に取り付けられている。符号１１，１３，１５およ
び１２，１４，１６により検出器５および６の各独立の
送り機構を構成している。
【０００４】上記構成において、検出器５，６は、前記
各送り機構のモータ１５，１６を駆動することにより、
検出器支持フレーム３，４とともにガイドレール７，８
を案内にして回転フレーム２の回動中心Ａに対して接近
し、または離れるように互いに反対方向へ相対移動す
る。そして、両者間の距離は、回動中心Ａに対して常に
等距離ａが保たれるように、エンコーダやポテンショメ
ータ等の信号を介して制御されていた。
各送り機構のモータ１５，１６を駆動することにより、
検出器支持フレーム３，４とともにガイドレール７，８
を案内にして回転フレーム２の回動中心Ａに対して接近
し、または離れるように互いに反対方向へ相対移動す
る。そして、両者間の距離は、回動中心Ａに対して常に
等距離ａが保たれるように、エンコーダやポテンショメ
ータ等の信号を介して制御されていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の２検出器型
のシンチレーションカメラにおいては、検出器ごとに独
立の送り機構を有し、各検出器の移動の制御は、それら
の送り機構をエンコーダやポテンショメータ等を介して
行われているが、検出器の自重がかなり重いことから、
各送り機構のモータ容量がそれに見合う大きいものが必
要となり、また、独立の送り機構による移動であるた
め、エンコーダやポテンショメータ等を使用しても、各
検出器を、両者間の距離が回動中心Ａに対して常に等距
離ａに保たれるように位置制御することは困難である等
の問題点を有していた。
のシンチレーションカメラにおいては、検出器ごとに独
立の送り機構を有し、各検出器の移動の制御は、それら
の送り機構をエンコーダやポテンショメータ等を介して
行われているが、検出器の自重がかなり重いことから、
各送り機構のモータ容量がそれに見合う大きいものが必
要となり、また、独立の送り機構による移動であるた
め、エンコーダやポテンショメータ等を使用しても、各
検出器を、両者間の距離が回動中心Ａに対して常に等距
離ａに保たれるように位置制御することは困難である等
の問題点を有していた。
【０００６】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
各検出器の回転フレームの回動中心に対する等距離の相
対移動を、小動力で確実に行うことができる２検出器型
のシンチレーションカメラを提供することを目的とす
る。
各検出器の回転フレームの回動中心に対する等距離の相
対移動を、小動力で確実に行うことができる２検出器型
のシンチレーションカメラを提供することを目的とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、回動可能にスタンドに直立支持された回
転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回転フ
レームの前方に突出する左右一対のアームを有し、前記
左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に対し
て互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下に対
称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持フレ
ームのアームに支持された上下一対の検出器とを備えた
２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前記回
転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端部が
カップリングを介して連結され、前記回転フレームのい
ずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられた径
およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右ねじ
軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出器支
持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナ
ットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前記左
ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリングを
介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機構と
を設ける構成にしたものである。
め、本発明は、回動可能にスタンドに直立支持された回
転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回転フ
レームの前方に突出する左右一対のアームを有し、前記
左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に対し
て互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下に対
称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持フレ
ームのアームに支持された上下一対の検出器とを備えた
２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前記回
転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端部が
カップリングを介して連結され、前記回転フレームのい
ずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられた径
およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右ねじ
軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出器支
持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナ
ットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前記左
ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリングを
介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機構と
を設ける構成にしたものである。
【０００８】また、回動可能にスタンドに直立支持され
た回転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回
転フレームの前方に突出する左右一対のアームを有し、
前記左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に
対して互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下
に対称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持
フレームのアームに支持された上下一対の検出器とを備
えた２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前
記回転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端
部がカップリングを介して連結され、前記回転フレーム
のいずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられ
た径およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右
ねじ軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出
器支持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ね
じナットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前
記左ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリン
グを介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機
構と、前記回転フレームの他の側方部の上部および下部
に取り付けたスプロケットと、該スプロケットに巻き掛
けられて前記上下の検出器支持フレームの相対移動が可
能なように各検出器支持フレームに固着されたチェーン
とからなるチェーン機構とを設ける構成にしたものであ
る。
た回転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回
転フレームの前方に突出する左右一対のアームを有し、
前記左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に
対して互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下
に対称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持
フレームのアームに支持された上下一対の検出器とを備
えた２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前
記回転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端
部がカップリングを介して連結され、前記回転フレーム
のいずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられ
た径およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右
ねじ軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出
器支持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ね
じナットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前
記左ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリン
グを介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機
構と、前記回転フレームの他の側方部の上部および下部
に取り付けたスプロケットと、該スプロケットに巻き掛
けられて前記上下の検出器支持フレームの相対移動が可
能なように各検出器支持フレームに固着されたチェーン
とからなるチェーン機構とを設ける構成にしたものであ
る。
【０００９】
【作用】上記のように構成したことにより、検出器およ
び検出器支持フレームの各重心から回転フレームの左右
側面のガイドレールまでを腕とする自重によるモーメン
ト荷重は、前記従来技術の場合と同様に、ガイドローラ
を介してガイドレールにより支持される。この場合、各
検出器および検出器支持フレームの自重は、右ねじナッ
トおよび左ねじナットを介して、カップリングにより連
結された右ねじ軸および左ねじ軸の軸方向にそれぞれ作
用し、該自重の作用により右ねじ軸および左ねじ軸に互
いに反対方向のトルクを発生させる。この両ねじ軸に発
生するトルクは、作用する自重が等しいことから同一の
大きさで、かつ向きが反対となり互いに相殺される。こ
のトルクの相殺により、右ねじ軸および左ねじ軸を回動
させるためのトルクは、前記自重によるモーメント荷重
によりガイドレールとガイドローラとの間に発生する摩
擦抵抗のほか、左右のねじ軸の駆動抵抗に打ち勝つだけ
の小さなものでよく、このため、検出器の移動が従来に
比べて小動力で可能になる。
び検出器支持フレームの各重心から回転フレームの左右
側面のガイドレールまでを腕とする自重によるモーメン
ト荷重は、前記従来技術の場合と同様に、ガイドローラ
を介してガイドレールにより支持される。この場合、各
検出器および検出器支持フレームの自重は、右ねじナッ
トおよび左ねじナットを介して、カップリングにより連
結された右ねじ軸および左ねじ軸の軸方向にそれぞれ作
用し、該自重の作用により右ねじ軸および左ねじ軸に互
いに反対方向のトルクを発生させる。この両ねじ軸に発
生するトルクは、作用する自重が等しいことから同一の
大きさで、かつ向きが反対となり互いに相殺される。こ
のトルクの相殺により、右ねじ軸および左ねじ軸を回動
させるためのトルクは、前記自重によるモーメント荷重
によりガイドレールとガイドローラとの間に発生する摩
擦抵抗のほか、左右のねじ軸の駆動抵抗に打ち勝つだけ
の小さなものでよく、このため、検出器の移動が従来に
比べて小動力で可能になる。
【００１０】また、検出器を移動させる右ねじ軸および
左ねじ軸が、径およびピッチを同一に形成され、両者を
カップリングにより連結して同軸に配置する構成にした
ため、上下検出器をエンコーダやポテンショメータ等を
使用することなく、回転フレームの回動中心に対して常
に等距離の相対移動をさせることが可能になる。
左ねじ軸が、径およびピッチを同一に形成され、両者を
カップリングにより連結して同軸に配置する構成にした
ため、上下検出器をエンコーダやポテンショメータ等を
使用することなく、回転フレームの回動中心に対して常
に等距離の相対移動をさせることが可能になる。
【００１１】さらに、前記チェーン機構を設けた構成に
おいては、右ねじ軸と左ねじ軸を連結しているカップリ
ングが、仮りに万一外れた場合でも検出器の脱落を防止
することが可能になり安全である。
おいては、右ねじ軸と左ねじ軸を連結しているカップリ
ングが、仮りに万一外れた場合でも検出器の脱落を防止
することが可能になり安全である。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を参照して説
明する。図１は検出器の移動機構説明用の斜視図であ
る。図中、図２ないし図５と同符号のものは同じものを
示す。
明する。図１は検出器の移動機構説明用の斜視図であ
る。図中、図２ないし図５と同符号のものは同じものを
示す。
【００１３】図１において、２０は回転フレーム２の一
方の側面に沿って設けられた右ねじ軸で、その上端部は
回転フレーム２の側面に固着されたブラケット２２に支
持され、下端部は同様に回転フレーム２の側面に固着さ
れたブラケット２３に支持されている。２１は右ねじ軸
２０の下方に同軸に設けられた左ねじ軸で、その上端部
はブラケット２３に支持され、下端部は回転フレーム２
の側面に固着されたブラケット２４に支持されている。
ここで、右ねじ軸２０および左ねじ軸２１は、駆動効率
のよい精密ボールねじが使用されている。２５は右ねじ
軸２０の下端と左ねじ軸２１の下端とを連結するカップ
リングで、カップリング２５は検出器５，６のストロー
クに支障がないように、前記図３に示す回転フレーム２
の回動中心Ａとほぼ同レベルの位置に配置される。２６
は右ねじ軸２０に螺合する右ねじナットで、検出器支持
フレーム３の側面に固着されている。２７は左ねじ軸２
１に螺合する左ねじナットで、検出器支持フレーム４の
側面に固着されている。２８はカップリング２５の下方
に配置されている右ねじ軸２０および左ねじ軸２１回動
用のプーリ、２９は駆動用のモータ３１に取り付けられ
たプーリ、３０はプーリ２８，２９間を接続するタイミ
ングベルト、３２はプーリ２９とモータ３１との間に設
けられたトルクリミッタである。そして、モータ３１等
は左右のねじ軸２０，２１を回動させる駆動機構を構成
している。
方の側面に沿って設けられた右ねじ軸で、その上端部は
回転フレーム２の側面に固着されたブラケット２２に支
持され、下端部は同様に回転フレーム２の側面に固着さ
れたブラケット２３に支持されている。２１は右ねじ軸
２０の下方に同軸に設けられた左ねじ軸で、その上端部
はブラケット２３に支持され、下端部は回転フレーム２
の側面に固着されたブラケット２４に支持されている。
ここで、右ねじ軸２０および左ねじ軸２１は、駆動効率
のよい精密ボールねじが使用されている。２５は右ねじ
軸２０の下端と左ねじ軸２１の下端とを連結するカップ
リングで、カップリング２５は検出器５，６のストロー
クに支障がないように、前記図３に示す回転フレーム２
の回動中心Ａとほぼ同レベルの位置に配置される。２６
は右ねじ軸２０に螺合する右ねじナットで、検出器支持
フレーム３の側面に固着されている。２７は左ねじ軸２
１に螺合する左ねじナットで、検出器支持フレーム４の
側面に固着されている。２８はカップリング２５の下方
に配置されている右ねじ軸２０および左ねじ軸２１回動
用のプーリ、２９は駆動用のモータ３１に取り付けられ
たプーリ、３０はプーリ２８，２９間を接続するタイミ
ングベルト、３２はプーリ２９とモータ３１との間に設
けられたトルクリミッタである。そして、モータ３１等
は左右のねじ軸２０，２１を回動させる駆動機構を構成
している。
【００１４】４０は上記左右のねじ軸２０，２１と反対
側の回転フレーム２の側面上部に取り付けられたスプロ
ケット、４１は同様に回転フレーム２の側面下部に取り
付けられたスプロケット、４２はスプロケット４０，４
１に掛け回されたチェーンで、チェーン４２の途中は検
出器５，６が相対移動できるように、検出器支持フレー
ム３および検出器支持フレーム４にそれぞれ係止されて
おり、スプロケット４０，４１とともにチェーン機構を
構成している。
側の回転フレーム２の側面上部に取り付けられたスプロ
ケット、４１は同様に回転フレーム２の側面下部に取り
付けられたスプロケット、４２はスプロケット４０，４
１に掛け回されたチェーンで、チェーン４２の途中は検
出器５，６が相対移動できるように、検出器支持フレー
ム３および検出器支持フレーム４にそれぞれ係止されて
おり、スプロケット４０，４１とともにチェーン機構を
構成している。
【００１５】つぎに、上記構成の作用について説明す
る。各検出器５，６および検出器支持フレーム３，４の
各重心から回転フレーム２の左右側面に設けたガイドレ
ール７，８までを腕とする各自重によるモーメント荷重
は、前記従来技術の場合と同様に、ガイドローラ９，１
０を介してガイドレール７，８により支持される。
る。各検出器５，６および検出器支持フレーム３，４の
各重心から回転フレーム２の左右側面に設けたガイドレ
ール７，８までを腕とする各自重によるモーメント荷重
は、前記従来技術の場合と同様に、ガイドローラ９，１
０を介してガイドレール７，８により支持される。
【００１６】そしてこの場合、各検出器５，６および検
出器支持フレーム３，４の自重は、右ねじナット２６お
よび左ねじナット２７を介して、カップリング２５によ
り連結された右ねじ軸２０および左ねじ軸２１の軸方向
にそれぞれ作用し、該自重の作用により右ねじ軸２０お
よび左ねじ軸２１に、図示矢印方向に互いに反対方向の
トルクＴ1，Ｔ2を発生させる。この発生トルクＴ1，Ｔ2
は、作用する自重が等しいことから同一の大きさで、か
つ向きが反対のもので、互いに相殺されてほぼゼロにな
る。このトルクＴ1，Ｔ2が相殺されることにより、右ね
じ軸２０および左ねじ軸２１を回動させるための駆動ト
ルクは、前記自重によるモーメント荷重によりガイドレ
ール７，８とガイドローラ９，１０との間に発生する摩
擦抵抗のほか、左右のねじ軸２０，２１の駆動抵抗より
大であればよい。ここで、ガイドレール７，８とガイド
ローラ９，１０との間に発生する摩擦抵抗は、ガイドロ
ーラ９，１０に小径の複数の球を有する直線移動用の軸
受を使用することにより小さくなっており、また、両ね
じ軸２０，２１の駆動抵抗も精密ボールねじを使用して
小さくなっている。このため、検出器５，６の移動は、
回転フレーム２がどの回転角度にあっても従来に比べて
小動力で足り、駆動機構は勿論、ねじ軸径も含めて小形
化することが可能になる。そして、駆動機構が大容量の
ものであっても、トルクリミッタ３２の介設により、検
出器５，６が被検者を挾んだ際に発生する過負荷を容易
に回避することができる。
出器支持フレーム３，４の自重は、右ねじナット２６お
よび左ねじナット２７を介して、カップリング２５によ
り連結された右ねじ軸２０および左ねじ軸２１の軸方向
にそれぞれ作用し、該自重の作用により右ねじ軸２０お
よび左ねじ軸２１に、図示矢印方向に互いに反対方向の
トルクＴ1，Ｔ2を発生させる。この発生トルクＴ1，Ｔ2
は、作用する自重が等しいことから同一の大きさで、か
つ向きが反対のもので、互いに相殺されてほぼゼロにな
る。このトルクＴ1，Ｔ2が相殺されることにより、右ね
じ軸２０および左ねじ軸２１を回動させるための駆動ト
ルクは、前記自重によるモーメント荷重によりガイドレ
ール７，８とガイドローラ９，１０との間に発生する摩
擦抵抗のほか、左右のねじ軸２０，２１の駆動抵抗より
大であればよい。ここで、ガイドレール７，８とガイド
ローラ９，１０との間に発生する摩擦抵抗は、ガイドロ
ーラ９，１０に小径の複数の球を有する直線移動用の軸
受を使用することにより小さくなっており、また、両ね
じ軸２０，２１の駆動抵抗も精密ボールねじを使用して
小さくなっている。このため、検出器５，６の移動は、
回転フレーム２がどの回転角度にあっても従来に比べて
小動力で足り、駆動機構は勿論、ねじ軸径も含めて小形
化することが可能になる。そして、駆動機構が大容量の
ものであっても、トルクリミッタ３２の介設により、検
出器５，６が被検者を挾んだ際に発生する過負荷を容易
に回避することができる。
【００１７】また、右ねじ軸２０および左ねじ軸２１
が、径およびピッチを同一に形成され、両者をカップリ
ング２５により連結して同軸に配置する構成にしたた
め、検出器５，６をエンコーダやポテンショメータ等を
使用することなく、容易かつ確実に回転フレーム２の回
動中心Ａに対して常に等距離の相対移動をさせることが
可能になる。
が、径およびピッチを同一に形成され、両者をカップリ
ング２５により連結して同軸に配置する構成にしたた
め、検出器５，６をエンコーダやポテンショメータ等を
使用することなく、容易かつ確実に回転フレーム２の回
動中心Ａに対して常に等距離の相対移動をさせることが
可能になる。
【００１８】さらに、前記チェーン機構を設けたことに
より、両ねじ軸２０，２１を連結しているカップリング
２５が仮りに万一外れた場合でも、検出器５，６の脱落
を防止することが可能になり安全を保つことができる。
より、両ねじ軸２０，２１を連結しているカップリング
２５が仮りに万一外れた場合でも、検出器５，６の脱落
を防止することが可能になり安全を保つことができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、上下一対
の検出器を備えた２検出器型のシンチレーションカメラ
において、各一端部がカップリングを介して連結され、
回転フレームの一方の側方に沿わせて同軸に取り付けら
れた径およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の
右ねじ軸および左ねじ軸と、一方の検出器支持フレーム
に固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナットおよび
他方の検出器支持フレームに固着され前記左ねじ軸に螺
合する左ねじナットと、前記カップリングを介して連結
された左右のねじ軸を回動させる駆動機構とを設ける構
成にしたから、各検出器の回転フレームの回動中心に対
する等距離の相対移動を、小動力で確実に行うことがで
きる効果を奏する。
の検出器を備えた２検出器型のシンチレーションカメラ
において、各一端部がカップリングを介して連結され、
回転フレームの一方の側方に沿わせて同軸に取り付けら
れた径およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の
右ねじ軸および左ねじ軸と、一方の検出器支持フレーム
に固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナットおよび
他方の検出器支持フレームに固着され前記左ねじ軸に螺
合する左ねじナットと、前記カップリングを介して連結
された左右のねじ軸を回動させる駆動機構とを設ける構
成にしたから、各検出器の回転フレームの回動中心に対
する等距離の相対移動を、小動力で確実に行うことがで
きる効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例を示す検出器の移動機構説明
用の斜視図である。
用の斜視図である。
【図２】従来の２検出器型のシンチレーションカメラの
本体構成を示す正面図である。
本体構成を示す正面図である。
【図３】図２のIII−III矢視図である。
【図４】従来の検出器の移動機構を示す正面図である。
【図５】図４のＶ−Ｖ矢視図である。
１…スタンド、２…回転フレーム、３，４…検出器支持
フレーム、３ａ，４ａ…アーム、５，６…検出器、７，
８…ガイドレール、２０…右ねじ軸、２１…左ねじ軸、
２５…カップリング、２６…右ねじナット、２７…左ね
じナット、３１…モータ、３２…トルクリミッタ、４
０，４１…スプロケット、４２…チェーン。
フレーム、３ａ，４ａ…アーム、５，６…検出器、７，
８…ガイドレール、２０…右ねじ軸、２１…左ねじ軸、
２５…カップリング、２６…右ねじナット、２７…左ね
じナット、３１…モータ、３２…トルクリミッタ、４
０，４１…スプロケット、４２…チェーン。
Claims (2)
- 【請求項１】 回動可能にスタンドに直立支持された回
転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回転フ
レームの前方に突出する左右一対のアームを有し、前記
左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に対し
て互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下に対
称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持フレ
ームのアームに支持された上下一対の検出器とを備えた
２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前記回
転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端部が
カップリングを介して連結され、前記回転フレームのい
ずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられた径
およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右ねじ
軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出器支
持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナ
ットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前記左
ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリングを
介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機構と
を設けたことを特徴とする２検出器型のシンチレーショ
ンカメラ。 - 【請求項２】 回動可能にスタンドに直立支持された回
転フレームと、該回転フレームの左右側方部より回転フ
レームの前方に突出する左右一対のアームを有し、前記
左右側方部を案内にして回転フレームの回動中心に対し
て互いに反対方向へ等距離だけ相対移動可能に上下に対
称配置された検出器支持フレームと、該検出器支持フレ
ームのアームに支持された上下一対の検出器とを備えた
２検出器型のシンチレーションカメラにおいて、前記回
転フレームの回動中心部と同レベルの位置で各一端部が
カップリングを介して連結され、前記回転フレームのい
ずれか一方の側方部に沿わせて同軸に取り付けられた径
およびピッチが同一でねじ山の巻き方向が反対の右ねじ
軸および左ねじ軸と、前記上下いずれか一方の検出器支
持フレームに固着され前記右ねじ軸に螺合する右ねじナ
ットおよび他方の検出器支持フレームに固着され前記左
ねじ軸に螺合する左ねじナットと、前記カップリングを
介して連結された左右のねじ軸を回動させる駆動機構
と、前記回転フレームの他の側方部の上部および下部に
取り付けたスプロケットと、該スプロケットに巻き掛け
られて前記上下の検出器支持フレームの相対移動が可能
なように各検出器支持フレームに固着されたチェーンと
からなるチェーン機構とを設けたことを特徴とする２検
出器型のシンチレーションカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18361192A JPH0627240A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ２検出器型のシンチレーションカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18361192A JPH0627240A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ２検出器型のシンチレーションカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627240A true JPH0627240A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16138825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18361192A Pending JPH0627240A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | ２検出器型のシンチレーションカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0627240A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000344448A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-12 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベーター装置 |
| JP2001233572A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベーター |
| JP2001322771A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベータ |
| CN108318577A (zh) * | 2018-03-14 | 2018-07-24 | 权锐无损检测工程装备制造（上海）有限公司 | 一种磁粉探伤大范围变径可自转支撑 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18361192A patent/JPH0627240A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000344448A (ja) * | 1999-06-07 | 2000-12-12 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベーター装置 |
| JP2001233572A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-28 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベーター |
| JP2001322771A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-20 | Toshiba Corp | ダブルデッキエレベータ |
| JP4541498B2 (ja) * | 2000-05-15 | 2010-09-08 | 東芝エレベータ株式会社 | ダブルデッキエレベータ |
| CN108318577A (zh) * | 2018-03-14 | 2018-07-24 | 权锐无损检测工程装备制造（上海）有限公司 | 一种磁粉探伤大范围变径可自转支撑 |
| CN108318577B (zh) * | 2018-03-14 | 2023-09-29 | 权锐无损检测工程装备制造（上海）有限公司 | 一种磁粉探伤大范围变径可自转支撑 |
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