JPH085984Y2 - アンダーローラ型巻取機 - Google Patents
アンダーローラ型巻取機Info
- Publication number
- JPH085984Y2 JPH085984Y2 JP8718191U JP8718191U JPH085984Y2 JP H085984 Y2 JPH085984 Y2 JP H085984Y2 JP 8718191 U JP8718191 U JP 8718191U JP 8718191 U JP8718191 U JP 8718191U JP H085984 Y2 JPH085984 Y2 JP H085984Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- hole
- bearing
- under
- under roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Winding Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電線・ケーブルの製
造、出荷において、その電線・ケーブルを巻取るアンダ
ーローラ型巻取機に関するものである。
造、出荷において、その電線・ケーブルを巻取るアンダ
ーローラ型巻取機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】アンダーローラ型巻取機
は、図2、図3を参照して説明すると、ピット2の両側
に一対のフレーム3、3を並列に立設し、そのフレーム
3、3間に水平に並列の2本のアンダーローラ1、1を
設け、このアンダーローラ1、1に巻取ドラムDを載
せ、巻取ドラムDの軸孔を貫通させたシャフトdの両端
を、ピット2の両側上面に立設したフレーム8、8の軸
受9で支持し、この状態で、アンダーローラ1、1の回
転により巻取ドラムDを回転させて電線・ケーブルを巻
取る。
は、図2、図3を参照して説明すると、ピット2の両側
に一対のフレーム3、3を並列に立設し、そのフレーム
3、3間に水平に並列の2本のアンダーローラ1、1を
設け、このアンダーローラ1、1に巻取ドラムDを載
せ、巻取ドラムDの軸孔を貫通させたシャフトdの両端
を、ピット2の両側上面に立設したフレーム8、8の軸
受9で支持し、この状態で、アンダーローラ1、1の回
転により巻取ドラムDを回転させて電線・ケーブルを巻
取る。
【0003】この巻取機においては、巻取ドラムDのサ
イズが変わると、その軸孔の高さも変化し、それに応じ
ハンドル12を介して軸受9を昇降させる。このため、
サイズの変化が大きい場合には、ハンドル12をかなり
回さなければならず、煩わしい作業となる。
イズが変わると、その軸孔の高さも変化し、それに応じ
ハンドル12を介して軸受9を昇降させる。このため、
サイズの変化が大きい場合には、ハンドル12をかなり
回さなければならず、煩わしい作業となる。
【0004】また、シャフトdは軸受9に嵌め込んで支
持するだけのため、図4に示すように、巻取ドラムDの
軸孔にシャフトdを貫通後、そのシャフトdの両端にカ
ラーaをねじ止めして、軸受9からのシャフトdの抜け
止めを行っている。この抜け止め作業も煩わしいもので
ある。
持するだけのため、図4に示すように、巻取ドラムDの
軸孔にシャフトdを貫通後、そのシャフトdの両端にカ
ラーaをねじ止めして、軸受9からのシャフトdの抜け
止めを行っている。この抜け止め作業も煩わしいもので
ある。
【0005】この考案は、以上の点に留意し、巻取ドラ
ムのサイズ変化に応じた軸受の昇降量を少なくすること
を第1の課題とし、上記シャフトの抜け止めを容易とす
ることを第2の課題とする。
ムのサイズ変化に応じた軸受の昇降量を少なくすること
を第1の課題とし、上記シャフトの抜け止めを容易とす
ることを第2の課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、この考案にあっては、前述のアンダーローラ
型巻取機において、その軸受をなす両側の対の部材に軸
受孔を上下方向にそれぞれ複数個設けた構成としたので
ある。
るために、この考案にあっては、前述のアンダーローラ
型巻取機において、その軸受をなす両側の対の部材に軸
受孔を上下方向にそれぞれ複数個設けた構成としたので
ある。
【0007】上記第2の課題を解決するためには、上記
構成に加え、上記軸受孔外面にその孔を閉塞可能な板を
固定可能に取付けた構成としたのである。
構成に加え、上記軸受孔外面にその孔を閉塞可能な板を
固定可能に取付けた構成としたのである。
【0008】
【作用】このように構成するこの考案に係る巻取機は、
巻取ドラムのサイズに応じて、最も昇降量の少なくてす
む軸受孔を選んで、シャフトを貫通支持する。
巻取ドラムのサイズに応じて、最も昇降量の少なくてす
む軸受孔を選んで、シャフトを貫通支持する。
【0009】このとき、対の軸受孔の外側面距離にシャ
フトの長さを設定し、閉塞板があれば、それによって軸
受孔外面を覆って、シャフトの抜け止めを図る。
フトの長さを設定し、閉塞板があれば、それによって軸
受孔外面を覆って、シャフトの抜け止めを図る。
【0010】
【実施例】図2、図3に示すように、二本のアンダーロ
ーラ1はピット2内のフレーム3に軸受4によって平行
に回転可能に設置されている。このアンダーローラ1は
図示しない駆動源から伝導機構を介して駆動される。ア
ンダーローラ1のフレーム3の両側には巻取ドラムDの
軸孔に貫通したシャフトdを押持するためのフレーム8
が立ち上がっている。
ーラ1はピット2内のフレーム3に軸受4によって平行
に回転可能に設置されている。このアンダーローラ1は
図示しない駆動源から伝導機構を介して駆動される。ア
ンダーローラ1のフレーム3の両側には巻取ドラムDの
軸孔に貫通したシャフトdを押持するためのフレーム8
が立ち上がっている。
【0011】このフレーム8の中央縦方向にシャフト押
持部材(軸受部材)9を摺動させるカラム10が設けら
れ、このカラム10に沿って押持部材9は上下に移動す
る。押持部材9の上部にはピン9aを介してスクリュー
シャフト11が装着されてフレーム8の頂部に伸びてい
る。フレーム8の頂部にはハンドル12が回転自在に設
けられ、このハンドル12のナット13がスクリューシ
ャフト11に螺合しており、ハンドル12でナット13
を回転させることにより、スクリューシャフト11を介
してシャフト押持部材9が上下に摺動移動する。
持部材(軸受部材)9を摺動させるカラム10が設けら
れ、このカラム10に沿って押持部材9は上下に移動す
る。押持部材9の上部にはピン9aを介してスクリュー
シャフト11が装着されてフレーム8の頂部に伸びてい
る。フレーム8の頂部にはハンドル12が回転自在に設
けられ、このハンドル12のナット13がスクリューシ
ャフト11に螺合しており、ハンドル12でナット13
を回転させることにより、スクリューシャフト11を介
してシャフト押持部材9が上下に摺動移動する。
【0012】シャフト押持部材9は、シャフトdを受け
入れる逆U字状の軸受孔14が上下二段に掘られてドラ
ムDの大・小のサイズに対応するようになっている。押
持部材9の片方の軸受孔14の外側には突板15が張り
付け固着されており、シャフトdをドラム軸孔に貫通さ
せて軸受孔14に入れると、突板15に当ってその通り
抜けが阻止される。他方のシャフト押持部材9の外側面
にはアリ溝16が垂直方向に設けられていて、このアリ
溝16にシャフト貫通孔17を穿設したスライドゲート
板18が垂直方向に摺動可能に差し入れられている。
尚、シャフトdの長さは、両側フレーム3、3のシャフ
ト押持部材9の外側面間の寸法Lと同じか少し短くす
る。
入れる逆U字状の軸受孔14が上下二段に掘られてドラ
ムDの大・小のサイズに対応するようになっている。押
持部材9の片方の軸受孔14の外側には突板15が張り
付け固着されており、シャフトdをドラム軸孔に貫通さ
せて軸受孔14に入れると、突板15に当ってその通り
抜けが阻止される。他方のシャフト押持部材9の外側面
にはアリ溝16が垂直方向に設けられていて、このアリ
溝16にシャフト貫通孔17を穿設したスライドゲート
板18が垂直方向に摺動可能に差し入れられている。
尚、シャフトdの長さは、両側フレーム3、3のシャフ
ト押持部材9の外側面間の寸法Lと同じか少し短くす
る。
【0013】次に、実施例の巻取機の使用について説明
する。まず、アンダーローラ1に空ドラムDを配置し、
ハンドル12を回してスクリューシャフト11を昇降さ
せてシャフト押持部材9の位置をドラム軸孔に略一致さ
せる。ついで押持部材9のスライドゲート板18を引き
上げて、その押持部材9の方からシャフトdをドラム軸
孔に挿入し、その先端を対向する押持部材9の軸受孔1
4に入れ突板15に突き当たるまで挿入する。このと
き、シャフトdは両側の押持部材9の外側面までの長さ
としているので、シャフトdの後端は片方の押持部材9
に一致し、この状態でスライドゲート板18を元の位置
に戻すと、貫通孔17が上下の軸受孔14、14の間に
位置して軸受孔14が塞がれシャフトdは軸方向に移動
しない。この状態で、アンダーローラ1を回して巻取ド
ラムDに電線・ケーブルを巻取る。
する。まず、アンダーローラ1に空ドラムDを配置し、
ハンドル12を回してスクリューシャフト11を昇降さ
せてシャフト押持部材9の位置をドラム軸孔に略一致さ
せる。ついで押持部材9のスライドゲート板18を引き
上げて、その押持部材9の方からシャフトdをドラム軸
孔に挿入し、その先端を対向する押持部材9の軸受孔1
4に入れ突板15に突き当たるまで挿入する。このと
き、シャフトdは両側の押持部材9の外側面までの長さ
としているので、シャフトdの後端は片方の押持部材9
に一致し、この状態でスライドゲート板18を元の位置
に戻すと、貫通孔17が上下の軸受孔14、14の間に
位置して軸受孔14が塞がれシャフトdは軸方向に移動
しない。この状態で、アンダーローラ1を回して巻取ド
ラムDに電線・ケーブルを巻取る。
【0014】巻取ドラムDのサイズが大きく変わるとき
は、押持部材9の上側又は下側の軸受孔14を利用して
前記と同様にしてシャフトdを挿入する。
は、押持部材9の上側又は下側の軸受孔14を利用して
前記と同様にしてシャフトdを挿入する。
【0015】なお、実開昭63−133560号公報に
記載のごとく、アンダーローラ1が3本以上のときにも
この考案は採用できることは勿論である。また、軸受孔
14は使用する巻取ドラムDの径の範囲に応じて、その
数及び間隔を適宜に選択する。
記載のごとく、アンダーローラ1が3本以上のときにも
この考案は採用できることは勿論である。また、軸受孔
14は使用する巻取ドラムDの径の範囲に応じて、その
数及び間隔を適宜に選択する。
【0016】
【効果】以上の如く構成してなるこの考案は、巻取ドラ
ムのサイズ変化に応じてドラム支持用シャフトの軸受部
材の昇降量を極力少なくすることができ、作業性が向上
する。また、シャフトは軸方向の移動が阻止されるの
で、従来のようにカラーをねじ止めする必要がなくな
る。
ムのサイズ変化に応じてドラム支持用シャフトの軸受部
材の昇降量を極力少なくすることができ、作業性が向上
する。また、シャフトは軸方向の移動が阻止されるの
で、従来のようにカラーをねじ止めする必要がなくな
る。
【図1】一実施例の要部斜視図
【図2】同実施例の切断正面図
【図3】同実施例の平面図
【図4】巻取ドラムの斜視図
D 巻取ドラム d シャフト 1 アンダーローラ 2 ピット 3、8 フレーム 4 軸受 9 押持部材(軸受部材) 11 スクリューシャフト 12 ハンドル 13 ナット 14 軸受孔 15 突板 16 アリ溝 17 シャフト貫通孔 18 スライドゲート板
Claims (2)
- 【請求項1】 並列に立設した一対のフレーム間に、駆
動機により回転される水平に並列された少なくとも2本
のアンダーローラ1、1を設けると共に、前記対のフレ
ームに、前記アンダーローラ1に乗せた巻取ドラムDの
軸孔に貫通したシャフトに向って昇降可能かつ所要位置
で固定可能な軸受部材9をそれぞれ設け、その軸受部材
9には前記シャフトdの端部を嵌めて支持する軸受孔1
4を形成したアンダーローラ型巻取機において、上 記対の軸受部材9に前記軸受孔14を上下方向にそれ
ぞれ複数個設けたことを特徴とするアンダーローラ型巻
取機。 - 【請求項2】 上記軸受孔14外面にその孔14を閉塞
可能な板18を固定可能に取付けたことを特徴とする請
求項1記載のアンダーローラ型巻取機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8718191U JPH085984Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | アンダーローラ型巻取機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8718191U JPH085984Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | アンダーローラ型巻取機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537821U JPH0537821U (ja) | 1993-05-21 |
JPH085984Y2 true JPH085984Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=13907820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8718191U Expired - Lifetime JPH085984Y2 (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | アンダーローラ型巻取機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085984Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4088592B2 (ja) * | 2002-04-17 | 2008-05-21 | 有限会社ローリングス | 糸ワインダ |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP8718191U patent/JPH085984Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537821U (ja) | 1993-05-21 |
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