JPH0627230Y2 - パンチ・レーザ複合加工機 - Google Patents

パンチ・レーザ複合加工機

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JPH0627230Y2
JPH0627230Y2 JP1989026105U JP2610589U JPH0627230Y2 JP H0627230 Y2 JPH0627230 Y2 JP H0627230Y2 JP 1989026105 U JP1989026105 U JP 1989026105U JP 2610589 U JP2610589 U JP 2610589U JP H0627230 Y2 JPH0627230 Y2 JP H0627230Y2
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laser
punching
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punch
processing machine
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義治 佐藤
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はパンチ・レーザ複合加工機に係り、更に詳細
には、レーザ加工時に下タレットの上面を保護する遮蔽
部材を備えたパンチ・レーザ複合加工機に関する。
(従来の技術) 従来、タレットを備えたパンチング加工機とレーザ加工
装置とを組合せた複合加工機においては、レーザ切断加
工中に発生するスパッタやドロス等が飛散してタレット
面に付着する。その付着したスパッタやドロス等の清掃
はユーザの日常点検項目に含まれているか、あるいは、
圧縮空気により吹き飛ばす装置が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来のパンチ・レーザ複合加工機
は、レーザ切断加工中に発生したスパッタやドロスがタ
レット面上に飛散付着するが、このスパッタやドロスを
清掃するには人手と多くの時間を要していた。また、充
分除去できないためスパッタやドロスによりワークを傷
つけ製品品質を低下させたり、金型のカジリ等により金
型寿命を短縮するという問題があった。更に、圧縮空気
を吹き付けて付着したスパッタやドロスを除去する方法
もあるが、これとてタレットに配設された金型が邪魔を
して充分な除去効果を得ることができない。
この考案の目的は、上記問題点を改善するため、レーザ
切断加工時にのみパンチング加工機の下部タレットを遮
蔽部材で被覆し、レーザ切断加工時に発生するスパッタ
やドロスがタレット面へ付着することを防ぎ、製品品質
の向上と金型の長寿命化を図ったパンチ・レーザ複合加
工機を提供することにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案は、ワークにパン
チング加工を行なうパンチング加工機とレーザ加工を行
なうレーザ加工装置とを備えた複合加工機にして、パン
チング加工装置における上下のタレット間に巻取・巻戻
装置により進退自在となる遮蔽部材を設け、前記巻取・
巻戻装置を支承するベースの下面に作動装置を設け、そ
の作動装置により遮蔽部材を前記下部タレットの上面に
対し出没自在としてパンチ・レーザ複合加工機を構成し
た。
(作用) この考案のパンチ・レーザ複合加工機を採用することに
より、レーザ切断加工中は巻取・巻戻装置を作動して遮
蔽部材をパンチング加工機の上下タレット間に進入さ
せ、下部タレット上面を遮蔽部材で被覆しレーザ切断加
工中に発生するスパッタやドロスが下部タレットに付着
しないようにする。
パンチング加工時は前記巻取・巻戻装置を逆作動して遮
蔽部材を上下タレット間より退去させる。更に、巻取・
巻戻装置を支承するベースを作動装置の作動により下部
タレット上面より遮蔽部材を下降させ、パンチング加工
作業の邪魔にならない位置に退避させてパンチング加工
を行なう。
而して、下部タレット面にレーザ切断加工中に発生する
スパッタやドロスは付着しないので、ワークに傷を付け
ることなく、金型にカジリが発生することもなくなる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第7図および第8図を参照するに、パンチ・レーザ複合
加工機1はパンチング加工機3と、そのパンチング加工
機3に近接したレーザ加工装置5とで構成されている。
パンチング加工機3は、門型フレーム7内に一般公知の
構成なので詳細な図示を省略したが、電動機等により駆
動部材を介してパンチ中心9上に複数のパンチ11を備
えた上部タレット13と、その上部タレット13にパレ
ット11と対向したダイ15を備えた下部タレット17
が設けられている。
上記構成において、電動機を駆動し駆動部材を介して上
部タレット13に設けたパンチ11を押戻し、下部タレ
ット17に設けたダイ15と協働してパンチング加工が
行なわれる。
レーザ加工装置5は、前記パンチング加工機3の門型フ
レーム7の側方(第7図において左側)にレーザビーム
19を発振するレーザ発振器21が設けられている。ま
た、前記門型フレーム7の上部フレーム23上に反射鏡
25が設けられ、その反射鏡25の直下にノズル27を
先端に備えた加工ヘッド29が垂設され、加工ヘッド2
9の直下には上方へ開口した集塵ダクト31が設けられ
ている。
上記構成において、レーザ発振器21で発振されたレー
ザビーム19は反射鏡25で曲折され、加工ヘッド29
のノズル27よりアシストガスと共にワークWに照射さ
れレーザ切断加工が施こされる。
一方、ワークWを把持し位置決めするワーク位置決め装
置33は、固定テーブル35の左右両側に水平に設けた
ガイドレール37に案内される左右の可動テーブル39
が設けられている。その左右に設けた可動テーブル39
にはキャレッジベース41が跨いで連結してある。その
キャレッジベース41には図示を省略したが電動機等に
より駆動されるナット部材43が設けられ、そのナット
部材43に螺合する第1リードスクリュ45(第7図参
照)を前記上部フレーム23の下面に設けて構成してあ
り、電動機を駆動することによりキャレッジベース41
はY軸方向(第8図において左右方向)へ移動され位置
決めされる。
また、キャレッジベース41には、第2リードスクリュ
47がX軸方向(第8図において上下方向)に延設し、
その第2リードスクリュ47にキャレッジ49が螺合し
てある。そのキャレッジ49に複数のクランプ装置51
が配設されている。而して、ワークWの一端は複数のク
ランプ装置51に把持され、第8図に示したパンチ中心
9あるいはレーザ加工中心53に対して数値制御により
キャレッジベース41あるいはクランプ装置51の位置
制御をして、ワークWの移動位置決めがなされる。
前記レーザ加工装置5とパンチング加工機3との間には
テーブル55が設けられ、パンチング加工機3の上下の
タレット13,17間には、遮蔽部材57が設けてあ
り、その遮蔽部材57は巻取・巻戻装置59により上下
のタレット13,17間で進退自在となる。また、前記
巻取・巻戻装置59はベース61上に設けられ、そのベ
ース61は下部タレット17に接触することがないよう
中央部に角穴63が設けてある。更に、ベース61の下
面には、ベース61を上下動自在となる作動装置65で
ある流体圧作動のシリンダ67が複数ケ所に配設してあ
る。
巻取・巻戻装置59を備えた遮蔽部材57および作動装
置65について更に詳細に説明する。
第1図乃至第3図を参照するに、ベース61上に下部タ
レット17の両側に配置したブラケット69を設け、そ
のブラケット69の上部には遮蔽部材57を構成するチ
ェーン71を案内する溝73が相対して設けてある。
遮蔽部材57はチェーン71にキャタピラ75等を付属
せしめ、相互のキャタピラ75間は隙間のないものとし
て構成してある。そして最初に設けたキャタピラ75は
第3図に示すごとく所定の距離Fを保って取付けられて
いる。そのF寸法は下部タレット17の外径寸法以上に
設定する。
前記遮蔽部材57を巻取あるいは巻戻しする巻取・巻戻
装置59は、前記ブラケット69の片側(第1図におい
て左側)に遮蔽部材57を巻取る巻取軸77が設けてあ
る。その巻取軸77には前記遮蔽部材57のチェーン7
1を巻取るスプロケット79とプーリ81が設けられ、
そのプーリ81はベース61上に設置したモータ83の
プーリ85とベルト87等を介して連結されている。
一方、他側(第1図において右側)には遮蔽部材57を
案内する案内軸89の下方に巻取軸91が設けられ、図
示を省略したが電動機等が接続されている。更に、前記
ベース61の下面には、作動装置65である流体圧作動
シリンダ67が、複数ケ所に配設され、そのシリンダ6
7は図示を省略したが前記パンチング加工機3の門型フ
レーム7に設けた支持部材に固定されている。
上記構成において、パンチング加工時とレーザ加工時の
遮蔽部材57の動きに対して、第4図および第5図を併
せて参照しつつ説明する。
パンチング加工時は、第4図に示した状態になるよう、
巻取・巻戻装置59の巻戻軸91を回転させて遮蔽部材
57を巻戻した後、ベース61に設けた作動装置65で
ある複数のシリンダ67を作動させ、ベース61を下降
させる。(第1図に示す2点鎖線の位置)。
ベース61が下降することにより、下部タレット17の
上部は完全に露出し、邪魔になるものがなく通常のパン
チング加工作業を行なうことができる。
次にレーザ切断加工時は、第5図に示した状態となるよ
う、作動装置65である流体圧作動のシリンダ67を作
動させ、ベース61を上昇させる。(第1図に示す実線
の位置)。
ベース61が上昇後、モータ83を駆動しモータ83に
固着したプーリ85よりベルト87を介して巻取軸77
に設けたプーリ81を回転させる。巻取軸77が回転す
ることにより、遮蔽部材57のチェーン71は巻取軸7
7に巻取られ、キャタピラ75の部分で下部タレット1
7の上面を被覆する。
上述したごとく、下部タレット17の上面は遮蔽部材5
7で被覆されるので、レーザ切断加工中に発生するスパ
ッタやドロスは直接下部タレット17上に付着すること
がない。而して、スパッタやドロスによる下部金型15
のカジリもなく、金型の長寿命化を図ることができる。
加えて、ワークWの裏面に疵を付けることがないので製
品品質の向上を図ることができる。
第6図には、遮蔽部材57の他の実施例を示し、遮蔽部
材57としては、ロープ93にシート95(例えばビニ
ールシート等)を接合させた形式のものであり、其の
際、巻取軸、案内軸、巻戻軸はローラ97形式のもの
で、前記ロープ93の端部をローラ97の面に固定して
ある。操作は第1実施例と同様であり、その効果も同様
な効果が得られる。
なお、この考案は前述した各実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この
考案によれば、遮蔽部材を上下のタレット間に進退自在
に装着し、下部タレットをレーザ切断加工時に被覆する
ので、レーザ切断加工時に発生するスパッタやドロスは
下部タレット面に付着することがない。なお、パンチン
グ加工時には遮蔽部材を巻取り、且つ、遮蔽部材の位置
を下部タレット面より下げることにより、パンチング加
工の邪魔にならない。
而して、下部タレットに設けた下部金型にはスパッタや
ドロスが付着しないので、金型の長寿命化を図ることが
でき、ワークの裏面に疵を付けることもなく製品品質の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の主要部を示し、第1図は
第7図におけるI矢視部の拡大図、第2図は第1図にお
けるII−II線に沿った断面図、第3図は第1図における
III−III線に沿った断面図、第4図および第5図は作動
説明図、第6図は遮蔽部材の他の実施例を示す第3図と
同様な断面図、第7図および第8図はこの考案を実施す
る一実施例のパンチ・レーザ複合加工機を示し、第7図
は側面図、第8図は第7図におけるVIII−VIII線に沿っ
た拡大平面図である。 1……パンチ・レーザ複合加工機 3……パンチング加工機 5……レーザ加工装置、13……上部タレット 17……下部タレット、57……遮蔽部材 59……巻取・巻戻装置、61……ベース 65……作動装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークにパンチング加工を行なうパンチン
    グ加工機とレーザ加工を行なうレーザ加工装置とを備え
    た複合加工機にして、パンチング加工装置における上下
    のタレット間に巻取・巻戻装置により進退自在となる遮
    蔽部材を設け、前記巻取・巻戻装置を支承するベースの
    下面に作動装置を設け、その作動装置により遮蔽部材を
    前記下部タレットの上面に対し出没自在としたことを特
    徴とするパンチ・レーザ複合加工機。
JP1989026105U 1989-03-09 1989-03-09 パンチ・レーザ複合加工機 Expired - Lifetime JPH0627230Y2 (ja)

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JPH02118700U JPH02118700U (ja) 1990-09-25
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