JPH062714A - 直線運動用ベアリング - Google Patents

直線運動用ベアリング

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JPH062714A
JPH062714A JP16064992A JP16064992A JPH062714A JP H062714 A JPH062714 A JP H062714A JP 16064992 A JP16064992 A JP 16064992A JP 16064992 A JP16064992 A JP 16064992A JP H062714 A JPH062714 A JP H062714A
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groove
ball return
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slider
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三男 竹内
Kouyou Nakamura
光瑶 中村
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TAKEUCHI SEIKO KK
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0652Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage
    • F16C29/0654Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls
    • F16C29/0657Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls with two rows of balls, one on each side of the rail
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0602Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 負荷ボール転走通路7と無負荷ボールリター
ン通路8とを有し、スライダーがレール5と多数のボー
ル4を介して直線的な運動を行うベアリングで、スライ
ダーが、負荷ボール転走溝1aと、側面の一部が開放さ
れた無負荷ボールリターン溝1bが形成されているスラ
イダー本体1と、スライダー本体1への取付面のボール
反転部に連続しかつその一部が開放された無負荷ボール
リターン溝2c、3cが形成されているボールリターン
ピース2、3とよりなり、ボールリターンピース2、3
をスライダー本体1に取付けたとき、各々の無負荷ボー
ルリターン溝1bと2c、3cとが対向して接合され、
無負荷ボールリターン通路8を形成するようになつてい
る。 【効果】 無負荷ボールリターン通路の加工が容易で、
加工精度が良好で、加工工数を大幅に低減可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直線運動用ベアリング
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】直線運動用ベアリングは、NCマシン等
の工作機械におけるX、Y、Z軸、その他の加工機、自
動溶接機、射出成型機、自動運搬装置、工業用ロボッ
ト、その他一般産業機械のスライド部において多用され
ている。
【0003】図12、図13及び図14は、例えば、特
開昭59−205024号公報に開示さている直線摺動
用ベアリングの、それぞれ、半断面半平面図、半断面側
面図、及び側面図で、図12には図13のE−E断面、
図13には図12のD−D断面が示してある。これらの
図で、100は摺動台(本発明の図1の実施例のスライ
ダー本体1に相当、以下同じ)、200は軌道台(レー
ル5)、300は転走溝(負荷ボール転走通路7)、4
00は逃げボール孔(無負荷ボールリターン通路8)、
500、600は蓋体(ボールリターンピース2、
3)、700はボール(ボール4)を示している。
【0004】この直線運動用ベアリングは、摺動台10
0の両袖部の互いに対面する内面を傾斜状に形成して下
面側に開放側が拡開する台形状凹部を設け、この台形状
凹部内には互いに所定の間隔を維持し軌道台200の上
部を嵌合し、摺動台100の両袖部内面に相対面する軌
道台200の傾斜面とには互いに相対向して負荷ボール
域を構成する略半円形状の転走溝300を形成し、負荷
ボール域内を転走する各ボール700によって荷重を負
荷するようにし、これによってそれまでの直線摺動用ベ
アリングにおける問題点を解決すると同時に、上方及び
左右方向並びにラジアル方向からの大きな荷重を負荷す
るようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭59−2050
24号公報に開示されている直線摺動用ベアリングは、
摺動台100側に形成されるボール700の無限軌道と
軌道台200側に形成される転走溝300の数がそれま
でのこの種の直線摺動用ベアリングに比べ半減するの
で、これら無限軌道や転走溝の面倒な加工が半減するこ
とになり、その製造コストを著しく低減することができ
た。
【0006】しかし、この直線摺動用ベアリングは、摺
動台100に逃げボール孔400と称する無負荷ボール
700のリターン通路を設ける必要があった。
【0007】この逃げボール孔400は直径に対して長
さが10倍近くあるもので、加工の際ドリルが曲がり精
度よく加工することが困難であり、加工精度の良好な逃
げボール孔400を得るためには加工工数の大幅な増加
は避けられなかった。
【0008】本発明は、無負荷ボールリターン通路(逃
げボール孔)の加工が容易で、加工精度が良好で、加工
工数を大幅に低減可能な直線運動用ベアリングを提供可
能とすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めにとられた本発明の構成は次の如くである。
【0010】(1)負荷ボール転走通路と無負荷ボール
リターン通路とを有し、スライダーがレールと多数のボ
ールを介して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を
行う直線運動用ベアリングにおいて、前記スライダーが
スライダー本体とボールリターンピースと該スライダー
本体及び該ボールリターンピースの間に介挿されるボー
ル溝ピースのうち少なくとも該スライダー本体と該ボー
ルリターンピースを構成要素とし、前記スライーダ本体
又は前記ボール溝ピースが前記レールに設けられている
負荷ボール転走溝に対向する位置に負荷ボール転走溝を
有し、前記スライダー本体又は前記ボール溝ピースと前
記ボールリターンピースとの少なくとも一方に一部が開
放された無負荷ボールボールリターン溝が設けてあり、
前記ボールリターンピース及び前記ボール溝ピースを前
記スライダー本体に取付けたとき、完成された前記無負
荷ボールリターン通路が形成されることを特徴とする。
【0011】(2)スライダーがレールと多数のボール
を介して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を行う
とともに、前記スライダーと前記レールとの間を転動し
て通過した前記ボールを反対方向に送り返す無負荷ボー
ルリターン通路を備えた直線運動用ベアリングにおい
て、前記スライダーがスライダー本体とボールリターン
ピースとを構成要素とし、前記スライダー本体には負荷
ボール転走溝と、該負荷ボール転走溝とほぼ平行で、か
つ側面の一部が開放された無負荷ボールリターン溝が形
成されており、前記ボールリターンピースには前記スラ
イダー本体の移動方向前後両端面に取り付けられる取付
面と、該取付面に形成され深さがほぼ半円状に変化しな
がら前記ボールを案内し該ボールの方向を反転させるボ
ール反転部と、該ボール反転部に連続しかつ一部が開放
された無負荷ボールリターン溝が設けられているボール
リターン溝蓋部とが形成されており、前記ボールリター
ンピースを前記スライダー本体に取付けたとき、該ボー
ルリターンピースに形成されている前記側面の一部が開
放された無負荷ボールリターン溝と該スライダー本体に
形成されている前記一部が開放された無負荷ボールリタ
ーン溝との開放された個所同志が対向して接合され、完
成された前記無負荷ボールリターン通路が形成されるこ
とを特徴とする。
【0012】(3)(1)または(2)において、一対
の前記ボールリターンピースがそれぞれ前記無負荷ボー
ルリターン通路と等長の一本の溝を有していることを特
徴とする。
【0013】(4)(1)または(2)において、一対
の前記ボールリターンピースがそれぞれ前記無負荷ボー
ルリターン通路の半分の長さの一対の溝を有しているこ
とを特徴とする。
【0014】(5)スライダーがレールと多数のボール
を介して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を行う
とともに、前記スライダーと前記レールとの間を転動し
て通過した前記ボールを反対方向に送り返す無負荷ボー
ルリターン通路を備えた直線運動用ベアリングにおい
て、前記スライダーがスライダー本体とボールリターン
ピースとボール溝ピースとを構成要素とし、前記スライ
ダー本体には負荷ボール転走溝と、該負荷ボール転走溝
とほぼ平行で、かつ側面の一部が開放された無負荷ボー
ルリターン溝が形成されており、前記ボールリターンピ
ースには前記スライダー本体の移動方向前後両端面に取
り付けられる取付面と、該取付面に形成され深さがほぼ
半円状に変化しながら前記ボールを案内し該ボールの方
向を反転させるボール反転部と、該ボール反転部に連続
しかつ一部が開放された無負荷ボールリターン溝が設け
られ前記取付面より突出してボールリターン溝蓋部とが
形成されており、前記ボール溝ピースには側面の一部が
開放されている負荷ボール転走溝と一部が開放されてい
る前記無負荷ボールリターン溝とが形成されており、前
記ボールリターンピースを前記ボール溝ピース介して前
記スライダー本体に取付けたとき、各々の無負荷ボール
リターン溝の開放された個所同志が対向して接合され、
完成された前記無負荷ボールリターン通路が形成される
ことを特徴とする。
【0015】(6)(5)において、前記スライダー本
体に前記ボール溝ピースを介して前記ボールリターンピ
ースを固定する、前記スライダー本体の平面部に垂直に
設けられている締め付けボルトと、前記スライダー本体
の前記平面部に平行な方向より前記ボール溝ピースを押
圧して前記スライダー本体、前記ボール溝ピース、及び
前記ボールリターンピース間の位置の調整を行う押しね
じが設けてあることを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明ではスライダー本体を複数個の部分で構
成するようにし、これらの複数個の部材の隣接部分に無
負荷ボールリターン通路を構成するようにしたので、無
負荷ボールリターン通路をスライダー本体に孔を加工し
て設けるのでなく、溝として設けることができるように
なった。溝であればフライス加工で加工できる他、部品
全体を引き抜き又は精密鋳造で成型する時に形成するこ
とも可能であり、加工精度の良好な加工が可能となり、
加工工数を大幅に低減することができる。また、スライ
ダーがスライダー本体とボールリターンピースとを構成
要素とし、ボールリターンピースがスライダー本体の取
付面、ボール反転部、無負荷ボールリターン通路より構
成するようにすることによって、その構成は簡単とな
り、取付け、組立が容易となる。
【0017】さらに、複数個の部材としてスライダー本
体とボールリターンピースとの間にボール溝ピースを設
ける場合には、これら複数個の部材の相互位置の調整が
容易になるので、負荷ボール転走通路、無負荷ボールリ
ターン通路を構成するのが容易となる。
【0018】
【実施例】図1〜4は本発明の直線運動用ベアリングの
第1の実施例の説明図で、図1は右半分は平面図、左半
分は図2のB−B断面図、図2は右半分は正面図、左半
分は図1のA−A断面図、図3は側面図、図4はボール
リターンピースの斜視図である。
【0019】これらの図で、1は直線運動用ベアリング
のスライダー本体、2及び3はスライダー本体1の移動
方向の両端に取付けられるているボールリターンピー
ス、4はボール、5はレール、6はボールリターンピー
ス2、3をスライダー本体1へ固定するための固定ね
じ、7は負荷ボール転走通路、8は無負荷ボールリター
ン通路を示している。
【0020】スライダー本体1は焼入鋼製で断面半円の
負荷ボール転走溝1aと断面半円の無負荷ボールリター
ン溝1bとが設けられており、ボールリターンピース
2、3はそれぞれ断面半円のボール反転部2b、3bの
設けられている取付面2a、3aとこれと一体に形成さ
れている断面半円の無負荷ボールリターン溝2c、3c
が設けられている一対のボールリターン溝蓋部2d、3
cよりなるプラスチック射出成型品よりなり、レール5
は焼入鋼製で断面半円の負荷ボール転走溝5aが設けら
れている。なお、ボール4は焼入鋼製で、4aは荷重を
負荷し転走する位置にあるボール、4bは無負荷でリタ
ーンする位置にあるボールを示している。
【0021】この実施例においては、図1においてスラ
イダー本体1が図の上方に移動する時には、負荷ボール
4aはスライダー本体1とレール5の両方に接触しつつ
転動するので、スライダー本体1の移動速度の1/2の
速度で上方に移動する。すなはち、スライダー本体1に
対しては移動速度の1/2の相対速度で下方に移動す
る。そしてボールリターンピース2の取付け面2aの位
置に達したボール4はボール反転部2bに沿って移動し
て反転しスライダー本体1の無負荷ボールリターン溝1
bとボールリターン溝蓋部2dの無負荷ボールリターン
溝2cによって形成される負荷ボール転走通路8を通っ
て上方に移動し、さらにボールリターンピース3の無負
荷ボールリターン溝3bによって再度反転し再びスライ
ダー本体1の負荷ボール転走溝1aとレール5の負荷ボ
ール転走溝5aに接触し荷重を負荷するようになる。す
なわち負荷ボール転走通路7を通る。このような過程の
繰り返しによりレール5が続く限り無限に運動すること
ができる。
【0022】この実施例の直線運動用ベアリングは、ス
ライダー本体1の両端にボールリターンピース2及び3
を組合わせると、スライダー本体1の無負荷ボールリタ
ーン溝1bとボールリターンピース2及び3と一体にな
っているボールリターン溝蓋部2d、3dにそれぞれ設
けられている断面半円の無負荷ボールリターン溝2c、
3cが合わせられて断面円形の無負荷ボールリターン通
路8が構成される。
【0023】図5は、第1の実施例の一部を変更した第
2の実施例の要部の斜視図で、第1の実施例と異なる点
は、ボールリターンピース2Aにおいて取付面2Aaに
一体に構成されるボールリターン溝蓋部2Adを片側の
みとし、その長さを2倍としている。なお、ボールリタ
ーン溝蓋部2Adを一方側にのみ設けたので、ボールリ
ターン溝蓋部2Adの先端面が直接、反対側のボールリ
ターンピース3Aの取付面3Aa(図示省略)に接蝕す
るようになっている。
【0024】この実施例の場合には、ボールリターン溝
蓋部2Adが長くなり、曲がりを生ずる可能性が高くな
るのでボールリターン溝蓋部2Adの先端部に穴2Ae
を設け、ボールリターンピース3Aの取付面3Aaに設
けた突起3Af(図5の2Af相当)が挿入されるよう
になっているので、曲がりの発生を防止することができ
る。
【0025】図6は第3の実施例の図1相当図で、第1
及び第2の実施例と異なる点はスライダー本体1B側に
設けられる無負荷ボールリターン溝1Bbを底部断面半
円形で深さがほぼボール4の直径に等しい溝とし、ボー
ルリターン溝蓋部2Bdの無負荷ボールリターン溝1B
bに対向する面を平面2Bcにしたものである。
【0026】図7は第4の実施例の図1相当図で、スラ
イダー本体1Cとボールリターン溝蓋部2Cdとの組合
せ面及びそれぞれに設けられる無負荷ボールリターン溝
1Cb及び2Ccの形状が異なる点である。
【0027】以上の実施例においては、無負荷ボールリ
ターン溝は、スライダー本体側に溝状、ボールリターン
側に平面又は浅い溝で溝蓋状としたが、逆に、例えば、
スライダー本体側に平面状、ボールリターンピース側に
深い溝状として設けてもよく、要するにスライダー本体
とボールリターンピースが組合わせられた時、完全な無
負荷ボールリターン通路が形成される形状であれば、種
々に組み合わせて構成することができる。
【0028】図8は第5の実施例の平面図、図9は同じ
く正面図、図10は同じく側面図、図11は図8のC−
C断面図で、この実施例が第1の実施例と異なる点は、
スライダー本体10の一方側10´にボールリターンピ
ース12と一体になっているボールリターン溝蓋部12
dの他にボール溝ピース11が設けられている点であ
る。これらの図で、10はスライダー本体、11はボー
ル溝ピース、12及び13はボールレターンピース、1
2dはボールリターン溝蓋部、14はボール、15はレ
ール、16は締め付けボルト、17は押しねじを示して
いる。
【0029】スライダー本体10には負荷ボール転走溝
10aと無負荷ボールリターン溝10bとが設けられて
おり、ボール溝ピース11はスライダー本体の一方側1
0´の凹部に締付ボルト16で取り付けられ、負荷ボー
ル転走溝11aと無負荷ボールリターン溝11bとが設
けられており、ボールリターンピース12は取付面12
a、ボール反転部12b、ボールリターン溝蓋部12d
よりなり、ボールリターンピース13はボールリターン
ピース12と移動方向反対側に取付けられている。レー
ル15には負荷ボール転走溝15aが設けられている。
なお、14aは荷重を負荷し転走する位置にあるボー
ル、14bは無負荷でリターンする位置にあるボールを
示している。
【0030】この実施例では、例えば図1の実施例にお
けるスライダー本体1をスライダー本体10とボール溝
ピース11に分割し、両者を締め付けボルト16で固定
する構造となっている。そして、締め付けボルト16を
ゆるめ、押しねじ17を調整することにより、スライダ
ー本体10、負荷ボール転走溝10a、又は11aとボ
ール4a、並びにボール4aと負荷ボール転走溝15a
が隙間なく接触するよう調整することができる。すなは
ち、この実施例のボールリターンピース12及び13は
ボール溝ピース11の僅かな横方向の動きを許容する形
状となっている。
【0031】この実施例にはこのような調整機構が設け
てあるので、僅かな製造のバラッキにより隙間ができた
り、喰い込んだりする場合に、このような調整機構が設
けてないときには必要となる選択嵌合を必要とせず、ス
ライダーとレールの組合せにおける互換性が問題となら
ない。
【0032】
【発明の効果】本発明は、無負荷ボールリターン通路の
加工が容易で、加工精度が良好で、加工工数を大幅に低
減可能な直線運動ベアリングを提供可能とするもので、
産業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直線運動用ベアリングの第1の実施例
の説明図である。
【図2】同じく説明図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】同じく要部の斜視図である。
【図5】本発明の直線運動用ベアリングの第2の実施例
の要部の斜視図である。
【図6】本発明の直線運動用ベアリングの第3の実施例
の説明図である。
【図7】本発明の直線運動用ベアリングの第4の実施例
の説明図である。
【図8】本発明の直線運動用ベアリングの第5の実施例
の平面図である。
【図9】同じく断面図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】同じく説明図である。
【図12】従来の直線運動用ベアリングの説明図であ
る。
【図13】同じく説明図である。
【図14】同じく説明図である。
【符号の説明】
1…スライダー本体、1a…負荷ボール転走溝、1b…
無負荷ボールリターン溝、2、3…ボールリターンピー
ス、2a、3a…取付面、2b、3b…ボール反転部、
2c、3c…無負荷ボールリターン溝、、2d、3d…
ボールリターン溝蓋部、4…ボール、4a…(荷重を負
荷し転走する位置にある)ボール、4b…(無負荷でリ
ターンする位置にある)ボール、5…レール、7…負荷
ボール転走通路、8…無負荷ボールリターン通路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷ボール転走通路と無負荷ボールリタ
    ーン通路とを有し、スライダーがレールと多数のボール
    を介して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を行う
    直線運動用ベアリングにおいて、前記スライダーがスラ
    イダー本体とボールリターンピースと該スライダー本体
    及び該ボールリターンピースの間に介挿されるボール溝
    ピースのうち少なくとも該スライダー本体と該ボールリ
    ターンピースを構成要素とし、前記スライダー本体又は
    前記ボール溝ピースが前記レールに設けられている負荷
    ボール転走溝に対向する位置に負荷ボール転走溝を有
    し、前記スライダー本体又は前記ボール溝ピースと前記
    ボールリターンピースとの少なくとも一方に一部が開放
    された無負荷ボールボールリターン溝が設けてあり、前
    記ボールリターンピース及び前記ボール溝ピースを前記
    スライダー本体に取付けたとき、完成された前記無負荷
    ボールリターン通路が形成されることを特徴とする直線
    運動用ベアリング。
  2. 【請求項2】 スライダーがレールと多数のボールを介
    して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を行うとと
    もに、前記スライダーと前記レールとの間を転動して通
    過した前記ボールを反対方向に送り返す無負荷ボールリ
    ターン通路を備えた直線運動用ベアリングにおいて、前
    記スライダーがスライダー本体とボールリターンピース
    とを構成要素とし、前記スライダー本体には負荷ボール
    転走溝と、該負荷ボール転走溝とほぼ平行で、かつ側面
    の一部が開放された無負荷ボールリターン溝が形成され
    ており、前記ボールリターンピースには前記スライダー
    本体の移動方向前後両端面に取り付けられる取付面と、
    該取付面に形成され深さがほぼ半円状に変化しながら前
    記ボールを案内し該ボールの方向を反転させるボール反
    転部と、該ボール反転部に連続しかつ一部が開放された
    無負荷ボールリターン溝が設けられているボールリター
    ン溝蓋部とが形成されており、前記ボールリターンピー
    スを前記スライダー本体に取付けたとき、該ボールリタ
    ーンピースに形成されている前記側面の一部が開放され
    た無負荷ボールリターン溝と該スライダー本体に形成さ
    れている前記一部が開放された無負荷ボールリターン溝
    との開放された個所同志が対向して接合され、完成され
    た前記無負荷ボールリターン通路が形成されることを特
    徴とする直線運動用ベアリング。
  3. 【請求項3】 一対の前記ボールリターンピースがそれ
    ぞれ前記無負荷ボールリターン通路と等長の一本の溝を
    有している請求項1または2記載の直線運動用ベアリン
    グ。
  4. 【請求項4】 一対の前記ボールリターンピースがそれ
    ぞれ前記無負荷ボールリターン通路の半分の長さの一対
    の溝を有している請求項1または2記載の直線運動用ベ
    アリング。
  5. 【請求項5】 スライダーがレールと多数のボールを介
    して荷重を負荷しつつ接蝕して直線的な運動を行うとと
    もに、前記スライダーと前記レールとの間を転動して通
    過した前記ボールを反対方向に送り返す無負荷ボールリ
    ターン通路を備えた直線運動用ベアリングにおいて、前
    記スライダーがスライダー本体とボールリターンピース
    とボール溝ピースとを構成要素とし、前記スライダー本
    体には負荷ボール転走溝と、該負荷ボール転走溝とほぼ
    平行で、かつ側面の一部が開放された無負荷ボールリタ
    ーン溝が形成されており、前記ボールリターンピースに
    は前記スライダー本体の移動方向前後両端面に取り付け
    られる取付面と、該取付面に形成され深さがほぼ半円状
    に変化しながら前記ボールを案内し該ボールの方向を反
    転させるボール反転部と、該ボール反転部に連続しかつ
    一部が開放された無負荷ボールリターン溝が設けられ前
    記取付面より突出してボールリターン溝蓋部とが形成さ
    れており、前記ボール溝ピースには側面の一部が開放さ
    れている負荷ボール転走溝と一部が開放されている前記
    無負荷ボールリターン溝とが形成されており、前記ボー
    ルリターンピースを前記ボール溝ピース介して前記スラ
    イダー本体に取付けたとき、各々の無負荷ボールリター
    ン溝の開放された個所同志が対向して接合され、完成さ
    れた前記無負荷ボールリターン通路が形成されることを
    特徴とする直線運動用ベアリング。
  6. 【請求項6】 前記スライダー本体に前記ボール溝ピー
    スを介して前記ボールリターンピースを固定する、前記
    スライダー本体の平面部に垂直に設けられている締め付
    けボルトと、前記スライダー本体の前記平面部に平行な
    方向より前記ボール溝ピースを押圧して前記スライダー
    本体、前記ボール溝ピース、及び前記ボールリターンピ
    ース間の位置の調整を行う押しねじが設けてある請求項
    5記載の直線運動用ベアリング。
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