JPH0627044U - 工作機械のカバー装置 - Google Patents

工作機械のカバー装置

Info

Publication number
JPH0627044U
JPH0627044U JP6846492U JP6846492U JPH0627044U JP H0627044 U JPH0627044 U JP H0627044U JP 6846492 U JP6846492 U JP 6846492U JP 6846492 U JP6846492 U JP 6846492U JP H0627044 U JPH0627044 U JP H0627044U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
door
small
closing
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6846492U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2549427Y2 (ja
Inventor
善明 間瀬
幸宏 榊原
末広 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Machinery Ltd
Original Assignee
Howa Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Machinery Ltd filed Critical Howa Machinery Ltd
Priority to JP1992068464U priority Critical patent/JP2549427Y2/ja
Publication of JPH0627044U publication Critical patent/JPH0627044U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2549427Y2 publication Critical patent/JP2549427Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パレット等の搬出入用の小開口部を持つと共
にメンテナンス時の大開口部を得る操作が容易な工作機
械のカバー装置を得る。 【構成】 機台の全体カバー20の正面に治工具の段取
り等を含むメンテナンスを行うための大開口部21と大
開口部21を開閉する大扉22を備え、この大扉22に
ワークFを載せたパレット4等の移動物を全体カバー2
0の内外に搬出入させるための小開口部30とこの小開
口部30を開閉する小扉31とを設ける。パレット4の
搬入出時にはシリンダ35の駆動で小扉31のみを開閉
する。又、治工具の段取り等のメンテナンスをするとき
は大扉22の開閉操作のみで小扉31及び小開口部30
も大扉22と共に行動して大開口部21を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は工作機械におけるワーク交換等を行うための開口部を備えたカバー 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の工作機械のカバー装置は、ワークの取付、取り外し及び治具、工具の段 取り作業等を考慮して大きな開口範囲を有する1つの大開口部と、この開口部を 開閉する大扉を備えた全体カバーによってなっている。そしてワーク及びパレッ トの搬出入、或いは手作業等の、比較的小さな開口範囲で充分に作業が可能な場 合においても、治工具等のメンテナンスを行う時と同様に全体カバーの大きな開 口部を覆う大扉を開閉し作業を行うので、大扉の重量が大きい故に大扉の開閉が 短時間でできず、ワーク、パレットの搬出入時間が長くなる問題があった。
【0003】 こうした問題を解決するため、全体カバーの大開口部を上,下2つの開口に分 割し、夫々の開口を全体カバーに設けた大扉、小扉で開閉するようにし、ワーク 、パレットを搬出入する時には、大扉よりも小さい小扉を開閉するものがある( 実開平2−4739号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
実開平2−4739号によれば、治工具の段取り等のメンテナンスをする時に は、大,小扉の両方を夫々別々に開かなくてはならない操作上の煩わしさがあっ た。本考案の課題はメンテナンス時には大扉の操作で、大きな開口を得られ、ま たワーク、パレットの搬出入時には小扉の操作で小さな開口が得られるカバー装 置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本考案は機台の全体カバーに、治具、工具の段取り等 を含むメンテナンスを行うための大開口部を備え、全体カバーにはこの大開口部 を開閉する大扉を設け、この大扉にワーク等移動物を全体カバーの内外に搬出入 させるための小開口部を設け、この小開口部を開閉する小扉を大扉に備えたこと を特徴とする。
【0005】
【作用】
前記構成による本考案のカバー装置では、ワークの交換を行う場合は大扉の小 開口部を覆う小さな小扉を開閉し、ワーク等の移動物を全体カバーの内外に搬出 入させるなどしてワーク交換作業等を行う、このため大きな大扉を開閉しなくて もワークの交換等が容易になる。又治工具の段取りを含む工作機のメンテナンス を行う場合には全体カバーの大開口部を覆う大扉のみの開閉で治具、工具等の段 取り作業を行うことができる。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例を図面に従って説明する。図1,図2は本考案の工作機械のカ バー装置を備えた工作機械を正面及び側面から見た概略図である。この工作機械 は基台5上にコラムベース6が左右方向に案内され、コラムベース6上にコラム 2が前後方向に案内され、コラム2の前面に主軸ヘッド1が上下方向に、案内さ れている。コラムベース6はコラムベース用モータ7により、コラム2はコラム 用モータ8により、主軸ヘッド1は主軸ヘッド用モータ9によりそれぞれ送り駆 動される。主軸ヘッド1には主軸モータ10により回転駆動される主軸11が設 けられている。コラム2の前方下方には、パレット4を着脱自在としたワークテ ーブル3が設けてある。パレット4上にはワークFが固定されている。また主軸 ヘッド1左側の基台5上にATCモータにより駆動されるATC装置13が多数 の工具14を装着して搭載され所定の工具交換位置にて交換アーム15を回転さ せて主軸11との間で工具14の交換が可能になっている。
【0008】 次にこうした工作機械は全体カバー20によって全体が覆われるようにしてあ り、全体カバー20の正面には図3に示すように治工具の段取りを含む、工作機 械に対するメンテナンスが可能な大きな開口範囲の開口部21が設けられ、大開 口部21に対応して大扉22が開閉自在に備えてある。この大扉22は図4,図 5に示すように全体カバー20の内側で大開口部21の上部に設けられた上側レ ール23とその下部の下側レール24とに案内される回転自在なガイドローラ2 5,26とによって支持され上下側レール23,24に沿って左右に移動可能に なっている。大扉22の前面右下には手動開閉用の取手27が固着してある。
【0009】 又、大開口部21を開閉する大扉22にはワークテーブル3に対応してワーク Fを載せたパレット4の搬出入、或いは簡単な手作業などを行うのに必要にして 充分な開口範囲の小開口部30が設けられ、この小開口部30を開閉するための 透明な樹脂板の小扉31が備えられている。図6に示すように小扉31の左端部 には大扉22に設けたガイド溝22aに転動自在に嵌め込まれたガイドローラ3 9,39がガイドローラブラケット40,40を介して上下端にそれぞれ取付け てある。また大扉33の右端部内側には上下に固着した一対のローラブラケット 32間にわたって上下方向のガイドロッド33が取付けられ、このガイドロッド 33を上下に摺動自在な軸受38bを内蔵した支持部材38,38aがブラケッ ト37を介して小扉31の右端部上下にそれぞれ取付けてある。こうして小扉3 1は大扉22に上下方向移動自在に取付けられている。
【0010】 小扉31、大扉22が閉じた状態で上部に位置する支持部材38の先端は本体 カバー20に固着したステー34を介して上下方向に取付けられた小扉開閉用の ロッドレスシリンダ35のスライダ36に固着したドッグ41の鉛直上方に位置 し、この状態にスライダ36を上昇させるとドッグ41から支持部材38を下か ら押し上げて図3、及び図4の2点鎖線の位置に小扉31を移動させて小開口部 30を開くようにしてある。また開口状態からロッドレスシリンダ35の駆動に よってスライダ36が下方に移動されると小扉31が自重で下がり元の位置に戻 り小開口部30は閉じられる。そして小扉31を閉じた状態で大扉22を開くと 支持部材38はドッグ41の鉛直上方位置から外れこの状態ではロッドレスシリ ンダ35の作動で小扉31は開かれない。このロッドレスシリンダ35は図示し ない制御装置、或いは押しボタン等からの信号で作動されるようにしてある。ま た小扉31が閉鎖状態にある時の小扉31の開閉を確認する近接スイッチ42が 設けてある。
【0011】 ステー34には図6,7,8に示すように鉤状に折曲げたストッププレート4 7を、小扉31の下側の支持部材38aに一体に取り付けたストップピース45 と一体のストッパボルト46が小扉31の閉鎖時に位置する下端位置より僅か上 側から、上部のロッドブラケット32と対応する高さ位置まで上下方向に延設し てある。従って小扉31が開けられた時にはストッパボルト46はストッププレ ート47と対向するので、大扉22を開いてもストッパボルト46がストッププ レート47に当接して開けることができず、小扉31が閉じた時のみストッパボ ルト46がストッププレート47と対向せず、大扉22の開閉が可能となってい る。
【0012】 次に前記の構成による作用を説明する。まず治工具等の段取りを含むメンテナ ンスを行う時は大扉22を開閉して作業が行われる。この時小扉31が開かれて いる状態では、小扉31のストッパボルト46がストッププレート47に当接し 大扉22を開くことができず、小扉31を開口しての手作業又は、パレット4挿 入時に誤って大扉22を開けて手をはさんだり、パレット挿入装置を破損する事 故が回避される。小扉31が閉まっているとストップボルト96はストッププレ ート43と対向してないので大扉22は人手により自由に開けられて大きな大開 口部21を得ることができる。
【0013】 また大扉22を閉鎖した状態でパレット4の搬出入、或いは簡単な手作業を行 う際はロッドレスシリンダ35を駆動してドッグ41を上昇させドッグ41と支 持部材38の係合により、小扉31を上昇させて小開口部30を開く。そして、 小開口部30からの作業を行い、作業が終ると小扉31の閉鎖操作が行われロッ ドレスシリンダ35のドッグ41が下降して元の位置に戻されてこれに伴って小 扉31も自重で下降し小開口部30は閉じられる。
【0014】 このように大扉に小扉を設け、それぞれの開閉目的に応じて扉を開閉するよう になっているので大きな大扉を開閉しなくてもワーク交換などの小開口部で作業 がことたりるときは小扉を開閉してやるだけでよく小扉は重量が小さくできるか ら開閉動作が早くできる。又大扉のみの開閉操作でメンテナンス用の大開口部が でき大開口部を得る時の開閉作業も容易になる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案の工作機械のカバー装置では、機台全体のカバーに大開口 部とこれを開閉する大扉を設けこの大扉にワーク等の移動物を全体カバーの内外 に搬出入させるための小開口部と小扉を備えているので、ワーク、パレットの搬 出入時には小扉の開閉のみでよく、開閉動作時間を短くできる。又、治工具の段 取り等のメンテナンスをするときには大扉のみの開閉でメンテナンス時に必要な 範囲の大きな大開口部を得ることができ開閉操作が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の工作機械のカバー装置を備えた工作機
械の正面図である。
【図2】図1の工作機械の側面図である。
【図3】カバー装置の正面図の説明図である。
【図4】大扉の上部支持部の詳細図である。
【図5】大扉の下部の支持部の詳細図である。
【図6】図3のVI−VI断面図である。
【図7】図3のVII−VII断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
4 パレット、 20 全体カバー、 21 大開口
部、 22 大扉、30 小開口部、 31 小扉、
F ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台の全体カバーに、治具、工具の段取
    り等を含むメンテナンスを行うための大開口部を備え、
    全体カバーにはこの大開口部を開閉する大扉を設け、こ
    の大扉にワーク等移動物を全体カバーの内外に搬出入さ
    せるための小開口部を設け、この小開口部を開閉する小
    扉を大扉に備えたことを特徴とする工作機械のカバー装
    置。
JP1992068464U 1992-09-04 1992-09-04 工作機械のカバー装置 Expired - Lifetime JP2549427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068464U JP2549427Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 工作機械のカバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992068464U JP2549427Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 工作機械のカバー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0627044U true JPH0627044U (ja) 1994-04-12
JP2549427Y2 JP2549427Y2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=13374441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992068464U Expired - Lifetime JP2549427Y2 (ja) 1992-09-04 1992-09-04 工作機械のカバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2549427Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076212A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Disco Corp 切削加工装置
JP2014200889A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社ディスコ 加工装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412389U (ja) * 1990-05-10 1992-01-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0412389U (ja) * 1990-05-10 1992-01-31

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012076212A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Disco Corp 切削加工装置
JP2014200889A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 株式会社ディスコ 加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2549427Y2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5531004A (en) Machining center having a rotary door openable by an automatic pallet changer
JPH0422192U (ja)
JPH0627044U (ja) 工作機械のカバー装置
CN111822737B (zh) 一种便携式板材挖槽机
CN218964763U (zh) 一种铸件定位用液压夹具
CN2754805Y (zh) 一种机床的防护罩
JP3005018B2 (ja) 自動蓋開閉装置を備えた容器無人搬送車
CN219427756U (zh) 一种移动式打标装置
CN110170745B (zh) 具有翻转压紧机构的自动化激光焊接装置
JPH0825170A (ja) 工作機械の防塵装置
CN217728467U (zh) 一种支撑机构
JPS5912478Y2 (ja) プレス機械の安全シヤツタ装置
JP4710294B2 (ja) 工作機械および工作機械の制御方法
CN210359812U (zh) 自动化激光焊接装置的送件机构用旋转装置
CN210359811U (zh) 具有翻转压紧机构的自动化激光焊接装置用零件固定装置
JPS5811478Y2 (ja) 被覆板開閉装置
JP2539223Y2 (ja) 跳出し引違いサッシの上部跳出し装置
JP3180987B2 (ja) ワーク支持装置
KR100555588B1 (ko) 철도차량 사이드 도어 드릴링장치
JP2000190162A (ja) 工作機械のカバ―
JP6526596B2 (ja) 工作機械
JPH0435360Y2 (ja)
JP3578923B2 (ja) パネル取付用治具
JPH04112754U (ja) 工作機械用カバー
JP3010203U (ja) 物置収納庫の扉自動開放装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term