JPH06270292A - 流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法 - Google Patents
流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法Info
- Publication number
- JPH06270292A JPH06270292A JP5057245A JP5724593A JPH06270292A JP H06270292 A JPH06270292 A JP H06270292A JP 5057245 A JP5057245 A JP 5057245A JP 5724593 A JP5724593 A JP 5724593A JP H06270292 A JPH06270292 A JP H06270292A
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- Japan
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- layer
- reinforcing
- protective layer
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- wound
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成型用マンドレル上に巻き付ける工程を簡略
化して生産性の向上を図ると共に、製品の品質をも向上
させる流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法
を提供することにある。 【構成】 第1ロール14と第2ロール15にそれぞれ内側
保護層12の未加硫ゴムを巻き付け、補強コード11を送り
こんで圧延し、第3ロール16に外側保護層13のゴムを巻
き付けて、内側保護層12に補強コード11を有する未加硫
ゴムと圧延することにより補強コード11が一方側面に寄
らされ埋設された第1補強層18を作り、更に前記の方法
で第2補強層19を作り、成型用マンドレル6上に第1補
強層18の外側保護層13がマンドレル6側となるように巻
き付け、かかる後その上層に第2補強層19の内側保護層
12が第1補強層18の内側保護層12と密着しかつ補強コー
ド11が交差するように巻き付けて成型品とすることを特
徴とする。
化して生産性の向上を図ると共に、製品の品質をも向上
させる流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法
を提供することにある。 【構成】 第1ロール14と第2ロール15にそれぞれ内側
保護層12の未加硫ゴムを巻き付け、補強コード11を送り
こんで圧延し、第3ロール16に外側保護層13のゴムを巻
き付けて、内側保護層12に補強コード11を有する未加硫
ゴムと圧延することにより補強コード11が一方側面に寄
らされ埋設された第1補強層18を作り、更に前記の方法
で第2補強層19を作り、成型用マンドレル6上に第1補
強層18の外側保護層13がマンドレル6側となるように巻
き付け、かかる後その上層に第2補強層19の内側保護層
12が第1補強層18の内側保護層12と密着しかつ補強コー
ド11が交差するように巻き付けて成型品とすることを特
徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気バネ装置や自動車用
エアーサスペンション等に用いられる流体圧力装置用フ
レキシブルスリーブの製造方法に関し、更に詳しくは、
成型用マンドレル上に巻き付ける工程を簡略化して生産
性の向上を図ると共に、製品の品質をも向上させる流体
圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法に関する。
エアーサスペンション等に用いられる流体圧力装置用フ
レキシブルスリーブの製造方法に関し、更に詳しくは、
成型用マンドレル上に巻き付ける工程を簡略化して生産
性の向上を図ると共に、製品の品質をも向上させる流体
圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車の乗り心地改良あるいは車
高調整のためエアーサスペンションが使用されつつあ
る。エアーサスペンションは図5に示すようにシリンダ
1とピストンロッド2とからなる圧力緩衝器3、ピスト
ンロッド2の周囲にその長手方向に沿って気密的に構成
されたフレキシブルスリーブ4、いわゆるダイヤフラム
とから構成されている。
高調整のためエアーサスペンションが使用されつつあ
る。エアーサスペンションは図5に示すようにシリンダ
1とピストンロッド2とからなる圧力緩衝器3、ピスト
ンロッド2の周囲にその長手方向に沿って気密的に構成
されたフレキシブルスリーブ4、いわゆるダイヤフラム
とから構成されている。
【0003】フレキシブルスリーブ4の製造工程は、材
料準備工程、圧延工程、成型工程、加硫工程に大別され
る。これらの工程のうち最も重要な工程は、フレキシブ
ルスリーブ4の基本形状である筒状の成型品を形成する
工程である。これは図6に示すように、成型用マンドレ
ル6に内面保護層7を巻き付ける作業と、その上層に第
1補強コード層8を巻き付ける作業、更にその上層に第
2補強コード層9の補強コード11が第1補強コード層
8の補強コード11と互いに同一角度で交差するように
巻き付ける作業、及び外面保護層10を巻き付ける作業
とからなっている。
料準備工程、圧延工程、成型工程、加硫工程に大別され
る。これらの工程のうち最も重要な工程は、フレキシブ
ルスリーブ4の基本形状である筒状の成型品を形成する
工程である。これは図6に示すように、成型用マンドレ
ル6に内面保護層7を巻き付ける作業と、その上層に第
1補強コード層8を巻き付ける作業、更にその上層に第
2補強コード層9の補強コード11が第1補強コード層
8の補強コード11と互いに同一角度で交差するように
巻き付ける作業、及び外面保護層10を巻き付ける作業
とからなっている。
【0004】第1補強コード層8及び第2補強コード層
9は図7に示すように補強コード11の両面に未加硫の
内側保護層12を被覆した構成となっており、この保護
層は補強コード11及び外側保護層13との接着性なら
びに繰り返し反転運動によって補強層間にかかる剪断応
力への抵抗性を主眼とした特徴を有するものである。具
体的には、内側保護層12のゴムシートにはクロロプレ
ンゴムあるいはブチルゴムと天然ゴムのブレンドしたも
のが主に用いられる。
9は図7に示すように補強コード11の両面に未加硫の
内側保護層12を被覆した構成となっており、この保護
層は補強コード11及び外側保護層13との接着性なら
びに繰り返し反転運動によって補強層間にかかる剪断応
力への抵抗性を主眼とした特徴を有するものである。具
体的には、内側保護層12のゴムシートにはクロロプレ
ンゴムあるいはブチルゴムと天然ゴムのブレンドしたも
のが主に用いられる。
【0005】また、内面保護層7のゴムシートは内側保
護層12との接着性ならび耐候性を主眼とした特徴を有
するもので、クロロプレンゴムあるいはクロロプレンゴ
ムと天然ゴムのブレンドしたものが主に用いられる。さ
らに、外面保護層10のゴムシートは使用時に内圧が加
わるため、クロロプレンゴムや気体に対する耐透過性に
優れたブチルゴムが主に用いられる。
護層12との接着性ならび耐候性を主眼とした特徴を有
するもので、クロロプレンゴムあるいはクロロプレンゴ
ムと天然ゴムのブレンドしたものが主に用いられる。さ
らに、外面保護層10のゴムシートは使用時に内圧が加
わるため、クロロプレンゴムや気体に対する耐透過性に
優れたブチルゴムが主に用いられる。
【0006】従来より、上記製造方法により、成型工程
では4層を順次に積層するのでその層間にエアの巻き込
み、ゴミ、汚物等の付着があり製品の耐久性及び生産効
率に問題があった。また、成型工程で2層を順次に積層
する製造方法としては、特公昭62ー19297号公報
があり、工程を簡略化したものであるが、内面保護層、
第1補強コード層、第2補強コード層、外面保護層のゴ
ムシートの種類を同一にする必要があり製品の品質上問
題があった。
では4層を順次に積層するのでその層間にエアの巻き込
み、ゴミ、汚物等の付着があり製品の耐久性及び生産効
率に問題があった。また、成型工程で2層を順次に積層
する製造方法としては、特公昭62ー19297号公報
があり、工程を簡略化したものであるが、内面保護層、
第1補強コード層、第2補強コード層、外面保護層のゴ
ムシートの種類を同一にする必要があり製品の品質上問
題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、成型
用マンドレル上に巻き付ける工程を簡略化して生産性の
向上を図ると共に、製品の品質をも向上させる流体圧力
装置用フレキシブルスリーブの製造方法を提供すること
にある。
用マンドレル上に巻き付ける工程を簡略化して生産性の
向上を図ると共に、製品の品質をも向上させる流体圧力
装置用フレキシブルスリーブの製造方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、カレンダーロール装置の第1ロール14と第2ロ
ール15にそれぞれ内側保護層12となる未加硫ゴムを
巻き付け、補強コード11を送りこんで圧延しさらに、
第3ロール16に外側保護層13となるゴムを巻き付け
て、前記内側保護層12に補強コード11を有する未加
硫ゴムと圧延することにより補強コード11が一方側面
に寄らされた状態で埋設されてなる第1補強層18を作
り、さらに前記の方法で第2補強層19を作り、成型用
マンドレル6上に第1補強層18の外側保護層13が前
記マンドレル6側となるように巻き付け、かかる後その
上層に第2補強層19の内側保護層12が第1補強層1
8の内側保護層12と密着しかつ補強コード11が互い
に略同一角度で交差するように巻き付けて前記成型品と
することを特徴とする、フレキシブルスリーブの製造方
法にある。
明は、カレンダーロール装置の第1ロール14と第2ロ
ール15にそれぞれ内側保護層12となる未加硫ゴムを
巻き付け、補強コード11を送りこんで圧延しさらに、
第3ロール16に外側保護層13となるゴムを巻き付け
て、前記内側保護層12に補強コード11を有する未加
硫ゴムと圧延することにより補強コード11が一方側面
に寄らされた状態で埋設されてなる第1補強層18を作
り、さらに前記の方法で第2補強層19を作り、成型用
マンドレル6上に第1補強層18の外側保護層13が前
記マンドレル6側となるように巻き付け、かかる後その
上層に第2補強層19の内側保護層12が第1補強層1
8の内側保護層12と密着しかつ補強コード11が互い
に略同一角度で交差するように巻き付けて前記成型品と
することを特徴とする、フレキシブルスリーブの製造方
法にある。
【0009】さらに、前記第1補強層18の厚さを前記
成型品の全厚さの0.53〜0.60とし前記第2補強
層19の厚さを前記成型品の全厚さの0.40〜0.4
7として前記成型用マンドレル6上に巻き付けたことを
特徴とするフレキシブルスリーブの製造方法にある。
成型品の全厚さの0.53〜0.60とし前記第2補強
層19の厚さを前記成型品の全厚さの0.40〜0.4
7として前記成型用マンドレル6上に巻き付けたことを
特徴とするフレキシブルスリーブの製造方法にある。
【0010】
【作用】上記のように補強コード層8,9と外側保護層
13とを予め積層した後、成型用マンドレル6に巻き付
けて筒状の未加硫成型体を成形するため、従来4層を積
層していたのを2層に低減でき、層間に抱き込むエアー
等をなくすとともに成型工程における生産性を向上する
ことが出来る。
13とを予め積層した後、成型用マンドレル6に巻き付
けて筒状の未加硫成型体を成形するため、従来4層を積
層していたのを2層に低減でき、層間に抱き込むエアー
等をなくすとともに成型工程における生産性を向上する
ことが出来る。
【0011】また、第1補強層18に埋設されている補
強コード11から成型品内面までの距離と第2補強層1
9に埋設されている補強コード11から成型品外面まで
の距離を適切なものとしたため、第1補強層18と第2
補強層19のゴムシートの材料が異なっても、加硫中の
ゴムの収縮率の相違による補強コード11から製品内外
面までの距離の不均一が防止出来、補強コードが外側や
内側に偏ている不具合をなくすことが出来る。
強コード11から成型品内面までの距離と第2補強層1
9に埋設されている補強コード11から成型品外面まで
の距離を適切なものとしたため、第1補強層18と第2
補強層19のゴムシートの材料が異なっても、加硫中の
ゴムの収縮率の相違による補強コード11から製品内外
面までの距離の不均一が防止出来、補強コードが外側や
内側に偏ている不具合をなくすことが出来る。
【0012】
【実施例】本発明の流体圧力装置用フレキシブルスリー
ブの製造方法を図1〜図4により説明する。まず、図1
に示すように、カレンダーロール装置の第1ロール14
に内側保護層となる未加硫ゴムを巻き付け、第2ロール
15に第1ロール14と略同一厚さで同一の材料ゴムを
巻き付ける。
ブの製造方法を図1〜図4により説明する。まず、図1
に示すように、カレンダーロール装置の第1ロール14
に内側保護層となる未加硫ゴムを巻き付け、第2ロール
15に第1ロール14と略同一厚さで同一の材料ゴムを
巻き付ける。
【0013】ゴムは、クロロプレンゴムあるいはブチル
ゴムと天然ゴムのブレンドが好ましい。補強コード11
との接着が良く、また、外側保護層13との接着が良い
為である。次に、第1ロール14と第2ロール15に補
強コード11を送り込み、圧延する。この場合の補強コ
ード11は、ナイロン、ポリエステル等が好ましく糸の
太さは、0.3mm程度である。また補強コード11は、
簾織りである。これにより、厚さ0.5mm程度の補強コ
ード層11を有する内側保護層12(第1補強コード層
8と第2補強コード層9)を製作する。
ゴムと天然ゴムのブレンドが好ましい。補強コード11
との接着が良く、また、外側保護層13との接着が良い
為である。次に、第1ロール14と第2ロール15に補
強コード11を送り込み、圧延する。この場合の補強コ
ード11は、ナイロン、ポリエステル等が好ましく糸の
太さは、0.3mm程度である。また補強コード11は、
簾織りである。これにより、厚さ0.5mm程度の補強コ
ード層11を有する内側保護層12(第1補強コード層
8と第2補強コード層9)を製作する。
【0014】さらに、図2に示すように、カレンダーロ
ール装置の第3ロール16に外側保護層13となるゴム
であって、後工程の成型用マンドレル6上内面保護層7
となるゴムを巻き付け、上記内側保護層12のゴム(第
1補強コード層8)を第3ロール16と加圧ロール17
との間に送り込み圧延して第1補強層18を得る。この
場合の内面保護層7となるゴムは耐候性を主眼として、
クロロプレンゴムあるいはクロロプレンゴムと天然ゴム
のブレンドしたものが好ましい。内面保護層7の厚さは
0.7〜0.9mm程度である。
ール装置の第3ロール16に外側保護層13となるゴム
であって、後工程の成型用マンドレル6上内面保護層7
となるゴムを巻き付け、上記内側保護層12のゴム(第
1補強コード層8)を第3ロール16と加圧ロール17
との間に送り込み圧延して第1補強層18を得る。この
場合の内面保護層7となるゴムは耐候性を主眼として、
クロロプレンゴムあるいはクロロプレンゴムと天然ゴム
のブレンドしたものが好ましい。内面保護層7の厚さは
0.7〜0.9mm程度である。
【0015】また、同様にして、外側保護層13が後工
程の成型用マンドレル上外面保護層10となるゴムを第
3ロール16に巻き付け、上記内側保護層12のゴム
(第2補強コード層9)を第3ロール16と加圧ロール
17との間に送り込み圧延して第2補強層19を得る。
この場合の外面保護層10となるゴムはクロロプレンゴ
ムあるいは使用時に内圧が加わるために気体に対する耐
透過性に優れたブチルゴムが好ましい。内側保護層12
のゴムとの接着も良好である。ゴム厚さは、0.4〜
0.6mm程度である。
程の成型用マンドレル上外面保護層10となるゴムを第
3ロール16に巻き付け、上記内側保護層12のゴム
(第2補強コード層9)を第3ロール16と加圧ロール
17との間に送り込み圧延して第2補強層19を得る。
この場合の外面保護層10となるゴムはクロロプレンゴ
ムあるいは使用時に内圧が加わるために気体に対する耐
透過性に優れたブチルゴムが好ましい。内側保護層12
のゴムとの接着も良好である。ゴム厚さは、0.4〜
0.6mm程度である。
【0016】上記の圧延工程で、第1補強層18と第2
補強層19を得、図3に示す次の成形工程で成型用マン
ドレル6上に第1補強層18の外側保護層13が成型用
マンドレル6側となるように巻き付ける。かかる後その
上層に第2補強層19の内側保護層12が第1補強層1
8の内側保護層12と密着しかつ補強コード11が互い
に略同一角度で交差するように巻き付ける。
補強層19を得、図3に示す次の成形工程で成型用マン
ドレル6上に第1補強層18の外側保護層13が成型用
マンドレル6側となるように巻き付ける。かかる後その
上層に第2補強層19の内側保護層12が第1補強層1
8の内側保護層12と密着しかつ補強コード11が互い
に略同一角度で交差するように巻き付ける。
【0017】上記補強層18,19は、成型用マンドレ
ル6の軸線方向に螺旋状に均一な張力で連続的に巻き付
けるのが好ましい。このようにして、成型用マンドレル
6上には内面保護層7の上に内側保護層12が第1及び
第2補強コード11が所定のコード角度でいわゆるバイ
アス構造で形成され、その上に外面保護層10が形成さ
れた図4の未加硫中間成型品が第1補強層18と第2補
強層19の2層で成形することが出来る。
ル6の軸線方向に螺旋状に均一な張力で連続的に巻き付
けるのが好ましい。このようにして、成型用マンドレル
6上には内面保護層7の上に内側保護層12が第1及び
第2補強コード11が所定のコード角度でいわゆるバイ
アス構造で形成され、その上に外面保護層10が形成さ
れた図4の未加硫中間成型品が第1補強層18と第2補
強層19の2層で成形することが出来る。
【0018】さらに、次の加硫工程で加硫接着成形が完
了し、図5のフレキシブルスリーブの製品が得られる。
上記製造方法において、第1補強層18の厚さを成型品
の全厚さの0.53〜0.60とし、第2補強層19の
厚さを成型品の全厚さの0.40〜0.47とすること
が好ましい。これにより、第1補強層18と第2補強層
19のゴムシートの材料(同一ゴム材料の場合はその配
合量及び配合剤)が異なっても、加硫中のゴムの収縮率
の相違による補強コード11から製品内外面までの距離
の不均一を防止出来、補強コード11が外側や内側に偏
ている不具合をなくすことが出来る。
了し、図5のフレキシブルスリーブの製品が得られる。
上記製造方法において、第1補強層18の厚さを成型品
の全厚さの0.53〜0.60とし、第2補強層19の
厚さを成型品の全厚さの0.40〜0.47とすること
が好ましい。これにより、第1補強層18と第2補強層
19のゴムシートの材料(同一ゴム材料の場合はその配
合量及び配合剤)が異なっても、加硫中のゴムの収縮率
の相違による補強コード11から製品内外面までの距離
の不均一を防止出来、補強コード11が外側や内側に偏
ている不具合をなくすことが出来る。
【0019】
【発明の効果】上記のように本発明は、従来の方法に比
べ成型用マンドレル上での、巻き付け工程を簡略化して
生産の効率化を図るとともに、成型用マンドレル上で各
層間でのエアー溜まりが少なく成形出来、またゴミ、汚
れ等の表面劣化が防止出来、さらに、補強コードから製
品内外面までの距離の不均一が防止出来、補強コードが
外側や内側に偏ている不具合をなくすことが出来る。従
って、厚さが均一で耐久性に優れたフレキシブルスリー
ブを得ることが可能である。
べ成型用マンドレル上での、巻き付け工程を簡略化して
生産の効率化を図るとともに、成型用マンドレル上で各
層間でのエアー溜まりが少なく成形出来、またゴミ、汚
れ等の表面劣化が防止出来、さらに、補強コードから製
品内外面までの距離の不均一が防止出来、補強コードが
外側や内側に偏ている不具合をなくすことが出来る。従
って、厚さが均一で耐久性に優れたフレキシブルスリー
ブを得ることが可能である。
【図1】本発明の製造方法における内側保護層を成形す
るカレンダーロール装置を示す説明図である。
るカレンダーロール装置を示す説明図である。
【図2】本発明の製造方法における外側保護層を成形す
るカレンダーロール装置を示す説明図である。
るカレンダーロール装置を示す説明図である。
【図3】本発明の製造方法における外側保護層を成型用
マンドレルに巻き付ける工程を示す説明図である。
マンドレルに巻き付ける工程を示す説明図である。
【図4】本発明の製造方法により成形した成型品の部分
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図5】エアーサスペンションの断面図である。
【図6】従来の成形工程を示す説明図である。
【図7】従来の成型品の部分拡大断面図である。
4 フレキシブルスリーブ 6 成型用マンド
レル 7 内面保護層 10 外面保護層 11 補強コード 12 内側保護層 13 外側保護層 14 第1ロール 15 第2ロール 16 第3ロール 17 加圧ロール 18 第1補強層 19 第2補強層
レル 7 内面保護層 10 外面保護層 11 補強コード 12 内側保護層 13 外側保護層 14 第1ロール 15 第2ロール 16 第3ロール 17 加圧ロール 18 第1補強層 19 第2補強層
Claims (2)
- 【請求項1】 カレンダーロール装置にて圧延する圧延
工程と、成型用マンドレル上にて成型品を作る成形工程
と、該成型品を加硫装置にて加硫することによりフレキ
シブルスリーブとする流体圧力装置用フレキシブルスリ
ーブの製造方法において、前記カレンダーロール装置の
第1ロール(14)と第2ロール(15)にそれぞれ内側保護層
(12)となる未加硫ゴムを巻き付け、補強コード(11)を送
りこんで圧延しさらに、第3ロール(16)に外側保護層(1
3)となるゴムを巻き付けて、前記内側保護層(12)に補強
コード(11)を有する未加硫ゴムと圧延することにより補
強コード(11)が一方側面に寄らされた状態で埋設されて
なる第1補強層(18)を作り、さらに前記の方法で第2補
強層(19)を作り、前記成型用マンドレル(6) 上に第1補
強層(18)の外側保護層(13)が前記マンドレル(6) 側とな
るように巻き付け、かかる後その上層に第2補強層(19)
の内側保護層(12)が第1補強層(18)の内側保護層(12)と
密着しかつ補強コード(11)が互いに略同一角度で交差す
るように巻き付けて前記成型品とすることを特徴とする
流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法。 - 【請求項2】 前記第1補強層(18)の厚さを前記成型品
の全厚さの0.53〜0.60とし前記第2補強層(19)
の厚さを前記成型品の全厚さの0.40〜0.47とし
て前記成型用マンドレル(6) 上に巻き付けたことを特徴
とする請求項1に記載の流体圧力装置用フレキシブルス
リーブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057245A JPH06270292A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5057245A JPH06270292A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06270292A true JPH06270292A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13050152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5057245A Pending JPH06270292A (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 流体圧力装置用フレキシブルスリーブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06270292A (ja) |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP5057245A patent/JPH06270292A/ja active Pending
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