JPH0626997B2 - 半導体フレームの送り装置 - Google Patents

半導体フレームの送り装置

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JPH0626997B2
JPH0626997B2 JP7645188A JP7645188A JPH0626997B2 JP H0626997 B2 JPH0626997 B2 JP H0626997B2 JP 7645188 A JP7645188 A JP 7645188A JP 7645188 A JP7645188 A JP 7645188A JP H0626997 B2 JPH0626997 B2 JP H0626997B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体組立機(ペレットボンディング装置、
ワイヤボンディング装置等)における半導体フレーム
(リードフレーム、基板等)の送り装置に関する。
[従来の技術] 従来の半導体フレームの送り装置として、半導体フレー
ムをガイドするガイドレールと、ガイドレールによる半
導体フレーム送りラインの上下に設けられる上下のチャ
ック爪と、上下のチャック爪の少なくとも一方である開
閉チャック爪を開閉させてそれらチャック爪間に半導体
フレームをチャックするチャック開閉装置と、上下のチ
ャック爪をガイドレールに沿って移動させるチャック移
動装置とを有してなるものがある。
ここで、上記従来の半導体フレームの送り装置を構成す
るチャック開閉装置は、モータにより駆動されるカムを
用いて、上記開閉チャック爪を開閉動作させるようにな
っている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、半導体フレームは、品種によってその厚みが
異なる。そして特に薄い半導体フレームの場合は、チャ
ック爪がそのフレームに当接する時の速度を緩やかにし
て、ダメージを与えないようにすることが必要である。
上記従来の半導体フレームの送り装置にあっては、開閉
チャック爪の開閉動作状態がカムにより一義的に決定さ
れる。したがって、半導体フレームの品種、特に厚み、
材質の変更に対し、開閉チャック爪の速度、加速度を変
更設定する必要がある場合には、カム自体を交換する必
要がある。このことは、カムの管理、交換作業に多くの
困難をともなう。
本発明は、カムによる開閉チャック爪の開閉動作状態
を、半導体フレームの品種等に応じて確実かつ容易に変
更可能とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、半導体フレームをガイドするガイドレール
と、ガイドレールによる半導体フレーム送りラインの上
下に設けられる上下のチャック爪と、上下のチャック爪
の少なくとも一方である開閉チャック爪を開閉させてそ
れらチャック爪間に半導体フレームをチャックするチャ
ック開閉装置と、上下のチャック爪をガイドレールに沿
って移動させるチャック移動装置とを有してなる半導体
フレームの送り装置において、チャック開閉装置が、前
記開閉チャック爪を開閉動作させるカムと、速度制御可
能であって上記カムを駆動するカム駆動装置と、カム駆
動装置を制御することにより上記カムの駆動状態を調整
し開閉チャック爪の開閉動作状態を変更設定する制御装
置を有してなるようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、カム駆動装置を制御装置にて制御する
ことにより、半導体フレームの品種等に応じて、開閉チ
ャック爪の速度、加速度の開閉動作状態を確実かつ容易
に変更できる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を模式的に示す正面図、第2
図は第1図の平面図、第3図は第1図の側面図、第4図
はチャック移動装置の一例を示す平面図、第5図はチャ
ック開閉装置の一例を示す側面図、第6図は第5図のVI
−VI線に沿う矢視図、第7図は第5図の要部を模式的に
示す側面図、第8図は偏心回転軸を示す断面図、第9図
はチャック開閉装置とチャック移動装置の制御系統を示
す模式図、第10図は本発明の変形例を示す模式図であ
る。
送り装置10は、ペレットボンディング装置、ワイヤボ
ンディング装置等の半導体組立機の一部を構成し、例え
ば第1図の如く、基台11の上部において、リードフレ
ーム供給装置12とリードフレーム排出装置13の間に
配置され、リードフレーム供給装置12から供給される
リードフレーム14をボンディング位置15(第2図参
照)に設定し、ボンディング後のリードフレーム14を
リードフレーム排出装置13に排出する。
(A)送り装置10は、基台レール部16の上部に相対
する可動台17、18を架設し、これらの可動台17、
18の相対する上縁部にリードフレーム14をガイドす
る一対のガイドレール19、20を固定している。ここ
で、両可動台17、18は左ねじと右ねじを備えた不図
示の間隔調整ねじを介して連結され、この間隔調整ねじ
の螺動により相互に接近/離隔し、両ガイドレール1
9、20の間隔を今回送り対象としてのリードフレーム
14の幅に適合する間隔に設定替えできるようになって
いる。
(B)一方の可動台17には以下の如くのチャック移動
装置が配設されている。(第3図、第4図参照)。
すなわち、可動台17の水平床部17Aにはチャック移
動モータ21(例えばDCサーボモータからなる)が設
置され、このモータ21の出力軸には送りねじ軸22が
連結され、送りねじ軸22の延在端は可動台17に設置
されている軸受23に支持されている。送りねじ軸22
の中間部には従動ナット24が螺着され、このナット2
4の下面部に設けられているローラー25は水平床部1
7Aに設けられている一対のレール26に挟まれてガイ
ドされるようになっている。送りねじ軸22とレール2
6は前述のガイドレール19、20と平行に設定されて
いる。
他方、可動台17の垂直壁部17Bには前述のガイドレ
ール19、20と平行な直線移動軸受27が固定され、
この軸受27にはチャック移動台28が滑動自在に結合
されている。この時、チャック移動台28はローラー2
9を備え、前記従動ナット24の正面部に設けられてい
る一対のローラー30が上記ローラー29を挟み、これ
により前記従動ナット24とチャック移動台28とがガ
イドレール19、20に沿う方向に連動可能に結合され
る。
すなわち、チャック移動モータ21の駆動時に、従動ナ
ット24がレール26に沿って移動すると、この移動力
がチャック移動台28に伝えられ、チャック移動台28
は直線移動軸受27に沿ってガイドレール19、20と
平行に移動することとなる。
(C)次に、上記チャック移動台28のガイドレール1
9に沿う長手方向の2位置で、ボンディング位置15を
挟む2位置には、それぞれ、チャック支持台31が固定
され、各チャック支持台31には以下の如く、上下のチ
ャック爪32、33が設けられている(第1図、第2
図、第3図、第5図、第6図参照)。
すなわち、チャック支持台31は支軸34を備え、支
軸34の両側外周部には上チャック爪支持アーム35が
揺動可能に支えられ、支持アーム35の正面部には上チ
ャック爪32が固定されている。また、支軸34の中
間外周部には下チャック爪支持アーム36が揺動可能に
支えられ、支持アーム36の正面部には下チャック爪3
3が固定されている。この時、上下のチャック爪32、
33は前述のガイドレール19、20によるリードフレ
ーム14の送りラインの上下に設定される。なお、チャ
ック爪32、33の少なくとも一方は、そのリードフレ
ーム14との当接面が曲面とされる。
(D)次に、一方の可動台17には以下の如くのチャッ
ク開閉装置が配設されている(第1図、第2図、第3
図、第5図、第7図、第8図参照)。
すなわち、ガイドレール19に沿う2位置で、前述のチ
ャック移動台28とともに移動する上下のチャック爪3
2、33の移動ストロークに対応する2位置には、それ
ぞれ、上下の偏心回転軸(カム)37、38が設置され
ている。各偏心回転軸37、38は、第7図、第8図に
示す如く、可動台17に設けられる軸受39に支持され
る中心軸部40と、中心軸部40と一体化されて支軸部
を構成するとともに該中心軸部40に対して偏心量eだ
け偏心している偏心軸部41と、偏心軸部41の外周部
にボール軸受42を介して回動自在に被冠されているフ
リーローラー43とからなる。両偏心回転軸37、38
の上記軸受39から突出する端部には歯付プーリ44、
45が固定されている。また、可動台17には本発明の
駆動装置としてのチャック開閉モータ46(例えばステ
ッピングモータ)が設置され、モータ46の出力軸に固
定されている歯付プーリ47と上記両歯付プーリ44、
45には歯付ベルト48が巻き回されている。すなわ
ち、チャック開閉モータ46の駆動時に、偏心回転軸3
7、38は連動して偏心回転する。
他方、上チャック爪32の支持アーム35には上従動回
転子49が回動自在に設けられ、下チャック爪33の支
持アーム36には下従動回転子50が回動自在に設けら
れ、各従動回転子49、50はそれぞれチャック支持台
31との間に設けられるばね51、52の弾発力により
前述の上偏心回転軸37、下偏心回転軸38のフリーロ
ーラー43に常時当接せしめられている。従動回転子4
9、50は、チャック爪32、33が前述のチャック移
動台28とともに移動する時、対応する偏心回転軸3
7、38の軸長方向に沿ってそれらのフリーローラー4
3に当接しながら転動する。
したがって、前述のチャック開閉モータ46が駆動する
時、偏心回転軸37、38は自らの中心軸部40のまわ
りにそのフリーローラー43を偏心回転し、これによ
り、フリーローラー43が定める従動回転子49、50
の設定位置を調整することにより、チャック爪32、3
3を第7図(A)、(B)に示す如く開閉動作できるこ
ととなる。
なお、上下のチャック爪32、33はチャック開閉モー
タ46の駆動による偏心回転軸37、38の偏心回転に
より互いに接近/離隔する如く対向移動して開閉する。
また、チャック爪32、33が閉じ状態においてリード
フレーム14を挟圧する時、上従動回転子49は上偏
心回転軸37のフリーローラー43から開き方向に逃げ
ることができ、結果として上チャック爪32の閉じ位置
は開き方向に逃げることができるが、下従動回転子5
0は下偏心回転軸38のフリーローラー43から開き方
向に逃げることができず、結果として下チャック爪33
の閉じ位置は開き方向に逃げることができずその閉じ位
置を固定化されるようになっている。すなわち、この実
施例において、下チャック爪33の爪閉じレベルはガイ
ドレール19、20のレール面レベルと略同一に設定さ
れてリードフレーム14をガイドレール19、20のレ
ール面に押し付けることなくチャックできるように、あ
るいはそのレール面レベルより若干高く設定されてリー
ドフレーム14を該レール面レベルから一定量持ち上げ
て該リードフレーム14をガイドレール19、20のレ
ール面にこすることなく送れるようになっている。
(E)しかして、チャック移動装置を構成するチャック
移動モータ21とチャック開閉装置を構成するチャック
開閉モータ46は、以下の如く制御される(第9図参
照)。
すなわち、送り装置10は制御装置100を備える。制
御装置100は、今回送り対象としてのリードフレーム
14の例えば品種データ特に厚み、材質等を入力され、
それらの厚み、材質等の入力データに対応して予め記憶
されている制御データに従い、モータ21、46へ所要
の制御信号を転送する。これにより、制御装置100
は、チャック移動モータ21の停止位置、加減速位
置、回転速度を制御し、チャック移動台28の移動状態
を調整し、結果として上下のチャック爪32、33の移
動状態を変更設定するとともに、チャック開閉モータ
46の停止位置、加減速位置、回転速度を制御し、偏心
回転軸37、38の駆動状態を調整し、結果として上下
の開閉チャック爪32、33の開閉動作状態を変更設定
する。
したがって、上下のチャック爪32、33は、上記制御
装置100により、例えば送りストローク端に近づく
までは高速、近づいてから停止するまでは低速で移動
し、所望の停止位置に正確に位置決めされ、あるいは
例えばリードフレーム14の上下面に近づくまでは高
速、近づいてから接触するまでは低速で閉じ、リードフ
レーム14に与えるダメージを最小限にする等が可能と
なる。
また、上記制御装置100は、偏心回転軸37、38の
制御により、下チャック爪33がリードフレーム14に
当接するタイミングを上チャック爪32がリードフレー
ム14に当接するタイミングより早く設定して、リード
フレーム14の曲げを防止するようにしてもよい。これ
は上チャック爪32が下チャック爪33より先にリード
フレーム14に当接した場合、リードフレーム14をガ
イドレール19、20のレール面に押し付ける状態で曲
げを生じさせてしまう可能性があるからである。
なお、制御装置100に与える品種データ等の設定は、
オペレータによるキーボード101への品種番号のキー
イン、リードフレーム供給装置12に投入されているマ
ガジンに付された品種識別マークを検出するマーク検出
センサ102の検出結果、リードフレーム14の送り経
路中に設けられたリードフレーム厚み検出センサ103
の検出結果等による。
また、制御装置100は、ペレットボンディング制御部
やワイヤボンディング制御部からのボンディング終了信
号を取込み、後述する如く、モータ21、46を駆動制
御する。
次に、上記送り装置100の動作について説明する。
上下のチャック爪32、33が開いた状態で待機して
いる時、リードフレーム供給装置12の内部のリードフ
レーム14が不図示のプッシャもしくはチャック装置に
よりガイドレール19、20に沿って引き出される。リ
ードフレーム14の引き出され端がボンディング位置1
5よりリードフレーム供給装置12の側に位置している
両チャック爪32、33の間に送り込まれる。この時、
センサ53がリードフレーム14の通過を検出し、この
検出結果によりリードフレーム14の上記送り込み量の
適否が判定される。
次に、チャック開閉モータ46が一時駆動され上下の
チャック爪32、33が閉じてリードフレーム14をチ
ャックするとともに、チャック移動モータ21が正転駆
動され上下のチャック爪32、33が上記リードフレー
ム14をチャックした状態でガイドレール19、20に
沿って移動し、リードフレーム14の被ボンディング部
位を前述のボンディング位置15に位置決めする。この
時、センサ54がリードフレーム14の送り量を検出
し、この検出結果によりチャック移動モータ21の駆動
量が補正されてリードフレーム14を正確にボンディン
グ位置15に位置決めすることとしている。そして以後
上下のチャック爪32、33の開閉動作と、ガイドレー
ル19、20に沿う往復動作とが交互に行なわれ、リー
ドフレーム14の被ボンディング部位を順次ボンディン
グ位置15に位置決めする。
なお、ボンディング位置15に位置決めされた被ボンデ
ィング部位には、ペレットボンディングもしくはワイヤ
ボンディングされる。
リードフレーム14のピッチ動が進み、ボンディング
位置15よりリードフレーム排出装置13の側に位置し
ている上下のチャック爪32、33の移動範囲にリード
フレーム14の先端が到達すると、以後のリードフレー
ム14のピッチ動は、このチャック爪32、33にて与
えられる。
リードフレーム14の1つの被ボンディング部位にボ
ンディング作業が行なわれている時間内において、チャ
ック移動モータ21は逆転駆動し、チャック爪32、3
3は待機位置に一度復帰する。そしてリードフレーム供
給装置12の側に位置している上下のチャック爪32、
33は、上記と同様に引き出された後続のリードフレ
ーム14の引き出され端をチャックするとともに、チャ
ック駆動モータ21の正転駆動により、後続のリードフ
レーム14の先端をボンディング位置15の手前位置ま
で移動させ、これにより後続のリードフレーム14を待
機させておく。
さて上記の作業が終了すると、リードフレーム排出
装置13の側のチャック爪32、33はの動作を続行
する。
1枚のリードフレーム14におけるすべての被ボンデ
ィング部位に対してボンディング作業が終了すると、そ
のリードフレーム14ををリードフレーム排出装置13
の側に位置しているチャック爪32、33がチャックし
てボンディング位置15から移動させるとともに、待機
していた後続のリードフレーム14を、リードフレーム
供給装置12の側に位置しているチャック爪32、33
がチャックし、その最初の被ボンディング部位をボンデ
ィング位置15に位置決めする。以後はと同様とな
る。
また、ボンディングの終了したリードフレーム14
は、後続のリードフレーム14の1つの被ボンディング
部位にボンディング作業が行なわれている時間を利用し
てリードフレーム排出装置13に送り込まれる。これは
チャック移動モータ21が正転、逆転駆動を複数回くり
返すとともに、タイミングをとりながらリードフレーム
排出装置13の側に位置するチャック爪32、33が開
閉動作を行なうことでリードフレーム14をリードフレ
ーム排出装置13の方に移動させ、最終的に閉じた状態
のチャック爪32、33にてリードフレーム14の後端
を押し込むことにより行なわれる。
上記が終了すると、リードフレーム供給装置12の
側に位置するチャック爪32、33は、上記の作業に
おけるリードフレーム14のピッチ動を続行する。以上
により順次リードフレーム14の送りが行なわれる。な
お、リードフレーム14のピッチ動毎にチャック爪3
2、33は開くとともに、ボンディング位置15に位置
決めされたリードフレーム14は、図示省略の位置決め
装置ならびにフレーム押さえ等にて位置決め保持され
る。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記実施例によれば、チャック開閉モータ46によっ
て偏心回転軸37、38を回転させることにより、偏心
回転軸37、38のフリーローラー43に接する従動回
転子49、50の当接位置を調整し、結果として開閉チ
ャック爪32、33を開閉動作し、チャック移動モー
タ21により、上下のチャック爪32、33をガイドレ
ール19、20に沿って移動する時、該チャック爪3
2、33に設けられている従動回転子49、50を偏心
回転軸37、38の軸長方向に沿って該偏心回転軸3
7、38のフリーローラー43に当接しながら移動せし
めることにより、上記にて定められる開閉チャック爪
32、33の開閉位置を保持しながらそれらチャック爪
を移動可能とすることとなる。
したがって、上記実施例によれば、複雑なカムを用い
ずに、単純な偏心回転軸37、38によってチャック爪
32、33を開閉動作でき、従来のカムとガイド軸を
単一の偏心回転軸37、38にて集約し、したがって複
雑なカム/ガイド軸連動機構等を必要としない。すなわ
ち、簡素な構造により、上下のチャック爪32、33を
開閉動作し、かつ該チャック爪32、33の開閉位置を
保持する状態で該チャック爪32、33をガイドレール
19、20に沿って移動でき、上下のチャック爪32、
33によりリードフレーム14を確実に送ることができ
る。
また、上記実施例によれば、偏心回転軸37、38を駆
動するるチャック開閉モータ46を、制御装置100に
て制御することにより、リードフレーム14の品種等に
応じて、チャック爪32、33の速度、加速度等を開閉
動作状態を確実かつ容易に変更できる。
また、実施例においては、チャック爪32、33の開閉
位置(特に閉じ位置)も設定変更できるように構成し
た。これは、例えばボンディング位置15に配設される
ヒータブロック上にてリードフレーム14を移動させる
時だけ、チャック爪32、33の閉じ位置を高く設定し
ておき、リードフレーム14の移動時にその下面をガイ
ドレール19、20のレール面から高めに持ち上げるよ
うにすれば、ヒートブロックとの干渉を確実に防ぐこと
ができる。なおそれ以外の場所での送り時には、チャッ
ク爪32、33の閉じ位置は上記閉じ位置より低めで充
分であり、したがってチャック開閉モータ46の回転量
に無駄がなくなる。
また、上記実施例にあっては、開閉チャック爪32、3
3を開閉動作させるために偏心回転軸37、38の設定
位置が変更せしめられる時、偏心回転軸37、38は従
動回転子49、50に当接しているフリーローラー43
を該従動回転子49、50に対して相対移動させること
なく、その支軸部を構成する中心軸部40と偏心軸部4
1を上記フリーローラー43に対して相対回動させなが
ら、上記設定位置を変更せしめられる。したがって、こ
の時、偏心回転軸37、38のフリーローラー43は従
動回転子49、50との接触点を互いに変化することな
く共有し続け、従動回転子49、50に擦過力を与える
ことなく該従動回転子49、50の位置調整を行なうこ
ととなる。このため、従動回転子49、50は円滑に位
置調整され、そのボール軸受42にスラスト力を付与さ
れることがなく、寿命の低下がない。
なお、本発明の実施においては、上下チャック爪32、
33の偏心回転軸37、38を個別に回転駆動し、それ
ぞれの駆動を制御するようにしてもよい。また上下のチ
ャック爪の一方のみを駆動して開閉動作させるものであ
ってもよい。また、上下のチャック爪の開閉動作は回転
運動に限らず直線運動するものであってもよい。
また、本発明の実施においては、カムとして上記の如く
の偏心回転軸でなく、任意のカム曲線を備えたカムを用
いるものであってもよい。第10図は、上記の如くのカ
ム200を用い、チャク開閉モータ201にて駆動され
る単一のカム200により上下のチャック爪32、33
を開閉動作させる例である。34A、34Bは支軸、2
02、203は歯付プーリ、204は歯付ベルトであ
る。なお、カム200はそのカム断面を軸長方向(第1
0図の紙面直交方向)に連続する長尺状とされ、チャッ
ク移動装置によるチャック爪32、33の送り方向への
移動時に、チャック爪32、33の従動回転子49、5
0をカム断面上の一定位置にてガイドし続け、チャック
爪32、33の開閉状態を保持しながら上記送りを可能
ならしめている。
また、本発明の実施において、カムはチャック爪に一体
の従動子を直接駆動するものに限らず、カムとチャック
爪との間に中間連動機構を介在させるものであってもよ
い。
また、本発明の実施において、カム駆動装置は、DCサ
ーボモータ、ACサーボモータ、ステッピングモータ等
の回転型モータに限らず、リニアモータであってもよ
い。さらにカムの開閉動作は、回転移動に限らず、直線
移動するものであってもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、カムによる開閉チャッ
ク爪の開閉動作状態を、半導体フレームの品種等に応じ
て確実かつ容易に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を模式的に示す正面図、第2
図は第1図の平面図、第3図は第1図の側面図、第4図
はチャック移動装置の一例を示す平面図、第5図はチャ
ック開閉装置の一例を示す側面図、第6図は第5図のVI
−VI線に沿う矢視図、第7図は第5図の要部を模式的に
示す側面図、第8図は偏心回転軸を示す断面図、第9図
はチャック開閉装置とチャック移動装置の制御系統を示
す模式図、第10図は本発明の変形例を示す模式図であ
る。 10……送り装置、 14……リードフレーム(半導体フレーム)、 19、20……ガイドレール、 21……チャック移動モータ、 22……送りねじ軸、 28……チャック移動台、 31……チャック支持台、 32、33……チャック爪、 37、38……偏心回転軸(カム)、 40……中心軸部、 41……偏心軸部、 43……フリーローラー、 46……チャック開閉モータ(カム駆動装置)、 49、50……従動回転子、 100……制御装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体フレームをガイドするガイドレール
    と、ガイドレールによる半導体フレーム送りラインの上
    下に設けられる上下のチャック爪と、上下のチャック爪
    の少なくとも一方である開閉チャック爪を開閉させてそ
    れらチャック爪間に半導体フレームをチャックするチャ
    ック開閉装置と、上下のチャック爪をガイドレールに沿
    って移動させるチャック移動装置とを有してなる半導体
    フレームの送り装置において、チャック開閉装置が、前
    記開閉チャック爪を開閉動作させるカムと、速度制御可
    能であって上記カムを駆動するカム駆動装置と、カム駆
    動装置を制御することにより上記カムの駆動状態を調整
    し開閉チャック爪の開閉動作状態を変更設定する制御装
    置を有してなることを特徴とする半導体フレームの送り
    装置。
JP7645188A 1988-03-31 1988-03-31 半導体フレームの送り装置 Expired - Lifetime JPH0626997B2 (ja)

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