JPH062692A - ポンプの運転方法およびポンプ装置 - Google Patents
ポンプの運転方法およびポンプ装置Info
- Publication number
- JPH062692A JPH062692A JP4161461A JP16146192A JPH062692A JP H062692 A JPH062692 A JP H062692A JP 4161461 A JP4161461 A JP 4161461A JP 16146192 A JP16146192 A JP 16146192A JP H062692 A JPH062692 A JP H062692A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- electric motor
- operating
- frequency
- stopped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
機械の耐久性を向上させることである。 【構成】 ポンプ3の機能を停止している間は、ポンプ
3の吐出流量がほとんどない状態でポンプ3を微速運転
する。
Description
特に、該流体機械を使用目的で運転しない、すなわち流
体機械がその機能を停止しているときの運転方法、およ
びこの運転方法を実現するための装置に関する。
いで、例えば2〜3ヵ月という長期間放置すると、錆付
ロックや水あかロックという状態が発生する。ここで、
錆付ロックとは、酸化物(いわゆる錆:酸化第二鉄)
が、例えば、図13および図14に示すように、マウス
リング7と羽根車6cとの間隙等、回転部品と固定部品
との間の0.1mm程度の小さい間隙13に蓄積し、異なる
部品同士が一体となり、ポンプが起動できなくなる現象
である。また、水あかロックとは、回転部品と固定部品
との間の間隙に水あかが蓄積して、同様にポンプが起動
できなくなる現象である。このような現象を防止する一
般的な方法としては、従来、作業員が時期を見計らっ
て、適宜、ポンプを運転して、錆や水あかが各種間隙に
蓄積しないようにしていた。また、数ヶ月間ポンプを運
転しない場合には、ポンプ内部の水を完全に抜いて、各
種間隙に酸化物や水あかが蓄積しないようにした。
−241496号公報に記載されている技術がある。こ
の技術は、ポンプの吐出側に圧力タンクが設けられ、目
標水量が過小水量の運転時には、落水しそうになると、
ポンプの回転数を上げて、圧力タンク内に目標水量より
も過剰分を一時的に蓄え、その後、ポンプを微速運転す
ると共に、圧力タンク内の水を放出して、落水の防止を
図りつつ起動停止頻度を少なくするものである。したが
って、この技術は、あくまでもポンプとしての機能、す
なわち目的の流量の水を他の設備等に供給する際の技術
であり、流体機械としての機能を停止している期間の技
術である本願の発明とは、異なる。なお、この従来技術
において、微速運転する時間は、圧力タンクの容量等に
よって異なるが、数分程度である。
うな従来の方法では、作業員が時期を見計らって、適
宜、運転しているため、運転間隔が不定期的になりがち
で、しかも、ポンプを使用しないときには、電源を遮断
してポンプを完全に停止させるため、錆や水あかが大量
に蓄積してしまうことがあり、特に、図14に示すよう
に、マウスリング7と羽根車6cとの間隙等、回転部分
と固定部分とに形成される間隙量の小さい間隙に錆や水
あかが蓄積し易く、錆付ロックや水あかロックが起こる
ことがある。
らポンプを起動すると、図17に示すように、瞬間的に
メカニカルシールの回転部分8と固定部分9との接触部
に間隙15が生じ、この間隙15に砂等の異物16が挟
まることがあるため、メカニカルシールの寿命低下や漏
れ量増大による性能低下を招くことがある。また、ポン
プが完全に停止した状態からポンプを起動すると衝撃ト
ルクが大きくなるため、図13に示すように、キー10
等の回転軸11周りの部品寿命が低下してしまう。さら
に、条件によっては、例え数日間でも停止状態にある
と、図18に示すように、軸受け12に作用する荷重が
1ヶ所に集中するため、この期間中に振動を受けると荷
重が作用している部分が集中して壊食するフレッティン
グコロージョンという現象が発生する場合もある。
の機能を停止している間に、錆付ロックや水あかロック
が起こる可能性があり、かつポンプの耐久性の低下を招
くという問題点もあった。本発明は、このような従来の
問題点について着目してなされたもので、錆付ロックや
水あかロックを防ぎ、かつ流体機械の耐久性を向上させ
ることができるポンプ装置、およびポンプの運転方法を
提供することを目的とする。
のポンプの運転方法は、ポンプの機能を停止する期間
中、該ポンプの吐出流量がゼロの状態で該ポンプを微速
運転することを特徴とするものである。ここで、以上の
運転方法は、前記電動機へ供給する電力の周波数を変え
る周波数変換器を設けるか、または電動機として親子電
動機または極数変換電動機を用いることにより、実現す
ることができる。
運転方法は、前記流体機械の機能を停止する期間中、前
記電動機への電力供給が遮断されてから前記流体機械が
慣性で動作している間を1周期として、前記電動機への
電力供給と電力遮断を繰り返して行うことを特徴とす
る。
プの吐出流量がゼロの状態で、ポンプを微速運転する。
このように、使用目的で運転しないときも、ポンプを微
速運転することにより、ポンプの回転部分と固定部分と
の間隙内の流体に、僅かではあるがせん断力が働くた
め、この間隙に錆や水あかがほとんど溜らず、錆付きロ
ックや水あかロックを確実に防ぐことができる。
らポンプを起動すると、メカニカルシールの回転部分
は、極めて微少時間の間は回転トルクが作用しても固定
部分との摩擦力のために回転しない。しかし、回転トル
クが回転を抑えている摩擦力を越えると瞬間的に回転部
分は回転を始め、その反動で瞬間的に回転部分と固定部
分との接触部に間隙が生じ、前述したように、この間隙
に異物が挟まることがある。しかし、本発明のように、
微速運転している状態からポンプを使用目的で駆動して
も、回転部分は基本的に常時回転しているので、前述し
たような間隙は生じず、また、生じてもその隙間量は小
さく、この間隙に異物が挾まってメカニカルシールの摺
動面を傷付けることはほとんどない。
ので、使用目的で運転していないときから使用目的での
運転開始したときにおいても、ポンプへの衝撃トルクが
小さくなり、軸等の寿命を長くすることができる。ま
た、ポンプは常時駆動している状態なので、軸受等の1
ヶ所に荷重が集中することがなく、フレッティングコロ
ージョンが防止できる。
について、図に基づいて説明する。まず、本発明に係る
ポンプ装置の第1の実施例について、図1を用いて説明
する。本実施例のポンプ装置は、ポンプ3と、ポンプ3
の吸込側に設けられている吸込配管202と、この吸込
配管202に設けられている仕切り弁203と、ポンプ
3の吐出側に設けられている吐出配管213と、この吐
出配管213に設けられている仕切り弁208及び逆止
弁206と、吐出配管213に接続されている圧力タン
ク210と、ポンプ3を駆動する電動機2と、電動機2
に供給される電力の周波数を変える可変周波数インバー
タ装置1と、を有して構成されている。なお、吸込配管
203の上流側には、受水槽200が設けられている。
プ3の定格回転数が得られるよう、インバータ装置1を
調節して運転する。ここで、ポンプ3の定格回転数は、
一般的に、1000〜3600rpm程度である。数日以上の長期
に渡りポンプ3の機能を停止させておく場合には、イン
バータ装置1により周波数を可能な限り低くして電動機
2を微速回転に変え、ポンプ3の羽根車を回転させてお
く。この微速回転数は、ポンプ3の吐出口から流体が吐
出しない回転数で、具体的には、ポンプ3の種類や据付
状態によって異なるが、定格回転数のほぼ5%未満の回
転数である(このとき、インバータ装置1の出力周波数
は約3Hzである。)。すなわち、ポンプ3の機能を停
止させておく際には、ポンプ3として機能しては困るの
で、水頭を低下させて、吐出流量が得られないようにす
る一方で、ポンプ3の羽根車自体は回転している状態を
維持する。
ように、マウスリング7と羽根車6cとの間隙13の流
体に、せん断力が作用するため、この間隙13にも錆や
水あか14が蓄積することはなく、錆付ロックや水あか
ロックを確実に防止することができる。また、微速運転
している状態からポンプ3として機能する目的の使用状
態にした場合は、図13、図16および図17に示すよ
うに、メカニカルシールの回転部分8は既に回転してい
るため、目的の使用状態にした際に回転部分8と固定部
分9との接触部に間隙15は生じず、また、生じてもそ
の隙間量は小さい。よって、間隙15に砂等の異物16
が挟まりにくくなり、異物16によるメカニカルシール
の摺動面の摩耗が減少し、メカニカルシールの寿命向上
を図ることができると共に、間隙15からの漏れ量増加
による性能低減を防止できる。また、微速運転している
状態から目的の使用状態にポンプ3を起動した場合に
は、電動機2の起動トルクは減少し、このためポンプ3
への衝撃トルクが低減できるので、図13に示すよう
に、キー10等の回転軸11周りの部品寿命が大幅に伸
ばすことができる。また、電動機2の起動トルクの減少
によりコイルに蓄積される熱も減少するので、ポンプ3
の許容起動頻度を向上させることができ、しいては電動
機2の寿命向上にも図ることができる。さらに、図19
に示すように、軸受12は、常時回転して、軸受12の
1ヶ所に荷重Fが集中することがないので、ポンプ3の
機能停止時にポンプ3が振動を受けてもフレッティング
コロージョンは生じない。
を確実にするため、例えば、図2に示すように、周波数
設定部20に定格運転である高速モード21、中速モー
ド22、低速モード23の他に、微速モード24を設定
しておくことが好ましい。ここで、また、図3に示すよ
うに、周波数設定部25が摘み式のものであれば、微速
運転を実現する周波数の所に、微速26等の表示をして
おくことが好ましい。
施例について、図4を用いて説明する。本実施例のポン
プ装置は、極数変換電動機4と、極数変換電動機4の極
数を変換させて、前述した定格回転および微速回転を実
現する切替スイッチ5と、極数変換電動機4により回転
するポンプ3と、を有して構成されている。極数変換電
動機4は、高速用と低速用の2つのコイルを有し、低速
用のコイルは、前述した微速回転数を実現するために、
極数が数百もあるものを用いている。本実施例において
も、切替スイッチ5を操作することにより、微速運転が
可能なので、第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
施例について、図5を用いて説明する。本実施例のポン
プ装置は、ポンプ3と、ポンプ3の定格運転を実現させ
る親電動機6aおよびポンプ3の微速運転を実現させる
子電動機6bを有する親子電動機6と、親電動機6aと
子電動機6bとの切替を行う切替スイッチ5と、を備え
ている。ここで、子電動機6bの極数は、第2の実施例
において説明したように、微速運転を実現するために、
数百程度ある。
の定格回転数側をオンにして、定格運転を行い、微速運
転を行うときには、切替スイッチ5の微速回転側をオン
にして、微速運転を行う。このように、本実施例におい
ても、微速運転が可能なので、第1の実施例と同様の効
果を得ることができる。
施例について、図6および図7を用いて説明する。本実
施例のポンプ装置は、ポンプ3の機能を停止させておく
際には、電源の開閉を定期的に繰り返して行い、吐出流
量が得られないようにしてポンプ3の羽根車をその慣性
力で回転させておくもので、ポンプ3および電動機2の
他に、電動機2と電源とを接続するラインに設けられて
いるマグネットスイッチ32を開閉動作させる電源開閉
装置を備えているものである。
3,34と、押しボタンスイッチ34を保持するための
a接点35と、a接点35およびマグネットスイッチ3
2を動作させるコイル38と、タイマT137と、タイ
マT137に電圧がかかると点灯する表示ランプ39
と、タイマT137の設定時間T1終了後に閉じるa接点
40と、a接点40が閉じると励磁するコイル42と、
コイル42の励磁により閉じるa接点43と、コイル4
2の励磁により開くb接点36と、タイマT244と、
タイマT244の設定時間T2終了後に開くb接点41
と、を有して構成されている。
38が励磁され、a接点35が閉じ自己保持される。こ
れと共に、マグネットスイッチ32も閉じ、電動機2が
回転する。また、タイマT137にも電圧がかかり、ラ
ンプ39が点灯する。タイマT137に電圧がかかった
ときから設定時間T1後に、a接点40が閉じて、コイ
ル42が励磁される。コイル42の励磁により、a接点
43が閉じると共に、b接点36が開く。b接点36が
開くと、コイル38が消磁されるので、マグネットスイ
ッチ32が開き、電動機2は停止する。すなわち、電動
機2は、回転し始めてT1時間後に停止する。b接点3
6が開くと、さらに、タイマT137に電圧がかからな
くなり、a接点40が開く。一方、a接点43が閉じる
と、タイマT244に電圧がかかる。
設定時間T2後に、b接点41が開くため、コイル42
は消磁され、b接点36は閉じる。よって、再び、コイ
ル38が励磁されて、マグネットスイッチ3が閉じ、電
動機2は回転する。すなわち、電動機2は、停止した後
T2時間後に回転し始める。電動機2には、図7に示す
ように、T1時間電力が供給され、T2時間電力が遮断さ
れ、再び、T1時間電力が供給され、以下、押しボタン
スイッチ33が押されるまで、これを繰り返す。ところ
で、ここで重要なのは、タイマT244の設定時間T2で
ある。すなわち、電源遮断後、電動機2およびポンプ3
を完全に停止させないように、これらが慣性で回転して
いる時間を設定時間T2としなければならない。したが
って、実際の設定時間T2の値としては長くても、数十
秒ということになる。なお、設定時間T1については、
本実施例では、数秒に設定している。
能を継続的に停止させておくときでも、ポンプ3の羽根
車は継続的に回転しているので、基本的に前述の実施例
と同様の効果を得ることができる。但し、本実施例の場
合、電源回路の開閉を繰り返すことになるので、電源系
統の寿命は短くなってしまう。
施例について、図8を用いて説明する。本実施例は、電
動機として親子電動機6を用い、ポンプ3の機能を継続
的に停止させておくとき、ポンプ3の羽根車が停止しな
いように、子電動機6bの電源の開閉を第4の実施例と
同様に定期的に繰り返して行うもので、ポンプ3および
親子電動機6の他に、親電動機6aと電源とを接続する
ラインおよび子電動機6bと電源とを接続するラインに
設けられているマグネットスイッチ51,52を開閉動
作させる電源開閉装置を備えているものである。
4,57,58と、押しボタンスイッチ57を保持する
ためのa接点56と、a接点55と、b接点61と、a
接点56、b接点61およびマグネットスイッチ51を
動作させるコイル59と、その他、第4の実施例と同様
に、タイマT137と、タイマT244等と、を有して構
成されている。
59が励磁され、a接点56およびa接点55が閉じ、
b接点61が開く。さらに、マグネットネットスイッチ
51が閉じて、親電動機6aが駆動する。押しボタンス
イッチ58を押すと、コイル59は消磁され、マグネッ
トスイッチ51は開くので、親電動機6aは停止する。
一方、b接点61は閉じるので、ランプ39は点灯する
と共に、コイル38は励磁され、タイマT137に電圧
がかかる。このコイル38の励磁により、マグネットス
イッチ52が閉じて、子電動機6bが駆動する。以下、
第4の実施例と同様に、押しボタンスイッチ54,57
が押されるまで、子電動機6bは、T1時間起動、T2時
間停止を繰り返す。
イル59は再び励磁され、b接点61が開いて、ランプ
39は消灯すると共に、コイル38が消磁され、子電動
機6bは停止する。一方、コイル59が励磁されるの
で、マグネットスイッチ51が閉じて、親電動機aは駆
動する。ポンプ3の機能を継続的に停止させておくとき
でも、子電動機6bの電源の定期的な開閉により、ポン
プ3の羽根車は継続的に回転しているので、第4の実施
例と同様と同様の効果を得ることができる。但し、本実
施例の場合、子電動機6bの電源回路のみが定期的に開
閉させるので、通常の運転を行う親電動機6aの電源系
統の寿命が短くなることはない。
て、図9〜図11を用いて説明する。
を並列的に水道本管に直結したものに、本発明を適用し
たものである。図9に示すように、水道本管には、統合
吸込管605が接続されている。この統合吸込管605
には、仕切り弁606が設けられ、その下流側で、1号
機ポンプ側吸込管607と2号機ポンプ側吸込管608
とに分岐している。この1号機ポンプ側吸込管607及
び2号機ポンプ側吸込管608には、それぞれ、1号機
ポンプ601、2号機ポンプ602が接続されている。
1号機ポンプ601及び2号機ポンプ602の吐出側に
は、それぞれ、1号機ポンプ側吐出配管609、2号機
ポンプ側吐出配管610が接続され、その下流側で、こ
れらの配管609,610は、統合吐出配管615と接
続している。1号機ポンプ側吐出配管609及び2号機
ポンプ側吐出配管610には、それぞれ、仕切り弁61
3,614及び逆止弁611,612が設けられてい
る。また、統合吐出配管615には、内部に空気溜りを
持つ圧力タンク(ダイヤフラムタンクでもよい。)61
6と、ここの圧力に応じた圧力信号を出力する圧力セン
サ617とが接続されている。
1号機ポンプ用モータ603、2号機ポンプ用モータ6
04が接続されている。これらのモータ603,604
は、制御装置400に接続されている。制御装置400
は、図10及び図11に示すように、インバータ40
4,405を有する駆動回路と、インバータ404,4
05を制御する制御回路とを有して構成されている。制
御装置400の駆動回路は、図10に示すように、電源
PWと、各モータ用のインバータ404,405と、主
配線遮断器401と、主回路接続用電磁接触器402,
403(図11に示す)の主回路接点402a,403
aと、インバータ起動用リレー406,407(図11
に示す)の接点406a,407aと、を有して構成さ
れている。なお、同図中、N1,N2は、インバータ出
力の周波数指令信号である。
すように、メインスイッチ501と、トランス、ダイオ
ードブリッジ、レギュレータ等で構成される安定化電源
502と、主回路接続用電磁接触器402,403と、
インバータ起動用リレー406,407と、コントロー
ラ530とを有して構成されている。コントローラ53
0は、マイコン508と、圧力制御する際の目標値(例
えば、H0、H1、H3)を設定するためのスイッチ5
18と、例えば変速指令から固定指令又は固定指令から
変速指令に切り替えるための速度ポイントを設定するた
めのスイッチ516と、圧力センサ617からの圧力信
号を取り込むためのインターフェース520と、マイコ
ン508と電磁接触器402,403,…等とのインタ
ーフェース503とを有して構成されている。
の電力を受け取る電源端子509と、中央演算処理装置
(CPU)513と、CPU513が演算するためのプ
ログラムやデータ等が記憶されているメモリ514と、
CPU513からのデジタル信号の周波数指令をアナロ
グ信号に変換するD/A変換器510,511と、スイ
ッチ518から送られてくる圧力制御の目標値の入力ポ
ート512と、スイッチ519から送られてくる速度ポ
イントの入力ポート516と、インターフェース520
を介して送られてくる圧力信号の入力ポート517と、
インターフェース503を介して電磁接触器402,4
03,…等に駆動信号を出力する出力ポート515と、
を有して構成されている。
以下の説明の都合上、1号機ポンプ601とする。)が
運転しているときには、他方のポンプ(2号機ポンプ6
02)の機能が停止している。この際、機能を停止して
いる2号機ポンプ602は、機能停止期間が長期に渡る
場合、2号機ポンプ602の羽根車が回転していない
と、前述したように、錆付きロック、水あかロック或い
はフレッテングコロージョンが発生するおそれがある。
そこで、本実施例では、機能を停止している側のポンプ
602用のインバータ405には、機能停止期間に渡
り、マイコン508から微速運転用の周波数指令信号N
2を出力し、第1の実施例と同様に、吐出流量がゼロの
状態でポンプ602の羽根車を微速回転させている。な
お、この間、運転している側のポンプ601用のインバ
ータ404には、圧力センサ617からの圧力信号に応
じた周波数指令信号N1を出力し、目的の吐出流量が得
られるようポンプ601を駆動させている。ここで、運
転している側のポンプの回転数変動範囲は、通常、定格
回転数の100%から80%までの範囲内である。
る側のポンプは目的の吐出流量が得られる一方で、機能
を停止している側のポンプは、機能停止期間中、その羽
根車が微速回転してるので、錆付きロック、水あかロッ
ク或いはフレッテングコロージョンの発生を防止するこ
とができる。
いる期間中、継続的に、ポンプの羽根車を微速回転させ
ているが、振動が少ない場合や振動の影響が少ない場合
には、フレッテングコロージョンが発生しない周期で、
断続的に、微速運転するようにしてもよい。また、以上
の実施例では、機能停止期間中、そのポンプの吐出流量
がゼロになるよう制御したが、これは厳格なものではな
く、僅かに吐出流量があるように制御してもよい。
をポンプ装置に適用して例を説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、圧縮機や送風機にも適用
できることは言うまでもない。この場合、電動機の回転
数は、いくら小さくてもよいが、電動機が回転していな
ければ、前述したような効果を得ることができないの
で、図12に示すように、消費電力を考慮し、回転数を
変えても消費電力がほぼ一定の値を示す回転数で運転す
ることが好ましい。また、以上の実施例では、流体機械
の原動機として、電動機を用いたもののみを説明した
が、タービン等で駆動するものに、本発明を適用しても
よい。この場合、タービンへの入力量を調整して微速運
転を行うことになる。
せているときでも、ポンプを微速運転しているので、ポ
ンプの回転部分と固定部分との間隙の流体に、僅かでは
あるがせん断力が作用し、この間隙に錆や水あか等はほ
とんど溜らず、錆付きロックや水あかロックを確実に防
ぐことができる。また、ポンプを使用目的で運転開始す
るときでも、ポンプは微速運転しているので、ポンプへ
の衝撃トルクが小さくなり、軸等の寿命を長くすること
ができる上に、フレッティングコロージョンやメカニカ
ルシールの異物噛み込み等を防止することができる。
を示す説明図である。
数設定部の上面図である。
周波数設定部の上面図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
回路図である。
目的で運転しないときの動作説明図である。
回路図である。
を示す説明図である。
図である。
図である。
ラフである。
羽根車と間隙の状態を示すポンプの要部断面図である。
グと羽根車と間隙の状態を示すポンプの要部断面図であ
る。
カルシールの断面図である。
すメカニカルシールの断面図である。
受の断面図である。
す軸受の断面図である。
動機、3…ポンプ、4…極数変換電動機、5…切替スイ
ッチ、6…親子電動機、6a…親電動機、6b…子電動
機、6c…羽根車、7…マウスリング、8…メカニカル
シールの回転部分、9…メカニカルシールの固定部分、
11…回転軸、12…軸受け、20…周波数設定部、3
2,51,52…マグネットスイッチ、33,34,5
4,57,58…押しボタンスイッチ、37…タイマT
1、44…タイマT2。601…1号機ポンプ、602…
2号機ポンプ、603…1号機ポンプ用モータ、604
…2号機ポンプ用モータ、400…制御装置。
Claims (4)
- 【請求項1】ポンプの機能を停止している期間中、該ポ
ンプの吐出流量がゼロの状態で該ポンプを微速運転する
ことを特徴とするポンプの運転方法。 - 【請求項2】電動機で駆動する流体機械の運転方法にお
いて、 前記流体機械の機能を停止する期間中、前記電動機への
電力供給が遮断されてから前記流体機械が慣性で動作し
ている間を1周期として、前記電動機への電力供給と電
力遮断を繰り返して行うことを特徴とする流体機械の運
転方法。 - 【請求項3】電動機と、該電動機で駆動するポンプと、
該電動機に供給される電力の周波数を変える周波数変換
器とを備えているポンプ装置において、 前記周波数変換器は、前記ポンプの吐出流量がゼロの状
態で該ポンプを微速運転できる微速運転周波数に、前記
電力の周波数を変換することができ、 前記周波数変換器の周波数変更操作部には、前記微速運
転周波数が得られる位置に、前記微速運転の旨が表示が
されていることを特徴とするポンプ装置。 - 【請求項4】ポンプと、該ポンプを駆動する極数変換電
動機と、該極数変換電動機の極数を切り替える切替スイ
ッチとを有するポンプ装置において、 前記極数変換電動機は、前記ポンプを使用目的で駆動で
きる極数のコイルと、該ポンプの吐出流量がゼロの状態
で該ポンプを微速駆動できる極数のコイルと、を有して
いることを特徴とするポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16146192A JP3420261B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ポンプの運転方法およびポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16146192A JP3420261B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ポンプの運転方法およびポンプ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002376671A Division JP2003176787A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | ポンプの運転方法およびポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062692A true JPH062692A (ja) | 1994-01-11 |
JP3420261B2 JP3420261B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=15735551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16146192A Expired - Lifetime JP3420261B2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | ポンプの運転方法およびポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3420261B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211780A (ja) * | 2007-03-30 | 2007-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 給水ポンプのモータ制御装置 |
JP2018107970A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 川本電産株式会社 | 消火ポンプユニット及び消火ポンプユニットの制御方法 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16146192A patent/JP3420261B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007211780A (ja) * | 2007-03-30 | 2007-08-23 | Mitsubishi Electric Corp | 給水ポンプのモータ制御装置 |
JP4623038B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2011-02-02 | 三菱電機株式会社 | 給水ポンプのモータ制御装置 |
JP2018107970A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 川本電産株式会社 | 消火ポンプユニット及び消火ポンプユニットの制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3420261B2 (ja) | 2003-06-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101627532A (zh) | 一种控制方法和电动机启动器设备 | |
JPH074372A (ja) | スクリュウ型コンプレッサの起動・停止装置付き調節装置 | |
JP2007162659A (ja) | 排水ポンプ装置 | |
JPH062692A (ja) | ポンプの運転方法およびポンプ装置 | |
US3940668A (en) | Dual duty drive with induction motor | |
JP4069328B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
JP2003176787A (ja) | ポンプの運転方法およびポンプ装置 | |
JPH09140185A (ja) | ブラシレスモーター駆動回路の保護装置 | |
KR20210064669A (ko) | 스크류 콤프레셔 제어장치의 제어방법 | |
CN103511292A (zh) | 排水泵 | |
GB0402330D0 (en) | A pumping system | |
JPH10299664A (ja) | ポンプの運転制御装置 | |
JP4774886B2 (ja) | 流体遮断装置 | |
JP2018139491A (ja) | 直流電動機駆動装置とそれを搭載した天井埋込型換気装置 | |
JP2737892B2 (ja) | 圧縮機などの電動機器の起動の制御方法と装置 | |
CN110121597B (zh) | 涡旋压缩机 | |
SK17382000A3 (sk) | Spôsob regulácie počtu otáčok elektromotora na pohon čerpacieho agregátu | |
JPH0726623B2 (ja) | 真空ユニット | |
JPH10136692A (ja) | ステッピングモータの駆動停止方法 | |
JP4205409B2 (ja) | ポンプの運転制御方法及び運転制御装置 | |
KR100282365B1 (ko) | 센서리스 비엘디씨(bldc) 모터의 구동방법 | |
KR100804958B1 (ko) | 냉장고용 압축기 모터 구동 제어방법 | |
JP2008002380A (ja) | コンプレッサー用後付けインバーター | |
JPH0583993A (ja) | モータ駆動型流体遮断弁制御装置 | |
JP4589026B2 (ja) | ポンプ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 10 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 10 |