JPH06269125A - 負荷電流平衡装置 - Google Patents

負荷電流平衡装置

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Publication number
JPH06269125A
JPH06269125A JP5053344A JP5334493A JPH06269125A JP H06269125 A JPH06269125 A JP H06269125A JP 5053344 A JP5053344 A JP 5053344A JP 5334493 A JP5334493 A JP 5334493A JP H06269125 A JPH06269125 A JP H06269125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
balancer
loads
balancers
power supply
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5053344A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kamioka
淳 上岡
Yasushi Kanbara
泰 蒲原
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1種類のバランサで3個以上の負荷の負荷電流
の平衡をとることのできる負荷電流平衡装置を提供す
る。 【構成】3個の負荷2a、2b、2Cの端子と、2つの
バランサ3、4の両端部のタップ3b、3cおよび4
b、4cとを、負荷2a、バランサ3、負荷2b、バラ
ンサ4、負荷2cの順に直列に接続し、負荷2aの他方
の端子を交流電源1の一方の端子に接続してある。以
下、各バランサ3、4の中間タップ3a、4aと負荷2
cの他方の端子とを、上記の順に従って交流電源1の両
端子に交互に接続してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1つの交流電源に複数
の負荷を接続し、各負荷に流れる負荷電流の平衡をとる
負荷電流平衡装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の負荷電流平衡装置の一例
を図7に示す。1つのインダクタ9に中間タップ8aを
設け、両端部のタップ8b、8cと中間タップ8a間の
それぞれの巻数を等しくしてあるバランサ8の両端部の
タップ8b、8cにそれぞれ負荷2a、2bを接続し、
交流電源1の一方の端子にバランサ8の中間タップ8a
を接続し、交流電源1の他方の端子には2つの負荷2
a、2bを並列に接続してある。上記のような構成にす
ることによって、2つの負荷2a、2bに流れる負荷電
流が等しくなるように磁束が作用して、負荷電流の平衡
を保ち、負荷電流が等しい時には磁束はちょうど打ち消
し合うのである。なお、この種のバランサの動作につい
ては、例えば特開平4−132193号、特開昭61−
116796号などに記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、巻数が同一であるバランサを使用して2個以上の
負荷、例えば4個の負荷の負荷電流の平衡をとるために
は、図8に示すように2つの負荷2aと2bおよび負荷
2cと2dとをそれぞれバランサ11、12で接続し、
さらにそれらの負荷2を接続したバランサ11、12の
中間タップ11a、12aをもう1つのバランサ10の
両端のタップ10b、10cに接続する必要があり、こ
の場合には偶数個の負荷しか接続できないという問題が
ある。そこで、奇数個の負荷で負荷電流の平衡をとるた
めに、図9に示すように、巻数比の異なる2種類のバラ
ンサ13、14使用して、2つの負荷2a、2bを接続
したバランサ14の中間タップ14aと、残りの負荷2
cとをもう1つの別のバランサ13の両端のタップ13
b、13cに接続してやればよい。しかし、上記の構成
では、2種類のバランサが必要となり、構成が複雑にな
ったり、コストが上がるという問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて成されたもので
あり、1種類のバランサで3個以上の負荷の負荷電流の
平衡をとることのできる負荷電流平衡装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、3個以上の負荷と、中間タップ
が設けられたバランサとを交互に直列に接続してあっ
て、バランサの個数は負荷よりも1つ少なく、各負荷は
バランサの両端タップに接続されており、負荷とバラン
サの直列接続の両端にある負荷の端子であってバランサ
と接続されていない方の端子と、各バランサの中間タッ
プとを、負荷とバランサとが接続されている順に従って
交流電源の両極に交互に接続して形成された負荷電流平
衡装置の複数のバランサをすべて同一の巻数のバランサ
にしているのである。
【0006】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、交流電源の電源周波数を20kHz以上とし
たのである。さらに、請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2の発明において、負荷を放電ランプとしたの
である。
【0007】
【作用】請求項1の発明の構成では、3個以上の負荷
と、中間タップが設けられたバランサとを交互に直列に
接続してあって、バランサの個数は負荷よりも1つ少な
く、各負荷はバランサの両端タップに接続されており、
負荷とバランサの直列接続の両端にある負荷の端子であ
ってバランサと接続されていない方の端子と、各バラン
サの中間タップとを、負荷とバランサとが接続されてい
る順に従って交流電源の両極に交互に接続し、各バラン
サはすべて同一の巻数のバランサで負荷電流平衡装置を
形成したので、1種類のバランサで3個以上の負荷の負
荷電流の平衡をとることができるのである。
【0008】また、請求項2の発明の構成では、請求項
1の発明の構成において、交流電源の電源周波数を20
kHz以上にしたので、バランサで発生するうなりの周
波数を人間の可聴周波数よりも高くすることができるの
である。さらに、請求項3の発明の構成では、請求項1
または請求項2の発明の構成において、負荷を放電ラン
プとしたので、各放電ランプに流れるランプ電流の平衡
をとることができるのである。
【0009】
【実施例】(実施例1)本発明の一実施例を図1に示
す。本実施例は、3個の負荷2a、2b、2cの負荷電
流の平衡をとる場合のものである。まず、3個の負荷2
a、2b、2cの端子と、2つのバランサ3、4の両端
部のタップ3b、3cおよび4b、4cとを、負荷2
a、バランサ3、負荷2b、バランサ4、負荷2cの順
に直列に接続し、負荷2aの他方の端子を交流電源1の
一方の端子に接続してある。以下、各バランサ3、4の
中間タップ3a、4aと負荷2cの他方の端子とを、上
記の順に従って交流電源1の両端子に交互に接続してあ
る。
【0010】本実施例の構成において、交流電源1から
各負荷2a、2b、2cに電流を流した場合に、まず、
負荷2aに流れる負荷電流と負荷2bに流れる負荷電流
とが等しくなるようにバランサ3の巻線による磁束が作
用し、2つの負荷電流の平衡を保ち、2つの負荷電流が
等しい時にちょうど磁束が打ち消し合うのである。さら
に、負荷2bに流れる負荷電流と負荷2cに流れる負荷
電流とが等しくなるようにバランサ4の巻線による磁束
が作用し、2つの負荷電流の平衡を保ち、2つの負荷電
流が等しい時にちょうど磁束が打ち消し合うので、結果
として、負荷2aに流れる負荷電流と負荷2bに流れる
負荷電流と負荷2cに流れる負荷電流の3つの負荷電流
の平衡が保たれ、3つの負荷電流がすべて等しい時にち
ょうど磁束が打ち消し合うのである。
【0011】ここで、本実施例の構成において、図2に
示すように負荷を抵抗R1 〜R3 とした場合に各抵抗R
1 〜R3 を流れる電流と、同じ抵抗R1 〜R3 を図3に
示すようにバランサ3、4なしで交流電源1に並列に接
続した時に各抵抗R1 〜R3に流れる電流とを比較した
実験結果を表1に示す。なお、交流電源1は電源電圧1
00V(実効値)、電源周波数50kHzであり、バラ
ンサ3、4は320回巻で160回巻の点で中間タップ
3a、4aが設けてある。また、各抵抗R1 〜R3 の抵
抗値は、R1 =500Ω、R2 =600Ω、R3 =70
0Ωである。表1の実験結果から明らかなように、図2
に示すバランサ3、4を備えた負荷電流平衡回路におい
ては各抵抗R1 〜R3 を流れる電流値(最大値)は略等
しくなるのである。
【0012】
【表1】
【0013】(実施例2)本発明を5個の負荷に適用し
た場合の実施例を図4に示す。本実施例においては、負
荷は5個の抵抗R1 〜R5 としている。基本的な構成は
実施例1と同じであり、図2の回路構成に2個の抵抗R
4 、R5 と2つのバランサ5、6が付加されている。す
なわち、抵抗R1 、バランサ3、抵抗R2 、バランサ
4、抵抗R3、バランサ5、抵抗R4 、バランサ6、抵
抗R5 の順に抵抗R1 〜R5 とバランサ3〜6の両端部
のタップ(図示せず)とを接続し、抵抗R1 の他方の端
子を交流電源1の一方の端子に接続して、以下、各バラ
ンサ3〜6の中間タップ(図示せず)と抵抗R5 の他方
の端子とを、上記の順に従って交流電源1の両端子に交
互に接続してある。そして、実施例1と同じく、1つの
バランサに接続された2つの抵抗に流れる電流は平衡を
保たれ、電流値が等しい時に磁束が打ち消し合う。した
がって、本実施例のように5個の負荷(抵抗R1
5 )にあっても、本発明を適用することができるので
ある。
【0014】ここで、図5に示すように、同じ5個の抵
抗R1 〜R5 を交流電源1(電源電圧100V、電源周
波数50kHz)に並列に接続した場合に各抵抗R1
5に流れる電流と、本実施例の各抵抗R1 〜R5 に流
れる電流とを比較した実験結果を表2に示す。抵抗R1
〜R5 の各抵抗値は、R1 =500Ω、R2 =600
Ω、R3 =700Ω、R4 =800Ω、R5 =900Ω
とし、各バランサ3〜6は実施例1のバランサ3、4と
同一のバランサとする。表2の実験結果から明らかなよ
うに、抵抗が5個であっても、バランサを備えた負荷電
流平衡回路においては各抵抗R1 〜R5 を流れる電流値
(最大値)は略等しくなるのである。
【0015】
【表2】
【0016】(実施例3)本実施例は、図6に示すよう
に、実施例1の構成において負荷2a〜2cを同じ放電
ランプ7a〜7cとしたものである。3つの放電ランプ
7a〜7cはそれぞれ周囲温度、経年変化、予熱量など
によって、点灯時の等価放電ランプ抵抗にばらつきが生
じる場合があるが、本実施例のように負荷電流平衡装置
を備えることによって、各放電ランプ7a〜7cに流れ
るランプ電流の平衡が保たれ、ランプ電流が略等しくな
り点灯が安定するのである。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明は、3個以上の負荷と、
中間タップが設けられたバランサとを交互に直列に接続
してあって、バランサの個数は負荷よりも1つ少なく、
各負荷はバランサの両端タップに接続されており、負荷
とバランサの直列接続の両端にある負荷の端子であって
バランサと接続されていない方の端子と、各バランサの
中間タップとを、負荷とバランサとが接続されている順
に従って交流電源の両極に交互に接続し、各バランサは
すべて同一の巻数のバランサで負荷電流平衡装置を形成
したので、1種類のバランサで3個以上の負荷の負荷電
流の平衡をとることができるという効果と、負荷電流平
衡装置を簡単な回路構成で実現することができるという
効果がある。
【0018】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
の負荷電流平衡装置において、交流電源の電源周波数を
20kHz以上にしたので、バランサで発生するうなり
の周波数が人間の可聴周波数よりも高くなり、バランサ
に通電しているときに発生するうなりによる騒音を抑止
することができるという効果がある。さらに、請求項3
の発明は、請求項1または請求項2の発明の負荷電流平
衡装置において、負荷を放電ランプとしたので、複数の
放電ランプがそれぞれ周囲温度、経年変化、予熱量など
によって点灯時の等価放電ランプ抵抗にばらつきが生じ
ても、各放電ランプに流れるランプ電流の平衡をとっ
て、放電ランプを安定点灯させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す回路構成図である。
【図2】同上を示すものであり、負荷を抵抗とした回路
構成図である。
【図3】同上との比較実験を説明するための回路構成図
である。
【図4】実施例2を示す回路構成図である。
【図5】同上との比較実験を説明するための回路構成図
である。
【図6】実施例3を示す回路構成図である。
【図7】従来例を示すものであり、負荷が2個の場合の
回路構成図である。
【図8】従来例を示すものであり、負荷が4個の場合の
回路構成図である。
【図9】従来例を示すものであり、負荷が3個の場合の
回路構成図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2a〜2c 負荷 3 バランサ 3a 中間タップ 3b 端部タップ 3c 端部タップ 4 バランサ 4a 中間タップ 4b 端部タップ 4c 端部タップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3個以上の負荷と、中間タップが設けら
    れたバランサとを交互に直列に接続してあって、バラン
    サの個数は負荷よりも1つ少なく、各負荷はバランサの
    両端タップに接続されており、負荷とバランサの直列接
    続の両端にある負荷の端子であってバランサと接続され
    ていない方の端子と、各バランサの中間タップとを、負
    荷とバランサとが接続されている順に従って交流電源の
    両極に交互に接続して成り、各バランサの巻数はすべて
    同一であることを特徴とする負荷電流平衡装置。
  2. 【請求項2】 交流電源の電源周波数は20kHz以上
    であることを特徴とする請求項1記載の負荷電流平衡装
    置。
  3. 【請求項3】 負荷を放電ランプとしたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の負荷電流平衡装置。
JP5053344A 1993-03-15 1993-03-15 負荷電流平衡装置 Withdrawn JPH06269125A (ja)

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JP5053344A JPH06269125A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 負荷電流平衡装置

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JP5053344A JPH06269125A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 負荷電流平衡装置

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JPH06269125A true JPH06269125A (ja) 1994-09-22

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066220A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Mitsumi Electric Co Ltd 冷陰極管駆動回路
JP2007005312A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi ランプ駆動システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066220A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Mitsumi Electric Co Ltd 冷陰極管駆動回路
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Effective date: 20000530