JPH0626911U - 室内用ジャングルジム - Google Patents

室内用ジャングルジム

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JPH0626911U
JPH0626911U JP6212492U JP6212492U JPH0626911U JP H0626911 U JPH0626911 U JP H0626911U JP 6212492 U JP6212492 U JP 6212492U JP 6212492 U JP6212492 U JP 6212492U JP H0626911 U JPH0626911 U JP H0626911U
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みどり 吉田
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美倍紙業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内用ジャングルジムに関し、閉鎖性のある
空間に出入りするという子供の好みを満たすことがで
き、しかも、形崩したり、崩壊したりし難い室内用ジャ
ングルジムを提供することを目的とする。 【構成】 所定の長さの管体11〜13をジョイント14〜18
で立体格子状に連結した室内用ジャングルジムにおい
て、上面を覆う屋根2と、横向きの少なくとも1つの格
子面内に配置される壁板4とを設けた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、室内用ジャングルジムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、子供の室内遊具として、ジャングルジムや、段ボール紙で作られた小屋 などがある。 室内用ジャングルジムは、紙管で作られた所定の長さの管体をジョイントで立 体格子状に連結したものであり、互いに連結された管体の間に形成される格子面 は開放されている。
【0003】 一方、段ボール製の小屋は、四方の側面を囲む壁板と、その上面を覆う屋根と からなり、窓や出入り口を壁板や屋根の妻板に開設している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、子供は家のようなある程度の閉鎖性のある空間に出入りして遊ぶこ とが非常に好きであり、段ボール製の小屋はこの子供の好みに合っている。 しかし、段ボール製の小屋には柱や梁が設けられないので、強度が弱く、子供 の体重がかかったり、子供が叩いたりすることによって簡単に形崩れし、崩壊す るという欠点がある。
【0005】 一方、ジャングルジムの紙管やジョイントは子供が乗っても充分に耐えられる 程度の強度を有しているが、内部の空間が完全に開放されているため、閉鎖性の ある空間に出入りするという子供の好みを満たすことができない。 そこで、本考案は、上記の事情を鑑み、閉鎖性のある空間に出入りするという 子供の好みを満たすことができ、しかも、形崩したり、崩壊したりし難い室内用 ジャングルジムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、所定の長さの管体をジョイントで立体格子状に連結した室内用ジ ャングルジムにおいて、上記の目的を達成するため、上面を覆う屋根と、横向き の少なくとも1つの格子面に配置された壁板とを設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
ジャングルジムの上面を屋根で覆うことにより、その下側に1つの想像空間が 形成される。そして、横向きの格子面の少なくとも1つに壁板を配置することに より、その想像空間に閉鎖性が与えられ、ジャングルジム内に閉鎖性の有る空間 が形成される。子供はその壁板を開閉して、あるいは、壁板で覆われていない横 向きの格子面からこの閉鎖性を有する空間に、あたかも家に出入りするようにし て出入りできる。
【0008】 また、子供の体重がかかったり、子供が叩いたりしても、その重量や衝撃力が ジャングルジムの管体およびこれで構成される立体構造物に支持されるので、形 崩れしたり、破損したりし難くなる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1はこの考案の一実施例に係る室内用ジャングルジムの斜視図である。この ジャングルジムは、立体格子状の本体1と、その上面を覆う屋根2と、本体1の 横向きの各格子面のうちの少なくとも1面(ここでは、大小合わせて11面)を覆 う壁板4とを備える。
【0010】 上記本体1は、標準長の紙管11と、その2倍の長さ(倍長)の紙管12と、標準 長の半分の長さ(半長)の紙管13とをコーナージョイント14および中間ジョイン ト15,16,17,18で連結することにより形成される。 コーナージョイント14は、図2(a) の斜視図に示すように、結合点14aから互 いに直角を成す3方向に突出する3本の接合軸14bを有する。
【0011】 中間ジョイント15は、図2(b) の斜視図に示すように、接合点15aから互いに 背反する2方向に突出する2本の接合軸15bこれらと直交し、かつ、互いに直角 をなす2方向に突出する2本の接合軸15cとを有する。 中間ジョイント16は、図2(c) の斜視図に示すように、接合点16aから十文字 状に突出する4本の接合軸16bこれらと直角をなす方向に突出する1本の接合軸 16cとを有する。
【0012】 中間ジョイント17は、図2(d) の斜視図に示すように、接合点17aから互いに 直角をなす6方向に突出する6本の接合軸17bとを有する。 中間ジョイント18は図2(e) の斜視図に示すように、接合点18aでT字型に連 結された3本の接合軸18bを備える。 各紙管11,12,13およびジョイント14〜18の数および配置は適宜設定すること ができるので、これらについては、その配置を図3に例示するに止め、詳細な説 明は省略する。
【0013】 上記屋根2は、段ボール、プラスチック板、ベニヤ板等の板材で形成され、中 間ジョイント18を介して本体1に連結された屋根枠19に載置される。 屋根2の形状は図1に示す寄せ棟形に限定されず、切妻、片流れ、方形、入母 屋、ヴォールト、陸屋根など種々の形状を選択することができ、また、必要に応 じて任意の形状の窓2aを形成して、子供が内外から互いにうかがい合えるよう にしている。
【0014】 屋根枠19は、図3の斜視図に示すように、標準長の紙管からなる棟材19aと標 準長の約 1.4倍の長さの垂木19bと、これらを連結するコーナージョイント19c および中間ジョイント19dとからなる。 この実施例では、垂木19bを標準長の約 1.4倍の長さにし、本体1の上面で標 準長の約2倍の間隔を置いて対向配置した中間ジョイント18の間に山形に垂木19 bを合掌させているので、この合掌部で両側の垂木19bと棟材19aとを連結する コーナージョイント19cは本体1のコーナージョイント14と同一に構成すればよ く、中間ジョイント19dは本体1の中間ジョイント15と同一に構成すればよい。
【0015】 なお、本体1の上面のコーナージョイント14に、図4(a) の斜視図に示すよう に、上面で2方向に突出する接合軸14bの一方に対して45°、他方に対して90° の方向に突出する接合軸14cを付加し、あるいは、図4(b) の斜視図に示すよう に、上面で2方向に突出する接合軸14bの両方に対してそれぞれ適当な角度α, β(ただし、0°<α,β<90°)で交差する方向に突出する接合軸14cを付加 することにより、屋根2の両端まで屋根枠19が設けられるようにしてもよい。
【0016】 また、屋根枠19は、例えば図5に示すように、上下多段に棟材19aおよび垂木 19を組み上げるトラス構造にしてもよい。 壁板4は、屋根板2aと同様に段ボール、プラスチック板、ベニヤ板等の板材 で形成され、皮革、合成樹脂帯、天然、合成またはこれらを適当に配合した繊維 の織物、編物、組紐からなる吊革状の連結帯5によって各格子面の上側の紙管11 ,12に吊持させている。
【0017】 各連結帯5は、図6に示すように、帯状体5aの両端に対をなすファスナ5b ,5cを設けたものであり、壁板4の上端部に形成したスリットに帯状体5aを 挿通し、紙管11,12に巻き掛けてファスナ5b,5cを結合することにより壁板 4を紙管11,12に連結するようにしている。 ファスナ5b,5cとしては、ここではスナップファスナを用いているが、ベ ルベット式ファスナ(商品名:マジックテープ)等、結合原理が異なるファスナ を用いることができ、更に、ボタンとボタン穴とでファスナを構成することも可 能である。
【0018】 この実施例では、各壁板4の上端部のみを連結帯5によって紙管11,12に吊持 させているので、各壁板4は煽り上げて開くことができる。しかし、各壁板4の 側縁部を連結帯5で横側の紙管11,12に連結して、各壁板4を横に煽って開ける ようにすることは妨げない。また、各壁板4の上端部と下端部あるいは側縁部と を連結帯5で紙管11,12に連結して壁板4が開かれないようにすることも妨げな い。
【0019】 壁板4を屋根2の周縁の下側の横向きの格子面を覆うように設けると、子供の 遊び感覚に最も近い家、あるいは小屋に近い外観になる。しかし、壁板4の接地 位置は屋根2の周縁の下側に限定されるものではなく、例えば屋内の間仕切りの ように屋根2の真下に位置する横向きの格子面に設けることも妨げない。 また、壁板4は、全面的に対応する格子面の全面を覆う必要はなく、格子面の 周囲の紙管11,12との間にある程度の間隔が置かれるようにしてもよく、必要に 応じて任意の形状の窓6を開け、子供が内外から互いにうかがい合えるようにし てもよい。
【0020】 この室内用ジャングルジムによれば、屋根2を設けることによって、その下側 に1つの想像空間が形成される。そして、横向きの格子面に壁板4を設けること により、その想像空間に閉鎖性が与えられ、ジャングルジム内に閉鎖性の有る空 間が形成される。子供はその壁板4を開閉して、あるいは、壁板4で覆われてい ない横向きの格子面からこの閉鎖性を有する空間に、あたかも家に出入りするよ うにして出入りできる。
【0021】 また、子供が屋根2に乗り掛かったり、壁板4にもたれ掛かったりして屋根2 や壁板4に体重が掛かっても、子供が屋根2や壁板4を叩いても、本体1や屋根 枠19の紙管およびこれらにより構成される立体骨枠構造によってその重量や衝撃 力が支持されるので、容易に形崩れしたり、崩壊したりすることはない。 さらに、屋根2や壁板4に窓2a,6を開けているので、窓2a,6から外を 覗いたり、窓2a,6から中を覗いたりして、内外で呼応して遊ぶことができ、 遊びの楽しさを増進させることができる。
【0022】 加えて、屋根2は単に屋根枠19に載せているだけであり、また、壁板4は簡単 に解離できる連結帯5を介して本体1に支持させているので、屋根2や壁板4を 簡単に取り外すことができ、屋根2や壁板4を外すことにより開放的な遊びも楽 しむことができる。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、屋根と壁板とによってジャングルジム内に 閉鎖性を有する空間を形成できるので、子供があたかも家に出入りするような気 持ちでジャングルジムに出入りするすることができ、閉鎖性のある空間に出入り するという子供の好みを満たすことができる。
【0024】 また、ジャングルジムの構造的強度は柱がない段ボール製の小屋に比べて強い ので、子供の体重がかかったり、子供が叩いたりすることによって容易に形崩れ したり、崩壊したりすることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図である。
【図2】本考案の各ジョイントの斜視図である。
【図3】本考案の屋根枠の斜視図である。
【図4】本考案のコーナージョイントの変形例の各斜視
図である。
【図5】本考案の屋根枠の変形例の斜視図である。
【図6】本考案の連結帯の斜視図である。
【符号の説明】
2…屋根 4…壁板 11 ,12,13…紙管 14…コーナージョイント 15, 16, 17, 18…中間ジョイント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さの管体をジョイントで立体格
    子状に連結した室内用ジャングルジムにおいて、上面を
    覆う屋根と、横向きの少なくとも1つの格子面内に配置
    された壁板とを設けたことを特徴とする室内用ジャング
    ルジム。
JP1992062124U 1992-09-03 1992-09-03 室内用ジャングルジム Expired - Lifetime JPH0746280Y2 (ja)

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