JPH06268820A - イメージスキャナの照明構造 - Google Patents

イメージスキャナの照明構造

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JPH06268820A
JPH06268820A JP5049619A JP4961993A JPH06268820A JP H06268820 A JPH06268820 A JP H06268820A JP 5049619 A JP5049619 A JP 5049619A JP 4961993 A JP4961993 A JP 4961993A JP H06268820 A JPH06268820 A JP H06268820A
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Kazuhisa Ishikawa
和寿 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】イメージスキャナにおいて従来よりも光源数を
半減できる新規な照明構造を実現する。 【構成】複数の光源100と照明される媒体の配備位置
との間に分光板200を有し、分光板200は、光源1
00の配列ピッチに比して細かい鋸歯状の断面形状を有
し、各光源からの光を光源配列方向へ所定の分離角:α
で分離するように構成され、分光板200を通過した光
の、光源100の配列方向に於ける強度分布の周期:ξ
が、実質的に光源配列ピッチ:dの1/2となる位置:
Rに媒体の配備位置を定めたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はイメージスキャナの照
明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カードやコイン等の媒体を、複数の光源
からの光で照明し、被照射部の媒体像をイメージセンサ
上に結像させて媒体上の情報を読取るイメージスキャナ
が知られている。
【0003】媒体上の情報を的確に読取るには、媒体表
面が可及的に均一に照明される必要がある。このような
均一照明を実現するため、従来は同一ランクのLED等
の光源を密に配列して照明を行っている。このため、光
源部を構成する光源の数が多くなり、イメージスキャナ
のコスト低減に対する大きな障害となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、イメージスキャナに
おいて従来よりも光源数を半減できる新規な照明構造の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は「略等間隔に
配備された複数の光源からの光で媒体表面を照射し、被
照射部の媒体像をイメージセンサに結像させて媒体上の
情報を読取るイメージスキャナ」において、媒体表面を
照明する照明構造であって、略等間隔に配備された複数
の光源と照明される媒体の配備位置との間に「分光板」
を有する。
【0006】「分光板」は、光源の配列ピッチに比して
細かい鋸歯状の断面形状を有し、各光源からの光を光源
配列方向へ所定の「分離角」で分離するように構成され
る。そして、照明される媒体の配備位置は、「分光板を
通過した光の、光源配列方向に於ける強度分布の周期
が、実質的に光源配列ピッチの1/2となる位置」に定
められる。
【0007】複数個の光源の個々としては後述する実施
例におけるように「LED」が好適であるが、これに限
らず、半導体レーザー等の他の光源を用いることも出来
る。場合によっては、離れた位置に配置された光源から
の光を複数の光ファイバーで導き、各光ファイバー端部
を略等間隔に配したものを用いることもできる。この場
合には、等間隔に配備された各光ファイバー端部が光源
を構成する。
【0008】また、等間隔に配列された複数の光源によ
る「光源列」は単数列でも良いが、光源列を2列、媒体
の配備位置における照明位置に関して対称的に設けても
よく(請求項2)、この場合、2列の光源列の光源の配
置を互いに1/2ピッチずらし、個々の光源の配列が
「千鳥状」となるようにしてもよい(請求項3)。
【0009】
【作用】図2に於いて、符号100は光源を示し、符号
200は分光板を示している。光源100は、図示のよ
うに発散性の光束を放射するが、その強度は図の上方へ
向かう部分が最も強い。
【0010】分光板200は透明な材質で形成され、そ
の片面に「稜角:βのプリズムを密に並べた」様な「畝
状」の凹凸(凹凸の形状は、図面に直交する方向へ一様
である)を形成されている。換言すれば、分光板200
は「鋸歯状」の断面形状を有する。
【0011】光源100から分光板200に入射した光
束は、上記畝状の凹凸の各面で屈折され、分光板200
の他方の面(上方の面)から射出する際に再度屈折され
る。このため、分光板200から射出する光は、図2の
「斜め左右方向」へ向かう光の成分が多くなる。
【0012】分光板200から射出する光で、図示の位
置に配備された面Aを照射してみると、面A上の照度分
布は、図中に示すように光源100の発光部から図の直
上へ向かう線(光源100の光軸Lという)に関して対
称的になり、この照度分布の極大は、光源100の光軸
Lと分光板200の射出面との交点から、光源100の
光軸に対称的に互いに角:αをもって広がる2直線L
1,L2と面Aとの交点の位置に現れる。
【0013】照射面が面Aから遠のいて面Bになると、
上記2直線L1,L2と面Bとの交点位置に現れる照度
分布(破線で示す)の極大位置は、面Aにおける極大位
置よりも間隔が広がったものとなる。光源100の光軸
に関して対称的に現れる照度分布の極大を与える上記2
直線L1,L2のなす角:αを「分離角」と呼ぶ。
【0014】分離角:αの大きさは、分離板200の
「鋸歯状断面」をなす部分の前記「稜角:β」および分
離板200の材質の「屈折率」で定まるものであり、分
離板200の材質をポリカーボネートとし、稜角:βを
90度とすると分離角:αは略60度となる。
【0015】分光板200に形成された鋸歯状断面を有
する凹凸のピッチは、原理的には任意であるが、上記凹
凸のピッチがある程度大きくなると、図2の状態から分
光板200を図の左右方向へずらした場合に、光軸Lの
両側に分離した光強度の極大の方向が光軸Lに対して非
対称となる。しかるに、上記凹凸のピッチを小さくする
と、分離した光強度の極大は常に光源の光軸Lに対して
対称的となる。この発明において、分光板が「光源の配
列ピッチに比して細かい鋸歯状の断面形状を有する」と
は、光源との位置関係に依らず、任意の光源から放射さ
れて分光板を通過した光束が、上記光源の光軸に対して
対称的に分離するように凹凸のピッチが定められている
ことを意味する。
【0016】図1は、分光板200における鋸歯状断面
をなす凹凸の形成方向(図の左右方向)へ、同じ種類の
光源100を間隔:dで配列した状態を示している。カ
ードやコイン等の媒体を読取のために「配備する位置」
と分光板200との距離を図示の如くRとすると、距離
Rを、 R・tan(α/2)=3d/4 が満足されるように設定すれば、この位置における光強
度の分布は、光源100の配列方向へ、図示のように滑
らかな凹凸を描いて変化し、その極大の周期:ξは上記
配列方向に、光源配列ピッチ:dの1/2となる。請求
項3のように、2列の光源列を用い、各光源列における
光源の配置を、互いに1/2ピッチずらして、所謂「千
鳥状」の光源配列とすると媒体の配備位置における光強
度分布の極大の周期はd/4になる。
【0017】
【実施例】以下、具体的な実施例を説明する。図3
(a)に示す装置は請求項2記載の発明を、「媒体」で
あるカード13上のバーコード等の情報を読み取るため
の「イメージスキャナ」に適用した実施例である。ガイ
ド板1,2は所定の間隙を隔してカード通路3を形成す
る。ガイド板2にはイメージスキャナ4が一体化され、
その照明読取り用のスリット6が、図面に直交する方向
を長手方向としてカード通路3に向けて開口している。
カード13は上記カード通路3を図面に直交する方向へ
搬送されつつ、スリット6部分で情報を読取られる。
【0018】イメージスキャナ4の上部は、照明用光源
と分光板11とを搭載したケーシング5aにより構成さ
れ、下部は、レンズ8とCCDラインセンサ等のイメー
ジセンサ9を搭載し、上記ケーシング5aと係合一体化
されたケーシング5bにより構成される。
【0019】照明用光源は、光源である同ランクのLE
D7を図面に直交する方向へ複数個配列して成る「光源
列」を2列に配列して構成されている。各光源列に於け
るLED7の配列は略等間隔で、配列ピッチ:dは4.
6mmである。照明用光源のすぐ上に配備された分光板
11は、ポリカーボネートにより「シート状」に形成さ
れ、図3(b)に示すように、図3(a)のスリット6
に対応してスリット11Cを形成されている。
【0020】図3(b)に示すように、分光板11のカ
ード通路側の面11bは平滑面であるが、照明用光源の
各LED7に面する側の面11aには、前述の畝状の凹
凸が形成されている。この凹凸の配列方向(鋸歯状断面
を形成する方向)は、LED7の配列方向、即ち光源列
7Aの方向である。また前記「稜角:β」は90度であ
り、「分離角:α」は略60度である。畝状の凹凸の配
列ピッチは、光源列におけるLED7の配列ピッチの2
0%以下が好ましく、この例では0.5mmに設定され
ている。
【0021】図3(b)には図示されていないが、LE
D7による他の1列の光源列が、スリット11Cに関し
て光源列7Aと対称に配備されていることは言うまでも
ない(図3(a)参照)。
【0022】レンズ8の光軸AXは、物体側に於いては
スリット6,11cの長手方向及び幅方向の中央部に位
置し、像側においてはイメージセンサ9の受光域の中央
部に位置する。従って上記スリット6の位置にあるカー
ド13を照明すれば、被照明部の像がイメージセンサ9
の受光域に結像するので、この状態でイメージセンサ9
を駆動すれば被照明部の情報を読取って信号化すること
ができる。
【0023】分光板11の平滑面11bからスリット6
上のカード通路3までの距離:Rは6mmである。LE
D7を全部均一光強度で発光させたとき、スリット6部
分における光強度の分布は、スリット6の長手方向に滑
らかな凹凸をもった分布となり、上記長手方向に於ける
極大は2.3mmの周期で現れた。
【0024】このことから、この実施例においては、L
EDを4.6mmピッチで配列してなる光源列2列を用
いているにもかかわらず、被照明部の照明は恰もLED
のピッチを上記ピッチの1/2にしてLEDの配列を密
にしたかのように行われ、極めて良好な均一照明が実現
された。
【0025】変形例として、各光源列におけるLED7
の配列を半ピッチ分ずらすと、さらに均一な照明が可能
である。
【0026】なお、各光源列の両端部に「ミラー」を配
備し、「端部のLEDから放射され分光板11によりス
リット6の長手方向外側へ向けて分光される」光束を上
記ミラーで反射してスリット内部の照明に寄与させるよ
うにしても良い。また分光板は、畝状の凹凸の形成され
ている側の面を被照明部側にしても良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によればイメー
ジスキャナにおける新規な照明構造を提供できる。この
発明の照明構造は上記の如く構成されているから、光源
の配列ピッチを「実際のピッチの2倍にした」かのように
媒体の照明を行うことができ、少ない光源数で高度に均
一な照明が可能であり、イメージスキャナのコンパクト
化および低コスト化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の特徴部分を説明するための図であ
る。
【図2】分光板の作用を説明するための図である。
【図3】1実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
100 光源 200 分光板 L 基準線 α 分離角 β 稜角

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略等間隔に配備された複数の光源からの光
    で媒体表面を照射し、被照射部の媒体像をイメージセン
    サに結像させて媒体上の情報を読取るイメージスキャナ
    において、 上記複数の光源と照明される媒体の配備位置との間に分
    光板を有し、 上記分光板は、上記光源の配列ピッチに比して細かい鋸
    歯状の断面形状を有し、各光源からの光を光源配列方向
    へ所定の分離角で分離するように構成され、 上記分光板を通過した光の光源配列方向に於ける強度分
    布の周期が、実質的に光源の配列ピッチの1/2となる
    位置に、媒体の配備位置を定めたことを特徴とする照明
    構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の照明構造において、 等間隔に配列された複数の光源による光源列が2列、媒
    体の配備位置における照明位置に関して対称的に設けら
    れたことを特徴とするイメージスキャナの照明構造。
  3. 【請求項3】請求項2記載の照明構造において2列の光
    源列の光源の配置が、互いに1/2ピッチずれているこ
    とを特徴とするイメージスキャナの照明構造。
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