JPH0626837Y2 - 高温高圧材料試験機 - Google Patents

高温高圧材料試験機

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JPH0626837Y2
JPH0626837Y2 JP13150187U JP13150187U JPH0626837Y2 JP H0626837 Y2 JPH0626837 Y2 JP H0626837Y2 JP 13150187 U JP13150187 U JP 13150187U JP 13150187 U JP13150187 U JP 13150187U JP H0626837 Y2 JPH0626837 Y2 JP H0626837Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
load
support base
high temperature
high pressure
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JP13150187U
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JPS6437652U (ja
Inventor
敬穂 飯田
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株式会社東京衡機製造所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高温高圧材料試験機に係り、特に高温高圧容器
内の試験片に加えられる荷重を高精度に検出する高温高
圧材料試験機に関する。
[従来の技術] 近年、高温高圧雰囲気内の材料、例えば原子炉圧力容器
材料の疲労強度等を解明する必要性が高まっている。こ
のために、高温高圧容器内に試験片を収容して高温高圧
環境下における材料試験を行う高温高圧材料試験機が使
用されている。
第4図は一般的な高温高圧材料試験機を示したもので、
基台1には複数の外部支柱2によって支持台3が支持さ
れている。この支持台3には高温高圧密閉容器4が設置
され、この高温高圧密閉容器4内には複数本の内部支柱
5を介して上部架台6が支持台3に支持されている。こ
の上部架台6はつかみ具7によって試験片8の一端を把
持し、試験片8の他端はつかみ具9を介してプルロッド
10に把持されている。このプルロッド10は支持台3
の貫通孔3aを貫通し、ロードセル11を介してピスト
ンロッド12に連結されている。このピストンロッド1
2を駆動するアクチュエータシリンダ13は基台1の下
面に取付けられている。また、プルロッド10と貫通孔
3aとの間には高温高圧密閉容器4内をシールするパッ
キン14が設けられている。
試験片8はアクチュエータ13により繰返し荷重等が加
えられ、この荷重はロードセル11によって検出され
る。
ところが、荷重が加えられた時パッキン14に摩擦力が
生ずるので、ロードセル11は試験片8の荷重と上記摩
擦力との合計を検出することになり、試験片8に作用す
る正確な荷重の測定が不可能であった。この摩擦力の影
響を除くには、ロードセル11を試験片8の近傍、即ち
密閉容器4内のプルロッド10に取付ければよいが、し
かしながら、ロードセル11は、一般に高温高圧下では
性能的に悪影響を受け正常に作動せず、従って高温高圧
密閉容器外に設置しなければならない。
そこで、ロードセルを高温高圧密閉容器外に設置した状
態で上記摩擦力の影響を除いた高温高圧材料試験機が、
実開昭60−72549号公報に開示されている。
第5図はこの高温高圧材料試験機を示したもので、支持
台3の貫通孔3aには外筒15が挿入され、この外筒1
5と貫通孔3aとの間にはパッキン16が介在されてい
る。プルロッド10は外筒15内を貫通して下端におい
てピストンロッド12に連結され、同様に外筒15の下
端もピストンロッド12に連結されている。外筒15の
上端開口とプルロッド10の上端との間にはプルロッド
が外筒に対して摩擦を生ずることなく相対変位可能なよ
うに間隙17が形成されている。またプルロッド10の
下端とピストンロッド12及び外筒15の下端との間に
はシール材18が設けられ、また外筒15に囲まれたプ
ルロッド10の外周には荷重検出器19が取付けられて
いる。
この構成により、ピストンロッド12からの荷重は、プ
ルロッド10を介して試験片8に加えられ、荷重検出器
19がこの試験片8の荷重を検出する。この時、パッキ
ン16には摩擦力が作用するが、この摩擦力は外筒15
を伝わってピストンロッド12に達し、荷重検出器19
には作用しない。従って荷重検出器19によって、パッ
キンの摩擦力の影響を受けることなく試験片8の荷重を
検出することができる。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、この高温高圧材料試験機も疲労試験において
高周波数の繰返し荷重を加えた場合には正確な荷重測定
ができないという問題がある。すなわち、繰返し荷重が
高周波数になると、プルロッドに生ずる慣性力が無視で
きなくなり、この慣性力がプルロッドに設置した荷重検
出器に影響してしまい、試験片に作用する荷重のみを高
精度に検出することができなかった。
そこで、本考案の目的は、高温高圧密閉容器内をシール
するシール部の摩擦力の影響を受けず、かつまた繰返し
荷重が高周波数の場合に問題となる慣性力の影響をも受
けることなく試験片の荷重を高精度に検出することがで
きる高温高圧材料試験機を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するために、本考案は、高温高圧用密閉
容器を支持する支持台と、この密閉容器内に位置し、試
験片の一端を把持する上部架台と、上記密閉容器内に位
置し、上端で上記上部架台を支持し下端で上記支持台に
支持される複数の内部支柱と、上記支持台を貫通し、上
記試験片の他端を把持しこれに荷重を加えるプルロッド
とを具備する高温高圧材料試験機において;上記支持台
に上記内部支柱の貫通可能な貫通孔を穿孔し、上記内部
支柱の下端部を上記貫通孔から突出させ、この突出した
内部支柱の突出下端部を気密的に包囲する外筒の上端を
上記支持台の下面に固定すると共に上記外筒の下端を上
記内部支柱の下端に固定することにより上記内部支柱の
下端を上記外筒を介して上記支持台に固定し、上記内部
支柱の突出下端部と上記外筒との一方に荷重検出器を取
付けたことを特徴とするものである。
[作用] プルロッドによって試験片に加えられた荷重は上部架台
を介して内部支柱及び外筒に伝達し、これを荷重検出器
が検出する。内部支柱の突出下端部は外筒によって気密
的に取囲まれいるので、この突出下端部と貫通孔との間
にシール材を介在させる必要がなく、内部支柱での摩擦
力の発生がなく、摩擦力の影響を受けない荷重検出が可
能となる。また荷重検出器は、プルロッドにではなく内
部支柱の突出下端部または外筒に取付けられているの
で、高周波数の繰返し荷重の場合に問題となるプルロッ
ドの慣性力の影響を受けることなく試験片の荷重を高精
度に検出することができる。
[実施例] 以下に本考案による高温高圧材料試験機の一実施例を第
4図及び第5図と同一部分に同一符号を付して示した第
1図乃至第3図を参照して説明する。
第1図及び第2図において、高温高圧密閉容器4内の複
数本の内部支柱5は上端で上部架台6を支持し、その下
端部5aは支持台3の貫通孔3bを無接触で貫通して下
方に突出し有底の外筒20の内部に延在している。この
外筒20は、上端がボルト21によって支持台3の下面
に固定され、下端はボルト22とナット23とによって
内部支柱5の下端5aに固定されている。こうして、内
部支柱5は外筒20を介して支持台3に固定されてい
る。
外筒20は中間部が上下端部に比べて小径に構成されて
おり、この小径部外周には荷重検出器、即ち歪みゲージ
24が貼付されている。外筒20と歪みゲージ24とに
よりロードセルを構成している。外筒20の上部大径部
には、冷却水が供給される冷却室25が付設され、この
冷却室25は高温の密閉容器4から歪みゲージ24への
熱伝導を阻止している。外筒20と支持台3との間及び
外筒20の底部と内部支柱3の下端面との間には夫々パ
ッキン26、27が介在され、密閉容器4の気密性を保
持している。
支持台3には密閉容器4内の内圧を検出する圧力センサ
28が取付けられ、この圧力センサ28からの圧力検出
信号は、補正器29に送られここで上記内圧が試験片へ
作用する荷重相当分に変換され補正信号として出力され
る。各内部支柱3のロードセル20、24からの荷重検
出信号は、増幅器30で加算増幅された後、減算器31
で補正器29からの補正信号を減算されて密閉容器4内
の内圧の影響を除去された荷重真値が記録装置32に記
録表示される。
その他の構成は、プルロッド10にロードセルを付設し
ない点を除き、第4図の構成と同一である。
次にこの実施例の作用を説明する。
アクチュエータ13からプルロッド10を介して試験片
8に加えられた荷重は、上部架台6を介して各内部支柱
5に伝達し、この各内部支柱5に結合されたロードセル
20、24によって外筒20の反力として検出される。
各ロードセル20、24からの検出信号は、増幅器30
で加算増幅された後、減算器31で補正器29の出力を
減算され、記録装置32によって記録表示される。
プルロッド10のパッキン14は摩擦力を生ずるが、こ
の摩擦力は、ロードセル20、24がプルロッド10側
ではなく内部支柱5側に設置されているので、ロードセ
ル20、24による荷重検出には何等影響を及ぼさな
い。また内部支柱突出下端部5aは気密的に外筒20に
取囲まれているため、支持台3の貫通孔3bとの間には
パッキンを必要とせず、内部支柱5側では摩擦力自体が
生じない。
またロードセル20、24は、密閉容器4の外部に設置
されているので、密閉容器4の高温雰囲気の影響を受け
ることもない。
第3図は荷重検出器を内部支柱自体に取付けた本考案の
別の実施例を示したもので、支持台3の貫通孔3bから
突出した内部支柱5の突出下端部5aには、下端面から
検出孔33が穿孔されており、この検出孔33の壁面に
歪みゲージ24が貼付されている。また内部支柱5の突
出下端部5aには下端にフランジ34が突設されてい
る。突出下端部5aを気密的に取囲む外筒35は、上端
において支持台3の下面に固定され、下端のフランジ部
35aにおいて固定具36と共に突出下端部5aのフラ
ンジ34を緊締している。こうして、内部支柱5は固定
具36と外筒35とを介して支持台3に固定される。
固定具36には、検出孔33を大気に連通する連通孔3
6aが穿孔されており、外筒35の外周には冷却室37
が設置され歪みゲージ24を冷却する。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば荷重検
出器は、プルロッドにではなく内部支柱の突出下端部ま
たは外筒に取付けられているので、高周波数の繰返し荷
重の場合に問題となるプルロッドの慣性力の影響を受け
ることなく試験片の荷重を高精度に検出することができ
る。
また内部支柱の突出下端部は外筒によって気密的に取囲
まれているので、この突出下端部と貫通孔との間にシー
ル材を介在させる必要がなく、内部支柱での摩擦力の発
生がなく摩擦力の影響を受けない荷重検出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による高温高圧材料試験機の第1実施例
を示した概略図、第2図は第1実施例の要部を詳細に示
した断面図、第3図は本考案による高温高圧材料試験機
の第2実施例を示した断面図、第4図及び第5図は夫々
従来の高温高圧材料試験機を示した概略図と断面図であ
る。 3……支持台、3b……貫通孔、4……高温高圧用密閉
容器、5……内部支柱、5a……突出下端部、6……上
部架台、8……試験片、10……プルロッド、20……
外筒、24……荷重検出器(歪みゲージ)、35……外
筒。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高温高圧密閉容器を支持する支持台と、こ
    の密閉容器内に位置し、試験片の一端を把持する上部架
    台と、上記密閉容器内に位置し、上端で上記上部架台を
    支持し下端で上記支持台に支持される複数の内部支柱
    と、上記支持台を貫通し、上記試験片の他端を把持しこ
    れに荷重を加えるプルロッドとを具備する高温高圧材料
    試験機において; 上記支持台に上記内部支柱の貫通可能な貫通孔を穿孔
    し、上記内部支柱の下端部を上記貫通孔から突出させ、
    この突出した内部支柱の突出下端部を気密的に包囲する
    外筒の上端を上記支持台の下面に固定すると共に上記外
    筒の下端を上記内部支柱の下端に固定することにより上
    記内部支柱の下端を上記外筒を介して上記支持台に固定
    し、上記内部支柱の突出下端部と上記外筒との一方に荷
    重検出器を取付けたことを特徴とする高温高圧材料試験
    機。
  2. 【請求項2】上記荷重検出器は上記外筒の外周に取付け
    られていることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の高温高圧材料試験機。
  3. 【請求項3】上記内部支柱には下端面に開口した検出孔
    が穿孔されており、上記荷重検出器は上記検出孔内に取
    付けられていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の高温高圧材料試験機。
JP13150187U 1987-08-31 1987-08-31 高温高圧材料試験機 Expired - Lifetime JPH0626837Y2 (ja)

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JPS6437652U JPS6437652U (ja) 1989-03-07
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JP5851272B2 (ja) * 2012-02-15 2016-02-03 新日鐵住金株式会社 高圧ガス中の試験装置

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