JPH0626815Y2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JPH0626815Y2
JPH0626815Y2 JP4014689U JP4014689U JPH0626815Y2 JP H0626815 Y2 JPH0626815 Y2 JP H0626815Y2 JP 4014689 U JP4014689 U JP 4014689U JP 4014689 U JP4014689 U JP 4014689U JP H0626815 Y2 JPH0626815 Y2 JP H0626815Y2
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vortex
pressure
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chamber
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胖 小川
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、複数の渦発生素子からなる複合形の渦発生体
を有する渦流量計、より詳細には、渦検出を高感度で雑
音成分が少なく、より広い流量範囲で使用可能な渦流量
計に関する。
従来技術 渦流量計における渦検出方式として、圧力検知によるも
のがある。この方式では流れにより渦発生体から流出す
るカルマン渦の発生に伴って渦発生体側面に生ずる変動
圧力を利用するものが多く採用されている。この方式に
おいては変動圧力は被測流体の密度と流速の2乗に比例
するので、流速の低い場合は検知圧力を小さく、流量範
囲を広くする場合、圧力検出感度を高くし、小流量範囲
を延ばす方が有利である。しかし、これは外部振動など
の同相ノイズの影響も大きくなるという反面をもってい
る。このため同相ノイズ影響を除く方式が試みられてい
る。その例として実公61−4808号公報がある。こ
れは第4図に示すように、渦発生体1の一端に一体的に
配設されたハウジング2内にダイヤフラム6,7で第1
室3,第2室4,第3室5を構成しており、該第1室3
および第3室5に導びく第1の導圧路8と第2室4に導
びく第2導圧路9とを各々渦発生体1の異なる側面に開
口しており、渦発生に伴って、渦発生体1の第1導圧路
8と第2導圧路9とは反対位相の変動圧力を受ける。こ
の結果、ダイヤフラム6,7は各々反対位相で変位し、
この変位を差動的に加算することにより信号成分は倍加
し、同相ノイズ成分は除去されるというものである。
従来技術の問題点 上に述べた従来例は、ダイヤフラム6,7が変位方向を
有しているため、外部振動によりダイヤフラム6,7お
よびハウジング2内の被測定液体に作用する慣性力が等
しいため、等しい同相成分のノイズとしてのダイヤフラ
ム変位が生ずる。このため渦変動圧力によるダイヤフラ
ム6,7の変位方向が反対になるように変動圧力が作用
し、渦信号をダイヤフラム6,7の変位を減算する形で
検出する場合には、ダイヤフラム6,7の相対変位は倍
増し、同相ノイズは除去される。しかし叙上の特徴は、
ノイズ成分周波数が低いときには有効であるが、高い周
波数となりダイヤフラムに作用する慣性力が等価と見倣
すことができない場合においてはノイズ成分が増加す
る。
例えば、自動車エンジンの燃料噴射制御用に使用する空
気流量計のように振動の多い車輌に搭載する流量計にお
いては、第1,第3室と第1導圧路とで形成される流路
インピーダンスと第2室と第2導圧路とからなる流路イ
ンピーダンスとが等しくない場合、ダイヤフラムに作用
する慣性力は異なるものとなり、所期の効果は得られ
ず、同相ノイズが生ずるという問題点があった。
問題点解決の手段 本考案は叙上の問題点を解決するためになされたもの
で、低流量から高流量に到る高範囲の流量域に亘って外
部振動影響がなく高感度でS/Nの優れた渦流量計を提
供することを目的とするもので、その要旨は、後流側に
底辺をもつ断面二等辺三角形を第1素子とし、該第1素
子の後流に底辺に平行でかつ等しい幅の複数の渦増幅素
子を配設した複合形の渦発生体と、渦変動圧力に応動す
るダイヤフラムを2つの分室に区画するように配設した
第1,第2の検圧室と、該第1,第2の検圧室における
各々の分室に連通し、前記複数素子の何れか2個の素子
両端近傍後流に開口する導通路を渦信号に応動するダイ
ヤフラムの変位方向が基準面に対して反対となるように
配設し、渦信号をダイヤフラム相互の変位量の和として
検出することを特徴とするものである。
実施例 第1図は、本考案の渦流量計の構成及びその動作原理を
説明するための平断面、第2図は第1図のA−A矢視断
面図で、図において、10は流管、(ここでは断面矩形
を選んでいるが、円形断面のものでもよい)、1aは流
体流入方向Qに対して頂点をもち後流が底辺である二等
辺三角形の第1素子、1bは該第1素子1aの底辺に平
行で且つ等しい幅の平板である第2素子、1cは第2素
子と平行で且つ等大の平板の第3素子、1dは第3素子
と平行で且つ等大な平板の第4素子であり、第1素子乃
至第4素子が順次等間隔に配設され、複合形の渦発生体
1をなしている。なお、この該渦発生体1は本出願人が
特公昭55−40804号公報において提案した渦発生
体である。110および120は各々第1検圧室、第2
検圧室で流管10外部に図示しない固定手段によって流
管10に対して対称的に配設され、渦の変動圧力を検知
するもので、各々ダイヤフラム15および16により第
1室11,第2室12、および、第3室13,第4室1
4に2分される。ダイヤフラム15,16は圧力に応動
して変位する、例えば、半導体ピエゾセンサとか弾性薄
板であり、変位量が抵抗,容量,インダクタンスの変化
として電気変換される。17は第1導圧路で第1素子1
d後流側の一端部に開口し第1検圧室110の第1室に
連通し、18は第4素子1d後流側の一旦端部に開口し
第1検圧室110の第2室に連通する第2導圧路であ
り、該第2導圧路側18が平均圧に対して正の場合、第
1導圧路17側は負の圧力となるようにこれらの開口部
が選ばれている。同様に19,20は第2検圧室の第1
室13および第2室14と第1素子1a後流側の他端お
よび第4素子1d後流の他端部に開口する第3および第
4の導圧路である。第3導圧路19は第1素子1aの後
流で第1導圧路17と反対側に位置するので、第1,第
3導圧路17,19の変動圧力の位相差は180°であ
る。同様に第4導圧路20は第4素子1dの後流で第2
導圧路18と反対側に位置するので第2,第4導圧路1
9,20の変動圧力の位相差は180°であるから第1
検圧室110側の圧力関係が前述の如くであれば第4導
圧路20側は負で第3導圧路19側は正の圧力となり、
ダイヤフラム15および16は各々反対側に変位する。
而して、渦発生体1の作用は第1素子1aから第4素子
1dに到る間に各々の素子で生じた渦対が千鳥状に順次
発達する渦増幅作用をもって第4素子1dより渦が剥離
して流出するものであるから、第1素子1aから第4素
子1dに到る一方側の圧力は交互に異なる位相で変化す
る。第1,第2導圧路17,18および第3,第4導圧
路19,20の開口位置は叙上の理由によるものであ
る。渦が剥離する第4素子1dにおける圧力変動が最も
大きくなり、従って、ダイヤフラム15,16の変位
も、これに従って大きく高感度となる。21,22は各
々第2,第4導圧路に設けられた可変絞りで、これら可
変絞り21,22は、外部振動により被測流体およびダ
イヤフラムにおよぼす慣性力を等しくする流路抵抗要素
で、各々の検圧室の分室と導圧路とで形成される容量と
流路抵抗による1次遅れ要素が外乱による同相ノイズ成
分として等しく作用するように調整される。尚、叙上に
おいては絞り手段21,22を装着した第1図について
のみ説明したが該絞り手段21,22を除いた第2,第
4導通路のみで構成しても本考案に含まれるものであ
る。
第3図は、本考案の他の実施例をしめす図で、この実施
例は渦発生体101が第1図の渦発生体1と異なり、流
れに面して等しい幅の後流側に底片をもつ断面二等辺三
角形をした第1素子11aと、平板である第2素子11
bと、該第2素子11bに平行な底辺をもつT字形の第
3素子11cとを順次等間隔を隔てて配置した複合渦発
生体で、本出願人が先に提案したものである。渦発生体
101の他の構成要素である第1検圧室110、第2検
圧室120および各々の導圧路は、第1図に示した実施
例と同一の機能、構成をもつもので、第1図に対応する
ものについては同一符号を付して説明を省く。ただ、こ
の実施例の場合第1導圧路17および第2導圧路19の
開口位置は第2素子11bと第3素子11cとの区間端
部近傍であり、各々のダイヤフラム15および16に対
して各々正負異なる渦変動圧力が印加される。
効果 以上の説明から明らかなように、本考案の渦流量計によ
れば、渦の増幅作用を効果的に利用でき、変動圧力も大
きくなるので小流感度を増す結果、広い流量範囲に亘っ
て流量計測ができ、信号成分は倍加し、同相ノイズ成分
は相殺するのでS/Nの優れた渦信号が得られる。ま
た、絞り手段を配設することにより導圧路と計測室との
流路インピーダンスを等しくできるので、更にS/Nの
優れた渦検出が可能となり、特に、被測流体が気体の場
合その効果が発揮できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の渦流量計の構造説明図で、流れ方向
からみた図、第2図は、第1図の矢視A−A断面図、第
3図は、本考案の他の実施例を示す図、第4図は、従来
例を示す図である。 10……流管、1,11a……渦発生体、110……第
1検圧室、120……第2検圧室、15,16……ダイ
ヤフラム、17……第1導圧路、18……第2導圧路、
19……第3導圧路、20……第4導圧路、21,22
……絞り手段。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後流側に底辺をもつ断面二等辺三角形を第
    1素子とし、該第1素子後流に底辺に平行でかつ等しい
    幅の複数の渦増幅素子を配設した複合形の渦発生体と、
    渦変動圧力に応動するダイヤフラムを2つの分室に区画
    するように配設した第1,第2の検圧室と、該第1,第
    2の検圧室における各々の分室に連通し、前記複数素子
    の何れか2個の素子両端近傍後流に開口する導通路を渦
    信号に応動するダイヤフラムの変位方向が基準面に対し
    て反対となるように配設し、渦信号をダイヤフラム相互
    の変位量の和として検出することを特徴とする渦流量
    計。
  2. 【請求項2】渦発生体を後流側に底辺をもつ断面二等辺
    三角形を第1素子と、平板である第2素子と、該第2素
    子に平行な底辺をもつT字形の第3素子とを順次等幅等
    間隔で配置したことを特徴とする請求項1記載の渦流量
    計。
  3. 【請求項3】平行な各々のダイヤフラムに関し同一側の
    導通路に絞り手段を配設し他方側の導通路の流路抵抗を
    等しくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の渦流
    量計。
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