JPH062680B2 - 入歯による金属アレルギ−症のテスト絆 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、歯科医師により歯の治療を受ける際に患者
自身が金属アレルギー症であることを知らない場合にテ
ストの為に医師が使用するものである。

従来の技術 歯の治療にあたり良く使用される金属にはサンプラ、
金、アマノガム等があり、サンプラはニッケルとクロゥ
ムの合金であり、アマノガムは水銀とパラジュウムの合
金であり共に金属アレルギー症の体質の人には不向きな
金属であるが、自分の体質に気がつかずに歯の治療に金
属を使い、数年経過してから皮膚に原因不明の湿疹が出
る場合が多い。

発明が解決しようとする問題点 この発明は、前期のごとく歯の治療に金属を利用しよう
とする患者に対して医師が事前にテストを目的として使
用するものであり、口の中に二種類の金属を設けると唾
液が媒介となり金属のイオン化傾向により熱起電流が生
じてごく微量の電流が流れる、その際に片側の金属が唾
液中に溶解して胃や腸から吸収され体内を回り、汗とし
て出る際に皮膚に作用して炎症を起こす、それが金属ア
レルギー症体質の人の症状である。

問題点を解決するための手段 （イ）粘着シートの接着面に水銀、ニッケル、クロゥ ム、パラジュウムの電解溶液を浸した布片を配置 し、保管中に溶液の乾燥を少なくする為に布片の 上に剥離紙を貼る。

（ロ）皮膚より剥離した際に金属溶解液の付着した位 置を間違えない為にそれぞれの金属の名称を粘着 シートの非接着面に明記し、金属溶解液の布片と の位置を合わせる。

（ハ）粘着シートより剥離紙を剥す場合と、テストの 際に皮膚より為に粘着 粘着シートを剥し易くするシートの片方の隅に金
属溶解液の付着していない 剥離材（６）を設ける。

作 用 粘着シート（１）より剥離紙（７）を剥し皮膚に付着す
る、後日粘着シートの金属溶解液の付着していない剥離
材（６）をつまみ皮膚より剥す、金属溶解液の浸した布
片が接触していた部分の皮膚に炎症や湿疹が生じていれ
ばその患者は湿疹が生じていた部分の金属にたいするア
レルギー症であることがわかる 実 施 例 歯の治療において金属を使用することを望む患者に対し
医師が問診をおこない、金属アレルギーについて患者自
身が自覚していない場合にこのテスト絆（１）の剥離紙
（７）を剥し、着衣に隠れて外観上見えないところの皮
膚に接着する。

後日再来の際にテスト絆の剥離材（６）をつかみ皮膚よ
り剥す、畏怖に金属溶解液の布片が接触していた処に湿
疹又は炎症が生じていた場合はその金属に対するアレル
ギー症の体質をもつ患者であることがわかるので材質の
異なる入歯を患者に薦めることができる。

発明の効果 金属アレルギーによる体質検査は総合病院や検査設備の
整った診療所又は検査所等へ行き時間と多額な費用をか
けて検査することはできるが、入歯に使用する材料のみ
の検査であれば歯の予備治療の際に合わせて行なうこと
ができて費用も接着シートのみであるため格安に検査が
できる。

【図面の簡単な説明】

第一図は本考案の斜視図。 第二図はテスト絆接着面の平面図。 第三図はテスト絆の側面図。 第四図はテスト絆の裏面の平面図である。 （１）は接着シート。 （２）は水銀溶解液の含む布片。 （３）はニッケルの溶解液を含む布片。 （４）はクロゥムの溶解液を含む布片。 （５）はパラジュウムの溶解液を含む布片。 （６）は金属溶解液を含まない剥離剤。 （７）は接着シートの剥離紙。 （８）は接着シート裏面における金属溶解液の名称の明
記。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】次の各行程からなる金属アレルギー症のテ
   スト絆である。 （イ）粘着シートの接着面（１）に水銀、ニッケル、ク
   ロゥム、パラジュウム等その他の元素の電解溶液を含む
   布片を設ける。 （ロ）粘着シートの接着面の裏側にそれぞれの金属溶解
   液名を明記する。 （ハ）粘着シートの片方の隅に金属溶解液を含まない剥
   離材を設ける。 （ニ）粘着シートの接着面に剥離紙を貼る。