JPH06267U - バスタブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バスタブにおいて、浴湯内にも超音波を含む
音波振動を効率良く伝達させ同時に消泡効果を与えるこ
とを目的とする。 【構成】 浴槽本体１Ａの浴湯基準水線面１Ｂ下に音波
発振装置２を設けて構成され、浴湯内に音波振動を伝達
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はバスタブの改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、疲労回復、特に精神安定効果などを目的として浴室内に音響スピーカを 設け、精神安定効果のある音楽あるいは環境音などを流す浴室システムが知られ ている。

【０００３】

【従来技術の問題点】

ところで、上記浴室システムにおいては、浴室内に流れる効果音は専ら浴室内 の空気中のみを伝わり、浴湯内には殆ど伝わらない。また、音波振動の内、超音 波に属するものは人体に対するマッサージ効果があるとされ、このような振動は 上記システムを駆動させても直接人体に伝わらないのでそれだけ音波が無駄とな る問題があった。 さらに、特に洋式浴槽の場合、浴槽内で洗剤を使用する場合があるが、浴湯を 落とす際に泡が残ってその排除に手間取るなどの問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は上記問題点に鑑み、浴湯内にも超音波を含む音波振動を効率良く伝 達させ同時に消泡効果も得られるバスタブを提供することを目的としてなされた ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

即ち、この考案のバスタブは、浴槽本体１Ａの浴湯基準水線面１Ｂ下に音波発 振装置２を設けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【実施例】 次に、この考案の実施例を説明する。 図１はこの考案の実施例の断面図である。

【０００７】 この考案のバスタブ１は、浴槽本体１Ａの浴湯基準水線面１Ｂ下に、スピーカ あるいは超音波発振器などの音波発振装置２を設けて構成されている。図中２Ａ は音波発振装置２のアンプを示す。 なお、上記音波発振装置２として通常の可聴帯音波を発振する場合は、水中ス ピーカが、また超音波を発振する場合は磁歪式超音波発振器などが使用される。

【０００８】 この考案のバスタブ１において、基準水面１Ｂまで浴湯を張り、音波発振装置 ２より音波ないしは超音波を発振させれば、その振動が浴湯を介して人体に伝わ り、全身にその振動の効果が与えられる。 そのため、振動によるマッサージ効果が得られる。特に超音波振動の場合はそ の効果がある。 またバスタブ１内で使用した洗剤の泡が生じても、音波振動により速やかに消 泡し、浴湯を落とす際もスムーズに排水出来る。

【０００９】

【考案の効果】

この考案は以上説明したように、バスタブ１内に浸かった際、人体には音楽と 同調した振動や超音波が伝わるので、その振動によるマッサージ効果が得られ、 またバスタブ１内で生じた泡も速やかに消されるので排水もスムーズになるなど の実用的効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の断面図である。

【符号の説明】 １ バスタブ １Ａ 浴槽本体 １Ｂ 浴湯基準水線面 ２ 音波発振装置 ２Ａ アンプ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 原田 大 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株式 会社クボタ滋賀工場内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴槽本体１Ａの浴湯基準水線面１Ｂ下に
   音波発振装置２を設けたことを特徴とするバスタブ。