JPH06267715A - 短冊状基板の電極用塗料塗布装置 - Google Patents

短冊状基板の電極用塗料塗布装置

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JPH06267715A
JPH06267715A JP5075088A JP7508893A JPH06267715A JP H06267715 A JPH06267715 A JP H06267715A JP 5075088 A JP5075088 A JP 5075088A JP 7508893 A JP7508893 A JP 7508893A JP H06267715 A JPH06267715 A JP H06267715A
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JP
Japan
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coating
strip
chuck
electrode
shaped substrate
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Application number
JP5075088A
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English (en)
Inventor
Masayuki Shirota
正之 代田
Noriyo Hayashi
憲世 林
Naotoshi Ichimura
直利 市村
Tomoyuki Kojima
智幸 小島
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Seiwa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Seiwa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短冊状基板の両側長辺縁部に電極用塗料を簡
単に、かつ確実に厚く塗布するようにした電極用塗料塗
布装置を提供する。 【構成】 塗布用回転体17を間歇回転させ、塗料溜1
2内の銀塗料6を塗布部18に保有させる。間歇回転さ
れる円板23に複数組の塗布用制御装置24を備える。
各塗布用制御装置24は短冊状基板5の両側短辺縁部を
挟持する一対のエアチャック33をパルスモータ40の
駆動により間歇回転させるとともに、エアシリンダ装置
42の伸縮により塗布用回転体17側と、離隔側とに移
動させる。短冊状基板5を挟持したエアチャック33等
の間歇回転と移動の動作を組み合わせて行い、短冊状基
板5の各長辺縁部を塗布部18の銀塗料6に挿入して離
脱させ、各長辺縁部に銀塗料6を塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、角チップ固定抵抗器等
の角チップ電子部品の製造に際し、セラミックス製割溝
付の短冊状基板の両側長辺縁部に電極となる塗膜を形成
するために用いる電極用塗料塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一例として、角チップ固定抵抗器の製造
順序について説明する。図9(a)に示すセラミックス
製の基板1は、あらかじめ縦横の格子状に割溝2、3
(割溝3の間隔より割溝2の間隔が広い)が形成され、
数百個の長方形状の素子4に区画されて焼成され、割溝
2、3側の片面に抵抗ペーストが塗布され、トリミン
グ、表面保護塗料の塗布および捺印が行われている。こ
のセラミックス製割溝付の基板1を割溝2に沿って分割
して図9(b)に示すように、割溝付の短冊状基板5を
形成し、この短冊状基板5の両側長辺縁部における表
面、裏面および端面に図9(c)に示すように、電極用
の銀塗料6を塗布して乾燥する。その後、短冊状基板5
を割溝3に沿って図9(d)に示すように、各素子4ご
とに分割する。
【0003】従来、図9(b)に示す短冊状基板5の両
側長辺縁部における表面、裏面および端面に図9(c)
に示すように、電極用の銀塗料6による塗膜を形成する
には、一般的に印刷方式、めっき方式が用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の印刷方式、めっき方式では、銀塗料6による塗膜が
薄く、信頼性に劣り、また、塗膜形成作業に時間を要す
るなどの問題があった。
【0005】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、短冊状基板の両側長辺縁部に電極用塗
料を簡単に、かつ確実に厚く塗布することができ、した
がって、信頼性を向上させることができるとともに、塗
布作業能率を向上させることができるようにした短冊状
基板の電極用塗料塗布装置を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、回転可能に支持された塗布用
回転体と、この塗布用回転体を間歇的に回転させる駆動
手段と、上記塗布用回転体の塗布部に保有させる電極用
塗料が溜められた塗料溜と、短冊状基板の短辺側を挟持
するチャック、このチャックを回転可能に支持する回転
支持手段、上記チャックを間歇回転させる回転駆動手
段、上記チャックを支持した回転支持手段および上記回
転駆動手段を上記塗布用回転体側と離隔側へ順次移動さ
せ、上記チャックにより挟持している上記短冊状基板の
長辺縁部を上記塗布部に保有している電極用塗料に挿入
して離脱させることができるように支持する移動支持手
段、上記チャックを支持した回転支持手段および回転駆
動手段を移動させる移動駆動手段を有する塗布用制御装
置とを備えたものである。
【0007】上記目的を達成するための本発明の他の技
術的手段は、上記技術的手段における塗布用制御装置を
駆動手段により間歇回転される円板に複数組備えたもの
である。
【0008】上記目的を達成するための本発明の更に他
の技術的手段は、上記各技術的手段において、塗布用回
転体に付着した不要な電極用塗料を除去するスクレーパ
を備えたものである。
【0009】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、塗布
用回転体を駆動手段により間歇回転させるとともに、塗
布用回転体の塗布部に塗料溜の電極用塗料を保有させ、
一方、塗布用制御装置において、回転支持手段、短冊状
基板の短辺側を挟持したチャックおよび回転駆動手段を
移動支持手段および移動駆動手段により塗布用回転体側
と離隔側へ順次移動させる動作と、短冊状基板の短辺側
を挟持したチャックを回転駆動手段により間歇回転さ
せ、短冊状基板の両側長辺縁部を塗布用回転体の塗布部
に対向させる動作を組み合わせて行い、短冊状基板の各
長辺縁部を塗布用回転体の塗布部に保有している電極用
塗料中に挿入して離脱させることにより、各長辺縁部に
電極用塗料を塗布することができる。そして、塗布部に
所望量の電極用塗料を保有させることにより、電極用塗
料を短冊状基板の両側長辺縁部に所望の幅と厚さで塗布
することができる。このように短冊状基板の長辺縁部を
塗布用回転体の塗布部に保有している電極用塗料中に挿
入して離脱させる簡単な作業により短冊状基板の両側長
辺縁部に電極用塗料を確実に厚く塗布することができ
る。
【0010】また、塗布用制御装置を駆動手段により間
歇回転される円板に複数組備えることにより、チャック
に対する短冊状基板の供給作業と、チャックにより挟持
した短冊状基板の電極用塗料の塗料作業と、塗布後の短
冊状基板の排出作業とを別々の箇所で並行して行うこと
ができる。
【0011】また、スクレーパを備えることにより、塗
布用回転体に不要な電極用塗料が付着しないように除去
し、塗布部に電極用塗料を常に均一に保有させることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。まず、本発明の第1の実施例について
説明する。図1ないし図4は本発明の第1の実施例にお
ける短冊状基板の電極用塗料塗布装置を示し、図1は一
部破断正面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は
一部拡大斜視図、図4は電極用塗料の塗布動作説明用の
一部拡大側面図である。
【0013】図1、図2に示すように、基台11上に塗
料溜12が設置され、塗料溜12には電極となる塗料で
ある銀塗料6が溜められている。基台11上には塗料溜
12を挟むように一対の支持台14、15が固定され、
両支持台14、15に水平方向に配置された回転軸16
の両側部が回転可能に支持されている。回転軸16の中
間部上には塗布用回転体17が回転軸16と一体に回転
し得るように支持されている。塗布用回転体17には塗
布部18が均等割位置で複数箇所(図示例では90度ピ
ッチで4箇所)に設けられている。各塗布部18は円柱
体の一部が平面状に切断されて形成され、塗布用回転体
17の回転に伴い、上部と下部で水平面となり、両側部
で垂直面となり、下部に位置する際、塗料溜12内の銀
塗料6中に挿入されるようになっている。回転軸16の
突出端部上にはタイミングホイール19が固定され、こ
のタイミングホイール19とパルスモータの出力軸に連
係されたタイミングホイール(共に図示省略)とにタイ
ミングベルト20が掛けられている。そして、パルスモ
ータの駆動によりタイミングベルト20を介してタイミ
ングホイール19、回転軸16および塗布用回転体17
が90度ずつ間歇回転される。したがって、銀塗料6中
を通過した塗布部18は銀塗料6を保有し(図4参
照)、一側部、上部、他側部を順次経て再び銀塗料6中
に挿入されるように循環する。支持台14、15には横
材21が固定され、横材21にはスクレーパ22の基部
が固定されている。スクレーパ22は先端側が二股状に
形成され、塗布用回転体17の各塗布部18に銀塗料6
を均一に保有させ、不要な銀塗料6を掻き取って除去す
ることができるようになっている。
【0014】基台11の上方に垂直方向の回転軸(図示
省略)により円板23が回転可能に支持され、円板23
の外周部には塗布用制御装置24が均等割位置で放射状
に複数組備えられている(図においては1組のみ示して
いる。)。回転軸および円板23はパルスモータ等の駆
動源(図示省略)により動力伝達機構(図示省略)を介
して間歇回転され、各塗布用制御装置24が短冊上基板
5の供給位置(図示省略)から上記塗布用回転体17、
排出部(図示省略)を経て再び上記供給装置へ戻り、上
記サイクルを繰り返すことができる。
【0015】その詳細について説明すると、円板23の
外周部に形成された切欠溝25内に支持台26が固定さ
れている。支持台26の前端部と中間部の下面両側部に
各一対の支持脚27が固定され、各組の支持脚27の内
側対向面には垂直方向にあり溝28が形成されている。
4本の支持脚27の内側に配置された支持フレーム29
は、支持板30とこの支持板30の前後両側に一体的に
設けられた脚部31とから成り、各脚部31の両側に垂
直方向で一体的に設けられたあり32が各支持脚27の
あり溝28に係合され、支持フレーム29が支持脚27
にあり32とあり溝28の案内により垂直方向に移動可
能に支持されている。両脚部31の先端部にエアチャッ
ク33が対向して回転可能に支持され、エアチャック3
3はエアホース34によりエアコンプレッサ(図示省
略)に連結されている。そして、例えば、エアコンプレ
ッサからエアチャック33にエアが供給されると、一対
のチャック部材35が閉じて短冊状基板5の両側短辺縁
部が挟持され、エアがエアチャック33から排出される
と、チャック部材35が開いて短冊状基板5が解放され
るようになっている。
【0016】両脚部31の基部に回転軸36の両側部が
回転可能に支持されている。回転軸36の両側突出端部
上には歯車37が固定され、各歯車37は各エアチャッ
ク33の基部上に固定された歯車38に噛合わされてい
る。支持フレーム29には支持アーム39が一体的に設
けられ、支持アーム39にはパルスモータ40が支持さ
れている。パルスモータ40の出力軸41が一方の歯車
37に連係されている。したがって、パルスモータ40
の駆動により歯車37等を介して歯車38、チャック3
3およびこのチャック33で挟持された短冊状基板5が
90度、若しくは180度ごとに間歇回転される。すな
わち、短冊状基板5のチャック33に対する供給時には
90度ごとに間歇回転され、塗布用回転体17の塗布部
18に対向する塗布時には180度ごとに間歇回転され
る。
【0017】支持フレーム29の支持板30の中央部と
支持台26との間にエアシリンダ装置42が連結され、
エアシリンダ装置42のピストンロッド43の伸縮によ
り支持フレーム29、パルスモータ40、チャック33
およびこのチュック33に挟持された短冊状基板5等が
下降され、若しくは上昇される。エアシリンダ装置42
の前後において、支持フレーム29の支持板30に設け
られたばね掛け44と支持台26に設けられたばね掛け
45とに引張ばね46の両端が係合され、この引張ばね
46の引張力により支持フレーム29、パルスモータ4
0、チャック33および短冊状基板5等が上方へ付勢さ
れている。支持台26にはエアシリンダ装置42の前後
において、ストッパ47が下垂して取り付けられ、この
ストッパ47により支持フレーム29の支持板30が当
接されることにより、支持フレーム29、パルスモータ
40、チャック33および短冊状基板5等の上昇が規制
される。
【0018】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。上記のように円板23等を間歇回転させ
るとともに、塗布用回転体17を間歇回転させる。塗布
用制御装置24は短冊状基板5の供給位置で停止された
状態では、上記のようにパルスモータ40の駆動により
各エアチャック33が90度回転して一対のチャック部
材35が上下方向で開放されている。そこで、供給装置
により図9(b)に示す短冊状基板5を横向きにしてエ
アチャック33、33間に供給すると、各エアチャック
33の一対のチャック部材35が閉じ、短冊状基板5の
各短辺縁部の中央部を挟持する。挟持後、パルスモータ
40の駆動により各エアチャック33を90度回転さ
せ、図1、図2に示すように、短冊状基板5を縦向きに
する。
【0019】そして、短冊状基板5を挟持した塗布用制
御装置24が塗布位置に到達すると、エアシリンダ装置
42のピストンロッド43を伸長させ、支持フレーム2
9、パルスモータ40、エアチャック33およびこのエ
アチャック33のチャック部材35に挟持された短冊状
基板5を引張ばね46の引張力に抗して下降させる。こ
の下降に伴い、短冊状基板5の下側に位置している長辺
縁部を、回転停止状態の塗布用回転体17における上部
に位置した塗布部18に保有している銀塗料6に挿入す
る(図4参照)。このとき、短冊状基板5の長辺縁の端
面を平面状の塗布部18に当接させるように下降させて
もよく、または塗布部18とに隙間を有するように下降
させてもよい。
【0020】その後、エアシリンダ装置42のピストン
ロッド43を縮めるとともに、引張ばね46の引張力に
より支持フレーム29、パルスモータ40、エアチャッ
ク33および短冊状基板5等を上昇させ、短冊状基板5
の下側に位置している長辺縁部を塗布用回転体17の塗
布部18の銀塗料6から離脱させる。これにより短冊状
基板5の下側に位置している長辺縁部の表面、裏面、端
面に銀塗料6をほぼ均一な厚さとなるように塗布するこ
とができる。また、上記のように塗布部18に保有して
いる銀塗料6はスクレーパ22により掻き取って常に均
一になるように保有させているので、短冊状基板5の長
辺縁部の表面と裏面に塗布した銀塗料6の幅を均一にす
ることができる。
【0021】続いて上記のようにパルスモータの駆動に
より塗布用回転体17を90度間歇回転させ、銀塗料6
を保有した次の塗布部18を上部に位置させる。一方、
上記のようにパルスモータ40の駆動によりエアチャッ
ク33およびこのエアチャック33のチャック部材35
に挟持されている短冊状基板5を180度回転させ、短
冊状基板5の他側の長辺縁を図3に示すように、上部に
位置している塗布部18に対向させる。そして、上記と
同様に、エアシレンダ装置42のピストンロッド43を
伸長させ、支持フレーム29、パルスモータ40、エア
チャック33およびこのエアチャック33のチャック部
材35に挟持された短冊状基板5を引張ばね46の引張
力に抗して下降させる。この下降に伴い、短冊状基板5
の下側に位置している長辺縁部を、回転停止状態の塗布
用回転体17における上部に位置した塗布部18に保有
している銀塗料6に挿入する(図4参照)。
【0022】その後、上記と同様に、エアシリンダ装置
42のピストンロッド43を縮めるとともに、引張ばね
46の引張力により支持フレーム29、パルスモータ4
0、エアチャック33および短冊状基板5等を上昇さ
せ、短冊状基板5の下側に位置している長辺縁部を塗布
用回転体17の塗布部18の銀塗料6から離脱させる。
これにより短冊状基板5の下側に位置している長辺縁部
の表面、裏面、端面に銀塗料6をほぼ均一な厚さとなる
ように、しかも、表面と裏面の幅が均一となるように塗
布することができる。
【0023】このようにして両側長辺縁部に銀塗料6を
塗布した短冊状基板5は上記のように円板23、塗布用
制御装置24等の間歇回転により排出部へ移送し、排出
部で上記のように両エアチャック33の各一対のチャッ
ク部材35を開放することにより、塗布後の短冊状基板
5を本装置外へ排出することができる。
【0024】以下、上記動作を繰り返すことにより、間
歇的に搬送されて来る短冊状基板5の両側長辺縁部に順
次、銀塗料6を塗布して次の乾燥工程へ間歇的に搬送す
ることができる。
【0025】試験の結果、銀塗料6を保有している塗布
部18に短冊状基板5の長辺縁部を挿入し、その後、離
脱させることにより、短冊状基板5の長辺縁部の表面、
裏面および端面に銀塗料6をほぼ均一な厚さで平滑に塗
布することができることを確認することができた。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図5および図6は本発明の第2の実施例における
電極用塗料塗布装置を示し、図5は一部拡大斜視図、図
6は電極用塗料の塗布動作説明用の一部拡大側面図であ
る。
【0027】本実施例の特徴とするところは、図5、図
6に示すように、塗布用回転体17の塗布部18を軸方
向に沿う溝状に形成し、間歇回転に際し、掬った銀塗料
6を確実に保有するようにした構成にあり、その他の構
成については上記第1の実施例と同様であるので、その
説明を省略する。
【0028】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。図7および図8は本発明の第3の実施例における
電極用塗料塗布装置を示し、図7は一部拡大斜視図、図
8は電極用塗料の塗布動作説明用の一部拡大側面図であ
る。
【0029】本実施例の特徴とするところは、図7、図
8に示すように、塗布用回転体17の塗布部18を軸方
向に沿い、回転方向の下流側が深く、回転方向の上流側
に至るに従い、次第に浅くなる溝状に形成し、間歇回転
に際し、掬った銀塗料6を確実に保有するとともに、短
冊状基板5の表面側と裏面側における銀塗料6の塗布幅
を変えることができるうにした構成にあり、その他の構
成については上記第1の実施例と同様であるので、その
説明を省略する。
【0030】なお、上記実施例では塗料溜12および塗
布用回転体17等を1箇所に設けた場合について説明し
たが、これら塗料溜12および塗布用回転体17等を2
箇所に設け、最初の箇所の塗布用回転体17により短冊
状基板5の一側の長辺縁部に銀塗料6を塗布し、次の箇
所の塗布用回転体17により短冊状基板5の他側の長辺
縁部に銀塗料6を塗布してもよい。また、上記実施例で
は、塗料溜12を塗布用回転体17の下側に配置してい
るが、塗料溜から銀塗料6を吐出させて塗布用回転体1
7の塗布部18に保有させるようにすれば、塗料溜を塗
布用回転体17の側方に配置することもできる。また、
上記実施例では、塗布用制御装置24を間歇回転させる
円板22に複数組備え、塗布用制御装置24のエアチャ
ック33に対する短冊状基板5の供給作業と、エアチャ
ック33により挟持した短冊状基板5に対する銀塗料6
の塗布作業と、塗布後の短冊状基板5の排出作業とを別
々の箇所で並行して行うことができるようにして構成の
簡素化を図るとともに、供給作業、塗布作業および排出
作業の迅速化を図ることができるようにしているが、短
冊状基板5の供給、排出手段を移動させるようにすれ
ば、塗布用制御装置24を1箇所の定位置に設け、この
定位置で上記各作業を行うようにすることもできる。本
発明は、このほか、その基本的技術思想を逸脱しない範
囲で種々設計変更することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、塗
布用回転体を駆動手段により間歇回転させるとともに、
塗布用回転体の塗布部に塗料溜の電極用塗料を保有さ
せ、一方、塗布用制御装置において、回転支持手段、短
冊状基板の短辺側を挟持したチャックおよび回転駆動手
段を移動支持手段および移動駆動手段により塗布用回転
体側と離隔側へ順次移動させる動作と、短冊状基板の短
辺側を挟持したチャックを回転駆動手段により間歇回転
させ、短冊状基板の両側長辺縁部を塗布用回転体の塗布
部に対向させる動作を組み合わせて行い、短冊状基板の
各長辺縁部を塗布用回転体の塗布部に保有している電極
用塗料中に挿入して離脱させることにより、各長辺縁部
に電極用塗料を塗布することができる。そして、塗布部
に所望量の電極用塗料を保有させることにより、電極用
塗料を短冊状基板の両側長辺縁部に所望の幅と厚さで塗
布することができる。このように短冊状基板の長辺縁部
を塗布用回転体の塗布部に保有している電極用塗料中に
挿入して離脱させる簡単な作業により短冊状基板の両側
長辺縁部に電極用塗料を確実に厚く塗布することができ
る。したがって、信頼性を向上させることができるとと
もに、塗布作業能率を向上させることができる。
【0032】また、塗布用制御装置を駆動手段により間
歇回転される円板に複数組備えることにより、チャック
に対する短冊状基板の供給作業と、チャックにより挟持
した短冊状基板の電極用塗料の塗料作業と、塗布後の短
冊状基板の排出作業とを別々の箇所で並行して行うこと
ができる。したがって、構成の簡素化と作業の迅速化を
図ることができる。
【0033】また、スクレーパを備えることにより、塗
布用回転体に不要な電極用塗料が付着しないように除去
し、塗布部に電極用塗料を常に均一に保有させることが
できる。したがって、各短冊状基板に電極用塗料を簡単
に均一な幅で塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における短冊状基板の電
極用塗料塗布装置を示す一部破断正面図
【図2】同電極用塗料塗布装置を示し、図1のA−A矢
視断面図
【図3】同電極用塗料塗布装置を示す一部拡大斜視図
【図4】同電極用塗料塗布装置を示し、電極用塗料の塗
布動作説明用の一部拡大側面図
【図5】本発明の第2の実施例における短冊状基板の電
極用塗料塗布装置を示す一部拡大斜視図
【図6】同電極用塗料塗布装置を示し、電極用塗料の塗
布動作説明用の一部拡大側面図
【図7】本発明の第3の実施例における短冊状基板の電
極用塗料塗布装置を示す一部拡大斜視図
【図8】同電極用塗料塗布装置を示し、電極用塗料の塗
布動作説明用の一部拡大側面図
【図9】(a)はセラミックス製基板の斜視図 (b)はセラミックス製基板から形成した短冊状基板の
斜視図 (c)は短冊状基板の両側長辺縁部に銀塗料を塗布した
状態の斜視図 (d)は塗布後の短冊状基板を一素子に分割した状態の
斜視図
【符号の説明】
5 短冊状基板 6 銀塗料 12 塗料溜 17 塗布用回転体 18 塗布部 22 スクレーパ 23 円板 24 塗布用制御装置 33 エアチャック 40 パルスモータ 42 エアシリンダ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 智幸 東京都新宿区市谷本村町3番26号 正和産 業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された塗布用回転体と、
    この塗布用回転体を間歇的に回転させる駆動手段と、上
    記塗布用回転体の塗布部に保有させる電極用塗料が溜め
    られた塗料溜と、短冊状基板の短辺側を挟持するチャッ
    ク、このチャックを回転可能に支持する回転支持手段、
    上記チャックを間歇回転させる回転駆動手段、上記チャ
    ックを支持した回転支持手段および上記回転駆動手段を
    上記塗布用回転体側と離隔側へ順次移動させ、上記チャ
    ックにより挟持している上記短冊状基板の長辺縁部を上
    記塗布部に保有している電極用塗料に挿入して離脱させ
    ることができるように支持する移動支持手段、上記チャ
    ックを支持した回転支持手段および上記回転駆動手段を
    移動させる移動駆動手段を有する塗布用制御装置とを備
    えた短冊状基板の電極用塗料塗布装置。
  2. 【請求項2】 塗布用制御装置を駆動手段により間歇回
    転される円板に複数組備えた請求項1記載の短冊状基板
    の電極用塗料塗布装置。
  3. 【請求項3】 塗布用回転体に付着した不要な電極用塗
    料を除去するスクレーパを備えた請求項1または2記載
    の短冊状基板の電極用塗料塗布装置。
JP5075088A 1993-03-10 1993-03-10 短冊状基板の電極用塗料塗布装置 Pending JPH06267715A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113714026A (zh) * 2021-08-30 2021-11-30 泰兴市中能高科新型材料有限公司 一种硅胶垫周边上色设备

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